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3章
104 その頃ミレアは その1
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Side ミレア
「待たせたな、ミレア」
「・・・あっ、フラン。ううん、あんまり待ってないから大丈夫だよ」
ボーっとしていたせいで気づくのに遅れてしまった。
これはというものの、お兄ちゃん、じゃない、アスト兄が悪いんだよね。
シエラからのメッセージでアスト兄がレインを口説いていたと知って、リアルで確かめたら口説いてないと言われた。
反応の仕方は怪しかったけど、そんな嘘をつくようなお兄ちゃんじゃないし、一応の確認で何をどんな風に言ったのか尋ねた。
・・・顔から火が出るかと思ったよ!
なんでお兄ちゃんはあんな凄い口説き文句を平気で言えるのっ!?
あの後ボロを出さないように直ぐに部屋に戻ったけど、しばらくベッドで悶えることになったよっ・・・!
まあ、そういう訳で未だにボーっとしてしまっている訳で・・・。
「ミレア、本当に大丈夫なのか?」
「・・・大丈夫」
本当は全然大丈夫じゃないけど、そう言うしかないよね、これ。
いま私とフランが居るのは境界地帯。
西方第二エリアのイウェスティアの町から更に西。西方第三エリアとの境界。
境界ボスのグレートバッファローは強かったけど、フランと二人なら余裕だね。
「トリプルスラスト!」
「ブモオオオオッ!?」
バッファローの上位種Ⅱであるグレートバッファローにフランが止めを刺した。
フランはアスト兄に勝つべく腕を磨いており、その槍さばきは以前の比ではない。もしかしたらアスト兄も危ないんじゃないかな?
でも、アスト兄はアスト兄で強くなってそうだよね。
というか、戦う姿があんなに格好良いとは思って無かった。
あの反応速度は人間技じゃないと思う。
ゲームの事はゲームとして分けて考えられるけど、最近は現実でもゲームの時と同じ鋭い雰囲気になることもあって、気を抜くと赤面しそうだよ・・・。
「お疲れ様、フラン」
「ああ、援護助かったよ、ミレア」
フランが微笑みかけてくる。
普段は不愛想な印象を受けるが、感情表現が苦手なだけなのだと直ぐに分かった。
「ますます強くなってるし、そろそろアスト兄にリベンジするの?」
「・・・いや、まだまだ、だ。アストに勝てるイメージが浮かばなくてな」
むぅ・・・。フランはストイックだね・・・。
「随分とアスト兄が評価されてるねぇ・・・。あ、もしかして惚れちゃった?」
「違う!そういう感情は無い!」
「うん、知ってる。揶揄っただけだからねっ!」
「っ・・・ミレアのそういうところは本当にアストに似ているな・・・!」
そうなのかな・・・?自覚はないんだけど・・・。
「あっ、フラン、牛肉がドロップしたよ!」
「ほう?グレートバッファローは牛肉か・・・」
実は、境界ボスは解体が出来ないから肉は手に入らなかった。
上位種のバッファローも牛の角だったのでガッカリしていたところだったのだ!
あ、解析しないとね。
【闘牛の高級肉】食材アイテム レア度5
グレートバッファローから稀に取れる肉。
味は大変美味で調理するのにも手間が要る。
【闘牛の角】換金アイテム レア度3
グレートバッファローの角。
そのまま飾るも加工して飾るのも良し。
ゴクリ、とフランがつばを飲み込んだのが聴こえた。
これは、アスト兄に料理してもらおうかな・・・?
「フラン、アスト兄に料理してもらおうよ!」
「それは良いが・・・やはり牛肉料理も得意なのか?」
「うん!偶に作ってくれる高級カットステーキは最高に美味しいよ!」
お兄ちゃんの得意料理の一つなのだが、あの美味しさは一言では表現できない。
お肉の良さとお兄ちゃんの腕前が合わさってこその美味しさだと思う。
どこで仕入れているんだろう・・・?お兄ちゃんは謎が多い。まあ、どれだけ秘密があっても私は気にしないけどね!
