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第一部ルート5「つばさ」
奪還4
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ちょっと前までは敵だった操られていた天人達は、拘束が解けたようでこちら側の戦力となってくれている。
きっとハクシとアリルが、目的を達成した事によって正気に戻れたのであろう。
「森の奥から迫ってきているロボット達は、私達が食い止めるわ。あなた達はその隙にあの機人をどうにかしてくれない?」
いつの間にか横に立っていた天人の一人が私に喋りかけてきた。
「もう大丈夫なの?」
「今はちゃんと自我があるから大丈夫よ。自由が効かない朦朧とした記憶の中で、ずっと隊長とあなた達は視認出来ていたから敵味方の区別はできているわ。」
素朴な疑問に対して120パーセント以上の回答が返ってきた。
とても頼もしい味方である。
天人達が一斉に翼を広げて、無数のロボット達の群れへ向かっていった。
私達も天人の期待に応えるべく、頑張らないと!
自分のパンツを破り銃弾が貫通した肩に、止血と気合いを入れる為に口をぐっと使いながら痛みに耐えつつキツく巻き締めた。
前方に落としていたポルテのナイフを拾い上げて、そのままアサトの真横に並び立つ。
目と目を合わせて同時に頷き、目の前の機人を二人で睨みつける。
「くそぉ!くそぉ!くそぉ!…」
突然、機人は奇妙な声で叫び出した。
しばらく経ってから声を収めると、うつむいていた顔をゆっくりと持ち上げて不気味な笑顔でこちらを見る。
「警戒した方が良さそうだ…。」
アサトが小声で耳打ちをする。
いくら2対1とは言えど、冷静に考えると機人の方が力は上で飛び道具を所持している。
何故か銃をあまり撃って来ないかは謎ではあるが…。
こちらの武器は近接戦闘のポルテの爪で作ったナイフのみ。
緊迫した空気が流れる。
追い詰めた気にはなっていたのだが…いざ戦かいましょうと思うと、どっからどう攻めればいいかなんて全然わからなかった。
戦闘経験の差は、確実に不利な条件の一つだろう。
先に動き出したのは機人の方だった。
身構えて警戒をさらに強める。
しかし攻撃を仕掛けてくる様子はなく、機人は養殖場の入り口までバックステップで下がっていった。
「僕は今とてもいい気分だ…。だから僕は養殖場ごと自爆する事になった。」
そう言い残し後ろ歩きのまま内部にゆっくりと消えていった。
何を言っているの?
自爆?
「まだ中にハクシとアリルがいるのに、自爆されたら二人が危ない!」
アサトの言葉にハッとさせられる。
「それにココってあんた以外の故人がいっぱいいるんでしょ?」
アサトは頷く。
そんな大勢の死人を出すわけにはいかない…。
食用とは言え生き物は生き物…。
助けてあげないと…。
「危険だけど、中に入って機人を止めるしかなさそうね…。」
私とアサトはいつ爆発して崩壊するかもわからない養殖場内部へと意を決して飛び込んだ。
きっとハクシとアリルが、目的を達成した事によって正気に戻れたのであろう。
「森の奥から迫ってきているロボット達は、私達が食い止めるわ。あなた達はその隙にあの機人をどうにかしてくれない?」
いつの間にか横に立っていた天人の一人が私に喋りかけてきた。
「もう大丈夫なの?」
「今はちゃんと自我があるから大丈夫よ。自由が効かない朦朧とした記憶の中で、ずっと隊長とあなた達は視認出来ていたから敵味方の区別はできているわ。」
素朴な疑問に対して120パーセント以上の回答が返ってきた。
とても頼もしい味方である。
天人達が一斉に翼を広げて、無数のロボット達の群れへ向かっていった。
私達も天人の期待に応えるべく、頑張らないと!
自分のパンツを破り銃弾が貫通した肩に、止血と気合いを入れる為に口をぐっと使いながら痛みに耐えつつキツく巻き締めた。
前方に落としていたポルテのナイフを拾い上げて、そのままアサトの真横に並び立つ。
目と目を合わせて同時に頷き、目の前の機人を二人で睨みつける。
「くそぉ!くそぉ!くそぉ!…」
突然、機人は奇妙な声で叫び出した。
しばらく経ってから声を収めると、うつむいていた顔をゆっくりと持ち上げて不気味な笑顔でこちらを見る。
「警戒した方が良さそうだ…。」
アサトが小声で耳打ちをする。
いくら2対1とは言えど、冷静に考えると機人の方が力は上で飛び道具を所持している。
何故か銃をあまり撃って来ないかは謎ではあるが…。
こちらの武器は近接戦闘のポルテの爪で作ったナイフのみ。
緊迫した空気が流れる。
追い詰めた気にはなっていたのだが…いざ戦かいましょうと思うと、どっからどう攻めればいいかなんて全然わからなかった。
戦闘経験の差は、確実に不利な条件の一つだろう。
先に動き出したのは機人の方だった。
身構えて警戒をさらに強める。
しかし攻撃を仕掛けてくる様子はなく、機人は養殖場の入り口までバックステップで下がっていった。
「僕は今とてもいい気分だ…。だから僕は養殖場ごと自爆する事になった。」
そう言い残し後ろ歩きのまま内部にゆっくりと消えていった。
何を言っているの?
自爆?
「まだ中にハクシとアリルがいるのに、自爆されたら二人が危ない!」
アサトの言葉にハッとさせられる。
「それにココってあんた以外の故人がいっぱいいるんでしょ?」
アサトは頷く。
そんな大勢の死人を出すわけにはいかない…。
食用とは言え生き物は生き物…。
助けてあげないと…。
「危険だけど、中に入って機人を止めるしかなさそうね…。」
私とアサトはいつ爆発して崩壊するかもわからない養殖場内部へと意を決して飛び込んだ。
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