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3章
36 境界上のゴブリン
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洞窟の脇道から戻って来て、洞窟を抜けたのは良いが・・・。
「またゴブリンか・・・」
思わず愚痴ってしまったが、アナライズを使用。
ゴブリンジェネラル Lv4
境界ボス 魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 中級剣術 統率 ???
《熟練度が一定に到達し【分析】スキルがLv5になりました》
一部のスキルは分析のおかげで見えたが、見えない部分もある。
分からないものは考えても仕方ないので、早く戦おう。
・・・もうじき昼食を準備する時間なのだ。
フレイムアップを使用して境界地帯に侵入し、ゴブリンジェネラルに接近する。
キン!キン!
数回剣を打ち合ってみたが、剣術は敵の方が上みたいだな。
だが、こちらには他にも手札がある。
「シャドウバインド!シャドウムーブ!」
敵を影で拘束して、シャドウムーブで距離をとる。
予め境界の端っこに、影を作っておいたのだ。
「ファイアストーム!ファイアアロー!ファイアボール!」
火魔法のアーツを使用して、ゴブリンジェネラルにダメージを与える。
これは本命の攻撃では無いので、ダメージは少なくても構わない。
「グギャギャギャギャッ!!」
怒ったゴブリンジェネラルがこちらに向かって来るので、敵にぶつけなかったファイアボールの位置を調節する。
うっすらと敵の左前に影が出来たので、そこへシャドウムーブで移動。
加速を発動し、影から現れると同時に、アーツで攻撃する。
「パワースラッシュ!トリプルスラッシュ!ダブルスラッシュ!」
「ギャッ!?」
六連撃が全て弱点の首へ決まり、クリティカルコンボ6HIT!の文字が躍る。
ボス戦は、このクリティカルコンボを如何にして繋げるかで、大きく変わると最近気づいた。
・・・遅すぎだとか言うな。
僕は頭が良い方では無いから仕方が無いのだ。
一応精一杯考えてはいるのだが・・・。
それはさておき、再びシャドウムーブで距離をとる。
「ギャギャ?」
ゴブリンジェネラルが放った『トリプルスラッシュ』は見事に空振りだ。
思ったよりもギリギリだったな・・・。
予見と予測が無ければ間に合わなかったかもしれない。
《熟練度が一定に到達し【予測】スキルがLv10になりました》
《【予測】スキルが最高値になりました》
《マスタースキル【回避】【視覚強化】【予測】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【見切り】が追加されました》
見切りか・・・名前からして良さそうなんだが、スキルポイントが・・・!
みんなスキルポイントをどうしているのだろうか?
「グギャギャー!!」
「えっ?なんか凄く怒ってる?」
まるで、よそ見するな!みないな雰囲気だが、思考が逸れたことに気づいたとか?
・・・まさかね。
気をとり直して、戦闘に集中。
同じ手を何度も使って慣れられたくないので、今度は普通に迎撃。
「アクセラレーション!」
剣を振りかぶっていたゴブリンジェネラルの動きが途端にゆっくりになったので、紙一重で回避する。
そして、渾身の連撃を迎撃Lv5のアーツと共に叩き込む!
「カウンタープラス!パワースラッシュ!ダブルスラッシュ!スラッシュ!」
「ギャギャ・・・!?」
《熟練度が一定に到達し【迎撃】スキルがLv9になりました》
何が起きたか分からない様子のゴブリンジェネラルを尻目に、シャドウムーブで距離をとった。
前かがみに放った『パワースラッシュ』が空を切っており、ゴブリンジェネラルがバランスを崩しているのを伺えた。
これは大チャンス!
ファイアボールの位置を動かして、敵の背後に影を作り、そこへシャドウムーブで移動した。
目の前にはズッコケているゴブリンジェネラルの姿が。
加速を発動し、全力攻撃。
「トリプルスラッシュ!ダブルスラッシュ!スラッシュ!」
「グガギャー!?」
《熟練度が一定に到達し【中級剣術】スキルがLv11になりました》
クリティカルコンボ16HIT!
