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2章
13 東へ向かう
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一度アライアの町へ戻って、獲得したアイテムを売却する。
「あっ、アスト兄!先にログインするなんてズルい!」
アリアさんのギルドへ辿り着くと、ミレアが声を掛けて来た。
しかし、それだけでズルいって・・・。
子供じゃあるまいし。
「アストの方はどうしたの?何かうちに用事かしら」
「ええ、アイテムの売却に」
僕はむくれているミレアを放置して、牙兎の肉などを出していく。
「ああっ!もうこんなに狩ってきてる!アスト兄、私を捨てていくの!?」
おい。
「ちょっと待てミレア。人聞きの悪いことを言わないでくれ・・・」
「捨てる・・・お二人はそんな関係で・・・!」
「レインも本気にしないでくれ・・・。冗談だからさ」
冗談・・・だよな?
ミレアの表情は本気で言っているように見えなくもない。
「そもそも、今日からは別行動だろうに」
「・・・あっ、そうだった」
ミレアは瞬時に表情を変えて、何事も無かったかのように振舞っている。
ほんとに分からん・・・。
「冗談だったのですか・・・驚きました」
「修羅場かと思ってヒヤヒヤした・・・こんなところでやらないで欲しいわね」
僕が怒られてしまった。
解せぬ。
まあ、それは良い。
要らないアイテムを売却して、約25000ゴールドを受け取った。
「それと、ポーションの売却についてなんですが・・・」
「・・・!」
アリアさんはエルフ耳をピクピクさせて、興味津々。
何か琴線を刺激するようなことを言っただろうか?
「・・・エルフってポーションが好きなんですか?美味しく無いですよ?」
「違うわよ!ポーションは不足しているから、ぜひ買い取りたいの!」
アリアさんは頬を赤く染めている。
このゲームは芸が細かい。
「アリアさんのギルドに錬金を使える人は居ないんですか?」
「・・・ゴホン。ウチのギルドに錬金術師は居ないわ」
「そうなんですか・・・」
「錬金術師自体、相当少ないし、途中でやめてしまう人も続出しているのよ」
アリアさんの話では、ポーションくらいNPCの店で買えば良いと判断して、錬金を取得する人間は殆ど居なかったのだとか。
普通は問題ないはずだったのだが・・・。
ところがどっこい、まさかの品切れが起こってしまった、と。
「おまけに、錬金のガラス瓶作成が地味で、やめる人が後を絶たないの」
「そして、後続もその情報を外部から手に入れて、錬金を取得しない、と」
「見事な悪循環だね。そんな中でLv5になったアスト兄は凄いのだ!」
まあ、確かに地味な作業ではあったが、あれくらいなら何とかなるレベルだ。
凄いかどうかは別とするが。
「そんな訳だから、喜んで買い取らせて貰うわよ?」
「では、お言葉に甘えて」
僕は使っていないHPポーションを全て取り出した。
「・・・多いわね」
「駄目でしたか?」
「いえ、多い分には有難いけれど、自分では使わないのかしら?」
「ダメージなんて滅多に喰らいませんし、少しあれば問題ありませんよ?」
今日もここまではダメージを喰らってないし、大丈夫だろう。
アリアさんは僕のHPバーを見て納得したらしく、全て買い取ってくれた。
呆れた雰囲気なのは、きっと気のせいだ。
「・・・高すぎませんか?」
「現状の需要からすれば、妥当な買取価格よ」
僕が受け取った金額は、150000ゴールド。
売ったポーションは100個なので、1つ1500ゴールド。
兎二体分と考えれば、それほどおかしくはない、のか・・・?
ちなみに、アーツポイントを消費して作成するので、大量には作れない。
作成に必要なAPは2で、初期値のAPは100。
今日ログインしてから合間合間に作成し、100個を少し超えている。
これで所持金は、312000ゴールド也。
錬金というだけあって、かなり儲かるようだ。
「ありがとう、アスト。これで多少は需要を満たせるわ」
「どういたしまして」
「出来れば、次もウチに売ってくれると助かるわね」
ギルドの知名度と信用を上げるために、有効なのだろう。
断る理由も無いので承諾しておく。
「アスト兄・・・少しだけお金を貸して欲しいかなぁーって・・・」
恐らく、僕が売った牙兎の皮で、防具の強化を考えているのだろう。
だが残念。
先程の冗談で動揺させられた借りを返すのだ。
「うん、だめだよ」
「えええっ!?アスト兄が反抗期っ!?」
誰が反抗期だ。
結局、ミレアのお願いに根負けして、お金を貸すことになった。
まあ、ミレアの事だから、すぐに名を上げて有名プレイヤーになるだろう。
貸しを作って置いて損はないはずだ。
その辺りの僕の思考を見越してお願いしてくるのだから、我が妹ながら凄い。
名前 アスト
種族 人間 Lv7
職業 剣士 Lv7
スキルポイント3
アナザースキル
加速Lv2
スキル
剣術Lv8 火魔法Lv3 解析Lv5
解体Lv5 錬金Lv6 発見Lv4
索敵Lv4 照準Lv3 回避Lv1
称号
開拓者 冒険者 使徒
基礎能力値
物理攻撃力 15
物理防御力 14
魔法攻撃力 10
魔法防御力 10
平均速力 13
「あっ、アスト兄!先にログインするなんてズルい!」
アリアさんのギルドへ辿り着くと、ミレアが声を掛けて来た。
しかし、それだけでズルいって・・・。
子供じゃあるまいし。
「アストの方はどうしたの?何かうちに用事かしら」
「ええ、アイテムの売却に」
僕はむくれているミレアを放置して、牙兎の肉などを出していく。
「ああっ!もうこんなに狩ってきてる!アスト兄、私を捨てていくの!?」
おい。
「ちょっと待てミレア。人聞きの悪いことを言わないでくれ・・・」
「捨てる・・・お二人はそんな関係で・・・!」
「レインも本気にしないでくれ・・・。冗談だからさ」
冗談・・・だよな?
