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第一部ルート5「つばさ」
侵入3
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「遅くなってごめん…。少し離れすぎてた。」
俺は押さえつけられて顔が涙と泥でグシャグシャのシエルに声をかける。
ずっと怯え震えた声で痛みと涙を必死に堪えているのが見ていて痛々しい…。
「おかしいですねぇ…。すぐには追いつけない距離にいたはずだったんですが…。」
全て見透かされていた行動だったのか。
シエルをこんな風に苦しめた事に対して、感情の高ぶりが激情となり表に出た。
「お前は許さないぞ…。」
「うわぁ!怖いですねぇ…そんな目で僕を見ないで下さいよぉ~。」
何か掴みどころのない、嫌な空気のまま淡々としゃべってくる。
「ただただ戯れて遊んであげていた、それだけなんですからぁ…。」
「遊びにしては、冗談じゃ通じないところまでいってたと思うんだけど。」
鼻で笑う機人。
「これが機人のスタイルなんですよぉ?」
「嘘を付け!少なくともハクシはそんな事しない!」
前にいる機人は頭にハテナマークが出ているように、首をかしげている。
しばらく考え込んでいたが、回答を導き出したかのようなスッキリした表情で。
「あぁ!ハクシとは先輩のことですねぇ!さっき処分した人の事なんか記憶に残りませんよぉ!」
今何て言った…。
ハクシが処分された?
「僕を止めに来たとか言って、飛び出してきたんですけどねぇ~。冷静な判断と裏腹に単純な落とし穴に落ちて今頃スクラップ置き場で溶鉱炉にそのままダイブしてる所じゃないですかぁね?」
この事を知り僕の沸点が更に熱く急上昇をする。
条件反射的に怒りに身を任せ、ポルテの爪を握り締めて機人に飛びかかった。
「許さない!!!」
やれやれと思っている表情で余裕を見せている。
敵の寸前の所で攻撃を繰り出そうとした時に、上空から操られている天人が舞い降りて機人の周りに盾のように陣を取った。
「いいんですかぁ?この天人達が傷ついても。」
こちらは一切アリルの仲間達には迂闊に攻撃出来ない事を知りっての行動。
なんて卑劣な…。
僕は急ブレーキをかけてバックステップで一度距離を取り直す。
体制を立て直してどう立ち回ろうか考えていた時だった…。
後方からシエルの震えたかすれた声が訴えかけてくる。
「ごめん…アサト…。」
「これでチェックメイトですねぇ。」
シエルの方向へ目を向けると天人の一人がシエルの頭に銃を突き付けていた。
僕は完全に何も動けなくなった。
機人の周りの天人達もこちらに銃口を向ける。
「あなた方は傷だらけの天人とは違い、先輩と同様で利用価値がないので処分させて頂きますねぇ。…そうですねぇ、何か言い残すことはありますかぁ?」
万事休すか…。
次に思考を巡らせようとした時には、僕の意識はそこから無くなっていた。
俺は押さえつけられて顔が涙と泥でグシャグシャのシエルに声をかける。
ずっと怯え震えた声で痛みと涙を必死に堪えているのが見ていて痛々しい…。
「おかしいですねぇ…。すぐには追いつけない距離にいたはずだったんですが…。」
全て見透かされていた行動だったのか。
シエルをこんな風に苦しめた事に対して、感情の高ぶりが激情となり表に出た。
「お前は許さないぞ…。」
「うわぁ!怖いですねぇ…そんな目で僕を見ないで下さいよぉ~。」
何か掴みどころのない、嫌な空気のまま淡々としゃべってくる。
「ただただ戯れて遊んであげていた、それだけなんですからぁ…。」
「遊びにしては、冗談じゃ通じないところまでいってたと思うんだけど。」
鼻で笑う機人。
「これが機人のスタイルなんですよぉ?」
「嘘を付け!少なくともハクシはそんな事しない!」
前にいる機人は頭にハテナマークが出ているように、首をかしげている。
しばらく考え込んでいたが、回答を導き出したかのようなスッキリした表情で。
「あぁ!ハクシとは先輩のことですねぇ!さっき処分した人の事なんか記憶に残りませんよぉ!」
今何て言った…。
ハクシが処分された?
「僕を止めに来たとか言って、飛び出してきたんですけどねぇ~。冷静な判断と裏腹に単純な落とし穴に落ちて今頃スクラップ置き場で溶鉱炉にそのままダイブしてる所じゃないですかぁね?」
この事を知り僕の沸点が更に熱く急上昇をする。
条件反射的に怒りに身を任せ、ポルテの爪を握り締めて機人に飛びかかった。
「許さない!!!」
やれやれと思っている表情で余裕を見せている。
敵の寸前の所で攻撃を繰り出そうとした時に、上空から操られている天人が舞い降りて機人の周りに盾のように陣を取った。
「いいんですかぁ?この天人達が傷ついても。」
こちらは一切アリルの仲間達には迂闊に攻撃出来ない事を知りっての行動。
なんて卑劣な…。
僕は急ブレーキをかけてバックステップで一度距離を取り直す。
体制を立て直してどう立ち回ろうか考えていた時だった…。
後方からシエルの震えたかすれた声が訴えかけてくる。
「ごめん…アサト…。」
「これでチェックメイトですねぇ。」
シエルの方向へ目を向けると天人の一人がシエルの頭に銃を突き付けていた。
僕は完全に何も動けなくなった。
機人の周りの天人達もこちらに銃口を向ける。
「あなた方は傷だらけの天人とは違い、先輩と同様で利用価値がないので処分させて頂きますねぇ。…そうですねぇ、何か言い残すことはありますかぁ?」
万事休すか…。
次に思考を巡らせようとした時には、僕の意識はそこから無くなっていた。
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