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第4章 天空編
第78話 饗宴
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『そこまで!これにて腕試しは終了とする。龍騎士達の勝利だ!』
天空竜の合図と共に腕試しは終了となった。
龍人が敗れ、外から来た人族の龍騎士が勝利をするという想定外の出来事に、観客達から割れんばかりの拍手が響き渡った。
思ったよりも緊張していたのか普段とは違う環境によるものか緊張の糸が途切れて疲労感に気がついたアルクス達3人はその場に座り込んだ。
そして外から見守っていたクリオが駆け寄ってきて、3人を労った。
『お疲れ様!3人とも格好良かったよ。私も魔術がちゃんと使えたなら…』
『ふぅ、ありがとうクリオ。仕方ないさ、徐々に他にもできることを増やしていこう。それにしてもなんだか思ったよりも疲れた気がするな…』
『私も…少し息苦しいかも?』
『そうだな、普段よりも少し息が切れる様な気もするが…』
『そうね、ここは高いところにあるから空気が薄いのかもしれない。木々が豊富な大地とは違うのよ。』
『空気が薄い…なるほど、今まで当たり前にあったものも環境によって変わるのか。
そういえば、ただの腕試しにしては観客の人達はなんだか盛り上がり過ぎじゃないかな?』
『戦いの間に聞いたんだけど、過去にも何回か似た様なことがあったんだって。それでその時はいつも龍人側が勝利していたらしくて、もし勝つことができる人族がいたら初めての偉業を成し遂げた英雄みたいな扱いをされるだろうって言ってたかな。』
『俺達が英雄か、感慨深いものがあるな。』
『珍しいものを見る感じなんじゃない?私の中ではアルクスはとっくに英雄だしね!』
『アルクスは私にとっても英雄だよ…』
『さすが、アルクスだな。』
『でも3人ともこれから英雄扱いされると、少し大変なことになるかもね。』
『え、それってどういう…』
クリオが意味深なことを言ったが、その意味を知る前に天空竜がやってきた。
『よくぞ、力を見せてくれた。それでこそ龍騎士というものだ。
御子も自分の騎士達が勝利をもたらし、誇らしくしているな。』
天空竜の言葉に、アーラも自信満々そうな顔をして鳴いていた。
『さて、腕試しも終わったことだ。細かい話は置いて、まずは英雄達を讃える宴だな!
皆の者、宴の準備だ!』
天空竜の合図と共にいつの間に準備をしていたのか、広場はすぐさま宴会場へと様変わりした。
どこからもって来たのか大量の食料と酒などが持ち込まれて大宴会が始まった。
『最近は宴をする機会もなかったから、皆楽しみにしていたのであろう。』
次第に竜人達による歌や踊りなども始まり場が盛り上がると、力自慢同士での殴り合いの試合も始まった。
皆思い思いの戦士を応援し、試合は白熱していた。
『楽しんでもらえているだろうか?
我が同胞達は皆、楽しんでいる様子だな。色々と溜まっているものを発散しているのだろう。
息抜きも大事だからな。
さて、何故お前達を呼んだのかそろそろ話しておこうか。
ここがどこなのか、我々が何者なのかなど聞きたいことは色々あるであろう。』
アルクス達の下へ天空竜がやって来ると唐突に話を始めた。
宴を楽しんでいたアルクス達は居住まいを正し、真面目に話を聞き始めた。
『まず私達が何者かというと、この世界とは違う崩壊した他世界から来た一族だということだ。
そもそも他世界とはわかるだろうか?』
『他世界ですか?世界というと王国や帝国、連邦などの大陸があるここのことですよね。
よく知らないのですが、海の果てに他にもそう言った場所があるということでしょうか?』
アルクスは今まで様々な書物で学んで来たものの、三大国とその近隣の国々がこの世界の全てであり他の場所があるという記述を読んだことはなかったため、どこにその様な場所があるのだろうかと疑問符を浮かべていた。
『なるほど、そういう認識か。海の果てというよりは、空の果てというのが正しい表現だな。
夜になると空に星が輝いているであろう?あれは他世界の輝きだ。
この世界とは違う理でこの世界とは違う神々が管理している。ここまではいいだろうか。』
『他の神様が管理している世界…なるほど、ここも複数の神々が管理しているわけですし、空の果てにそういった場所がいくつもあるということですね。』
『理解が早くて助かる。我々は他世界でこの世界でいうところの龍脈を管理している種族であった。