シャドウムーブで距離をとり、未だに蹲っている敵へ魔法攻撃。
「シャドウバインド!ファイアストーム!ファイアアロー!ファイアボール!」
「ブギャッ・・・!」
《熟練度が一定に到達し【火炎魔法】スキルがLv9になりました》
ゴブリンジェネラルのHPバーは三割ほどまで減少し、そこでとまった。
残り半分を切ったということは、アレが来るな・・・?
「ググギャギャギャッ!!」
そんなよく分からない叫び声と共に、取り巻きのゴブリンが現れる。
1、2、3、4・・・・・・って、多くね!?二十体くらい居るんだがっ!?
囲まれると不味い!
「シャドウムーブ!」
僕の方へ集まってくるゴブリンたちから逃げおおせて、敵の内訳を確認。
すると、ゴブリンソードマンが四体と、ゴブリンが十六体だった。
何でそんなに沢山居るんだ、とか。
メイジが居ないのは差別か、とか。
ツッコミどころは多々あるが、いずれにしても殲滅で。
加速を発動して、魔法の連続攻撃だ。
「シャドウバインド!ファイアストーム!シャドウエッジ!」
影魔法Lv10呪文アーツ『シャドウエッジ』は、影の刃で攻撃する。
手数が多く、一度にたくさんの敵に、高威力の斬撃を与えることが出来る、とっても良い魔法だ。
魔法が終了すると、ゴブリンは全滅し、ゴブリンソードマンのHPバーは半減に。
残りの上位種は、シャドウムーブで翻弄しながら、一体ずつ仕留めた。
「パワースラッシュ!」
「ギャー!?」
今の一撃でゴブリンジェネラルのHPバーは一割と少しになった。
ということは、新しいパターンが増えるはず。
じっと注視していると、ゴブリンジェネラルは、剣を突き技の体勢で構えた。
おおよそ予想できたので、加速を発動。
その直後、ゴブリンジェネラルがあっという間に距離を詰めて来た。
この移動自体が技の一種なのかもしれないな。
中級剣術Lv20のアーツかな?
僕はトリプルダッシュを使用し、同じく距離を詰める。
傍目から見たら、本当に一瞬のことだろうな。
「カウンタープラス!パワースラッシュ!」
《熟練度が一定に到達し【迎撃】スキルがLv10になりました》
《【迎撃】スキルが最高値になりました》
《【迎撃】Lv10アーツ『カウンターダブルプラス』を習得しました》
やはり、初期スキル以外は、単独では派生しないのだろうか?
敵のHPバーは、クリティカルコンボ18HIT!の文字が現れるとともに、消えて無くなった。
赤いオーラが何かは不明だが、その前に削り切るのが無難だよな。
そういう意味でもクリティカルコンボが必要になる訳で。
《アストのレベルが16になりました》
《能力値ポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《第一職業が中級剣士Lv7になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv6になりました》
《熟練度が一定に到達し【加速】スキルがLv5になりました》
《【加速】Lv5アーツ『アクセルドライブ』を習得しました》
《熟練度が一定に到達し【予見】スキルがLv7になりました》
《第二境界ボス『ゴブリンジェネラル』が初討伐されました》
《討伐者は初回討伐報酬と単独討伐報酬を獲得しました》
《境界ボス初討伐ボーナスとしてスキルポイントを7獲得しました》
《称号『越境者Ⅱ』を獲得しました》
能力値ポイントは物理攻撃力へ1ポイントと、魔法攻撃力へ1ポイント。
では、境界ボスの討伐報酬を確認させて貰おうかな。
名前 アスト
種族 人間 Lv16
第一職業 中級剣士 Lv7
第二職業 火炎魔法士 Lv6
スキルポイント11
アナザースキル
加速Lv5
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv11 火炎魔法Lv9 解体Lv12
中級錬金Lv4 気配察知Lv7 大発見Lv5
分析Lv5 予見Lv7 立体機動Lv8
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(↑1)(+13)
物理防御力 16 (+13)
魔法攻撃力 17(↑1)(+ 2)
魔法防御力 16 (+ 2)
平均速力 14 (+20)
「またゴブリンか・・・」
思わず愚痴ってしまったが、アナライズを使用。
ゴブリンジェネラル Lv4
境界ボス 魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 中級剣術 統率 ???