そういえば、運ぶ途中にうっかり転びそうになって抱き留められたっけ・・・。
あああっ!思い出したらダメ!顔が赤くなるからっ!?
「さあ、先へ進もう!」
「?ああ、そうだな・・・?」
ここは何か言われる前に先へ進むのが良いよね!
バッファローの生息地帯を抜けると、そこは強い風が吹きつける場所だった。
遠方を見ると、小高い山が聳え立っているのが分かる。
「フランっ、上から来るよっ!」
「上からっ・・・!?」
エアリアルイーグル Lv5
魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 暴風魔法 鷲の目
暴風魔法は効きが悪そうだねっ!
だったら水流魔法と暗闇魔法の出番!
「まずは地上に落とすよっ!ダークブラインド!」
「キュィイイ!?」
目が見えなくなったエアリアルイーグルは慌てている。
予定通りに・・・!
「「エアリアルエクスプロージョン!」」
「「ダークネスソード!」」
「スラストショット!」
風の爆発でのダメージは少ないけど、それはただの攪乱だから良い。
本命は闇の剣で翼を撃ち抜く事!
放たれた闇の剣を狙いたがわず両の翼を撃ち抜いた。
エアリアルイーグルは落下してきた。
「任せろ!トリニティ・ロードっ!」
「キィィィッ!?」
フランが上級槍術を取得して覚えたアーツ、トリニティ・ロード。
私では完全に見切れないけど、敵のクリティカルポイントを正確に撃ち抜いた。
えっと・・・残りのHPでフランの三連撃が全てクリティカルだと、クリティカルコンボも発生して・・・三ドット残る!
「ダークバインド!」
「ダークヒール!」
ダークバインドで、敵が墜落するだろう場所を予測して拘束する準備。
そして、ダークヒールでHPを削り切れる計算。
予想は当たり、高速魔法のある場所にエアリアルイーグルが落下。
HPは・・・残り三ドット。
待機させていたダークヒールを発動させて詰み、だね!
エアリアルイーグルは殆ど何も出来ないまま討伐されたのだった。
「待たせたな、ミレア」
「・・・あっ、フラン。ううん、あんまり待ってないから大丈夫だよ」
ボーっとしていたせいで気づくのに遅れてしまった。
これはというものの、お兄ちゃん、じゃない、アスト兄が悪いんだよね。
シエラからのメッセージでアスト兄がレインを口説いていたと知って、リアルで確かめたら口説いてないと言われた。
反応の仕方は怪しかったけど、そんな嘘をつくようなお兄ちゃんじゃないし、一応の確認で何をどんな風に言ったのか尋ねた。
・・・顔から火が出るかと思ったよ!
なんでお兄ちゃんはあんな凄い口説き文句を平気で言えるのっ!?
あの後ボロを出さないように直ぐに部屋に戻ったけど、しばらくベッドで悶えることになったよっ・・・!
まあ、そういう訳で未だにボーっとしてしまっている訳で・・・。
「ミレア、本当に大丈夫なのか?」
「・・・大丈夫」
本当は全然大丈夫じゃないけど、そう言うしかないよね、これ。
いま私とフランが居るのは境界地帯。
西方第二エリアのイウェスティアの町から更に西。西方第三エリアとの境界。
境界ボスのグレートバッファローは強かったけど、フランと二人なら余裕だね。
「トリプルスラスト!」
「ブモオオオオッ!?」
バッファローの上位種Ⅱであるグレートバッファローにフランが止めを刺した。
フランはアスト兄に勝つべく腕を磨いており、その槍さばきは以前の比ではない。もしかしたらアスト兄も危ないんじゃないかな?
