21 / 60
第21話 黒髪の影、畑の端で
しおりを挟む
風が畑を渡り、“初恋草”の若葉がさらさらと音を立てた。
王都から戻ってきて幾日か――わたくしはいつものように籠を片手に、朝の見回りをしていた。泥の匂い、陽に温められた木の匂い、そしてかすかなミントの香り。これらが混ざると、不思議と胸が落ち着くのだから現金なものだ。
「――すまない、ここはヴァレンティーヌ嬢の畑か?」
声の方へ振り向くと、畝の端に黒い外套の男が立っていた。長い前髪が影を落とし、瞳だけがやけに静かだ。朝日を背にした輪郭は、少し荒んでいて、それでいて場違いなほど整ってもいる。
「ええ、そうですわ。所有者本人の立会いのもと、いまから“抜き取り審査”を執行いたしますけれど、あなたはどなた?」
「……レオン。旅の者だ」
短い名乗り。靴は擦り減っているが、歩き方は軽い。畝を踏まぬように進む足取りに、田舎の人間ではない癖がのぞく。
――訓練された足さばき。兵、あるいは……騎士?
「旅の方にしては、畑の歩き方をご存じのようね」
「失礼のない範囲で学んだ」
「まあ、礼儀を知る旅人。珍しい標本ですの。観察用に一人は欲しかったところ」
男は一瞬だけ口元を緩めた。笑うと年相応の若さが出る。その笑みが、どこか懐かしい。
――どこで、この声を……?
「用件を伺いますわ、レオンさん。畑の見物だけでしたら入場料をいただきます」
「入場料?」
「わたくしの気分が良くなるような言葉。さしあたり、紅茶――いえ、ハーブティーの誉め言葉などが無難ですわね」
「……辺境の風に合う香りだ。甘いが、泥の重みを忘れさせない」
「まあ。点数を差し上げますわ。七十五点」
「厳しい」
「貴族の採点基準は厳正ですもの」
軽口の応酬に、畑の端でマリオが目を丸くしている。「誰だ、あの黒いの……」とひそひそ。アデラおばあちゃんは腰に手を当て、「あの目は、遠くを見とる目じゃ」とだけ言った。遠く。つまり、過去か未来か――いずれにせよ、面倒な類いだ。
わたくしは籠を置き、扇子をぱちんと開いた。
「さて、旅のレオンさん。あなたが畑の端に立っている理由は、なんですの?」
「……護りたかった」
「ほう。また詩人が増えましたわ」
「ここ数日、森に獣が降りてきている。昨夜も畝の外の足跡を見た。爪痕が深い。人が噛まれれば厄介だ」
差し出されたのは泥のついた布。そこに刻まれた斜めの傷――確かに、猪にしては間隔が狭い。狼、かもしれない。
王都で“香り”の戦に明け暮れていた感覚が、土の上に戻っても消えていないことに、少しだけ苦笑する。
「忠告感謝しますわ。では、対策を。……マリオ、結界を張ります」
「けっ……かい?」
「煙と香りの結界ですの。獣は鼻で世界を判断しますからね」
灰桶、乾いたセージ、松脂。わたくしは慣れた手つきで火を起こし、青白い煙を立たせる。風下に沿って土手へと誘導しながら、香を弱く漂わせる。強すぎれば人もむせる。弱ければ獣が笑う。ほどよく、ほどよく――。
「手際がいい」
レオンの低い声。
「貴族は段取りですの。舞踏会も畑も、足運びが九割」
「……なるほど」
煙が帯になって森へ伸びる。わたくしは袖をまくり、杭を打つマリオに合図を送りながら、ふと背中に視線を感じた。
