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スウィートルームに到着し、一息つこうとしたのも束の間。カゲロウは隠密としての本能に従い、即座にターゲットの動向を探るべく腰を浮かせた。
「行きましょう、ゼノス様」
室内に盗聴や覗きの魔法が仕掛けられている可能性を考慮し、カゲロウはあえてゼノスの腕にしがみつき、甘えるような恋人の演技を継続する。
「えっ……べ、ベッドですか!? いきなり積極的すぎませんかリリア!」
カゲロウからの誘いかと勘違いしたゼノスが、期待に目を輝かせて鼻息を荒くする。
「もう! せっかく最高級の温泉に来たのですから、大浴場に行かなきゃ損じゃないですか」
(この離宮で最も情報が集まり、かつ客の警戒が解ける場所――大浴場へ行くに決まっているだろうが、このケダモノ騎士!)
リリアの声音で可愛らしく囁きつつ、カゲロウは冷徹な「忍の眼」で内心の罵倒を伝えた。
「……ああ、なるほど。確か大浴場は混浴で、同伴者と共に入るのが決まりでしたね。湯浴み着が用意されているはずですが……」
ゼノスが備え付けのクローゼットから取り出した「女性用」の湯浴み着を見て、カゲロウは絶句した。
それは、極薄のシルクで作られた、肌が透けて見えるような代物だ。お湯に濡れれば肌に吸い付いて輪郭を露わにし、何も隠さないに等しい状態になるだろう。
「……っ、これは流石に、僕は耐えられませんよ。恋人の殆ど裸のような姿なんて、僕以外の男に見せたくありません!」
「ゼノス様の湯浴み着も、これのようですよ」
カゲロウが手渡した「男性用」は、同じ素材で作られた――ただの、心もとない褌(ふんどし)だった。
(……嫌だ。絶対に、着たくねぇー)
「趣味が悪いですね、ここは。……ねえ、大浴場はやめませんか? 部屋の露天風呂で十分でしょう?」
帝国最強の騎士団長が、褌一丁で人前に出る屈辱にハハハと乾いた笑いを漏らす。しかし、カゲロウの決意は固い。
「嫌です。私はここの温泉を楽しみに来たんですから!」
(任務最優先だ、我慢しろ!)
「それに……ゼノス様が側にいてくれれば安心だわ。貴方は世界で一番の、私の騎士様ですもの」
(君という最強の『変な虫』が防波堤になっていれば、他の雑魚どもは寄ってこないはずだ。頼りにしているぞ、私の『盾』よ)
「……そこまで信頼されているのであれば、光栄ですよ」
ゼノスは深いため習いをつき、自らの理性と戦う覚悟を決めて、重い腰を上げた。
離宮の奥深くに位置する大浴場は、雪の峰々を一望できる開放的な半露天の造りになっていた。立ち込める白く濃い湯煙が視界を遮り、魔導灯の淡い光が幻想的な空間を作り出している。
カゲロウは例の湯浴み着を纏い、視線を伏せてゆっくりとお湯に浸かった。
(……温かい。けれど、周囲の視線が肌に刺さるようだ……)
お湯に濡れたシルクは予想通り、彼女のしなやかな肢体を露骨に浮き彫りにしていた。湯煙の向こう側、先客である男たち――背中に「鳥の羽」の刺青を覗かせている二人組が、カゲロウを認めると野卑な笑みを浮かべた。
「おいおい見ろよ、ありゃあ……とびきり上等な『珠(たま)』だぜ」
「頭(かしら)に手籠めにされちまう前に、ちょいと味見してやろうか」
刺客特有の鋭い耳を持つカゲロウには、その下卑た会話が丸聞こえだった。
(主様の暗殺を企てるような連中だ、ろくな教育を受けていないようだな……)
「どうしました、カゲロウ?」
カゲロウの妙な様子に、ゼノスは心配して耳元で囁く。
「……あそこの男たちが、私が『上等な玉』だから『頭に手籠めにされる前に味見してやろう』と言っている。ゼノス様、これはどういう意味だと思う?」
カゲロウは、純粋に「隠密としての隠語」か何かかと思い、知識豊富な騎士団長に意見を求めた。
「……ほーう。それは、それは……」
その瞬間、ゼノスの周囲の空気が凍りついた。低く、地を這うような殺気が湯煙を切り裂く。
「……僕の恋人を、その腐った眼で二度と見ないでいただきたい」
ゼノスはカゲロウの腰を背後から抱き寄せ、男たちに物理的な圧力を伴う殺気を叩きつけた。鍛え上げられた剥き出しの肉体と、隠しきれない王者の風格。男たちは蛇に睨まれた蛙のように、一瞬でその場に凍りついた。
「……っ、アイツ、帝国の最強騎士団長じゃねえか。浮いた話一つなかった癖に、あんな極上の女を隠してやがったとはな」
「流石にあの男相手はヤバすぎる。一旦引いて、頭(かしら)に伝えておこう」
男たちが舌打ちをして立ち去ろうとした、その時だ。一人の男が、去り際にカゲロウの顔をじろりと凝視した。
「待て……。お前、どこかで見たことが……」
カゲロウの心臓が跳ねた。潜入の過程で、あるいは王宮の裏側で、一度でも視界に入っていれば致命的だ。
(まずい、正体がバレる……!)