この世界での八大龍王達と同じ様なものだと思ってくれれば良い。
その世界では平穏な日々が長く続いていたのだが、ある時世界から神が去ってしまったのだ。何の前触れもなかったため、どこか別の世界へ行ったのかもしくは消滅してしまったのか定かではないがこの世界と違い前の世界では神が一柱しかいなかったため、神が不在の不安定な世界となってしまった。
管理者である神がいなくとも私や他の種族の長が龍脈の楔となることで世界の維持はかろうじてできていた。
だが、時間が経過すると共に他の龍脈の楔である各種族の長達は世界と共に消滅を選んだり、他の神を頼って世界を渡るなどしていき、世界と龍脈を繋ぐ楔がなくなることで徐々に世界が崩壊していった。
そして最後まで世界の維持を諦めなかった我が種族だが、世界の崩壊が進み世界とともに滅ぶことを受け入れた時にこの世界の神から救いの手を差し伸べてもらい、我らが住んでいた里ごと救ってもらいこの世界に転移して来たのだ。
その後はこの世界の空の上を揺蕩いながら、力を蓄えつつのんびりと過ごさせてもらっている。』
他世界から転移して来たという壮大な話の前にアルクス達は話を理解することに精一杯で何も言えないでいた。
『さて、私達のことを知ってもらった上で1つ頼みがあってな。我が種族はこの島で過ごしているが、定期的に一族の若者を他の龍王のところへ修行へ出したり、龍騎士に随行させてもらい世界を見て周り、今自分達がこの世界で役に立つことができるかを考えてもらっている。
その後、人族に変身して影ながら世界の平和に貢献しようとしている者達もいる。
そこで今回は新たな龍騎士が誕生したと藍碧龍殿から聞いた為、ここに来てもらったわけだ。』
『なるほど、それでは龍人の方を僕達の旅の供として仲間に加えれば良いということですね。
どなたかはもう決まっているのでしょうか?』
天空竜が後ろを見るとスペルビアが跪いていた。
『龍人、いや私達の中では竜人と呼んでいるがその若い者達の中で代表と言えるのが先程君達と戦ったスペルビアだ。
此奴を君達の世界を巡る旅に連れて行ってもらいたいと思うのだが、どうだろうか。』
天空竜からの依頼に対してアルクス達は目配せしあい、答えた。
『はい、僕らは問題ありません。お互いのことはこれから知っていけば良いでしょうし。』
『一度本気で戦ったら、戦友みたいなもんですよ!』
『実力もわかってもらったと思うし、良いんじゃないかな。』
『竜族の方が仲間になるなんて…』
クリオだけ1人恐れ多いといった感じの反応をしていたが、アルクス達は新たな仲間が増えることには好意的だった。
『この私が人族などと…』
だが、スペルビアはアルクス達の供として行くことに不満がある様に見受けられた。
『何を言っているか馬鹿者!以前から種族に上下などないと言っておるであろうが!
そもそもお主はその人族に負けたので!弱き者が強き者に従って何の問題があろうか!
私が若い頃に供に旅をした龍騎士の方はとても素晴らしい方であったぞ!
その堅い頭を世界を見て一度柔らかくしてこい!』
スペルビアがぐちぐちと文句を呟いていると突然現れた壮年の竜人に拳骨を食らって説教をされていた。
『はっ、竜王様と龍騎士の皆様の前でお恥ずかしい。申し訳ございません、私はドク。此奴に様々な手解きをして来ました。此奴も悪い奴ではないのでどうぞお願いできますと。』
スペルビアはドクに嗜められ、最初に出会った時の勇ましさはなりを潜めていた。
『良い良い。何でも素直に受け入れ過ぎてしまうのも問題だろう。自分で気付くことが肝要なのだ。
今となっては数も少なくなってしまったが、前の世界から移住して来た者達はとても謙虚なのだ。
だがこの世界で生まれた者達の中には自分達は選ばれた種族だなどと勘違いする者もいてな。どこの世界でもそうなのだが、世界というのは様々な種族が支え合うことで上手く調和が保てるというもの。どの種族が偉いなどと考えているようではまだまだ未熟よ。
この世界の人型種族は神々によく管理されていて、覇権を握っておるが故に自分達が偉いと考えているようではあるが…
まぁ、それは良いだろう。
では改めてお願いするが、此奴を君達の旅に連れて行って欲しい。
わかったな、スペルビアよ。世界を巡り、その目で見て学んでくるが良い。』
『はっ、竜王様の命とあらば。』
スペルビアは立ち上がり、アルクス達と向き合った。
『先程は世話になった。天空竜様に仕える竜人のスペルビアだ。まだまだ若輩者だがよろしく頼む。』
こうして竜人のスペルビアがアルクス達の仲間に加わることになった。
