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3章
136 超高額と年齢
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その後、老樹木の根幹は分割払いで買い取られることに決まった。
よくよく考えれば、信頼できる相手なら分割払いでも問題なかったのだ。
「百パーセント無駄なやり取りだったわ・・・」
「そうですね・・・。それで、結局幾らだったんですか?」
アリアさんもそこそこお金持ちのはずなので、一括で支払えないというのには驚愕するしかない。
「・・・・・・三百万よ」
「三百万・・・?アリアさんなら支払えそうですけど・・・?」
そう聞き返すと、アリアさんはため息を吐いて、今度はハッキリと答えた。
「・・・二千四百万ゴールドよ。個人で買えるはずが無いでしょう?」
うん。僕の全財産でも買えないや。
お支払いは四回の分割払いでお願いします。
ミレアあたりに杖が売れれば資金はすぐに回収できるだろう。
「ちなみにアリアさん、何本ぐらい杖を作れそうですか?」
「・・・この大きさでも贅沢に使うと、二十本くらいかしらね・・・?」
はぁ・・・随分と加工の過程で減ってしまうんだな。
二十本ということは、原価は木材だけで一本百二十万ゴールドくらい。
その他の素材も合わせれば二百万ゴールド近くになるだろうか。
果たして、それらを幾らで売るのやら・・・。
きっと、ぼろ儲けなんだろうな。
アリアさんのエルフ耳がかつてない程に嬉しそうに動いてるし。
この人、意外とお金が好きだよね。いやらしさは全く感じないけど。
そんな訳で、鎮守の原木も合わせて八百万が懐に入りましたとさ。
今朝もらったポーションと料理の利益などもあわせて一千万ゴールドだ。
大金が入ったので喜んでおこう。
わーい。
・・・はぁ、使い道どうしよう。
「・・・ねえ、アスト。あなたはいつまで敬語なのかしら?」
「へ・・・?」
いきなり何を言い出すんだ。
ひょっとして、何か言葉遣いがおかしかったか?
「レインはそれが素だとしても、あなたやシエラは違うでしょう?
何だか、無理をさせてるかと思うと、こう・・・むず痒いのよね。
我が儘の自覚はあるのだけれど、そこまで年が離れてるわけでもないわよね?」
「はぁ・・・」
その感覚はよく分からん。
アリアさんは年上みたいだし、敬語を使うことに違和感などないのだが。
それと、実年齢は幾つなんだろうか。
「失礼かと思いますが、年齢は幾つほどで・・・?」
「・・・・・・今年で二十四歳よ」
僕と三つしか違わなかった。
ちょっと信じられない。
「・・・サバを読んでません?」
「怒るわよ?」
「ごめんなさい」
いや、老けて見えるとかではないぞ?
ただ、とてもしっかりしているのとクールな顔つきが年上を想像させただけで。
エルフなのも影響しているかもしれない。
あ、色眼鏡を除いてまじまじと見つめてみたら、随分若く見えてきた。
うん、普通に二十代前半に見える。
「ねぇ、あんまりまじまじと見られると居心地が悪いのだけれど・・・」
「あっ、失礼。思いの外若く見えてきたので驚いてました」
「そう・・・。それで、あなたは幾つなの?」
おっと、アリアさんに言わせた以上はこちらも言うべきか。
ま、個人情報云々の問題は大丈夫だろう。
「僕は見た目通り、今年で二十一歳ですよ?」
「・・・嘘でしょう?」
何故そんなに目を見開いて驚愕を露わにしているんでしょうかねぇ?
今まで年下にも年上にも、誤って見られたことなんてないはずだ。
「幾つくらいだと思っていたので?」
「・・・正直、一つ下か、下手をすれば同い年かと思っていたわ」
「ええ・・・?」
そんなに老けてみえるか?
もしそうだとしたら、かなりショックだ。
「ああ、違うのよ。随分としっかりしているし、細かい気配りもできるでしょう?
だから、アストは少なくとも社会人にはなってると思っていたのよ。
学生の頃では到底気づけないこととかも気づいてやってくれていたもの・・・」
「ああ・・・僕と似たような理由ですね。そういうことなら納得です」
大学生ではあるけれど、同時に仕事もしていたからな。
非常に納得のいく説明だった。
「あ、高卒で働いているのかしら?」
「いえ、大学生ですよ、一応」
「一応・・・?」
おっと、口が滑った。
そういうアリアさんも、社会人なら時間をとるのが大変だろうに、一体どんな仕事をしているのやら。
首を突っ込み過ぎるのはよくないので聞かないけど。
「それより、三つ年上なら敬語でもおかしくありませんよね?