カゲロウが動揺を露わにするよりも早く、ゼノスが動いた。
「リリア、いつまでそこに腰掛けているのですか。もっと深くお湯に浸かりましょう」
ゼノスはカゲロウを正面から抱き寄せ、彼女の体を強引にお湯の中へと沈め、自分の胸へと押し付けた。
「あ……っ!」
カゲロウの悲鳴は、ゼノスの深い口づけによって飲み込まれた。
お湯の中で、二人の体が密着する。濡れた布地が剥がれ落ちそうになるほどに激しく、ゼノスの熱い掌が彼女の背中から腰へと滑り落ちた。
男たちからは、独占欲の強い騎士が、人目も憚らず恋人と睦み合っているようにしか見えない。
「おーおー、凄まじいな。あの堅物騎士が、あんなに情熱的とは」
「城下町の女どもが見たら、絶望して泣き喚くだろうぜ。行こう、邪魔したら首を飛ばされるぞ」
男たちは鼻で笑い、興味を失ったように浴場を後にした。
だが、足音が完全に消えても、ゼノスの口づけは止まらなかった。むしろ、男たちが去った後の方が、その舌使いは執拗で、カゲロウの理性を奪うほどに深く、深く食い込んできた。
「ん……む……ぜの、す……っ! はぁ……っ!」
ようやく唇を離した時、カゲロウの瞳は熱で潤み、視界は白く霞んでいた。お湯の熱さか、それとも彼の情熱のせいか、もはや判別がつかない。
「……もう、皆が見てますわ、ゼノス様」
(演技が過ぎるぞ、いい加減にしろ!)
「……リリア。言ったはずですよ。貴女が僕を煽るのだ、と」
ゼノスの金の瞳は、湯煙の中で飢えた獣のように光っていた。水面下、誰にも見えない場所で、彼の指がカゲロウの湯浴み着の紐にかけられる。カゲロウはその手を引っ叩いた。
「他の客は皆、自分たちの快楽に夢中で、誰も見ていませんよ。ねえ、リリア。……僕の『誓い』を、貴女はいつ、破らせてくれるのかな?」
ゼノスは蕩けるような声で耳元に囁いた。
彼の大きな手が、水中でカゲロウの膝の裏を掬い、彼女を自分の腰に跨がせるように引き寄せた。
不安定な浮遊感の中、カゲロウは彼の逞しい首にしがみつくしかない。
お湯に浸かり、濡れて輝く首元のチョーカーが、彼女の逃げ場がないことを象徴するように、キラリと妖しく光っていた。
「行きましょう、ゼノス様」
室内に盗聴や覗きの魔法が仕掛けられている可能性を考慮し、カゲロウはあえてゼノスの腕にしがみつき、甘えるような恋人の演技を継続する。
「えっ……べ、ベッドですか!? いきなり積極的すぎませんかリリア!」
カゲロウからの誘いかと勘違いしたゼノスが、期待に目を輝かせて鼻息を荒くする。
「もう! せっかく最高級の温泉に来たのですから、大浴場に行かなきゃ損じゃないですか」
(この離宮で最も情報が集まり、かつ客の警戒が解ける場所――大浴場へ行くに決まっているだろうが、このケダモノ騎士!)
リリアの声音で可愛らしく囁きつつ、カゲロウは冷徹な「忍の眼」で内心の罵倒を伝えた。
「……ああ、なるほど。確か大浴場は混浴で、同伴者と共に入るのが決まりでしたね。湯浴み着が用意されているはずですが……」
ゼノスが備え付けのクローゼットから取り出した「女性用」の湯浴み着を見て、カゲロウは絶句した。
それは、極薄のシルクで作られた、肌が透けて見えるような代物だ。お湯に濡れれば肌に吸い付いて輪郭を露わにし、何も隠さないに等しい状態になるだろう。
「……っ、これは流石に、僕は耐えられませんよ。恋人の殆ど裸のような姿なんて、僕以外の男に見せたくありません!」
「ゼノス様の湯浴み着も、これのようですよ」
カゲロウが手渡した「男性用」は、同じ素材で作られた――ただの、心もとない褌(ふんどし)だった。
(……嫌だ。絶対に、着たくねぇー)
「趣味が悪いですね、ここは。……ねえ、大浴場はやめませんか? 部屋の露天風呂で十分でしょう?」
帝国最強の騎士団長が、褌一丁で人前に出る屈辱にハハハと乾いた笑いを漏らす。しかし、カゲロウの決意は固い。
「嫌です。私はここの温泉を楽しみに来たんですから!」
(任務最優先だ、我慢しろ!)
