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イベントよ何処へ
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「クラリア様は何処かなぁ」
放課後、アリスはキョロキョロしながら校舎の中を歩き廻っていた。
クラリア様に早く報告しなきゃ、これで推しのアレク様に一歩、いや五歩は近づいたかも。クラリアは褒めてくれるかな、良くやった…は無いな。まあまあで充分。
しかし肝心のクラリアが教室にも校舎の食堂やテラス、寮にもクラリアはいない。各庭も廻ってみたがクラリアを見掛けた人はいなかった。授業が終了するなり双子と三人で急いで教室を出て行った所迄は判っているのだがその先が不明。そもそも何故急いでいたのか。
「もしかしてお腹でも壊しているのかな?」
「違うわよっ」
立ち止まりトイレを当たろうとUターン仕掛けたアリスにクラリアの小さな声が聞こえた。
「ほえ?」
振り返るとクラリアが並んだ教室の一つからドアを細く開けてアリスを手招きしていた。アリスは目をパチクリ。
「何やってるんですか?クラリ」
「しっ、早く中へ」
「は、はいっ」
クラリアの真剣な表情にアリスはとにかく教室の中へ入った。中にはクラリアの他に誰もいない。クラリアは外の様子を覗った後にドアを閉めて、はぁと息を吐くと手近の机の陰に身を隠した。何だかぐったりしているクラリア。アリスはその横にしゃがみ込んで声を潜めて聞いた。
「どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたも」
「そういえば双子ちゃんズは?」
「はぐれた」
「へっ?あの二人と?もしかしてAクラスの剣技の授業で何かあったんですか?Bクラスでもありましたけど」
「そう、Aクラスでもあったわよ。ゲーム展開上重要なイベントが。ちょっと頭の中を整理したいのでBクラスでの出来事を先に話してくれる?」
「はい、その事をお話しようと探していたんです」
アリスはクラリアに剣技で男子と一緒に授業を受ける事になった事、トーナメント式の模擬戦で女子三人の中でトップ、男子の中でも騎士科志望の生徒達に続く順位につけた事、意地悪令嬢にイジメられイベント?があった事、お目当ての姫役を相手チームに取られそうになったけど取り返した事等を話した。
「なんです~。でユリアンヌやサーシャに沢山説明して貰ったけど騎士道って面倒くさいですねぇ」
そう言ってえへへと笑うアリスにクラリアは何度かこめかみを押さえたり天を仰いだりしたが、一言。
「熊君が可哀想ね」
「何で?Bクラストップですよ」
「そうね、でもアリスの姫への申込みのマナーは残念過ぎるわ。昔のTV番組でもあったでしょう。お目当ての女の子が他の男に先に申込まれたら、力で排除するのではなくちょっと待ったと言って自分も申込む意思がある事を伝えて男子が揃って右手を差し出す。女の子が誰の手を取るか決める、女の子がごめんなさいと断る事もある、っていう番組。覚えてない?」
「覚えてないというか、知らないです」
「……、そうか、時代よね~」
クラリアが寂しそうに頷くのにアリスはキョトン。
「人気番組だったのよ~」
「はあ、あ、ちょっと待ったーは言いました」
「そうね。何処かで聞き噛じったのかな、と話が逸れたわね。Aクラスではアーサールートのライバル令嬢エリン・ハークス男爵令嬢を含む数人が男子と一緒に剣技の授業を受ける事になったわ。私やアナベル&セシルとグレースはゲーム通り短剣での護身術を受ける。で団体戦でのチーム分けなんだけど、ゲームではアーサーの他にカイルとアランにエリンもゲーム上のメインキャラクターが全て1つのチームに入っていたわね」