彼が見ている。わたくしの手つきではなく――わたくしそのものを。
「じろじろ見るのは有料ですのよ」
「失礼。美しい所作だった」
「――八十五点まで上がりましたわ」
午後、手が空くとレオンは小屋までついてきた。彼は扉の前で足を止め、まるで儀礼のように一礼する。
「入っていいか」
「泥を落としてから。わたくしの“優雅”は床から育ちますの」
湯を沸かし、初恋草に少しラベンダーを混ぜる。雨のあとで神経がささくれ立ちやすい日こそ、柔らかい鎮静が必要だ。蒸気が立ちのぼると、彼はわずかに目を細めた。剣先に指を当てたような、慎重な動き――やはり、兵の癖。
「どうぞ。辺境式ティー・セレモニーでございます」
「礼を言う。……温度が絶妙だ」
「舌が肥えていらっしゃる。旅人の割に」
沈黙。
彼はカップの縁に指をかけたまま、言葉を探すように息を整えた。
「ヴァレンティーヌ嬢」
「クラリッサで結構ですわ。あなたも旅の詩人ではなく、何かを背負った目をしている。長い名乗りは、まだ先にいたしましょう」
「……なら、短く問う。俺をこの村に置いてくれるか」
カップが卓上で小さく鳴った。
「宿の話? 働けます?」
「畑の見回り、夜の見張り、獣狩り。鍛冶の手伝いも少し」
「……多芸ですわね。多芸な旅人に村は慣れていませんの。警戒はします」
「当然だ」
わたくしは彼の目を見る。濁りはない。だが、澄みきってもいない。湖面の下に沈んだ月のような、ゆらぎ。
――この手の目は、嘘はつかない。ただ、全部は言わない。
「条件がございます」
「聞こう」
「一つ。畑の中では剣を抜かないこと。二つ。子どもたちの前では声を荒げないこと。三つ目――わたくしのブレンドを“草汁”と呼ばないこと」
「三つ目が一番難しい」
扇子の陰で笑うと、彼はわずかに肩を落とし、そしてうなずいた。
「約束する」
契約成立――と内心で印を押した矢先、外から短い悲鳴が走った。マリオの声だ。
わたくしたちは同時に立ち上がる。レオンが外套の内側に手を伸ばしたのを、わたくしは手で制した。
「剣は、畑の外で」
「……心得た」
駆け出す。畑の端、杭を打った先で、土が大きく抉れている。泥の中に浅い三本爪。――狼。しかも群れの先遣い。
香の帯は機能しているが、別の風穴を見つけたらしい。
「マリオ、下がって。アデラ、火を――!」
叫びながら、わたくしは腰の小袋を引いた。乾いた実――強い苦味を持つ野生の種。砕けば鼻を刺す。
正面の藪がさわ、と揺れ、灰色の影が低く構えた。金の眼。喉の奥でくぐもった音。
「レオン、右側の窪地を塞いで。風を切れば香りが回ります!」
返事は短く、「任せろ」。
彼は土手を二歩で駆け上がり、落ち葉を蹴って風を起こす。外套がはためき、煙が渦を巻く。狼が鼻を鳴らして一歩退いた瞬間、わたくしは種を砕き、指で円を描くように散らした。刺激臭が一気に広がり、獣の耳が伏せる。さらにセージの束に火を移し、煙の柱を細く立てて“壁”を作った。
「いま――!」
レオンが石を叩き、甲高い音を鳴らす。狼の視線がそちらへ跳ね、わたくしは香の壁を半歩前へ押し出した。灰の向こうで金の眼が、逡巡ののちに森へ退く。
