テイマー少年の冒険譚〜少年は沢山の魔物と冒険したい!〜

ねる

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1章

18.荒野での採集依頼

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~荒野~

僕達はテイム用のアイテムを補充した後で採集依頼を受けて荒野に来ていた。
受けた依頼は、

サボテンの花の採集(Eランク)

荒野は植物があまり育たず、魔物の種類も多いため常設じょうせつの採集依頼はこれしかないらしい。
サボテンの花はおもにジュースの原料になるらしく、草原の薬草と同じように需要じゅようは高いそうだ。
また、ランドカクタスの上位種じょういしゅからもサボテンの花が手に入るが、そちらは魔導具の材料になるらしい。

「とりあえずサボテンを探そうか。花が咲いてればいいんだけど」
この依頼は街に近いほど採集が簡単な為、定期的ていきてきに受ける冒険者が多く、競争率きょうそうりつが高い。
僕達はサボテンを探すことにした。

「ーーー花が咲いてないサボテンばかりだね・・・」
それなりの時間探索したが、サボテンは見つかるものの、花が咲いていないものばかりだった。
「グロウのレベルをあげるのも並行してるからロックスライムはありがたいんだけど」
「・・・♪」
昨日レベルが上がらなかったグロウのレベルをあげるために、ロックスライムを見つけたら基本倒すようにしていた。

「ギィィッ」
不意ふいにラルゴが威嚇いかくをするような声をあげた。
「あれって、花の咲いたサボテン?」
ラルゴの見ている先には綺麗きれいな花を咲かせているサボテンがあった。
「ラルゴが威嚇するってことは・・・魔物?全然動かないけど・・・」
少し不安になった僕は近づくのをやめた。
「帰ったら魔物図鑑で調べてみようかな。多分ランドカクタスの上位種だろうから・・・」

ふたたび探索を続けていると、
「やっと見つけた。しかも結構咲いてるね」
僕達の前には花が5りん咲いたサボテンがあった。
「回収して"収納"・・・よし、数の指定は依頼に無かったからいつでも帰れるね。グロウのレベルが上がってから帰ろうか」
「・・・!」
僕達はグロウのレベルが上がったのを確認してから帰ることにした。


~街道~

「"従魔鑑定"」

lv6   グロウ   ジュエルスライム

 素質(3/10)

・スキル
 自己再生 キュア 硬化

「新しいスキルは覚えなかったけど、これでルゥと同じレベルになったね!次からルゥもよろしくね」
「・・・!」
「キュルゥ!」
「よし、《イール》に帰ろう!ウォルフ、おねがい」
「ガウッ」


~冒険者ギルド~

「やぁアイン君、久しぶりだね」
ギルドに入るとサークレッドさんが声をかけてくれた。
「お久しぶりですサークレッドさん」
「マオさんから色々と聞いてるよ。珍しい魔物を従魔にしたみたいだね」
「あはは、狙ったわけでは無いんですけどね。サークレッドさんはどうして今日は受付に?」
「西の森の異変いへんがある程度わかったからね。そろそろ本格的な調査ちょうさをする事になったんだ」
「そうなんですね」

「そこで相談なんだけど、アイン君も調査に同行どうこうしてみないかい?もちろん強制きょうせいはしないから断ってくれても大丈夫だよ」
「え!?それって僕が参加してもいいんですか?」
「近いうちにランク制限無しで依頼として出す予定だからね。安全は保障ほしょうするよ」
「・・・依頼が出るまで考えさせてもらってもいいですか?」
「大丈夫だよ。急がせてごめんね」
「いえ、それじゃあこれで」
僕は依頼達成の報酬ほうしゅうを受け取ってギルドを出た。


~宿屋~

「うーん・・・森の調査かぁ、どうしようかな」
僕はサークレッドさんから聞いた話について考えていた。
(ランク制限なしってことは他の人たちも受けるよね。パーティーの事もあるし、そう考えると悪くないかも?)
「キュッ」
「キュルゥ」
「グルゥ」
僕が迷っているのを見てみんなが集まってきた。

「ごめんごめん、ちょっと考え事してたんだ。気にしないでいいよ」
僕がそう言うと、みんな近くで休み始めた。
「まぁゆっくり考えればいいか。今朝けさ買ったテイム用のアイテムの確認して・・・あっ、あの魔物の事も調べなきゃ」
僕は先に魔物図鑑を見ることにした。

「ーーーえっと、この魔物だよね」

フラワーカクタス・・・ランドカクタスの上位種で、外見の違いは花が咲いているかどうか。
花が大きいほど強い個体となる。
トゲを飛ばす攻撃に加えて、花粉かふんを使って様々な状態異常じょうたいいじょうを引き起こす事が可能になっている。
ランクはD~B(花の大きさにより変動へんどう)ーーー魔物図鑑より引用

「"フラワーカクタス"かぁ。あの花の大きさだとどのくらいの強さなんだろ。ラルゴが威嚇するくらいだから相当だと思うけど・・・戦わなくて正解かな?」
僕は魔物図鑑を閉じてアイテムの確認をすることにした。

「<封印札・銅>が4つと銀が2つ、それと金が1つ・・・っと、よし。合計はそれぞれ5、3、1だね」


確認が終わった僕は調査のことを考えながら眠ることにした。


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