でも、アスト兄はアスト兄で強くなってそうだよね。
というか、戦う姿があんなに格好良いとは思って無かった。
あの反応速度は人間技じゃないと思う。
ゲームの事はゲームとして分けて考えられるけど、最近は現実でもゲームの時と同じ鋭い雰囲気になることもあって、気を抜くと赤面しそうだよ・・・。
「お疲れ様、フラン」
「ああ、援護助かったよ、ミレア」
フランが微笑みかけてくる。
普段は不愛想な印象を受けるが、感情表現が苦手なだけなのだと直ぐに分かった。
「ますます強くなってるし、そろそろアスト兄にリベンジするの?」
「・・・いや、まだまだ、だ。アストに勝てるイメージが浮かばなくてな」
むぅ・・・。フランはストイックだね・・・。
「随分とアスト兄が評価されてるねぇ・・・。あ、もしかして惚れちゃった?」
「違う!そういう感情は無い!」
「うん、知ってる。揶揄っただけだからねっ!」
「っ・・・ミレアのそういうところは本当にアストに似ているな・・・!」
そうなのかな・・・?自覚はないんだけど・・・。
「あっ、フラン、牛肉がドロップしたよ!」
「ほう?グレートバッファローは牛肉か・・・」
実は、境界ボスは解体が出来ないから肉は手に入らなかった。
上位種のバッファローも牛の角だったのでガッカリしていたところだったのだ!
あ、解析しないとね。
【闘牛の高級肉】食材アイテム レア度5
グレートバッファローから稀に取れる肉。
味は大変美味で調理するのにも手間が要る。
【闘牛の角】換金アイテム レア度3
グレートバッファローの角。
そのまま飾るも加工して飾るのも良し。
ゴクリ、とフランがつばを飲み込んだのが聴こえた。
これは、アスト兄に料理してもらおうかな・・・?
「フラン、アスト兄に料理してもらおうよ!」
「それは良いが・・・やはり牛肉料理も得意なのか?」
「うん!偶に作ってくれる高級カットステーキは最高に美味しいよ!」
お兄ちゃんの得意料理の一つなのだが、あの美味しさは一言では表現できない。
お肉の良さとお兄ちゃんの腕前が合わさってこその美味しさだと思う。
どこで仕入れているんだろう・・・?お兄ちゃんは謎が多い。まあ、どれだけ秘密があっても私は気にしないけどね!
そういえば、運ぶ途中にうっかり転びそうになって抱き留められたっけ・・・。
あああっ!思い出したらダメ!顔が赤くなるからっ!?
「さあ、先へ進もう!」
「?ああ、そうだな・・・?」
ここは何か言われる前に先へ進むのが良いよね!
バッファローの生息地帯を抜けると、そこは強い風が吹きつける場所だった。
遠方を見ると、小高い山が聳え立っているのが分かる。
「フランっ、上から来るよっ!」
「上からっ・・・!?」
エアリアルイーグル Lv5
魔物 上位種Ⅱ 格上
スキル 暴風魔法 鷲の目
暴風魔法は効きが悪そうだねっ!
だったら水流魔法と暗闇魔法の出番!
「まずは地上に落とすよっ!ダークブラインド!」
「キュィイイ!?」
目が見えなくなったエアリアルイーグルは慌てている。
予定通りに・・・!
「「エアリアルエクスプロージョン!」」
「「ダークネスソード!」」
「スラストショット!」
風の爆発でのダメージは少ないけど、それはただの攪乱だから良い。
本命は闇の剣で翼を撃ち抜く事!
放たれた闇の剣を狙いたがわず両の翼を撃ち抜いた。
エアリアルイーグルは落下してきた。
「任せろ!トリニティ・ロードっ!」
「キィィィッ!?」
フランが上級槍術を取得して覚えたアーツ、トリニティ・ロード。
私では完全に見切れないけど、敵のクリティカルポイントを正確に撃ち抜いた。
えっと・・・残りのHPでフランの三連撃が全てクリティカルだと、クリティカルコンボも発生して・・・三ドット残る!
「ダークバインド!」
「ダークヒール!」
ダークバインドで、敵が墜落するだろう場所を予測して拘束する準備。
そして、ダークヒールでHPを削り切れる計算。
予想は当たり、高速魔法のある場所にエアリアルイーグルが落下。
HPは・・・残り三ドット。
待機させていたダークヒールを発動させて詰み、だね!
エアリアルイーグルは殆ど何も出来ないまま討伐されたのだった。
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