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1章
3.初めての依頼
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「ん~・・・よく寝たなぁ、おはようライム」
「キュ~」
昨日冒険者登録を終えたあとすぐにギルドおすすめの宿屋に泊まり寝てしまった。
「とりあえずご飯食べたら依頼があるか見に行こう!」
「キュッ!」
~冒険者ギルド~
「Fランクの僕でも受けれる依頼あるかな?なかったらマオさんに聞いてみよう」
ギルドのランクを上げるためには一定の貢献度が必要になる。貢献度は一概に決められることではないが、大きく分けると3つある。
1つ目がギルドに併設されている掲示板にある依頼を受けて達成すること。自身のランク又は一つ上のランクまでの依頼を受けることが出来るが、上のランクを受けるためにはパーティーを組むか、従魔連れのテイマーでなければならない。
2つ目は自由に冒険をして功績を挙げること。これはランクに関係なく魔物の討伐、捕獲や素材の採集、遺跡の探索などを行い、持ち帰った成果をギルドで判定して貢献度を得る。ただし依頼を受けることに比べて安全が保証されていないため、比較するとどちらが良いとは言えない。
最後の3つ目は国、又は街に対して貢献すること。街の清掃や寄付などによって貢献度が得られるため、FランクやEランクの冒険者はこの方法でランクアップを目指すことが多い。こちらは実戦経験が積めないため、ギルドでは駆け出しの時だけ推奨している。
「うーん、ライムもいるからEランクの依頼でも良いんだけど・・・初めてだから安全に採集依頼にしよう」
街の外での薬草採集の依頼書を取りカウンターに持っていく。
「いらっしゃい。昨日冒険者登録したアイン君だね。私はサークレッド。君のことはマオさんから聞いてるよ」
僕を[依頼受付カウンター]で迎えてくれたのは森人族の男の人だった。森人だから年齢は分からないけど、マオさんのおかげで話がスムーズに進みそうだ。
「は、はい。アインです。サークレッドさんよろしくお願いします」
「ははは、こちらこそよろしく。今日受ける依頼を見せてもらっても良いかな?」
僕は素直にサークレッドさんに依頼書を渡す。
「うん、冒険者ギルドが出してる常設依頼だね。アイン君は従魔もいるし、これなら大丈夫かな。受注を許可するよ」
無事許可が出たので僕はお礼を言って冒険者ギルドを出た。
~草原~
街を出て東にある草原地帯へ僕たちは来ていた。
「さて、試しに魔物と戦っても良いんだけど、魔物の方から現れるまでは採集しようか?ライム」
「キュッ!」
僕とライムは森に囲まれた村で育ったから薬草かどうかの判別は簡単に出来る。1人と1体で薬草をどんどん集めていく。
「・・・ん?ライム」
「キュッ」
障害物が無くて見通しのいい草原だから僕たちはすぐに近づいてくる存在に気づいた。
「あれはライムと同じスライムかな?」
「キュウ」
僕らの視線の先にはライムと同じゼリー状の体を持ったスライムがいた。
「冒険者になってからは初めての戦闘だね。がんばろう、ライム」
「キュッ!」
相手の魔物によっては僕も手伝うけど今回は必要ないのでライムに任せることにした。
「一応念のため・・・"鑑定"」
lv1 スライム 敵対
この世界には特定の職業しか使えない「固有スキル」とどの職業でも使える「汎用スキル」がある。
"鑑定"は汎用スキルの一つで魔物に使うと、レベル・種族・状態が表示される。
他人に使うと種族と名前だけ表示され、物質に使うと種類が表示される。
従魔は"鑑定"とは別の、テイマーの固有スキル"従魔鑑定"でしか情報は表示されない。また、自身の従魔か他人の従魔かによっても表示される内容は異なる。
「問題無さそうだからライム、任せたよ!」
「キュウッ!」
「・・・!」
ライムがスライムに向けて攻撃を仕掛ける。
スライムはなんとか反応しようとするが生きてきた年月の差か、ほとんど反応できていない。
「キュキュッ!」
「・・・!!!」
そうしている内にライムの力を込めた一撃があたり、スライムの表示が変化した。
lv1 スライム 瀕死
次の瞬間スライムは光の粒に変わり、その場には何も残らなかった。
基本的に倒した魔物はそのまま消えて、何かを落とした場合、そのアイテムが残る。今回は何も落とさなかったということだろう。
普通の動物や鳥、魚などは死んでもそのままで、人の手で加工しないと食べられないため、生産者ギルドの出番となる。また、食用肉を落とす魔物も一定数いるため、需要は尽きない。
「お疲れさまライム、かっこよかったよ」
「キュ~」
近くに他の魔物の姿は無く、薬草も充分集まったため、ライムを労った後僕たちは《イール》に帰ることにした。
~冒険者ギルド~
「お疲れ様ですアインさん。今日の依頼はいかがでしたか?」
ギルドに入るとマオさんが[依頼受付カウンター]で待っていた。
「マオさんただいま。スライムが1体出ましたけどライムが倒してくれました。それと薬草もこれだけ集まりましたよ。」
僕は汎用スキルの一つ"収納"から薬草を取り出して置いた。
「わっ、すごいですね。初めてでこれなら充分ですよ。すぐに精算しますね」
「お願いします」