天空竜の合図と共に腕試しは終了となった。
龍人が敗れ、外から来た人族の龍騎士が勝利をするという想定外の出来事に、観客達から割れんばかりの拍手が響き渡った。
思ったよりも緊張していたのか普段とは違う環境によるものか緊張の糸が途切れて疲労感に気がついたアルクス達3人はその場に座り込んだ。
そして外から見守っていたクリオが駆け寄ってきて、3人を労った。
『お疲れ様!3人とも格好良かったよ。私も魔術がちゃんと使えたなら…』
『ふぅ、ありがとうクリオ。仕方ないさ、徐々に他にもできることを増やしていこう。それにしてもなんだか思ったよりも疲れた気がするな…』
『私も…少し息苦しいかも?』
『そうだな、普段よりも少し息が切れる様な気もするが…』
『そうね、ここは高いところにあるから空気が薄いのかもしれない。木々が豊富な大地とは違うのよ。』
『空気が薄い…なるほど、今まで当たり前にあったものも環境によって変わるのか。
そういえば、ただの腕試しにしては観客の人達はなんだか盛り上がり過ぎじゃないかな?』
『戦いの間に聞いたんだけど、過去にも何回か似た様なことがあったんだって。それでその時はいつも龍人側が勝利していたらしくて、もし勝つことができる人族がいたら初めての偉業を成し遂げた英雄みたいな扱いをされるだろうって言ってたかな。』
『俺達が英雄か、感慨深いものがあるな。』
『珍しいものを見る感じなんじゃない?私の中ではアルクスはとっくに英雄だしね!』
『アルクスは私にとっても英雄だよ…』
『さすが、アルクスだな。』
『でも3人ともこれから英雄扱いされると、少し大変なことになるかもね。』
『え、それってどういう…』
クリオが意味深なことを言ったが、その意味を知る前に天空竜がやってきた。
『よくぞ、力を見せてくれた。それでこそ龍騎士というものだ。
御子も自分の騎士達が勝利をもたらし、誇らしくしているな。』
天空竜の言葉に、アーラも自信満々そうな顔をして鳴いていた。
『さて、腕試しも終わったことだ。細かい話は置いて、まずは英雄達を讃える宴だな!
皆の者、宴の準備だ!』
天空竜の合図と共にいつの間に準備をしていたのか、広場はすぐさま宴会場へと様変わりした。
どこからもって来たのか大量の食料と酒などが持ち込まれて大宴会が始まった。
『最近は宴をする機会もなかったから、皆楽しみにしていたのであろう。』
次第に竜人達による歌や踊りなども始まり場が盛り上がると、力自慢同士での殴り合いの試合も始まった。
皆思い思いの戦士を応援し、試合は白熱していた。
『楽しんでもらえているだろうか?
我が同胞達は皆、楽しんでいる様子だな。色々と溜まっているものを発散しているのだろう。
息抜きも大事だからな。
さて、何故お前達を呼んだのかそろそろ話しておこうか。
ここがどこなのか、我々が何者なのかなど聞きたいことは色々あるであろう。』
アルクス達の下へ天空竜がやって来ると唐突に話を始めた。
宴を楽しんでいたアルクス達は居住まいを正し、真面目に話を聞き始めた。
『まず私達が何者かというと、この世界とは違う崩壊した他世界から来た一族だということだ。
そもそも他世界とはわかるだろうか?』
『他世界ですか?世界というと王国や帝国、連邦などの大陸があるここのことですよね。
よく知らないのですが、海の果てに他にもそう言った場所があるということでしょうか?』
アルクスは今まで様々な書物で学んで来たものの、三大国とその近隣の国々がこの世界の全てであり他の場所があるという記述を読んだことはなかったため、どこにその様な場所があるのだろうかと疑問符を浮かべていた。
『なるほど、そういう認識か。海の果てというよりは、空の果てというのが正しい表現だな。
夜になると空に星が輝いているであろう?あれは他世界の輝きだ。
この世界とは違う理でこの世界とは違う神々が管理している。ここまではいいだろうか。』
『他の神様が管理している世界…なるほど、ここも複数の神々が管理しているわけですし、空の果てにそういった場所がいくつもあるということですね。』
『理解が早くて助かる。我々は他世界でこの世界でいうところの龍脈を管理している種族であった。
この世界での八大龍王達と同じ様なものだと思ってくれれば良い。
その世界では平穏な日々が長く続いていたのだが、ある時世界から神が去ってしまったのだ。何の前触れもなかったため、どこか別の世界へ行ったのかもしくは消滅してしまったのか定かではないがこの世界と違い前の世界では神が一柱しかいなかったため、神が不在の不安定な世界となってしまった。
