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放課後、アンリーヌは女生徒達で開かれるお茶会に参加していた。
「アンリーヌ様、最近転校してきたキャメリアさんの事はご存知ですか?」
仲良くしてくれているシンシアさんは酷く御立腹なご様子である。
「ええ、伯爵家のご令嬢でしたわね」
「そうです。その田舎者の伯爵令嬢です」
「まぁ、田舎者だなんて失礼ですわ」
田舎だろうが、何だろうが関係ない事である。
アンリーヌはシンシアを注意した。
「失礼なのはキャメリアさんの方です。王子に馴れ馴れしい声をかけて困らせているんですよ。王子は優しい方なので無下にせず相手をしてあげていますが、目に余ります。いくら何でも礼儀知らず過ぎます」
「そうね…… 私から注意しておしますわ。シンシアさんもそんなにカッカッなさらないでカモミールでもどうぞ」
「王子もアンリーヌ様も寛容過ぎます」
シンシアはまだ怒っていたが、お茶を飲んでくれた。
シンシアが怒らなくても良いのに。
でも、そうよね。
彼女はヒロインで王子と愛を育むにしては、王子は嫌がっているご様子だ。
相手にしてあげていると言うよりは、もう面倒になって空気の様に扱っているんだと思うわ。
キャメリアが転校してきて1週間が過ぎる。
毎日、お昼休みちゃっかり王子の側に座って話しかけているが、全く王子と良い雰囲気になってくれない。
困ったわ。
このままだとバッドエンドまっしぐらじゃない。
キャメリアさんが王子の攻略に失敗してしまうと、私は色狂い王の妻にされるのだけど……
王が色狂いでは政治もまともにならさないだろうし、そうすると国まで傾く事になるわ。
兎に角、キャメリアさんには王子とくっついて貰うか、その他方とくっついて貰う他無いのだ。
しかし、よく考える他の攻略対象とくっいた場合の王子のその後とかは解らないし、もしかしたキャメリアとくっつかないと色狂いルートまっしぐらなのかも知れない。
それは困るわ!
兎に角王子とくっついて貰わないと!
「アンリーヌ様、最近転校してきたキャメリアさんの事はご存知ですか?」
仲良くしてくれているシンシアさんは酷く御立腹なご様子である。
「ええ、伯爵家のご令嬢でしたわね」
「そうです。その田舎者の伯爵令嬢です」
「まぁ、田舎者だなんて失礼ですわ」
田舎だろうが、何だろうが関係ない事である。
アンリーヌはシンシアを注意した。
「失礼なのはキャメリアさんの方です。王子に馴れ馴れしい声をかけて困らせているんですよ。王子は優しい方なので無下にせず相手をしてあげていますが、目に余ります。いくら何でも礼儀知らず過ぎます」
「そうね…… 私から注意しておしますわ。シンシアさんもそんなにカッカッなさらないでカモミールでもどうぞ」
「王子もアンリーヌ様も寛容過ぎます」
シンシアはまだ怒っていたが、お茶を飲んでくれた。
シンシアが怒らなくても良いのに。
でも、そうよね。
彼女はヒロインで王子と愛を育むにしては、王子は嫌がっているご様子だ。
相手にしてあげていると言うよりは、もう面倒になって空気の様に扱っているんだと思うわ。
キャメリアが転校してきて1週間が過ぎる。
毎日、お昼休みちゃっかり王子の側に座って話しかけているが、全く王子と良い雰囲気になってくれない。
困ったわ。
このままだとバッドエンドまっしぐらじゃない。
キャメリアさんが王子の攻略に失敗してしまうと、私は色狂い王の妻にされるのだけど……
王が色狂いでは政治もまともにならさないだろうし、そうすると国まで傾く事になるわ。
兎に角、キャメリアさんには王子とくっついて貰うか、その他方とくっついて貰う他無いのだ。
しかし、よく考える他の攻略対象とくっいた場合の王子のその後とかは解らないし、もしかしたキャメリアとくっつかないと色狂いルートまっしぐらなのかも知れない。
それは困るわ!
兎に角王子とくっついて貰わないと!
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