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3章
137 Dランク冒険者
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「それでね、風の都から西の端まで行ったところに扉があったんだ」
「へぇ、扉か・・・。先へ進んだのか?」
「んーん、鍵が掛かってたから進めなかったよ。あ、豚人の鍵では開かなかったし、そもそも鍵穴の大きさからして違うからね?」
おおう・・・先に言われてしまった。
豚人の鍵と残り三種類の鍵は全部同じくらいの大きさなので、恐らくはサイズが合わないことになる。
聞く前から答えられるとは・・・むむむ。
「ところで美鈴、唐揚げの味付けはどうだ?」
「最高に美味しい!」
それは結構。
だがな、僕の分にまで手を付けるんじゃない!
特製で作るのに手間がかかるからお替わりはないんだぞ!
「・・・丸々と太っても知らないぞ?」
「お兄ちゃんに嫌われなければ問題ないよ!」
さいですか。
相も変わらずブラコンなことで。
〇〇〇
ログインしたらサンドイッチを頬張った後で冒険者ギルドへ。
約束の時間までもう少しあるからな。
「こちらが討伐報酬と木材の買取金額になります。ご確認ください」
「ん・・・確かに」
ソフィアから討伐報酬と鎮守の原木を数本売った金額を受け取った。
やはり木材や薬草などの品は需要が高いようだ。
開放された町の復興で使う量は天井知らずだろうし、当然といえば当然か。
「そして、今回の依頼達成を持ちまして条件を満たし、アスト様の冒険者ランクはDランクとなりました。おめでとうございます」
「おっ、ランクアップか。そういえば、ランクが上がっていいことはあるのか?」
別にいいことがなくとも何となくあげたくなるのがランクだが、一応聞いておく。
あまり期待していないけど、もしかしたらあるかもしれないし。
あと、これみよがしにカードの色が変わってるし。
「はい。ランクが一定以上になることで、幾つか特典がございますよ。
例えばDランクですと、ギルドでの買い取り価格が五パーセント上昇します。
更に、他のお店でもギルドカードを提示することで、同率の割引が発生します」
「へぇ・・・このカードでね・・・」
Dランクになって、カードの色は橙色になっている。
確か、Fランクまでは白色、Eランクは緑色だったはず。
この先も色が変わるんだろうな、多分。
プレイヤーに割引が通用するのか、と尋ねたら、システムに介入して自動で割り引かれるそうだ。
何というハイテク機能。神様って凄いね。
この先のランクでの優遇は先々で説明してもらうとして、他の優遇を尋ねる。
「他にも何かあるのか?」
「はい。Dランクとなりましたことで、身分証以上の効果を持つようになったことはご理解いただけたと思いますが、その他にも同様の効果がございます。例えば、購入制限の一部撤廃、一部公的機関への立ち入り許可などがございますね」
「購入制限に立ち入り制限か・・・。そんなものがあったんだな」
今まで碌に探索してこなかったので全く知らなかった。
アライアの町が広すぎるのがいけないのだ。
それで、購入制限はその内分かるとして、立ち入り許可が出るのはどこだ?
「ソフィア、Dランクになって入れるようになる場所はどこだ?」
「アライア町立図書館がそうですね。
あそこは一定以上の身分がある者でなければ入れません。
かくいう私も、図書館に入ったことは一度もありませんね」
ふむ・・・意外と強い効果があるらしいな。
というか、図書館なんてあったのか。
「ソフィアは受付嬢で身分はハッキリしてると思うんだが、それでも入れないのか」
「受付の職は、アスト様がお思いになるほど身分が高くありませんよ?」
ソフィアに苦笑されながらそう言われてしまった。
だが、自分の仕事を褒められて満更でもないといった雰囲気だ。
意図したことではなかったとはいえ、少し照れくさい。
ギルドを出てヘルプを見ると、新たな項目が追加されていた。
それはまさしく、Dランクのギルドカードについてだ。
説明によると、Dランクともなると一人前冒険者であり、有事の際は主戦力となることを保証された者であることが証明されるらしい。
そのため、一目おかれるとまではいかないが、住人からの信用度は高いようだ。
力だけで信用してもいいのかという感じだが、評判が悪い者は評価にマイナスが入り、なかならDランクに上がれないのだとか。
Dランクへのランクアップ時に注目されるのは、総合的な戦闘力、ギルドや町への貢献度、依頼の達成率、人柄などと書かれている。
・・・おい、どこにも立ち入り制限やら購入制限やらが書かれてないぞ!?
これは、直接聞かなければ分からないということか・・・!
ヘルプだけ見て終わりにしていたら、図書館の存在すら知れなかったかも。
丁寧に教えてくれたソフィアに感謝。
ん?カード裏側の一番下に小さな字で各評価が載っている。
総合戦闘力 評価【A】 ギルドへの貢献度 評価【A】
町への貢献度 評価【A】 依頼達成率 評価【A】 人柄や性格 評価【B】
総合評価『A-』
何だろう、これ。
最高評価がどのアルファベットなのか分からないから何とも言い難い。
強いて言うなら、人柄と性格だけ評価が低そうなのでちょっと落ち込む。
ソフィアが何も言わなかったのは気になるが、まあいいか。
図書館にはその内行ってみたいし、教会もまだ行ってない。
やりたいことが増えてきたが、焦らずに少しずつ進めていこう。
まずは、午後からの狩りだ。
レインとアリアさんはもうログインしてるかな?