管理者である神がいなくとも私や他の種族の長が龍脈の楔となることで世界の維持はかろうじてできていた。
だが、時間が経過すると共に他の龍脈の楔である各種族の長達は世界と共に消滅を選んだり、他の神を頼って世界を渡るなどしていき、世界と龍脈を繋ぐ楔がなくなることで徐々に世界が崩壊していった。
そして最後まで世界の維持を諦めなかった我が種族だが、世界の崩壊が進み世界とともに滅ぶことを受け入れた時にこの世界の神から救いの手を差し伸べてもらい、我らが住んでいた里ごと救ってもらいこの世界に転移して来たのだ。
その後はこの世界の空の上を揺蕩いながら、力を蓄えつつのんびりと過ごさせてもらっている。』
他世界から転移して来たという壮大な話の前にアルクス達は話を理解することに精一杯で何も言えないでいた。
『さて、私達のことを知ってもらった上で1つ頼みがあってな。我が種族はこの島で過ごしているが、定期的に一族の若者を他の龍王のところへ修行へ出したり、龍騎士に随行させてもらい世界を見て周り、今自分達がこの世界で役に立つことができるかを考えてもらっている。
その後、人族に変身して影ながら世界の平和に貢献しようとしている者達もいる。
そこで今回は新たな龍騎士が誕生したと藍碧龍殿から聞いた為、ここに来てもらったわけだ。』
『なるほど、それでは龍人の方を僕達の旅の供として仲間に加えれば良いということですね。
どなたかはもう決まっているのでしょうか?』
天空竜が後ろを見るとスペルビアが跪いていた。
『龍人、いや私達の中では竜人と呼んでいるがその若い者達の中で代表と言えるのが先程君達と戦ったスペルビアだ。
此奴を君達の世界を巡る旅に連れて行ってもらいたいと思うのだが、どうだろうか。』
天空竜からの依頼に対してアルクス達は目配せしあい、答えた。
『はい、僕らは問題ありません。お互いのことはこれから知っていけば良いでしょうし。』
『一度本気で戦ったら、戦友みたいなもんですよ!』
『実力もわかってもらったと思うし、良いんじゃないかな。』
『竜族の方が仲間になるなんて…』
クリオだけ1人恐れ多いといった感じの反応をしていたが、アルクス達は新たな仲間が増えることには好意的だった。
『この私が人族などと…』
だが、スペルビアはアルクス達の供として行くことに不満がある様に見受けられた。
『何を言っているか馬鹿者!以前から種族に上下などないと言っておるであろうが!
そもそもお主はその人族に負けたので!弱き者が強き者に従って何の問題があろうか!
私が若い頃に供に旅をした龍騎士の方はとても素晴らしい方であったぞ!
その堅い頭を世界を見て一度柔らかくしてこい!』
スペルビアがぐちぐちと文句を呟いていると突然現れた壮年の竜人に拳骨を食らって説教をされていた。
『はっ、竜王様と龍騎士の皆様の前でお恥ずかしい。申し訳ございません、私はドク。此奴に様々な手解きをして来ました。此奴も悪い奴ではないのでどうぞお願いできますと。』
スペルビアはドクに嗜められ、最初に出会った時の勇ましさはなりを潜めていた。
『良い良い。何でも素直に受け入れ過ぎてしまうのも問題だろう。自分で気付くことが肝要なのだ。
今となっては数も少なくなってしまったが、前の世界から移住して来た者達はとても謙虚なのだ。
だがこの世界で生まれた者達の中には自分達は選ばれた種族だなどと勘違いする者もいてな。どこの世界でもそうなのだが、世界というのは様々な種族が支え合うことで上手く調和が保てるというもの。どの種族が偉いなどと考えているようではまだまだ未熟よ。
この世界の人型種族は神々によく管理されていて、覇権を握っておるが故に自分達が偉いと考えているようではあるが…
まぁ、それは良いだろう。
では改めてお願いするが、此奴を君達の旅に連れて行って欲しい。
わかったな、スペルビアよ。世界を巡り、その目で見て学んでくるが良い。』
『はっ、竜王様の命とあらば。』
スペルビアは立ち上がり、アルクス達と向き合った。
『先程は世話になった。天空竜様に仕える竜人のスペルビアだ。まだまだ若輩者だがよろしく頼む。』
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#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
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