異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

文字の大きさ
122 / 264
3章

122 緊急クエスト2

しおりを挟む
 髪を直して戻ってきた美鈴とともに夕食を頂き、再びログイン。

 美鈴は食事中ずっとチラチラとこちらを見ていた。
 別に、寝癖くらい誰でもつくものだし、気にしなくていいのに。


「・・・ふぅ。では、召し上がれ」

「「「「いただきます!」」」」


 昼間にミレアとフランが食べたステーキプレートを人数分つくって提供。
 みんな美味しそうに食べてくれているので実に満足だ。

 それにしても、レインは行儀がいいな。
 他の人も普通に行儀がいいが、レインは風格があるというか。
 ただの錯覚かもしれないけども。

 そしてそのレインが幸せそうに目を細めているのは大変に眼福。
 犬猫を思い浮かべてしまうのは致し方なきことである。

 アリアさんは努めて冷静そうにしているが、エルフ耳が動いている。
 ミアとシエラは普通に美味しそうにしている。


「「「「ごちそうさまでした」」」」

「はい。お粗末様でした」


 片づけをしながらそう返答しておく。
 四人から美味しかったという感想とお礼を言われつつ片づけを終える。

 今日はこれからどうしようかと考えつつ掲示板を覗く。
 すると、緊急クエストが冒険者ギルドにて発令されているとの情報が。

 これは・・・大至急向かわねば。
 場所は、アライアの町から北西方面の草原。
 謎の大穴が大量に発見されたことから緊急事態と判断されたようだ。
 この前のバーサクブレイズハウンドといい、この世界が滅亡寸前と言われていたのにも納得できるほどに頻度の高い緊急事態だな。

 ギルドに寄って調査依頼を受けるのだが、ソフィアが居ないので適当なギルド職員に声を掛ける。


「・・・なるほど。その大穴の調査と、原因の排除が依頼内容か。
 ついでに言うと、対象者はEランク以上の冒険者、と」

「ええ、そうよ。あ、私はアーシャ。どうか今後とも御贔屓に、アスト様」

「ん?ああ、覚えておくよ」


 甘ったるい声で誘惑するように身を乗り出してきたので適当にあしらっておく。
 僕も多少は人の心を見抜けるのだが、上手く取り入って得をしようという本心が見え見えだ。
 ソフィアも結果的には利益を得ているが、その違いは明白。
 あまり贔屓にしたくはないな。

 ・・・というか、もうこの赤毛受付嬢の名前忘れたし。








《熟練度が一定に達し【梟の目】スキルがLv16になりました》


 伝え聞いた現場に到着。
 そこは直径二十メートルほどの大穴が空いており、穴の数は百を超える。
 一体、どんな事態が起きればこんなことになるんだか。

 緊急依頼が発令されてそこそこ経つので、現場にはプレイヤーが沢山居た。
 みんな各々調査をしているらしい。
 素人が調べても何も分からないと思ってしまうのは僕だけか?
 当然、僕も調査の素人なので何が出来るとも思わない。
 せめて原因をある程度絞らなければ掠りさえしないだろう。

 周囲を見回すと、怪しいものは穴以外には何も無く、だだっ広い平原。
 中小規模ギルドの者や無所属のプレイヤー、大規模ギルドのアイコンを浮かべたプレイヤーも居る。
 輝く剣のアイコン・・・神聖騎士団セイント・ナイツの連中もチラホラ見える。
 関わりたくないので視界に入らないようにしよう。

 そして一番数が多いのは・・・ドラゴンの顔がモチーフのアイコン。
 確か、龍の咆哮ドラゴンズ・ロア、だったか。
 神聖騎士団よりも大規模で、神聖騎士団ほどではないが嫌われているギルドだ。
 ギルド員の横柄な態度が目立つらしい。

 ギルドマスターの男はレア種族の竜人族である男らしいが詳しくは知らない。
 興味の無いことは調べないのだ。

 初期種族は、人間、エルフ、ドワーフの三種類。
 その中から選んでゲームを始めることになる。
 だが龍の咆哮のリーダーは初期種族に竜人族があったらしい。
 運営に問い合わせが殺到したところ、種族に関してはランダムでそういうことが起こる、という回答があった。
 ミレアから聞いた話だけどな。

 竜人は様々な面で優遇されており、そのおかげもあってか有名プレイヤーだ。
 ギルドを立ち上げたときは加入申請が殺到したとかなんとか。

 それはさておき。

 怪しいのは大穴だけなので、他のプレイヤーに倣って一番近くにある穴を覗く。
 穴の底は見えない。
 暗いからではなく、深すぎて梟の目だけではどうしようもないのだ。
 それでも諦めずに目を凝らして奥を覗くけれど。


《マスタースキル【視覚強化】【遠見】を確認しました》
《プレイヤースキルの条件達成を確認しました》
《取得可能スキルに【鷲の目】が追加されました》


 前から思っていたんだが、タイミングが良すぎないか?
 いや、白鳥の時は必要としていたのに手に入らなかったし、ある意味積み重ねのおかげなのかもしれないけど。

 必要スキルポイントは2となっているので取得する。
 この必要スキルポイントも謎だよな。
 同格のスキルでも、ものによって必要ポイントが違うし。
 取得する人の適性によって変わるとか?