……去った。
「はあ……成功、ですわね」
膝の力が少し抜けた。マリオが「すげぇ!」と跳ね、アデラが胸を撫で下ろす。
レオンは土の上で息を整えながら、わたくしを見た。
「剣より早いやり方だ」
「わたくし、血の匂いは嫌いですの」
言いながら、自分の指先にほんの僅かな震えを見つけた。戦は戦。香りであれ土であれ、心のどこかは冷たくなる。
レオンが視線でそれを拾ったのか、低く短く言った。
「大丈夫だ」
その声音が、意外なほど柔らかい。
――この声、やはりどこかで……。
夕暮れが降りてくる。香の壁を弱め、風に溶かしながら、わたくしは彼に向き直った。
「レオンさん。暫定的に、この村の“夜の見張り”をお願い致しますわ。報酬は宿と食事――それから、わたくしの指導つき」
「指導?」
「畑歩きと香りの常識講座。貴族式ですのよ」
彼は小さく笑い、右手を差し出した。
「契約成立だ、クラリッサ」
握手。手のひらは硬いが、温度は静かだ。
そのとき、外套の袖がずれ、手首に淡い傷跡がのぞいた。細く長い、剣の稽古でつく線ではない。昔の鎖の痕――拘束の跡。
「……旅の方は、ずいぶん重い荷をお持ちですのね」
「軽くするために、ここに来た」
「ではまず、荷ほどきから始めましょう。泥と香りは、重荷をほどく天才ですの」
小屋へ戻る道すがら、初恋草の香りが夕風に揺れた。
その香りの中で、わたくしは心のどこかがわずかにきしむのを感じる。懐かしさに似て、怖さにも似た――甘くて、危険な予感。
「レオンさん」
「なんだ」
「あなた、本当にただの旅人ですの?」
半歩、沈黙。
彼は空を見て、短く答えた。
「今は――ただの旅人だ」
“今は”。
わたくしは笑って扉を開けた。
「では、“今から”は、村の見張りですわ。いらっしゃいませ。不審者さん」
木の扉が閉まる寸前、遠い森の奥で狼の遠吠えがひとつ、細く途切れた。
夜が来る。畑に灯りがともる。
そして、黒髪の不審者の影が、わたくしの新しい日常の輪郭に静かに重なっていった。
王都から戻ってきて幾日か――わたくしはいつものように籠を片手に、朝の見回りをしていた。泥の匂い、陽に温められた木の匂い、そしてかすかなミントの香り。これらが混ざると、不思議と胸が落ち着くのだから現金なものだ。
「――すまない、ここはヴァレンティーヌ嬢の畑か?」
声の方へ振り向くと、畝の端に黒い外套の男が立っていた。長い前髪が影を落とし、瞳だけがやけに静かだ。朝日を背にした輪郭は、少し荒んでいて、それでいて場違いなほど整ってもいる。
「ええ、そうですわ。所有者本人の立会いのもと、いまから“抜き取り審査”を執行いたしますけれど、あなたはどなた?」
「……レオン。旅の者だ」
短い名乗り。靴は擦り減っているが、歩き方は軽い。畝を踏まぬように進む足取りに、田舎の人間ではない癖がのぞく。
――訓練された足さばき。兵、あるいは……騎士?
「旅の方にしては、畑の歩き方をご存じのようね」
「失礼のない範囲で学んだ」
「まあ、礼儀を知る旅人。珍しい標本ですの。観察用に一人は欲しかったところ」
男は一瞬だけ口元を緩めた。笑うと年相応の若さが出る。その笑みが、どこか懐かしい。
――どこで、この声を……?