「それに……ゼノス様が側にいてくれれば安心だわ。貴方は世界で一番の、私の騎士様ですもの」
(君という最強の『変な虫』が防波堤になっていれば、他の雑魚どもは寄ってこないはずだ。頼りにしているぞ、私の『盾』よ)
「……そこまで信頼されているのであれば、光栄ですよ」
ゼノスは深いため習いをつき、自らの理性と戦う覚悟を決めて、重い腰を上げた。
離宮の奥深くに位置する大浴場は、雪の峰々を一望できる開放的な半露天の造りになっていた。立ち込める白く濃い湯煙が視界を遮り、魔導灯の淡い光が幻想的な空間を作り出している。
カゲロウは例の湯浴み着を纏い、視線を伏せてゆっくりとお湯に浸かった。
(……温かい。けれど、周囲の視線が肌に刺さるようだ……)
お湯に濡れたシルクは予想通り、彼女のしなやかな肢体を露骨に浮き彫りにしていた。湯煙の向こう側、先客である男たち――背中に「鳥の羽」の刺青を覗かせている二人組が、カゲロウを認めると野卑な笑みを浮かべた。
「おいおい見ろよ、ありゃあ……とびきり上等な『珠(たま)』だぜ」
「頭(かしら)に手籠めにされちまう前に、ちょいと味見してやろうか」
刺客特有の鋭い耳を持つカゲロウには、その下卑た会話が丸聞こえだった。
(主様の暗殺を企てるような連中だ、ろくな教育を受けていないようだな……)
「どうしました、カゲロウ?」
カゲロウの妙な様子に、ゼノスは心配して耳元で囁く。
「……あそこの男たちが、私が『上等な玉』だから『頭に手籠めにされる前に味見してやろう』と言っている。ゼノス様、これはどういう意味だと思う?」
カゲロウは、純粋に「隠密としての隠語」か何かかと思い、知識豊富な騎士団長に意見を求めた。
「……ほーう。それは、それは……」
その瞬間、ゼノスの周囲の空気が凍りついた。低く、地を這うような殺気が湯煙を切り裂く。
「……僕の恋人を、その腐った眼で二度と見ないでいただきたい」
ゼノスはカゲロウの腰を背後から抱き寄せ、男たちに物理的な圧力を伴う殺気を叩きつけた。鍛え上げられた剥き出しの肉体と、隠しきれない王者の風格。男たちは蛇に睨まれた蛙のように、一瞬でその場に凍りついた。
「……っ、アイツ、帝国の最強騎士団長じゃねえか。浮いた話一つなかった癖に、あんな極上の女を隠してやがったとはな」
「流石にあの男相手はヤバすぎる。一旦引いて、頭(かしら)に伝えておこう」
男たちが舌打ちをして立ち去ろうとした、その時だ。一人の男が、去り際にカゲロウの顔をじろりと凝視した。
「待て……。お前、どこかで見たことが……」
カゲロウの心臓が跳ねた。潜入の過程で、あるいは王宮の裏側で、一度でも視界に入っていれば致命的だ。
(まずい、正体がバレる……!)
カゲロウが動揺を露わにするよりも早く、ゼノスが動いた。
「リリア、いつまでそこに腰掛けているのですか。もっと深くお湯に浸かりましょう」
ゼノスはカゲロウを正面から抱き寄せ、彼女の体を強引にお湯の中へと沈め、自分の胸へと押し付けた。
「あ……っ!」
カゲロウの悲鳴は、ゼノスの深い口づけによって飲み込まれた。
お湯の中で、二人の体が密着する。濡れた布地が剥がれ落ちそうになるほどに激しく、ゼノスの熱い掌が彼女の背中から腰へと滑り落ちた。
男たちからは、独占欲の強い騎士が、人目も憚らず恋人と睦み合っているようにしか見えない。
「おーおー、凄まじいな。あの堅物騎士が、あんなに情熱的とは」
「城下町の女どもが見たら、絶望して泣き喚くだろうぜ。行こう、邪魔したら首を飛ばされるぞ」
男たちは鼻で笑い、興味を失ったように浴場を後にした。
だが、足音が完全に消えても、ゼノスの口づけは止まらなかった。むしろ、男たちが去った後の方が、その舌使いは執拗で、カゲロウの理性を奪うほどに深く、深く食い込んできた。
「ん……む……ぜの、す……っ! はぁ……っ!」
ようやく唇を離した時、カゲロウの瞳は熱で潤み、視界は白く霞んでいた。お湯の熱さか、それとも彼の情熱のせいか、もはや判別がつかない。
「……もう、皆が見てますわ、ゼノス様」
(演技が過ぎるぞ、いい加減にしろ!)
「……リリア。言ったはずですよ。貴女が僕を煽るのだ、と」
ゼノスの金の瞳は、湯煙の中で飢えた獣のように光っていた。水面下、誰にも見えない場所で、彼の指がカゲロウの湯浴み着の紐にかけられる。カゲロウはその手を引っ叩いた。
「他の客は皆、自分たちの快楽に夢中で、誰も見ていませんよ。ねえ、リリア。……僕の『誓い』を、貴女はいつ、破らせてくれるのかな?」
ゼノスは蕩けるような声で耳元に囁いた。
彼の大きな手が、水中でカゲロウの膝の裏を掬い、彼女を自分の腰に跨がせるように引き寄せた。
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