「はい、考えてみるとかなりバランスの悪いチーム配分ですね。カイル様もアラン様も剣の腕前は中々の物っていう設定だった筈」
「主人公アリスの為の配置でしょう。そのアリスが不在なのでチーム分けはカイル、アラン、エリンの入ったチームとアーサーの入ったチームに分かれたわ」
「おー、アーサー様は別格っていう設定でしたから公平になりましたね。で姫は?ゲームだとアリスかエリン、相手チームはモブ令嬢でしたっけ」
「そうよ、でも現実はカイルチームの姫はグレースで直ぐに決まったわ」
「へぇ、グレース様ですか。って事はアーサーチームはエリン嬢ってあれ?エリン嬢はカイルチームの一員だ。ん?モブ令嬢か?」
「そうなるべく目下鋭意努力中よ。アリス、貴方も手を貸しなさい」
「はい、勿論。でも何をすれば良いんですか?」
「私が寮に無事に帰れるよう護衛をお願い」
「へっ?護衛って、一体Aクラスで何があ…」
その時バッと乱暴にドアが開き、その瞬間クラリアは素早く立ち上がるとアリスをドアの方へ押しやりながらもう一方のドアへ逃れようとした。体育座りの体制のまま転がったアリスは、
「え?」
しかし教室に飛び込みながらダルマアリスを難なく避けてクラリアの腕を掴んだのはアーサーだった。
「え?!」
再度驚くだるまアリス。
え?どうしてアーサー様からクラリア様が逃げているの?こんな展開ってゲームあったっけ?
クラリアはアーサーの手を振り解こうとするが逆に肩も掴まれてしまい益々逃げられ無くなっていた。
「逃げないで話を聞いてくれ」
「お話はもう済んでいますわ。手を話して下さいませ」
「頼む。君以外には考えられないんだ」
「私には荷の重い事ですわ」
「そう言わずに受けて欲しいんだ」
涼し気で精悍な顔立ちに短く揃えられた赤髪が良く似合うアーサーは真剣な表情でクラリアを何やら口説いていた。アーサーは強い眼差しでクラリアを見つめ、クラリアは絶対に目を合わせまいと顔を背けている。床に転がったままでそれをポケっと眺めているアリス。アーサーは右手でクラリアの手を握りしめたまま片膝を突くと左手を胸に当てた。手を掴まれて動けず顔をしかめているクラリアをアーサーは真っ直ぐに見上げる。その瞬間アーサーの周りに真紅の薔薇が咲いた。
え、これってアーサールートの姫選びのスチルのまんまじゃん。相手はアリスじゃなくてクラリアだけど。
目を丸くするアリスでアーサーは薔薇の花が舞い散る中、
「君を守る栄誉を俺に与えてくれ。勝利を手に入れる為に君の頭脳が必要なんだ。頼む、助けて下さい!」
んっ?
アーサーの背負った薔薇が色褪せ全て落下した。アリスはムクッと起き上がる。
あれ~?アーサー激推しの従姉妹が狂喜乱舞していたアーサーイベントの姫選びスチルってもっとアーサー様の騎士様感が強くてもっとロマンチックなムード満載だった筈だけど。何だか大分違っている様な気がするぞ。アーサー様は必死感が満載だし対するクラリア様は良く見ると指の関節技決められていて動けない様だし。
「……」
アリスはそっと立ち上がると音を立てずにアーサーの背後に回り込んだ。ゆっくりと両手を伸ばして、
こちょこちょこちょこちょ!
アリスに両脇をくすぐられたアーサーは、
「うひょっ」
と可笑しな声を上げ、一瞬クラリアの手を掴む力が抜けた。その隙にクラリアはアーサーの手を振り解いた。アーサーは慌ててクラリアの手を再び捕らえ直そうと腕を伸ばし、その間にクラリアの逆側からアーサーの前面に廻り込んでいたアリスは、
「とおっ!」
蹴!