「用件を伺いますわ、レオンさん。畑の見物だけでしたら入場料をいただきます」
「入場料?」
「わたくしの気分が良くなるような言葉。さしあたり、紅茶――いえ、ハーブティーの誉め言葉などが無難ですわね」
「……辺境の風に合う香りだ。甘いが、泥の重みを忘れさせない」
「まあ。点数を差し上げますわ。七十五点」
「厳しい」
「貴族の採点基準は厳正ですもの」
軽口の応酬に、畑の端でマリオが目を丸くしている。「誰だ、あの黒いの……」とひそひそ。アデラおばあちゃんは腰に手を当て、「あの目は、遠くを見とる目じゃ」とだけ言った。遠く。つまり、過去か未来か――いずれにせよ、面倒な類いだ。
わたくしは籠を置き、扇子をぱちんと開いた。
「さて、旅のレオンさん。あなたが畑の端に立っている理由は、なんですの?」
「……護りたかった」
「ほう。また詩人が増えましたわ」
「ここ数日、森に獣が降りてきている。昨夜も畝の外の足跡を見た。爪痕が深い。人が噛まれれば厄介だ」
差し出されたのは泥のついた布。そこに刻まれた斜めの傷――確かに、猪にしては間隔が狭い。狼、かもしれない。
王都で“香り”の戦に明け暮れていた感覚が、土の上に戻っても消えていないことに、少しだけ苦笑する。
「忠告感謝しますわ。では、対策を。……マリオ、結界を張ります」
「けっ……かい?」
「煙と香りの結界ですの。獣は鼻で世界を判断しますからね」
灰桶、乾いたセージ、松脂。わたくしは慣れた手つきで火を起こし、青白い煙を立たせる。風下に沿って土手へと誘導しながら、香を弱く漂わせる。強すぎれば人もむせる。弱ければ獣が笑う。ほどよく、ほどよく――。
「手際がいい」
レオンの低い声。
「貴族は段取りですの。舞踏会も畑も、足運びが九割」
「……なるほど」
煙が帯になって森へ伸びる。わたくしは袖をまくり、杭を打つマリオに合図を送りながら、ふと背中に視線を感じた。
彼が見ている。わたくしの手つきではなく――わたくしそのものを。
「じろじろ見るのは有料ですのよ」
「失礼。美しい所作だった」
「――八十五点まで上がりましたわ」
午後、手が空くとレオンは小屋までついてきた。彼は扉の前で足を止め、まるで儀礼のように一礼する。
「入っていいか」
「泥を落としてから。わたくしの“優雅”は床から育ちますの」
湯を沸かし、初恋草に少しラベンダーを混ぜる。雨のあとで神経がささくれ立ちやすい日こそ、柔らかい鎮静が必要だ。蒸気が立ちのぼると、彼はわずかに目を細めた。剣先に指を当てたような、慎重な動き――やはり、兵の癖。
「どうぞ。辺境式ティー・セレモニーでございます」
「礼を言う。……温度が絶妙だ」
「舌が肥えていらっしゃる。旅人の割に」
沈黙。
彼はカップの縁に指をかけたまま、言葉を探すように息を整えた。
「ヴァレンティーヌ嬢」
「クラリッサで結構ですわ。あなたも旅の詩人ではなく、何かを背負った目をしている。長い名乗りは、まだ先にいたしましょう」
「……なら、短く問う。俺をこの村に置いてくれるか」
カップが卓上で小さく鳴った。
「宿の話? 働けます?」
「畑の見回り、夜の見張り、獣狩り。鍛冶の手伝いも少し」
「……多芸ですわね。多芸な旅人に村は慣れていませんの。警戒はします」
「当然だ」
わたくしは彼の目を見る。濁りはない。だが、澄みきってもいない。湖面の下に沈んだ月のような、ゆらぎ。
――この手の目は、嘘はつかない。ただ、全部は言わない。
「条件がございます」
「聞こう」
「一つ。畑の中では剣を抜かないこと。二つ。子どもたちの前では声を荒げないこと。三つ目――わたくしのブレンドを“草汁”と呼ばないこと」
「三つ目が一番難しい」