《熟練度が一定に到達し【分析】スキルがLv5になりました》
一部のスキルは分析のおかげで見えたが、見えない部分もある。
分からないものは考えても仕方ないので、早く戦おう。
・・・もうじき昼食を準備する時間なのだ。
フレイムアップを使用して境界地帯に侵入し、ゴブリンジェネラルに接近する。
キン!キン!
数回剣を打ち合ってみたが、剣術は敵の方が上みたいだな。
だが、こちらには他にも手札がある。
「シャドウバインド!シャドウムーブ!」
敵を影で拘束して、シャドウムーブで距離をとる。
予め境界の端っこに、影を作っておいたのだ。
「ファイアストーム!ファイアアロー!ファイアボール!」
火魔法のアーツを使用して、ゴブリンジェネラルにダメージを与える。
これは本命の攻撃では無いので、ダメージは少なくても構わない。
「グギャギャギャギャッ!!」
怒ったゴブリンジェネラルがこちらに向かって来るので、敵にぶつけなかったファイアボールの位置を調節する。
うっすらと敵の左前に影が出来たので、そこへシャドウムーブで移動。
加速を発動し、影から現れると同時に、アーツで攻撃する。
「パワースラッシュ!トリプルスラッシュ!ダブルスラッシュ!」
「ギャッ!?」
六連撃が全て弱点の首へ決まり、クリティカルコンボ6HIT!の文字が躍る。
ボス戦は、このクリティカルコンボを如何にして繋げるかで、大きく変わると最近気づいた。
・・・遅すぎだとか言うな。
僕は頭が良い方では無いから仕方が無いのだ。
一応精一杯考えてはいるのだが・・・。
それはさておき、再びシャドウムーブで距離をとる。
「ギャギャ?」
ゴブリンジェネラルが放った『トリプルスラッシュ』は見事に空振りだ。
思ったよりもギリギリだったな・・・。
予見と予測が無ければ間に合わなかったかもしれない。
《熟練度が一定に到達し【予測】スキルがLv10になりました》
《【予測】スキルが最高値になりました》
《マスタースキル【回避】【視覚強化】【予測】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【見切り】が追加されました》
見切りか・・・名前からして良さそうなんだが、スキルポイントが・・・!
みんなスキルポイントをどうしているのだろうか?
「グギャギャー!!」
「えっ?なんか凄く怒ってる?」
まるで、よそ見するな!みないな雰囲気だが、思考が逸れたことに気づいたとか?
・・・まさかね。
気をとり直して、戦闘に集中。
同じ手を何度も使って慣れられたくないので、今度は普通に迎撃。
「アクセラレーション!」
剣を振りかぶっていたゴブリンジェネラルの動きが途端にゆっくりになったので、紙一重で回避する。
そして、渾身の連撃を迎撃Lv5のアーツと共に叩き込む!
「カウンタープラス!パワースラッシュ!ダブルスラッシュ!スラッシュ!」
「ギャギャ・・・!?」
《熟練度が一定に到達し【迎撃】スキルがLv9になりました》
何が起きたか分からない様子のゴブリンジェネラルを尻目に、シャドウムーブで距離をとった。
前かがみに放った『パワースラッシュ』が空を切っており、ゴブリンジェネラルがバランスを崩しているのを伺えた。
これは大チャンス!
ファイアボールの位置を動かして、敵の背後に影を作り、そこへシャドウムーブで移動した。
目の前にはズッコケているゴブリンジェネラルの姿が。
加速を発動し、全力攻撃。
「トリプルスラッシュ!ダブルスラッシュ!スラッシュ!」
「グガギャー!?」
《熟練度が一定に到達し【中級剣術】スキルがLv11になりました》
クリティカルコンボ16HIT!
