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(何なのだ、この胸の高鳴りは)
片腕に息子を抱き、もう片方の腕で洗濯籠を担ぎながら、アリスは後ろをついてくる男の存在にひどく緊張していた。
朝霧の中から突然現れた彼は、まるで太陽神アポロンのようだった。周囲の温度を急上昇させるような、灼熱の熱量を感じる。
なんて綺麗な男だろうか。
意志の強そうな瞳も、不敵な目つきも、光り輝くプラチナブロンドの髪も、まるで精巧な芸術品のようだ。
騎士のように逞しい体格。あの強靭な腕で、あの厚い胸板に抱きしめられたなら、私は……。
不意に浮かんだ不埒な妄想に、アリスは狼狽え、激しく胸を震わせた。
(私はどうしてしまったというの? 初対面の旅人に……)
感じたことのない情動に、彼女は必死で顔を伏せた。
カイルは無口な男だった。
村に入るまでの間、彼は一言も発さなかった。だが、その背中に突き刺さるような熱い視線が気になって、アリスは生きた心地がしなかった。
「えっと、村長さんの家はこちらです。ちょうど朝の乾布摩擦をしておられますね。村長さーん!」
「おや、アリスか。今日も朝が早いな。……そちらの方は?」
「旅の方みたいです。湖で見かけて、ご案内しました!」
アリスが明るく声をかけると、村長は門を開けてカイルを招き入れてくれた。
「私はそこのパン屋で働いています。何か困ったことがあったら、気軽に声をかけてくださいね」
アリスは丁寧にカイルへ一礼すると、足早にパン屋へと戻っていった。表の物干し台で、先ほど洗ったばかりの洗濯物を干し始める彼女の後ろ姿を、カイルはじっと見送っていた。
「旅の方、どうぞこちらへ」
名残惜しげにアリスを追っていたカイルだが、村長に促され、その質素な家へと足を踏み入れた。
「この村は港からも王都からも離れており、学のない者も多い。身を隠すにはうってつけの場所です。……事情は聞きませぬ。ここでは貴方は、ただの平民として扱います。よろしいですかな?」
村長の静かな眼差しに、カイルは直感した。この老人は、自分の正体に薄々感づいているのだと。
「ああ、助かる」
「偽名を使われますか?」
「……カイ、と呼んでくれ」
「承知いたしました、カイ殿。では、ワシの家の離れをお使いなされ」
親切な申し出に、カイルは深々と頭を下げた。
城での豪華な寝室よりも、この小さな離れの方が、ずっと心が安らぐような気がしていた。窓から顔を出せば、通りを挟んだ向かい側にアリスの働くパン屋が見える。
カイルは懐から、あのボロボロの鹿革の布を取り出した。
アリスという女。アーサーという名の子供。
失われた記憶の断片が、この村に、彼女の側に、確かに転がっている。そんな気がした。
その日の夕方、カイルはパンを買いにアリスの店を訪れた。
「いらっしゃいませ。あら、カイル様」
「……すまん、俺のことは『カイ』と呼んでくれ」
彼女に対して何の警戒心も抱かず、平然と本名を告げてしまったことに気づき、カイルは内心で驚愕した。自分らしくない失態だ。王としての、あるいは逃亡者としての本能が、彼女の前では完全に牙を抜かれている。
「はい、カイ様」
アリスは不審に思う様子もなく、穏やかな笑顔で言い直してくれた。
やはり、聡い女性なのだろう。
カイルは胸の奥が温かくなるのを感じた。どういうわけか、彼女の傍はひどく安らぐ。
エプロン姿のアリスは、ちょうど焼きたてのパンを棚に並べているところだった。
「ちょうど新しいパンが焼きあがったところです。うちで一番人気の胡桃パンですよ」
香ばしいパンの香りに包まれて微笑むアリス。その柔らかい表情に、カイルは吸い寄せられるように答えた。
「……では、それを頂こうか」
