異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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3章

103 凄腕の青き襲撃者

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 意識の隙間を縫うタイミングでこの攻撃はっ・・・!

 回避しようにも到底間に合わない・・・!
 ここはアクセラレーションを発動・・・!

 途端にゆっくりになる周囲。
 僕の死角から飛んでくるのは、短剣が三本。
 狙いは、頭部に二発と心臓部に一発。
 加速してるのにかなり速いな・・・。投擲術スキルか?


 軌道予測と予見をフルに使って・・・物理攻撃だから見切りも使えるか。
 三本の軌道を見極めて・・・。


「トリプルスラッシュ!」


 キンキンキンッ!!という綺麗な音が鳴り響いた。
 ・・・なっ!?心臓部を狙った短剣の後ろにもう一本短剣が!
 前の短剣で隠していたのか!そんなことが可能なのかよ・・・!

 剣での迎撃は・・・間に合わないな。
 剣を仕舞って左手に焔牙の槍を装備し、ブルーステップ、からの・・・!


「流水!」


 槍の穂先で短剣を受け流すと同時に加速が終了。
 受け流した際、音は殆ど鳴らなかった。


《熟練度が一定に達し【聴覚強化】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【触覚強化】スキルがLv8になりました》


 三本の短剣を迎撃している時から気配感知で襲撃者の位置を探っていたのだが、ようやく見つけた。
 最後の短剣を受け流されて動揺したらしく、一瞬だけ気配が漏れたのだ。


「シャドウムーブ!」

「っ!?」


 突然目の前に僕が現れて驚愕しているのが分かる。
 後ろで纏められた青色の髪と、黒い瞳。
 装備と服装はダークブルーを基調とした物で、タイトスカートが目立つ。
 そしてその上から黒コートと黒ローブを身に着けている。
 森の中で足を晒して大丈夫なのか?動きやすいのは分かるんだが。