「○△?!」
急所をアリスに蹴り上げられたアーサーは声を上げる事も出来ずに倒れ込んだ。急所を押さえて唸るアーサーをアリスは仁王立ちで見下ろした。
「いくら何でも違い過ぎでしょ!助けて下さいとかマジで無い、ガチで超ダサい!」
「そうだ、そうだっ」
アリスの後で同調するクラリア。仮にも攻略対象にあまりな仕打ちの二人と痛みに涙ぐみながらアーサーはそれでも必死に訴えた。
「よく解らないが、えぇとアリス嬢?君だってクラリア嬢から模擬戦の必勝法を貰っていたじゃないか。相手チームは剣の上手いカイル様と戦略に長けたアラン様を擁しているんだ。こっちにも戦略家が必要なんだ」
「自分で考えれば良いじゃん。クラリア様を頼るな」
「アラン様を出し抜ける作戦なんて俺に思い付ける訳が無いだろ」
「情けない事を堂々と言うなっ、姉ちゃんが泣くわ!」
蹴!
「□?!」
「紅の薔薇の騎士の名は返上しろ!」
最後の引導を渡したアリスはそう捨て台詞を吐くと白目を剥いて伸びているアーサーを教室に残しその場を後にした。隣ではクラリアがニコニコと満面の笑みを浮かべている。
「良くやったわ、アリス。後で靴を買い直してあげるからね」
「よく拭けば大丈夫ですよ~。これでアーサールートは完全に潰れましたね」
「そうね。他所のルートのライバル令嬢にちょっかい出した挙げ句に主人公にKOされるとは中々意外なゲーム展開だけど、まぁ問題無いでしょう。後はアーサールートのライバル令嬢に任せましょう」
「そうですね。私、アレク様一筋だし。でもアレを押し付けるの悪いなぁ」
「エリン嬢がダメンズ好きゴホゴホ、お世話好きな方である事を願いましょう」
「嫌なら断れるんですよね?」
「騎士なら剣の道を極めるのもまた人生ね」
「確かに!頑張れ、アーサー!」
「人生に幸多からん事を祈りますわ~」
1ミリも心に無い事を言い合ってアリスとクラリアは笑った。そしてこのルートは二人の中でルートエンドを迎えた。
『幸せあれ~』
放課後、アリスはキョロキョロしながら校舎の中を歩き廻っていた。
クラリア様に早く報告しなきゃ、これで推しのアレク様に一歩、いや五歩は近づいたかも。クラリアは褒めてくれるかな、良くやった…は無いな。まあまあで充分。
しかし肝心のクラリアが教室にも校舎の食堂やテラス、寮にもクラリアはいない。各庭も廻ってみたがクラリアを見掛けた人はいなかった。授業が終了するなり双子と三人で急いで教室を出て行った所迄は判っているのだがその先が不明。そもそも何故急いでいたのか。
「もしかしてお腹でも壊しているのかな?」
「違うわよっ」
立ち止まりトイレを当たろうとUターン仕掛けたアリスにクラリアの小さな声が聞こえた。
「ほえ?」
振り返るとクラリアが並んだ教室の一つからドアを細く開けてアリスを手招きしていた。アリスは目をパチクリ。
「何やってるんですか?クラリ」
「しっ、早く中へ」
「は、はいっ」
クラリアの真剣な表情にアリスはとにかく教室の中へ入った。中にはクラリアの他に誰もいない。クラリアは外の様子を覗った後にドアを閉めて、はぁと息を吐くと手近の机の陰に身を隠した。何だかぐったりしているクラリア。アリスはその横にしゃがみ込んで声を潜めて聞いた。
「どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたも」
「そういえば双子ちゃんズは?」
「はぐれた」
「へっ?あの二人と?もしかしてAクラスの剣技の授業で何かあったんですか?Bクラスでもありましたけど」
「そう、Aクラスでもあったわよ。ゲーム展開上重要なイベントが。ちょっと頭の中を整理したいのでBクラスでの出来事を先に話してくれる?」
「はい、その事をお話しようと探していたんです」
アリスはクラリアに剣技で男子と一緒に授業を受ける事になった事、トーナメント式の模擬戦で女子三人の中でトップ、男子の中でも騎士科志望の生徒達に続く順位につけた事、意地悪令嬢にイジメられイベント?があった事、お目当ての姫役を相手チームに取られそうになったけど取り返した事等を話した。