シャドウムーブで距離をとり、未だに蹲っている敵へ魔法攻撃。
「シャドウバインド!ファイアストーム!ファイアアロー!ファイアボール!」
「ブギャッ・・・!」
《熟練度が一定に到達し【火炎魔法】スキルがLv9になりました》
ゴブリンジェネラルのHPバーは三割ほどまで減少し、そこでとまった。
残り半分を切ったということは、アレが来るな・・・?
「ググギャギャギャッ!!」
そんなよく分からない叫び声と共に、取り巻きのゴブリンが現れる。
1、2、3、4・・・・・・って、多くね!?二十体くらい居るんだがっ!?
囲まれると不味い!
「シャドウムーブ!」
僕の方へ集まってくるゴブリンたちから逃げおおせて、敵の内訳を確認。
すると、ゴブリンソードマンが四体と、ゴブリンが十六体だった。
何でそんなに沢山居るんだ、とか。
メイジが居ないのは差別か、とか。
ツッコミどころは多々あるが、いずれにしても殲滅で。
加速を発動して、魔法の連続攻撃だ。
「シャドウバインド!ファイアストーム!シャドウエッジ!」
影魔法Lv10呪文アーツ『シャドウエッジ』は、影の刃で攻撃する。
手数が多く、一度にたくさんの敵に、高威力の斬撃を与えることが出来る、とっても良い魔法だ。
魔法が終了すると、ゴブリンは全滅し、ゴブリンソードマンのHPバーは半減に。
残りの上位種は、シャドウムーブで翻弄しながら、一体ずつ仕留めた。
「パワースラッシュ!」
「ギャー!?」
今の一撃でゴブリンジェネラルのHPバーは一割と少しになった。
ということは、新しいパターンが増えるはず。
じっと注視していると、ゴブリンジェネラルは、剣を突き技の体勢で構えた。
おおよそ予想できたので、加速を発動。
その直後、ゴブリンジェネラルがあっという間に距離を詰めて来た。
この移動自体が技の一種なのかもしれないな。
中級剣術Lv20のアーツかな?
僕はトリプルダッシュを使用し、同じく距離を詰める。
傍目から見たら、本当に一瞬のことだろうな。
「カウンタープラス!パワースラッシュ!」
《熟練度が一定に到達し【迎撃】スキルがLv10になりました》
《【迎撃】スキルが最高値になりました》
《【迎撃】Lv10アーツ『カウンターダブルプラス』を習得しました》
やはり、初期スキル以外は、単独では派生しないのだろうか?
敵のHPバーは、クリティカルコンボ18HIT!の文字が現れるとともに、消えて無くなった。
赤いオーラが何かは不明だが、その前に削り切るのが無難だよな。
そういう意味でもクリティカルコンボが必要になる訳で。
《アストのレベルが16になりました》
《能力値ポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《第一職業が中級剣士Lv7になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv6になりました》
《熟練度が一定に到達し【加速】スキルがLv5になりました》
《【加速】Lv5アーツ『アクセルドライブ』を習得しました》
《熟練度が一定に到達し【予見】スキルがLv7になりました》
《第二境界ボス『ゴブリンジェネラル』が初討伐されました》
《討伐者は初回討伐報酬と単独討伐報酬を獲得しました》
《境界ボス初討伐ボーナスとしてスキルポイントを7獲得しました》
《称号『越境者Ⅱ』を獲得しました》
能力値ポイントは物理攻撃力へ1ポイントと、魔法攻撃力へ1ポイント。
では、境界ボスの討伐報酬を確認させて貰おうかな。
名前 アスト
種族 人間 Lv16
第一職業 中級剣士 Lv7
第二職業 火炎魔法士 Lv6
スキルポイント11
アナザースキル
加速Lv5
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv11 火炎魔法Lv9 解体Lv12
中級錬金Lv4 気配察知Lv7 大発見Lv5
分析Lv5 予見Lv7 立体機動Lv8
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17(↑1)(+13)
物理防御力 16 (+13)
魔法攻撃力 17(↑1)(+ 2)
魔法防御力 16 (+ 2)
平均速力 14 (+20)
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