精算が終わった後、僕たちは宿に戻りご飯を食べて眠った。
「おやすみライム」
「キュ~」
「キュ~」
昨日冒険者登録を終えたあとすぐにギルドおすすめの宿屋に泊まり寝てしまった。
「とりあえずご飯食べたら依頼があるか見に行こう!」
「キュッ!」
~冒険者ギルド~
「Fランクの僕でも受けれる依頼あるかな?なかったらマオさんに聞いてみよう」
ギルドのランクを上げるためには一定の貢献度が必要になる。貢献度は一概に決められることではないが、大きく分けると3つある。
1つ目がギルドに併設されている掲示板にある依頼を受けて達成すること。自身のランク又は一つ上のランクまでの依頼を受けることが出来るが、上のランクを受けるためにはパーティーを組むか、従魔連れのテイマーでなければならない。
2つ目は自由に冒険をして功績を挙げること。これはランクに関係なく魔物の討伐、捕獲や素材の採集、遺跡の探索などを行い、持ち帰った成果をギルドで判定して貢献度を得る。ただし依頼を受けることに比べて安全が保証されていないため、比較するとどちらが良いとは言えない。
最後の3つ目は国、又は街に対して貢献すること。街の清掃や寄付などによって貢献度が得られるため、FランクやEランクの冒険者はこの方法でランクアップを目指すことが多い。こちらは実戦経験が積めないため、ギルドでは駆け出しの時だけ推奨している。
「うーん、ライムもいるからEランクの依頼でも良いんだけど・・・初めてだから安全に採集依頼にしよう」
街の外での薬草採集の依頼書を取りカウンターに持っていく。
「いらっしゃい。昨日冒険者登録したアイン君だね。私はサークレッド。君のことはマオさんから聞いてるよ」
僕を[依頼受付カウンター]で迎えてくれたのは森人族の男の人だった。森人だから年齢は分からないけど、マオさんのおかげで話がスムーズに進みそうだ。
「は、はい。アインです。サークレッドさんよろしくお願いします」
「ははは、こちらこそよろしく。今日受ける依頼を見せてもらっても良いかな?」
僕は素直にサークレッドさんに依頼書を渡す。
「うん、冒険者ギルドが出してる常設依頼だね。アイン君は従魔もいるし、これなら大丈夫かな。受注を許可するよ」
無事許可が出たので僕はお礼を言って冒険者ギルドを出た。
~草原~
街を出て東にある草原地帯へ僕たちは来ていた。
「さて、試しに魔物と戦っても良いんだけど、魔物の方から現れるまでは採集しようか?ライム」
「キュッ!」
僕とライムは森に囲まれた村で育ったから薬草かどうかの判別は簡単に出来る。1人と1体で薬草をどんどん集めていく。
「・・・ん?ライム」
「キュッ」
障害物が無くて見通しのいい草原だから僕たちはすぐに近づいてくる存在に気づいた。
「あれはライムと同じスライムかな?」
「キュウ」
僕らの視線の先にはライムと同じゼリー状の体を持ったスライムがいた。
「冒険者になってからは初めての戦闘だね。がんばろう、ライム」
「キュッ!」
相手の魔物によっては僕も手伝うけど今回は必要ないのでライムに任せることにした。
「一応念のため・・・"鑑定"」
lv1 スライム 敵対
この世界には特定の職業しか使えない「固有スキル」とどの職業でも使える「汎用スキル」がある。
"鑑定"は汎用スキルの一つで魔物に使うと、レベル・種族・状態が表示される。
他人に使うと種族と名前だけ表示され、物質に使うと種類が表示される。
従魔は"鑑定"とは別の、テイマーの固有スキル"従魔鑑定"でしか情報は表示されない。また、自身の従魔か他人の従魔かによっても表示される内容は異なる。
「問題無さそうだからライム、任せたよ!」
「キュウッ!」
「・・・!」
ライムがスライムに向けて攻撃を仕掛ける。
スライムはなんとか反応しようとするが生きてきた年月の差か、ほとんど反応できていない。
「キュキュッ!」
「・・・!!!」
そうしている内にライムの力を込めた一撃があたり、スライムの表示が変化した。
lv1 スライム 瀕死
次の瞬間スライムは光の粒に変わり、その場には何も残らなかった。
基本的に倒した魔物はそのまま消えて、何かを落とした場合、そのアイテムが残る。今回は何も落とさなかったということだろう。
普通の動物や鳥、魚などは死んでもそのままで、人の手で加工しないと食べられないため、生産者ギルドの出番となる。また、食用肉を落とす魔物も一定数いるため、需要は尽きない。
「お疲れさまライム、かっこよかったよ」
「キュ~」
近くに他の魔物の姿は無く、薬草も充分集まったため、ライムを労った後僕たちは《イール》に帰ることにした。
~冒険者ギルド~
「お疲れ様ですアインさん。今日の依頼はいかがでしたか?」
ギルドに入るとマオさんが[依頼受付カウンター]で待っていた。
「マオさんただいま。スライムが1体出ましたけどライムが倒してくれました。それと薬草もこれだけ集まりましたよ。」
僕は汎用スキルの一つ"収納"から薬草を取り出して置いた。
「わっ、すごいですね。初めてでこれなら充分ですよ。すぐに精算しますね」
「お願いします」
精算が終わった後、僕たちは宿に戻りご飯を食べて眠った。
「おやすみライム」
「キュ~」
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