 鷲の目の効果は遠見の上位互換で、遠見よりも先を見通すことができる。
 よって、遠見では見えなかった穴の底も見え・・・ない。

 ・・・なんでだよ。

 更に目を凝らして穴の中を見る。


《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv2になりました》
《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【鷲の目】スキルがLv5になりました》


 少しだけ見えた。
 穴は奥の方でカーブしておりその先は分からない。
 梟の目と鷲の目の弱点は直線しか見通せない事だろうな。



 その後も別の穴を覗いて調査を続ける。

 さて、この穴の正体をモグラの仕業だと思った者は少なくないだろう。
 僕だって直ぐに思いついたし、調査中のプレイヤーの中にも同じことを考えた奴は一定数居るはずだ。

 だが、ことはそう簡単な問題ではないのだ。





 名前 アスト

 種族 人間 Lv28
 第一職業 上級剣士 Lv3
 第二職業 火焔魔法士 Lv2
 第三職業 舞闘家 Lv3
 スキルポイント26

 アナザースキル
 加速Lv8  

 マスタースキルⅠ
 剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
 索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
 解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
 料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
 中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
 中級槍術Lv20〔Master〕気配察知Lv20〔Master〕
 大発見Lv20〔Master〕分析Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅡ
 回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
 照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕    
 暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
 迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
 軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
 遠見Lv10〔Master〕歩法Lv10〔Master〕
 聴覚強化Lv10〔Master〕触覚強化Lv10〔Master〕
 闇魔法耐性Lv10〔Master〕
 火魔法耐性Lv10〔Master〕
 水魔法耐性Lv10〔Master〕
 盲目耐性Lv10〔Master〕
 視覚強化Lv10〔Master〕
 火傷耐性Lv10〔Master〕
 予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
 受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
 立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
 軌道予測Lv20〔Master〕縮地Lv20〔Master〕
 アクロバットLv20〔Master〕反応Lv20〔Master〕
 水中歩行Lv20〔Master〕水中機動Lv20〔Master〕

 マスタースキルⅢ
 影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕

 スキル 
 上級剣術Lv7 上級槍術Lv7 火焔魔法Lv6
 中級錬金Lv14 中級料理Lv13 解体Lv17
 気配感知Lv5 魔力察知Lv15 梟の目Lv16
 空間把握Lv15 先手Lv13 忍び足Lv12
 瞬動Lv11 鷲の目Lv5 闘気Lv7 舞闘Lv7
 連携Lv6 空中機動Lv4 

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
 ジャイアントキリング レイドボス討伐者
 アイシスキラー 熟練戦士 小金持ち
 クリティカルマスター 上級剣士 強奪者
 複合製作者 ユニーククリエイター

 基礎能力値

 物理攻撃力 24(+26)
 物理防御力 20(+24)
 魔法攻撃力 20(+14)
 魔法防御力 26(+10)
 平均速力  23(+29)

しおりを挟む
感想 715

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。 異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。 チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!? “真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!

ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした

渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞! 2024/02/21(水)1巻発売! 2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!) 2024/12/16(月)3巻発売! 2025/04/14(月)4巻発売! 応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!! 刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました! 旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』 ===== 車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。 そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。 女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。 それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。 ※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!

魔境育ちの全能冒険者は異世界で好き勝手生きる‼︎ 追い出したクセに戻ってこいだと?そんなの知るか‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
15歳になり成人を迎えたリュカは、念願の冒険者ギルドに登録して冒険者になった。 そこで、そこそこ名の知れた冒険者Dランクのチームの【烈火の羽ばたき】に誘われる。 そこでの生活は主に雑用ばかりで、冒険に行く時でも荷物持ちと管理しかさせて貰えなかった。 それに雑用だけならと給料も安く、何度申請しても値段が上がる事はなかった。 ある時、お前より役に立つ奴が加入すると言われて、チームを追い出される事になった。 散々こき使われたにも関わらず、退職金さえ貰えなかった。 そしてリュカは、ギルドの依頼をこなして行き… 【烈火の羽ばたき】より早くランクを上げる事になるのだが…? このリュカという少年は、チームで戦わせてもらえなかったけど… 魔女の祖母から魔法を習っていて、全属性の魔法が使え… 剣聖の祖父から剣術を習い、同時に鍛治を学んで武具が作れ… 研究者の父親から錬金術を学び、薬学や回復薬など自作出来て… 元料理人の母親から、全ての料理のレシピを叩き込まれ… 更に、母方の祖父がトレジャーハンターでダンジョンの知識を習い… 母方の祖母が魔道具製作者で魔道具製作を伝授された。 努力の先に掴んだチート能力… リュカは自らのに能力を駆使して冒険に旅立つ! リュカの活躍を乞うご期待! HOTランキングで1位になりました! 更に【ファンタジー・SF】でも1位です! 皆様の応援のお陰です! 本当にありがとうございます! HOTランキングに入った作品は幾つか有りましたが、いつも2桁で1桁は今回初です。 しかも…1位になれるなんて…夢じゃ無いかな?…と信じられない気持ちでいっぱいです。

親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します

miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。 そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。 軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。 誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。 毎日22時投稿します。

チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る

がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。 その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。 爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。 爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。 『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』 人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。 『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』 諸事情により不定期更新になります。 完結まで頑張る!

転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚

熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。 しかし職業は最強!? 自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!? ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。

処理中です...