扇子の陰で笑うと、彼はわずかに肩を落とし、そしてうなずいた。
「約束する」
契約成立――と内心で印を押した矢先、外から短い悲鳴が走った。マリオの声だ。
わたくしたちは同時に立ち上がる。レオンが外套の内側に手を伸ばしたのを、わたくしは手で制した。
「剣は、畑の外で」
「……心得た」
駆け出す。畑の端、杭を打った先で、土が大きく抉れている。泥の中に浅い三本爪。――狼。しかも群れの先遣い。
香の帯は機能しているが、別の風穴を見つけたらしい。
「マリオ、下がって。アデラ、火を――!」
叫びながら、わたくしは腰の小袋を引いた。乾いた実――強い苦味を持つ野生の種。砕けば鼻を刺す。
正面の藪がさわ、と揺れ、灰色の影が低く構えた。金の眼。喉の奥でくぐもった音。
「レオン、右側の窪地を塞いで。風を切れば香りが回ります!」
返事は短く、「任せろ」。
彼は土手を二歩で駆け上がり、落ち葉を蹴って風を起こす。外套がはためき、煙が渦を巻く。狼が鼻を鳴らして一歩退いた瞬間、わたくしは種を砕き、指で円を描くように散らした。刺激臭が一気に広がり、獣の耳が伏せる。さらにセージの束に火を移し、煙の柱を細く立てて“壁”を作った。
「いま――!」
レオンが石を叩き、甲高い音を鳴らす。狼の視線がそちらへ跳ね、わたくしは香の壁を半歩前へ押し出した。灰の向こうで金の眼が、逡巡ののちに森へ退く。
……去った。
「はあ……成功、ですわね」
膝の力が少し抜けた。マリオが「すげぇ!」と跳ね、アデラが胸を撫で下ろす。
レオンは土の上で息を整えながら、わたくしを見た。
「剣より早いやり方だ」
「わたくし、血の匂いは嫌いですの」
言いながら、自分の指先にほんの僅かな震えを見つけた。戦は戦。香りであれ土であれ、心のどこかは冷たくなる。
レオンが視線でそれを拾ったのか、低く短く言った。
「大丈夫だ」
その声音が、意外なほど柔らかい。
――この声、やはりどこかで……。
夕暮れが降りてくる。香の壁を弱め、風に溶かしながら、わたくしは彼に向き直った。
「レオンさん。暫定的に、この村の“夜の見張り”をお願い致しますわ。報酬は宿と食事――それから、わたくしの指導つき」
「指導?」
「畑歩きと香りの常識講座。貴族式ですのよ」
彼は小さく笑い、右手を差し出した。
「契約成立だ、クラリッサ」
握手。手のひらは硬いが、温度は静かだ。
そのとき、外套の袖がずれ、手首に淡い傷跡がのぞいた。細く長い、剣の稽古でつく線ではない。昔の鎖の痕――拘束の跡。
「……旅の方は、ずいぶん重い荷をお持ちですのね」
「軽くするために、ここに来た」
「ではまず、荷ほどきから始めましょう。泥と香りは、重荷をほどく天才ですの」
小屋へ戻る道すがら、初恋草の香りが夕風に揺れた。
その香りの中で、わたくしは心のどこかがわずかにきしむのを感じる。懐かしさに似て、怖さにも似た――甘くて、危険な予感。
「レオンさん」
「なんだ」
「あなた、本当にただの旅人ですの?」
半歩、沈黙。
彼は空を見て、短く答えた。
「今は――ただの旅人だ」
“今は”。
わたくしは笑って扉を開けた。
「では、“今から”は、村の見張りですわ。いらっしゃいませ。不審者さん」
木の扉が閉まる寸前、遠い森の奥で狼の遠吠えがひとつ、細く途切れた。
夜が来る。畑に灯りがともる。
そして、黒髪の不審者の影が、わたくしの新しい日常の輪郭に静かに重なっていった。
3
あなたにおすすめの小説
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
『生きた骨董品』と婚約破棄されたので、世界最高の魔導ドレスでざまぁします。私を捨てた元婚約者が後悔しても、隣には天才公爵様がいますので!