「なんです~。でユリアンヌやサーシャに沢山説明して貰ったけど騎士道って面倒くさいですねぇ」
そう言ってえへへと笑うアリスにクラリアは何度かこめかみを押さえたり天を仰いだりしたが、一言。
「熊君が可哀想ね」
「何で?Bクラストップですよ」
「そうね、でもアリスの姫への申込みのマナーは残念過ぎるわ。昔のTV番組でもあったでしょう。お目当ての女の子が他の男に先に申込まれたら、力で排除するのではなくちょっと待ったと言って自分も申込む意思がある事を伝えて男子が揃って右手を差し出す。女の子が誰の手を取るか決める、女の子がごめんなさいと断る事もある、っていう番組。覚えてない?」
「覚えてないというか、知らないです」
「……、そうか、時代よね~」
クラリアが寂しそうに頷くのにアリスはキョトン。
「人気番組だったのよ~」
「はあ、あ、ちょっと待ったーは言いました」
「そうね。何処かで聞き噛じったのかな、と話が逸れたわね。Aクラスではアーサールートのライバル令嬢エリン・ハークス男爵令嬢を含む数人が男子と一緒に剣技の授業を受ける事になったわ。私やアナベル&セシルとグレースはゲーム通り短剣での護身術を受ける。で団体戦でのチーム分けなんだけど、ゲームではアーサーの他にカイルとアランにエリンもゲーム上のメインキャラクターが全て1つのチームに入っていたわね」
「はい、考えてみるとかなりバランスの悪いチーム配分ですね。カイル様もアラン様も剣の腕前は中々の物っていう設定だった筈」
「主人公アリスの為の配置でしょう。そのアリスが不在なのでチーム分けはカイル、アラン、エリンの入ったチームとアーサーの入ったチームに分かれたわ」
「おー、アーサー様は別格っていう設定でしたから公平になりましたね。で姫は?ゲームだとアリスかエリン、相手チームはモブ令嬢でしたっけ」
「そうよ、でも現実はカイルチームの姫はグレースで直ぐに決まったわ」
「へぇ、グレース様ですか。って事はアーサーチームはエリン嬢ってあれ?エリン嬢はカイルチームの一員だ。ん?モブ令嬢か?」
「そうなるべく目下鋭意努力中よ。アリス、貴方も手を貸しなさい」
「はい、勿論。でも何をすれば良いんですか?」
「私が寮に無事に帰れるよう護衛をお願い」
「へっ?護衛って、一体Aクラスで何があ…」
その時バッと乱暴にドアが開き、その瞬間クラリアは素早く立ち上がるとアリスをドアの方へ押しやりながらもう一方のドアへ逃れようとした。体育座りの体制のまま転がったアリスは、
「え?」
しかし教室に飛び込みながらダルマアリスを難なく避けてクラリアの腕を掴んだのはアーサーだった。
「え?!」
再度驚くだるまアリス。
え?どうしてアーサー様からクラリア様が逃げているの?こんな展開ってゲームあったっけ?
クラリアはアーサーの手を振り解こうとするが逆に肩も掴まれてしまい益々逃げられ無くなっていた。
「逃げないで話を聞いてくれ」
「お話はもう済んでいますわ。手を話して下さいませ」
「頼む。君以外には考えられないんだ」
「私には荷の重い事ですわ」
「そう言わずに受けて欲しいんだ」
涼し気で精悍な顔立ちに短く揃えられた赤髪が良く似合うアーサーは真剣な表情でクラリアを何やら口説いていた。アーサーは強い眼差しでクラリアを見つめ、クラリアは絶対に目を合わせまいと顔を背けている。床に転がったままでそれをポケっと眺めているアリス。アーサーは右手でクラリアの手を握りしめたまま片膝を突くと左手を胸に当てた。手を掴まれて動けず顔をしかめているクラリアをアーサーは真っ直ぐに見上げる。その瞬間アーサーの周りに真紅の薔薇が咲いた。
え、これってアーサールートの姫選びのスチルのまんまじゃん。相手はアリスじゃなくてクラリアだけど。
目を丸くするアリスでアーサーは薔薇の花が舞い散る中、
「君を守る栄誉を俺に与えてくれ。勝利を手に入れる為に君の頭脳が必要なんだ。頼む、助けて下さい!」
んっ?