「ダブルスラスト!」

「っ!ダブルエッジ!」


 む・・・二発とも凌がれたか。
 短剣術のアーツっぽいけど、どうなんだろうか。解析解析。



 名前 ヨミ

 種族 人間 Lv19
 第一職業 中級剣士 Lv9
 第二職業 中級短剣士 Lv10



 随分とレベルが高かった。
 第二職業である中級短剣士の方が先行しているのは短剣に切り替えたからだろう。


「ヨミ・・・・・・本名か?」

「・・・だとしたら何か?」

「いや、ちょっと気になっただけだ」


 おうおう。随分と敵意を向けられてるな。
 あ、敵同意だから当然か。


「先程の攻撃、どのようにしてかわしたのですか?」

「ん?特別なことは何もしていないが?」


 せいぜい加速を使ったくらいだし、特別なことは何もしていないはず。


「・・・だとしたら、化け物ですね」

「人を化け物扱いするのは良くない、な!」

「っ!?」


 会話をしつつ何気なく足運びをして、忍び足も発動したのだが、直前で気づかれてしまったようだ。僕のダブルスラストは空を切った。
 まあ、予想通りだからいいんだけど。

 装備を右手の剣に変更。
 グリーンステップ+忍び足で攻める。


「オラクレア・ペンタグラム!」

「その武器変更はさっき見させて頂きましたので予想済みですよ」


 どうやら完全に読んでいたようで上手く回避されてしまった。


「ま、君のプレイヤースキルなら、一度見れば回避できると思っていたけどな」

「なっ・・・!?今のも囮の攻撃!?」

「ご名答。・・・トリニティ・ロードっ!」


 左手に持った水飛沫の槍による三連撃が心臓部のクリティカルポイントを狙う。


「かはっ・・・!」

「っ・・・二発はクリティカルに入らなかったか・・・驚いたな」

「それはこちらのセリフですよ・・・!
 あなたは、どんな反応速度をしているというのですか・・・!」


 加速を使ってなければそこまででもないと思うが。
 ヨミのHPバーは半減しているが、まだまだ戦えそうだ。


「いや、君の反応速度も凄いと思うけど?正直感動するレベルだ」

「・・・褒めても何も出ませんよ?」


 ん?少し恥ずかしそうだが、おだてに弱いのか?ちょっと試してみよう。


「別に褒美が欲しいんじゃないが・・・確実にクリティカルに入ると思った攻撃だったし、君のプレイヤースキルはひとかどの物だと思う」

「っ・・・おかしなことを言って動揺させるのはやめてもらいましょう!」


 おー、照れてる照れてる。愛いやつめ。


「よっ!最強の女暗殺者!」

「っ、このっ・・・!トリプルエッジ!」

「お?」


 初見のアーツなので、基本となる軌道を把握しておこう。
 迎撃はせずにイエローステップで回避する。

 回避したところでアーツに頼らない刺突を連続で繰り出す。
 アーツよりはややスピードや威力は劣るが、制限が無い分使いやすいのだ。
 掲示板では、通常攻撃を使いこなしてこそ一流とか言われてたな。


「これはっ、アーツじゃない!?なんて正確で速い攻撃・・・!」

「それを回避している君も十分人外じゃないか・・・」


 回避に専念されていても徐々にダメージは積み重なっているけどな。
 流石に真正面からの接近戦ではフランより劣るようだ。
 比べる相手が悪いんだろうけど。


「トリプルスローイング!」

「っ!」


 回避している間はこのタイミングを狙っていたのか・・・。

 あまり使わないアーツのサークルスラストで全て撃ち落とした。


「・・・正直、舐めてました。
 前線組の六人パーティーを倒せたので、調子に乗っていたようです」

「それは調子に乗ってもおかしくないような事だと思うが、まあいいか」


 僕はとどめを刺すべく槍を振りかぶる。
 中々いい戦いだった。


「次は、勝たせてもらいますので、首を洗って待っていてくださいね」

「ああ。リベンジはいつでも受け付けるから・・・またな」


 僕の刺突は、手札を出し切ったヨミのクリティカルポイントを貫いた。


《熟練度が一定に達し【大発見】スキルがLv19になりました》
《熟練度が一定に達し【梟の目】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【空間把握】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【聴覚強化】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【触覚強化】スキルがLv9になりました》


 はぁ・・・。
 ダメージこそ無いが、かなり際どかったな。
 飛んでくる短剣に気づけたのは空間把握と気配感知、触覚強化、聴覚強化、梟の目、あとは大発見も絡んでいるかもしれないな。
 あれを喰らっていたら、戦いの流れは大きく変わっていただろう。

 ヨミというプレイヤーとは、また戦いたいものだな。

 ・・・さて、時間を食ったが、先へ進むとしよう。






 名前 アスト

 種族 人間 Lv26
 第一職業 上級剣士 Lv2
 第二職業 火焔魔法士 Lv1
 第三職業 舞闘家 Lv2
 スキルポイント22

 アナザースキル
 加速Lv8  

 マスタースキルⅠ
 剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
 索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
 解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
 料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
 中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
 中級槍術Lv20〔Master〕気配察知Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅡ
 回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
 照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕    
 暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
 迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
 軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
 遠見Lv10〔Master〕歩法Lv10〔Master〕
 闇魔法耐性Lv10〔Master〕
 火魔法耐性Lv10〔Master〕
 水魔法耐性Lv10〔Master〕
 盲目耐性Lv10〔Master〕
 視覚強化Lv10〔Master〕
 火傷耐性Lv10〔Master〕
 予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
 受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
 立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
 軌道予測Lv20〔Master〕縮地Lv20〔Master〕
 アクロバットLv20〔Master〕反応Lv20〔Master〕
 水中歩行Lv20〔Master〕水中機動Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅢ
 影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕

 スキル 
 上級剣術Lv6 上級槍術Lv5 火焔魔法Lv4
 中級錬金Lv12 中級料理Lv9 解体Lv16
 大発見Lv19 分析Lv18 気配感知Lv3
 梟の目Lv12 空間把握Lv13 先手Lv5
 忍び足Lv4 闘気Lv6 舞闘Lv6 連携Lv5
 空中機動Lv3 聴覚強化Lv9 触覚強化Lv9 

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
 ジャイアントキリング レイドボス討伐者
 アイシスキラー 熟練戦士 小金持ち
 クリティカルマスター 上級剣士 強奪者

 基礎能力値

 物理攻撃力 22(+26)
 物理防御力 18(+24)
 魔法攻撃力 20(+14)
 魔法防御力 26(+10)
 平均速力  23(+22)

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