aozora
恋愛
『時代遅れの飾り人形』――。
そう罵られ、公衆の面前でエリート婚約者に婚約を破棄された子爵令嬢セラフィナ。家からも見放され、全てを失った彼女には、しかし誰にも知られていない秘密の顔があった。
それは、世界の常識すら書き換える、禁断の魔導技術《エーテル織演算》を操る天才技術者としての顔。
淑女の仮面を捨て、一人の職人として再起を誓った彼女の前に現れたのは、革新派を率いる『冷徹公爵』セバスチャン。彼は、誰もが気づかなかった彼女の才能にいち早く価値を見出し、その最大の理解者となる。
古いしがらみが支配する王都で、二人は小さなアトリエから、やがて王国の流行と常識を覆す壮大な革命を巻き起こしていく。
知性と技術だけを武器に、彼女を奈落に突き落とした者たちへ、最も華麗で痛快な復讐を果たすことはできるのか。
これは、絶望の淵から這い上がった天才令嬢が、運命のパートナーと共に自らの手で輝かしい未来を掴む、愛と革命の物語。
『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』
放浪人
恋愛
「もう、余計なことは喋りません(処刑されたくないので!)」
王太子の婚約者エリスは、無実の罪を着せられた際、必死に弁解しようと叫び散らした結果「見苦しい」と断罪され、処刑されてしまった。 死に戻った彼女は悟る。「口は災いの元。二度目の人生は、何があっても口を閉ざして生き延びよう」と。
しかし、断罪の場で恐怖のあまり沈黙を貫いた結果、その姿は「弁解せず耐え忍ぶ高潔な令嬢」として称賛されてしまう。 さらに、人間嫌いの冷徹宰相クラウスに「私の静寂を理解する唯一の女性」と盛大な勘違いをされ、求婚されてしまい……!?
「君の沈黙は、愛の肯定だね?」(違います、怖くて固まっているだけです!) 「この国の危機を、一目で見抜くとは」(ただ臭かったから鼻を押さえただけです!)
怯えて黙っているだけの元悪役令嬢と、彼女の沈黙を「深遠な知性」と解釈して溺愛する最強宰相。 転生ヒロインの妨害も、隣国の陰謀も、全て「無言」で解決(?)していく、すれ違いロマンティック・コメディ! 最後はちゃんと言葉で愛を伝えて、最高のハッピーエンドを迎えます。
悪役令嬢、追放先の貧乏診療所をおばあちゃんの知恵で立て直したら大聖女にジョブチェン?! 〜『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件〜
華梨ふらわー
恋愛
第二王子との婚約を破棄されてしまった主人公・グレイス。しかし婚約破棄された瞬間、自分が乙女ゲーム『どきどきプリンセスッ!2』の世界に悪役令嬢として転生したことに気付く。婚約破棄に怒り狂った父親に絶縁され、貧乏診療所の医師との結婚させられることに。
日本では主婦のヒエラルキーにおいて上位に位置する『医者の嫁』。意外に悪くない追放先……と思いきや、貧乏すぎて患者より先に診療所が倒れそう。現代医学の知識でチートするのが王道だが、前世も現世でも医療知識は皆無。仕方ないので前世、大好きだったおばあちゃんが教えてくれた知恵で診療所を立て直す!次第に周囲から尊敬され、悪役令嬢から大聖女として崇められるように。
しかし婚約者の医者はなぜか結婚を頑なに拒む。診療所は立て直せそうですが、『医者の嫁』ハッピーセレブライフ計画は全く進捗しないんですが…。
続編『悪役令嬢、モフモフ温泉をおばあちゃんの知恵で立て直したら王妃にジョブチェン?! 〜やっぱり『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件~』を6月15日から連載スタートしました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/500576978/161276574
完結しているのですが、【キースのメモ】を追記しております。
おばあちゃんの知恵やレシピをまとめたものになります。
合わせてお楽しみいただければと思います。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった俺
島風
ファンタジー
ブラック企業で過労死した男がいた。しかし、彼は転生し、ある貴族の侯爵令嬢として再び生を受けた。そして、成長につれて前世の記憶を取り戻した。俺様、クリスティーナ・ケーニスマルク公爵令嬢七歳。あれ? 何かおかしくないか? そう、俺様は性別がおかしかった。そして、王子様の婚約者に決まり、ここが前世ではやっていた乙女ゲームの世界であることがわかった。
自分が悪役令嬢になってしまっている。主人公がハッピーエンドになると死刑になり、バットエンドになるとやっぱり死刑・・・・・・あれ、そもそも俺様、男と結婚するの嫌なんだけど!!
破滅エンド以前に、結婚したくない!!!
これは素晴らしい男性と結ばれるの事をひたすら回避しようとして・・・ドツボにハマっていく物語である。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる