異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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3章

41 舞踏の楽しさ

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 シャドウウルフリーダーということは、取り巻きが出てきそうだ。
 統率スキルもあるので、数は多めを考えておくべきだろう。

 ただ、それ以上のことは考えても分からない。
 暗闇魔法のことは、戦いながら理解していくしかないな。


 境界地帯に入ってすぐ、黒いツタが、僕の影がある地面から生えて来た。
 確か、闇魔法Lv5呪文アーツ『ダークバインド』だったはず。
 やはり、影魔法との相性は良さそうだ。

 シャドウムーブで影に潜り、ツタを回避して、敵の背後に現れる。
 時間は夜なので、どこにでも現れ放題である。

 アクセラレーションを使用し、加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を発動。


「パワースラッシュ・ドライブ!」

「!?」


 クリティカルポイントをざっくりと切り裂かれ、ダメージを負う大影狼。
 今までとは違い、ここから更に追撃する。


「イエローステップ!トリプルスラッシュ!」

「ギャンッ!?」

「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」

「ギャウッ!?」


 自画自賛になるかもしれないが、一連の動作は華麗だと思う。
 アーツによるシステムアシストの力を借りてはいるが、素晴らしいステップ。
 黄色のエフェクトが、良い背景になっている。


《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv6になりました》


 立ち直って飛びかかって来たが、ステップを踏みながら、受け流す。


《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv6になりました》


「シャドウバインド!スラッシュ!イエローステップ!ダブルスラッシュ!」


 魔法による拘束、攻撃、回避、攻撃、受け流し、攻撃、影移動、攻撃魔法。

 これらを繋ぎ合わせ、流れるような動きをし、一切の隙を生まない。
 これが舞踏スキルの真価なのではないか。

 正直、少しだけ興奮している。
 強敵のはずのシャドウウルフリーダーに、魔法を使う暇さえ与えずに、一方的にダメージを与え続けているのだから。
 それに、これだけ思い通りに綺麗な動きができると、楽しくて仕方が無い。

 このゲームを始めて良かったと、本気でそう思えている。


《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv7になりました》


 敵のHPバーが半分を下回り、取り巻きの影狼たちが現れた。
 だが、そんなことは問題にもならない。


 加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を発動。


「サークルスラッシュ・ドライブ!」


 取り巻きの狼たちを蹴散らし、更に追撃。

 イエローステップからのダブルスラッシュ。
 ダブルスラッシュからのイエローステップ。
 イエローステップからのトリプルスラッシュ。

 シャドウウルフリーダーへの牽制も行いつつ、取り巻きたちを殲滅した。


《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv8になりました》


 HPバーが二割五分を下回り、闇の爆発を使ってきたが、シャドウムーブ。
 効果範囲外に退避して、再びシャドウムーブ。


「イエローステップ!トリプルスラッシュ!」


 クリティカルコンボ23HIT!


「イエローステップ!ダブルスラッシュ!」


 クリティカルコンボ25HIT!


 度重なる攻撃の応酬に、シャドウウルフリーダーのHPバーは既に一割以下。

 とどめは、シャドウウルフリーダーの攻撃をシャドウムーブで回避、からのシャドウバインドで拘束。

 そして・・・
 

「カウンターダブルプラス!パワースラッシュ・ドライブ!」

「ギャウッ・・・!!」


 カウンターからの強攻撃が決まり、敵のHPバーは消滅した。


《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv14になりました》
《熟練度が一定に達し【立体機動】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv10になりました》
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv9になりました》

《第二境界ボス『シャドウウルフリーダー』が初討伐されました》
《討伐者は初回討伐報酬と単独討伐報酬を獲得しました》
《境界ボス初討伐ボーナスとしてスキルポイントを7獲得しました》


 最高に後味の良い勝利だったな・・・。
 戦闘が終わったのに、まだ気分の高揚が収まらない。
 嫌な感じではなく、とても心地いい余韻と言っていいだろう。

 頭に思い浮かべた通りに敵を翻弄して、舞うように戦うことが、こんなにも楽しくて気持ちのいいことだなんて、思いもしなかった。
 僕にそんな一面があったことには驚きだが、嫌な気はしない。


 ・・・決して戦闘狂の類では無いぞ?



