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屋敷に帰って来た牛五郎は、制服に着替えて夜中の見回りをしていた。
巡回の最後に主人の部屋を訪れる。
ちゃんと寝ているか、生きているかの確認である。
控えめにノックをし、ソッとドアを開けて確かめる。
まだ部屋に灯が点いていた。
「まだ起きているのですか。今、何時だと思もっているんです」
「ああ、もうそんな時間か」
牛五郎が見回るのは、毎晩決また時間だ。
今は深夜の2時である。
仕事をしていたらしい哉汰はパソコンの電源を切った。
意外と仕事熱心である。
そんなに牛での金儲けが楽しいか。
牛五郎はもう、哉汰に偏見しかなかった。
出会ったばかりの頃は、もう少し素直で可愛気の有る子だったのに。
色々自分の事も気にかけてくれて、きっとこの人なら自分が人間になりたいって言っても応援してくれる。
そう思って安心して側に居たのに……
「さぁ、ベットに入って下さい」
あれこれ思う事は有るが、自分は哉汰の執事でる。
仕事は全うしなければ。
牛五郎は布団を捲って早く入って寝ろと促す。
「ああ。で? ちゃんとお乳は絞ったのか?」
「ヒャッ!」
布団を捲って待ってた牛五郎。
不意に後ろから抱きく様な形で乳首を握られ、変な声が出てしまう。
慌てて口を押さえた。
哉汰は躊躇う事もなく、ギュッギュと乳首を強く掴んで引っ張る。
「んンッ」
勿論、夜学から帰ってきて直ぐに従事しているのだ。お乳を絞る暇などなかった。
先からビュービューと勢いよくミルク飛び出す。
「アッ、ンッんんんー」
声が上がりそうになるのを必死に手の甲を口に当てておさえる牛五郎。
自分でお乳を絞ってもこんな風にはならないのに。
「ちゃんと絞れと言ったのに悪い子だ。体に溜めておくのは良くないと言っているだろ。どうせこっちも処理してないんだ」
「やっ、止めて下さい。部屋に戻って自分でします」
「猶予は与えた。だが、しなかったのはお前だ。俺は俺の牛を管理する義務がある」
ズボンのチャックに手かけられ、慌てる牛五郎。
今まで何だかんだ言っても自分が嫌がることはしなかった哉汰。
嫌だと言えば止めてくれた。
なのに今は、気付けばベットに押し倒されていた。
「何をなさるおつもりですか?」
牛五郎は完全に怯えきっていた。
「ミルクの処理に決まっているだろう。今日はちゃんとバケツに入れて測るんだ」
「嫌です! 離して下さい、ヤッ!」
牛五郎は闘牛の血が混ざっているので、本気で抵抗すれば逃げられる。
だが、あくまでも自分は哉汰の執事。
乱暴な事は出来なかった。
それでも抵抗する牛五郎に、哉汰はどこからか取り出した器具で拘束してしまう。
こういう事をするの念頭に置いて、哉汰の部屋は作られている。
そう、ここは牛の調教部屋でも有るのだ。
「そろそろちゃんと調教しないとな」
手慣れた動作で拘束されてしまい、逃げ出せない牛五郎。
笑顔で頭を撫でる哉汰に牛五郎は絶望を覚えた。
嫌だ。
俺は牛じゃない。
人間なんだ。
お乳を絞られって気持ち良くなんかない。
人間に可愛がられて喜んだりしない。
「嫌だ。止めてください」
涙目で懇願する牛五郎だが、その願いを哉汰が叶える事は無かった。
巡回の最後に主人の部屋を訪れる。
ちゃんと寝ているか、生きているかの確認である。
控えめにノックをし、ソッとドアを開けて確かめる。
まだ部屋に灯が点いていた。
「まだ起きているのですか。今、何時だと思もっているんです」
「ああ、もうそんな時間か」
牛五郎が見回るのは、毎晩決また時間だ。
今は深夜の2時である。
仕事をしていたらしい哉汰はパソコンの電源を切った。
意外と仕事熱心である。
そんなに牛での金儲けが楽しいか。
牛五郎はもう、哉汰に偏見しかなかった。
出会ったばかりの頃は、もう少し素直で可愛気の有る子だったのに。
色々自分の事も気にかけてくれて、きっとこの人なら自分が人間になりたいって言っても応援してくれる。
そう思って安心して側に居たのに……
「さぁ、ベットに入って下さい」
あれこれ思う事は有るが、自分は哉汰の執事でる。
仕事は全うしなければ。
牛五郎は布団を捲って早く入って寝ろと促す。
「ああ。で? ちゃんとお乳は絞ったのか?」
「ヒャッ!」
布団を捲って待ってた牛五郎。
不意に後ろから抱きく様な形で乳首を握られ、変な声が出てしまう。
慌てて口を押さえた。
哉汰は躊躇う事もなく、ギュッギュと乳首を強く掴んで引っ張る。
「んンッ」
勿論、夜学から帰ってきて直ぐに従事しているのだ。お乳を絞る暇などなかった。
先からビュービューと勢いよくミルク飛び出す。
「アッ、ンッんんんー」
声が上がりそうになるのを必死に手の甲を口に当てておさえる牛五郎。
自分でお乳を絞ってもこんな風にはならないのに。
「ちゃんと絞れと言ったのに悪い子だ。体に溜めておくのは良くないと言っているだろ。どうせこっちも処理してないんだ」
「やっ、止めて下さい。部屋に戻って自分でします」
「猶予は与えた。だが、しなかったのはお前だ。俺は俺の牛を管理する義務がある」
ズボンのチャックに手かけられ、慌てる牛五郎。
今まで何だかんだ言っても自分が嫌がることはしなかった哉汰。
嫌だと言えば止めてくれた。
なのに今は、気付けばベットに押し倒されていた。
「何をなさるおつもりですか?」
牛五郎は完全に怯えきっていた。
「ミルクの処理に決まっているだろう。今日はちゃんとバケツに入れて測るんだ」
「嫌です! 離して下さい、ヤッ!」
牛五郎は闘牛の血が混ざっているので、本気で抵抗すれば逃げられる。
だが、あくまでも自分は哉汰の執事。
乱暴な事は出来なかった。
それでも抵抗する牛五郎に、哉汰はどこからか取り出した器具で拘束してしまう。
こういう事をするの念頭に置いて、哉汰の部屋は作られている。
そう、ここは牛の調教部屋でも有るのだ。
「そろそろちゃんと調教しないとな」
手慣れた動作で拘束されてしまい、逃げ出せない牛五郎。
笑顔で頭を撫でる哉汰に牛五郎は絶望を覚えた。
嫌だ。
俺は牛じゃない。
人間なんだ。
お乳を絞られって気持ち良くなんかない。
人間に可愛がられて喜んだりしない。
「嫌だ。止めてください」
涙目で懇願する牛五郎だが、その願いを哉汰が叶える事は無かった。
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