クロスロード

つよけん

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第一部ルート4「動き出す歯車」

始まり7

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俺の指示でみんなと屋上に登り、鉄の扉から外へ出た。
外は長い年月放置されている事がよくわかる。
床一面に苔のような物がびっしりと引き詰められ気をつけて歩かないとよく滑る。

「時間稼ぎの為って言ってたけど、なんで屋上に登ったの?」

アサトは疑問を問いかけてくる。

「警備ロボットは水平移動にめっぽう強いが、登り降りの行動には不向きで階段を登る行為には時間がかかるはずだ。」
「それでこれからどうするの?」

シエルが不安そうに聞いてきた。

「まずは戦えそうな武器の確認だ。俺の体の装備は全てない。ただ銃弾さえあれば飛ばせるはずだ。」
「そんな都合のいいものは、この場所にないわよ。」

シエルがため息をつく。

「そういえば私の服はどうしたの?」
「アリルの服は血まみれだったから脱がして、さっきの部屋に置いてあるわよ。」

見れば確かに一度戦闘を交えた時の服装ではなく、包帯と布切れだけの服装だ。

「私の服の中に落としてなければカード状のミラージュホログラムシステムが入ってるはず。まだ何回か使えるわよ。」
「それは使えるな。だが戻るのは危険が伴うな。」

以前の戦闘の時に俺を惑わせた厄介なシステムだ。
敵だと厄介だが、味方だととても頼もしい一品。

「ひとつ提案があるよ。」

アサトが考えながら口を開いた。

「銃弾は何ミリでも合うの?」
「基本的に全ての銃弾をセットできる。よほど古い物や、対戦車用ライフルの物は例外になるが…。」
「危険が伴うんだけど警備ロボットを一体おびき寄せて、そこから銃弾を奪えないか?」

それはいい作戦だ。

「でもどうやって警備ロボットを無効化するの?」
「1体を誘き寄せてくれさえすれば、俺が無効化する。近接のパワーだけだったら壁を壊せるぐらいはある。」

シエルが思い出したく無さそうな顔で

「あぁ~…捕まった時、壁ぶち抜いてたわね…。」

その後考えた後に、

「それじゃぁ、私が囮になるよ。スピードには自信があるから。」

データ上で獣人は運動能力が桁違いに高いと聞いた事がある。
例外はあるみたいだが…
ポルテは必死で説得をし始める。

「そんな危険な事はしちゃダメだよ!」
「これが最善だと思うから立候補したのよ!それともあんたがやってくれるの?」
「ひぃ!ごめんなさい!」

上下関係がハッキリしている獣人達だな。

「時間は限られている。まずは銃弾を入手する事に専念しよう。その後ミラージュホログラムシステムを取りに行き敵を撹乱させて、この場所から逃走しよう。」

俺たちは囮作戦を軽く説明して、早速行動に移った。


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