「へぇ、扉か・・・。先へ進んだのか?」
「んーん、鍵が掛かってたから進めなかったよ。あ、豚人の鍵では開かなかったし、そもそも鍵穴の大きさからして違うからね?」
おおう・・・先に言われてしまった。
豚人の鍵と残り三種類の鍵は全部同じくらいの大きさなので、恐らくはサイズが合わないことになる。
聞く前から答えられるとは・・・むむむ。
「ところで美鈴、唐揚げの味付けはどうだ?」
「最高に美味しい!」
それは結構。
だがな、僕の分にまで手を付けるんじゃない!
特製で作るのに手間がかかるからお替わりはないんだぞ!
「・・・丸々と太っても知らないぞ?」
「お兄ちゃんに嫌われなければ問題ないよ!」
さいですか。
相も変わらずブラコンなことで。
〇〇〇
ログインしたらサンドイッチを頬張った後で冒険者ギルドへ。
約束の時間までもう少しあるからな。
「こちらが討伐報酬と木材の買取金額になります。ご確認ください」
「ん・・・確かに」
ソフィアから討伐報酬と鎮守の原木を数本売った金額を受け取った。
やはり木材や薬草などの品は需要が高いようだ。
開放された町の復興で使う量は天井知らずだろうし、当然といえば当然か。
「そして、今回の依頼達成を持ちまして条件を満たし、アスト様の冒険者ランクはDランクとなりました。おめでとうございます」
「おっ、ランクアップか。そういえば、ランクが上がっていいことはあるのか?」
別にいいことがなくとも何となくあげたくなるのがランクだが、一応聞いておく。
あまり期待していないけど、もしかしたらあるかもしれないし。
あと、これみよがしにカードの色が変わってるし。
「はい。ランクが一定以上になることで、幾つか特典がございますよ。
例えばDランクですと、ギルドでの買い取り価格が五パーセント上昇します。
更に、他のお店でもギルドカードを提示することで、同率の割引が発生します」
「へぇ・・・このカードでね・・・」
Dランクになって、カードの色は橙色になっている。
確か、Fランクまでは白色、Eランクは緑色だったはず。
この先も色が変わるんだろうな、多分。
プレイヤーに割引が通用するのか、と尋ねたら、システムに介入して自動で割り引かれるそうだ。
何というハイテク機能。神様って凄いね。
この先のランクでの優遇は先々で説明してもらうとして、他の優遇を尋ねる。
「他にも何かあるのか?」
「はい。Dランクとなりましたことで、身分証以上の効果を持つようになったことはご理解いただけたと思いますが、その他にも同様の効果がございます。例えば、購入制限の一部撤廃、一部公的機関への立ち入り許可などがございますね」
「購入制限に立ち入り制限か・・・。そんなものがあったんだな」
今まで碌に探索してこなかったので全く知らなかった。
アライアの町が広すぎるのがいけないのだ。
それで、購入制限はその内分かるとして、立ち入り許可が出るのはどこだ?
「ソフィア、Dランクになって入れるようになる場所はどこだ?」
「アライア町立図書館がそうですね。
あそこは一定以上の身分がある者でなければ入れません。
かくいう私も、図書館に入ったことは一度もありませんね」
ふむ・・・意外と強い効果があるらしいな。
というか、図書館なんてあったのか。
「ソフィアは受付嬢で身分はハッキリしてると思うんだが、それでも入れないのか」
「受付の職は、アスト様がお思いになるほど身分が高くありませんよ?」
ソフィアに苦笑されながらそう言われてしまった。
だが、自分の仕事を褒められて満更でもないといった雰囲気だ。
意図したことではなかったとはいえ、少し照れくさい。
ギルドを出てヘルプを見ると、新たな項目が追加されていた。
それはまさしく、Dランクのギルドカードについてだ。
説明によると、Dランクともなると一人前冒険者であり、有事の際は主戦力となることを保証された者であることが証明されるらしい。
そのため、一目おかれるとまではいかないが、住人からの信用度は高いようだ。
力だけで信用してもいいのかという感じだが、評判が悪い者は評価にマイナスが入り、なかならDランクに上がれないのだとか。
Dランクへのランクアップ時に注目されるのは、総合的な戦闘力、ギルドや町への貢献度、依頼の達成率、人柄などと書かれている。
・・・おい、どこにも立ち入り制限やら購入制限やらが書かれてないぞ!?
これは、直接聞かなければ分からないということか・・・!
ヘルプだけ見て終わりにしていたら、図書館の存在すら知れなかったかも。
丁寧に教えてくれたソフィアに感謝。
ん?カード裏側の一番下に小さな字で各評価が載っている。
総合戦闘力 評価【A】 ギルドへの貢献度 評価【A】
町への貢献度 評価【A】 依頼達成率 評価【A】 人柄や性格 評価【B】
総合評価『A-』
何だろう、これ。
最高評価がどのアルファベットなのか分からないから何とも言い難い。
強いて言うなら、人柄と性格だけ評価が低そうなのでちょっと落ち込む。
ソフィアが何も言わなかったのは気になるが、まあいいか。
図書館にはその内行ってみたいし、教会もまだ行ってない。
やりたいことが増えてきたが、焦らずに少しずつ進めていこう。
まずは、午後からの狩りだ。
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