「ありがとうございます」
カイルは思わず胡桃パンを購入していた。彼女がパンを包む手際の良い動き。その指先の無駄のなさに、カイルはふと、鋭い剣を振るう時の洗練された所作を幻視した。
「……お前、昔どこかで剣を習っていなかったか?」
その問いに、アリスの手がぴたりと止まる。
「まさか。私はただのパン屋の娘ですよ」
笑って誤魔化す彼女だったが、その瞳には一瞬だけ、深い哀しみが宿った気がした。
一方、息子のアーサーは、カイルの腰に隠された短剣に興味津々だった。
「ねぇねぇ、おじちゃん! これ見せて!」
それは、カイルがかつて「誰か」のために買い求めた、実用性の乏しい宝石付きの短剣だった。実際には魔力増幅の機能があるのだが、並の魔力では宝の持ち腐れとなる、贅を尽くした逸品だ。だが、強大な魔力を持つカイルにとっては、いざという時に頼れる武器でもある。
「こら、アーサー! その方は『おじちゃん』と呼ぶには若すぎるでしょう。お客様と呼びなさい。それに、それはカイ様の大事な物なのだから、勝手に触っては駄目よ」
アリスは慌てて息子を叱り、カイルに深々と頭を下げる。
「構わん。だが、重いぞ。子供のお前には持てない、見るだけだ」
カイルは膝をつき、目線を合わせてアーサーに短剣を見せてやった。
「すごーい! キラキラしてる、綺麗だね!」
散りばめられた宝石に、幼いアーサーは目を輝かせる。
「本当ね……」
アリスも横から覗き込み、にこにこと微笑んだ。だが、その胸の奥で小さなざわめきが起きていた。
(……どこかで、見たことがあるような気がする)
しかし、こんな高級な品を、名もなき自分が知るわけがない。
カイルは子供の頭をそっと撫でながら、ふと息を呑んだ。
至近距離で見る、幼い少年の顔。
(この子の瞳の形……。鏡で見る俺の目に、あまりにも似すぎていないか?)
俺は彼女に一目惚れして、あらぬ妄想を繰り広げているのかもしれない。
カイルは期待と、不安に胸を震わせた。
片腕に息子を抱き、もう片方の腕で洗濯籠を担ぎながら、アリスは後ろをついてくる男の存在にひどく緊張していた。
朝霧の中から突然現れた彼は、まるで太陽神アポロンのようだった。周囲の温度を急上昇させるような、灼熱の熱量を感じる。
なんて綺麗な男だろうか。
意志の強そうな瞳も、不敵な目つきも、光り輝くプラチナブロンドの髪も、まるで精巧な芸術品のようだ。
騎士のように逞しい体格。あの強靭な腕で、あの厚い胸板に抱きしめられたなら、私は……。
不意に浮かんだ不埒な妄想に、アリスは狼狽え、激しく胸を震わせた。
(私はどうしてしまったというの? 初対面の旅人に……)
感じたことのない情動に、彼女は必死で顔を伏せた。
カイルは無口な男だった。
村に入るまでの間、彼は一言も発さなかった。だが、その背中に突き刺さるような熱い視線が気になって、アリスは生きた心地がしなかった。
「えっと、村長さんの家はこちらです。ちょうど朝の乾布摩擦をしておられますね。村長さーん!」
「おや、アリスか。今日も朝が早いな。……そちらの方は?」
「旅の方みたいです。湖で見かけて、ご案内しました!」
アリスが明るく声をかけると、村長は門を開けてカイルを招き入れてくれた。
「私はそこのパン屋で働いています。何か困ったことがあったら、気軽に声をかけてくださいね」
アリスは丁寧にカイルへ一礼すると、足早にパン屋へと戻っていった。表の物干し台で、先ほど洗ったばかりの洗濯物を干し始める彼女の後ろ姿を、カイルはじっと見送っていた。
「旅の方、どうぞこちらへ」
名残惜しげにアリスを追っていたカイルだが、村長に促され、その質素な家へと足を踏み入れた。
「この村は港からも王都からも離れており、学のない者も多い。身を隠すにはうってつけの場所です。……事情は聞きませぬ。ここでは貴方は、ただの平民として扱います。よろしいですかな?」