 おっと。名残惜しいが、そろそろログアウトしないと。
 どれだけ楽しくとも、ちゃんと線引きはしなければならない。



【大影狼のコート】防具アイテム レア度5
 物理防御力+4 魔法防御力+4 品質8
 シャドウウルフリーダーの力が宿ったコート。

【大影狼の腕輪】装飾アイテム レア度5
 魔法攻撃力+6 魔法防御力+2 品質8
 シャドウウルフリーダーの力が宿った腕輪。



《熟練度が一定に達し【分析】スキルがLv9になりました》


 単独討伐報酬と初回討伐報酬は、どちらも装備で。










 明日の朝食であるサンドイッチの下準備をしていると、美鈴が降りて来た。
 水でも飲みに来たのだろうか。


「・・・・・・えっ?」

「へ?・・・どうかしたか、美鈴?」


 間抜けな声が聴こえたので、顔をそちらへ向けたのだが、美鈴がポカンとした顔で僕を見つめていた。

 一体何がどうしたというのか。


「お兄ちゃん、どうしたの・・・?」

「え・・・どうもしないけど?」


 ふむ・・・訳が分からない。


「あ、ううん、何でもないっ!おやすみっ!」

「お、おう。おやすみ、美鈴?」


 美鈴は水を飲んで、急いで階段を駆けあがって行った。
 微妙に顔が赤かった気がするが、どうかしたのだろうか?

 僕は、不思議に思いながらも、朝食の準備を続けることにした。










 Side 美鈴


「はぁ、はぁ・・・!お兄ちゃんが、いつもの五割増しで格好良かった・・・!」


 不意打ちであれは反則だよっ・・・!
 お兄ちゃん、ゲーム内で何かあったのかな・・・?
 あああっ、顔が熱いよっ・・・!

 ・・・・・・ふぅ、落ち着いた。

 明日はお兄ちゃんとパーティープレイだったよね。
 今から楽しみだなぁ・・・!




 ・・・あっ、明日の事話すの忘れてたっ!









 名前 アスト

 種族 人間 Lv18
 第一職業 中級剣士 Lv9
 第二職業 火炎魔法士 Lv8
 スキルポイント17

 アナザースキル
 加速Lv5

 マスタースキルⅠ
 剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
 索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
 解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕

 マスタースキルⅡ
 回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
 照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
 闇魔法耐性Lv10〔Master〕
 盲目耐性Lv10〔Master〕 
 視覚強化Lv10〔Master〕
 暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
 迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕

 マスタースキルⅢ
 影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕

 スキル
 中級剣術Lv14 火炎魔法Lv12 解体Lv13
 中級錬金Lv6 気配察知Lv10 大発見Lv8
 分析Lv9 予見Lv11 立体機動Lv10 
 火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv10
 舞踏Lv9 受け流しLv9
  

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者
 ジャイアントキリング

 基礎能力値

 物理攻撃力 17(+13)
 物理防御力 16(+17)
 魔法攻撃力 17(+ 8)
 魔法防御力 18(+ 8)
 平均速力  16(+20)


 武具

【牙兎の剣】武器アイテム レア度3
 物理攻撃力+4 品質7
 ファングラビットの牙を使った剣。
 普通の剣よりも切れ味が良い。

【銀の剣】武器アイテム レア度3
 物理攻撃力+4 魔法攻撃力+2 品質8
 銀鉱石を加工して作成された剣。
 使用時に、魔法攻撃力も上昇する。

【虚影狼の革鎧】防具アイテム レア度5
 物理防御力+5 魔法防御力+2 
 平均速力+3 品質7
 ファングラビットとクレイジーハウンド。
 二体の皮を合わせて使った革鎧。

【大影狼のコート】防具アイテム レア度5
 物理防御力+4 魔法防御力+4 品質8
 シャドウウルフリーダーの力が宿ったコート。

【大影狼の腕輪】装飾アイテム レア度5
 魔法攻撃力+6 魔法防御力+2 品質8
 シャドウウルフリーダーの力が宿った腕輪。

【巨大森熊の指輪】装飾アイテム レア度5
 物理攻撃力+5 平均速力+4 品質8
 ビッグベアーの力が宿った指輪。

【巨大森熊の籠手】防具アイテム レア度5
 物理攻撃力+4 物理防御力+4 品質8
 ビッグベアーの力が宿った籠手。

【大牙兎の首飾り】装飾アイテム レア度5
 平均速力+9 品質8
 ビッグファングラビットの力が宿った首飾り。
 
【大牙兎のブーツ】防具アイテム レア度5
 平均速力+4 物理防御力+4 品質8
 ビッグファングラビットの力が宿ったブーツ。

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