ミレアの表情は本気で言っているように見えなくもない。
「そもそも、今日からは別行動だろうに」
「・・・あっ、そうだった」
ミレアは瞬時に表情を変えて、何事も無かったかのように振舞っている。
ほんとに分からん・・・。
「冗談だったのですか・・・驚きました」
「修羅場かと思ってヒヤヒヤした・・・こんなところでやらないで欲しいわね」
僕が怒られてしまった。
解せぬ。
まあ、それは良い。
要らないアイテムを売却して、約25000ゴールドを受け取った。
「それと、ポーションの売却についてなんですが・・・」
「・・・!」
アリアさんはエルフ耳をピクピクさせて、興味津々。
何か琴線を刺激するようなことを言っただろうか?
「・・・エルフってポーションが好きなんですか?美味しく無いですよ?」
「違うわよ!ポーションは不足しているから、ぜひ買い取りたいの!」
アリアさんは頬を赤く染めている。
このゲームは芸が細かい。
「アリアさんのギルドに錬金を使える人は居ないんですか?」
「・・・ゴホン。ウチのギルドに錬金術師は居ないわ」
「そうなんですか・・・」
「錬金術師自体、相当少ないし、途中でやめてしまう人も続出しているのよ」
アリアさんの話では、ポーションくらいNPCの店で買えば良いと判断して、錬金を取得する人間は殆ど居なかったのだとか。
普通は問題ないはずだったのだが・・・。
ところがどっこい、まさかの品切れが起こってしまった、と。
「おまけに、錬金のガラス瓶作成が地味で、やめる人が後を絶たないの」
「そして、後続もその情報を外部から手に入れて、錬金を取得しない、と」
「見事な悪循環だね。そんな中でLv5になったアスト兄は凄いのだ!」
まあ、確かに地味な作業ではあったが、あれくらいなら何とかなるレベルだ。
凄いかどうかは別とするが。
「そんな訳だから、喜んで買い取らせて貰うわよ?」
「では、お言葉に甘えて」
僕は使っていないHPポーションを全て取り出した。
「・・・多いわね」
「駄目でしたか?」
「いえ、多い分には有難いけれど、自分では使わないのかしら?」
「ダメージなんて滅多に喰らいませんし、少しあれば問題ありませんよ?」
今日もここまではダメージを喰らってないし、大丈夫だろう。
アリアさんは僕のHPバーを見て納得したらしく、全て買い取ってくれた。
呆れた雰囲気なのは、きっと気のせいだ。
「・・・高すぎませんか?」
「現状の需要からすれば、妥当な買取価格よ」
僕が受け取った金額は、150000ゴールド。
売ったポーションは100個なので、1つ1500ゴールド。
兎二体分と考えれば、それほどおかしくはない、のか・・・?
ちなみに、アーツポイントを消費して作成するので、大量には作れない。
作成に必要なAPは2で、初期値のAPは100。
今日ログインしてから合間合間に作成し、100個を少し超えている。
これで所持金は、312000ゴールド也。
錬金というだけあって、かなり儲かるようだ。
「ありがとう、アスト。これで多少は需要を満たせるわ」
「どういたしまして」
「出来れば、次もウチに売ってくれると助かるわね」
ギルドの知名度と信用を上げるために、有効なのだろう。
断る理由も無いので承諾しておく。
「アスト兄・・・少しだけお金を貸して欲しいかなぁーって・・・」
恐らく、僕が売った牙兎の皮で、防具の強化を考えているのだろう。
だが残念。
先程の冗談で動揺させられた借りを返すのだ。
「うん、だめだよ」
「えええっ!?アスト兄が反抗期っ!?」
誰が反抗期だ。
結局、ミレアのお願いに根負けして、お金を貸すことになった。
まあ、ミレアの事だから、すぐに名を上げて有名プレイヤーになるだろう。
貸しを作って置いて損はないはずだ。
その辺りの僕の思考を見越してお願いしてくるのだから、我が妹ながら凄い。
名前 アスト
種族 人間 Lv7
職業 剣士 Lv7
スキルポイント3
アナザースキル
加速Lv2
スキル
剣術Lv8 火魔法Lv3 解析Lv5
解体Lv5 錬金Lv6 発見Lv4
索敵Lv4 照準Lv3 回避Lv1
称号
開拓者 冒険者 使徒
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