村長の静かな眼差しに、カイルは直感した。この老人は、自分の正体に薄々感づいているのだと。
「ああ、助かる」
「偽名を使われますか?」
「……カイ、と呼んでくれ」
「承知いたしました、カイ殿。では、ワシの家の離れをお使いなされ」
親切な申し出に、カイルは深々と頭を下げた。
城での豪華な寝室よりも、この小さな離れの方が、ずっと心が安らぐような気がしていた。窓から顔を出せば、通りを挟んだ向かい側にアリスの働くパン屋が見える。
カイルは懐から、あのボロボロの鹿革の布を取り出した。
アリスという女。アーサーという名の子供。
失われた記憶の断片が、この村に、彼女の側に、確かに転がっている。そんな気がした。
その日の夕方、カイルはパンを買いにアリスの店を訪れた。
「いらっしゃいませ。あら、カイル様」
「……すまん、俺のことは『カイ』と呼んでくれ」
彼女に対して何の警戒心も抱かず、平然と本名を告げてしまったことに気づき、カイルは内心で驚愕した。自分らしくない失態だ。王としての、あるいは逃亡者としての本能が、彼女の前では完全に牙を抜かれている。
「はい、カイ様」
アリスは不審に思う様子もなく、穏やかな笑顔で言い直してくれた。
やはり、聡い女性なのだろう。
カイルは胸の奥が温かくなるのを感じた。どういうわけか、彼女の傍はひどく安らぐ。
エプロン姿のアリスは、ちょうど焼きたてのパンを棚に並べているところだった。
「ちょうど新しいパンが焼きあがったところです。うちで一番人気の胡桃パンですよ」
香ばしいパンの香りに包まれて微笑むアリス。その柔らかい表情に、カイルは吸い寄せられるように答えた。
「……では、それを頂こうか」
「ありがとうございます」
カイルは思わず胡桃パンを購入していた。彼女がパンを包む手際の良い動き。その指先の無駄のなさに、カイルはふと、鋭い剣を振るう時の洗練された所作を幻視した。
「……お前、昔どこかで剣を習っていなかったか?」
その問いに、アリスの手がぴたりと止まる。
「まさか。私はただのパン屋の娘ですよ」
笑って誤魔化す彼女だったが、その瞳には一瞬だけ、深い哀しみが宿った気がした。
一方、息子のアーサーは、カイルの腰に隠された短剣に興味津々だった。
「ねぇねぇ、おじちゃん! これ見せて!」
それは、カイルがかつて「誰か」のために買い求めた、実用性の乏しい宝石付きの短剣だった。実際には魔力増幅の機能があるのだが、並の魔力では宝の持ち腐れとなる、贅を尽くした逸品だ。だが、強大な魔力を持つカイルにとっては、いざという時に頼れる武器でもある。
「こら、アーサー! その方は『おじちゃん』と呼ぶには若すぎるでしょう。お客様と呼びなさい。それに、それはカイ様の大事な物なのだから、勝手に触っては駄目よ」
アリスは慌てて息子を叱り、カイルに深々と頭を下げる。
「構わん。だが、重いぞ。子供のお前には持てない、見るだけだ」
カイルは膝をつき、目線を合わせてアーサーに短剣を見せてやった。
「すごーい! キラキラしてる、綺麗だね!」
散りばめられた宝石に、幼いアーサーは目を輝かせる。
「本当ね……」
アリスも横から覗き込み、にこにこと微笑んだ。だが、その胸の奥で小さなざわめきが起きていた。
(……どこかで、見たことがあるような気がする)
しかし、こんな高級な品を、名もなき自分が知るわけがない。
カイルは子供の頭をそっと撫でながら、ふと息を呑んだ。
至近距離で見る、幼い少年の顔。
(この子の瞳の形……。鏡で見る俺の目に、あまりにも似すぎていないか?)
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