アーサーの背負った薔薇が色褪せ全て落下した。アリスはムクッと起き上がる。
あれ~?アーサー激推しの従姉妹が狂喜乱舞していたアーサーイベントの姫選びスチルってもっとアーサー様の騎士様感が強くてもっとロマンチックなムード満載だった筈だけど。何だか大分違っている様な気がするぞ。アーサー様は必死感が満載だし対するクラリア様は良く見ると指の関節技決められていて動けない様だし。
「……」
アリスはそっと立ち上がると音を立てずにアーサーの背後に回り込んだ。ゆっくりと両手を伸ばして、
こちょこちょこちょこちょ!
アリスに両脇をくすぐられたアーサーは、
「うひょっ」
と可笑しな声を上げ、一瞬クラリアの手を掴む力が抜けた。その隙にクラリアはアーサーの手を振り解いた。アーサーは慌ててクラリアの手を再び捕らえ直そうと腕を伸ばし、その間にクラリアの逆側からアーサーの前面に廻り込んでいたアリスは、
「とおっ!」
蹴!
「○△?!」
急所をアリスに蹴り上げられたアーサーは声を上げる事も出来ずに倒れ込んだ。急所を押さえて唸るアーサーをアリスは仁王立ちで見下ろした。
「いくら何でも違い過ぎでしょ!助けて下さいとかマジで無い、ガチで超ダサい!」
「そうだ、そうだっ」
アリスの後で同調するクラリア。仮にも攻略対象にあまりな仕打ちの二人と痛みに涙ぐみながらアーサーはそれでも必死に訴えた。
「よく解らないが、えぇとアリス嬢?君だってクラリア嬢から模擬戦の必勝法を貰っていたじゃないか。相手チームは剣の上手いカイル様と戦略に長けたアラン様を擁しているんだ。こっちにも戦略家が必要なんだ」
「自分で考えれば良いじゃん。クラリア様を頼るな」
「アラン様を出し抜ける作戦なんて俺に思い付ける訳が無いだろ」
「情けない事を堂々と言うなっ、姉ちゃんが泣くわ!」
蹴!
「□?!」
「紅の薔薇の騎士の名は返上しろ!」
最後の引導を渡したアリスはそう捨て台詞を吐くと白目を剥いて伸びているアーサーを教室に残しその場を後にした。隣ではクラリアがニコニコと満面の笑みを浮かべている。
「良くやったわ、アリス。後で靴を買い直してあげるからね」
「よく拭けば大丈夫ですよ~。これでアーサールートは完全に潰れましたね」
「そうね。他所のルートのライバル令嬢にちょっかい出した挙げ句に主人公にKOされるとは中々意外なゲーム展開だけど、まぁ問題無いでしょう。後はアーサールートのライバル令嬢に任せましょう」
「そうですね。私、アレク様一筋だし。でもアレを押し付けるの悪いなぁ」
「エリン嬢がダメンズ好きゴホゴホ、お世話好きな方である事を願いましょう」
「嫌なら断れるんですよね?」
「騎士なら剣の道を極めるのもまた人生ね」
「確かに!頑張れ、アーサー!」
「人生に幸多からん事を祈りますわ~」
1ミリも心に無い事を言い合ってアリスとクラリアは笑った。そしてこのルートは二人の中でルートエンドを迎えた。
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