ギルドの上司でもあるんですから、それも考慮すれば尚更に」
「それは・・・そうかもしれないけれど」
アリアさんも渋々ながら納得してくれた。
まあ、気が変わることもあるかもしれないが、そういうことで。
さて、ログアウトした後は冒険者ギルドに顔を出そうかな。
よくよく考えれば、信頼できる相手なら分割払いでも問題なかったのだ。
「百パーセント無駄なやり取りだったわ・・・」
「そうですね・・・。それで、結局幾らだったんですか?」
アリアさんもそこそこお金持ちのはずなので、一括で支払えないというのには驚愕するしかない。
「・・・・・・三百万よ」
「三百万・・・?アリアさんなら支払えそうですけど・・・?」
そう聞き返すと、アリアさんはため息を吐いて、今度はハッキリと答えた。
「・・・二千四百万ゴールドよ。個人で買えるはずが無いでしょう?」
うん。僕の全財産でも買えないや。
お支払いは四回の分割払いでお願いします。
ミレアあたりに杖が売れれば資金はすぐに回収できるだろう。
「ちなみにアリアさん、何本ぐらい杖を作れそうですか?」
「・・・この大きさでも贅沢に使うと、二十本くらいかしらね・・・?」
はぁ・・・随分と加工の過程で減ってしまうんだな。
二十本ということは、原価は木材だけで一本百二十万ゴールドくらい。
その他の素材も合わせれば二百万ゴールド近くになるだろうか。
果たして、それらを幾らで売るのやら・・・。
きっと、ぼろ儲けなんだろうな。
アリアさんのエルフ耳がかつてない程に嬉しそうに動いてるし。
この人、意外とお金が好きだよね。いやらしさは全く感じないけど。
そんな訳で、鎮守の原木も合わせて八百万が懐に入りましたとさ。
今朝もらったポーションと料理の利益などもあわせて一千万ゴールドだ。
大金が入ったので喜んでおこう。
わーい。
・・・はぁ、使い道どうしよう。
「・・・ねえ、アスト。あなたはいつまで敬語なのかしら?」
「へ・・・?」
いきなり何を言い出すんだ。
ひょっとして、何か言葉遣いがおかしかったか?
「レインはそれが素だとしても、あなたやシエラは違うでしょう?
何だか、無理をさせてるかと思うと、こう・・・むず痒いのよね。
我が儘の自覚はあるのだけれど、そこまで年が離れてるわけでもないわよね?」
「はぁ・・・」
その感覚はよく分からん。
アリアさんは年上みたいだし、敬語を使うことに違和感などないのだが。
それと、実年齢は幾つなんだろうか。
「失礼かと思いますが、年齢は幾つほどで・・・?」
「・・・・・・今年で二十四歳よ」
僕と三つしか違わなかった。
ちょっと信じられない。
「・・・サバを読んでません?」
「怒るわよ?」
「ごめんなさい」
いや、老けて見えるとかではないぞ?
ただ、とてもしっかりしているのとクールな顔つきが年上を想像させただけで。
エルフなのも影響しているかもしれない。
あ、色眼鏡を除いてまじまじと見つめてみたら、随分若く見えてきた。
うん、普通に二十代前半に見える。
「ねぇ、あんまりまじまじと見られると居心地が悪いのだけれど・・・」
「あっ、失礼。思いの外若く見えてきたので驚いてました」
「そう・・・。それで、あなたは幾つなの?」
おっと、アリアさんに言わせた以上はこちらも言うべきか。
ま、個人情報云々の問題は大丈夫だろう。
「僕は見た目通り、今年で二十一歳ですよ?」
「・・・嘘でしょう?」
何故そんなに目を見開いて驚愕を露わにしているんでしょうかねぇ?
今まで年下にも年上にも、誤って見られたことなんてないはずだ。
「幾つくらいだと思っていたので?」
「・・・正直、一つ下か、下手をすれば同い年かと思っていたわ」
「ええ・・・?」
そんなに老けてみえるか?
もしそうだとしたら、かなりショックだ。
「ああ、違うのよ。随分としっかりしているし、細かい気配りもできるでしょう?
だから、アストは少なくとも社会人にはなってると思っていたのよ。
学生の頃では到底気づけないこととかも気づいてやってくれていたもの・・・」
「ああ・・・僕と似たような理由ですね。そういうことなら納得です」
大学生ではあるけれど、同時に仕事もしていたからな。
非常に納得のいく説明だった。
「あ、高卒で働いているのかしら?」
「いえ、大学生ですよ、一応」
「一応・・・?」
おっと、口が滑った。
そういうアリアさんも、社会人なら時間をとるのが大変だろうに、一体どんな仕事をしているのやら。
首を突っ込み過ぎるのはよくないので聞かないけど。
「それより、三つ年上なら敬語でもおかしくありませんよね?
ギルドの上司でもあるんですから、それも考慮すれば尚更に」
「それは・・・そうかもしれないけれど」
アリアさんも渋々ながら納得してくれた。
まあ、気が変わることもあるかもしれないが、そういうことで。
さて、ログアウトした後は冒険者ギルドに顔を出そうかな。
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