異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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3章

148 タブレット

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 休憩を終えて南方第二エリア、イウスの町を目指す。


「シャドウバインド!シャドウエッジ!」

「クレイアロー!ストーンエクスプロージョン!」


 スライム相手にはやはり魔法攻撃が効きやすい。
 敵のスライム上位種は二十体。
 敵の数が少ない時なら良いスキル上げになるのだが、こうも多いとまずは頭数を減らす必要がある。
 
 シャドウエッジは範囲魔法の割に消費が少ないのでこういう時に便利だ。
 時間が夜に差し掛かっているのもプラス要素に。


「レッドステップ!パワースラッシュ!」

「クレイボール!」


 レインのサポートを受けつつ残りのスライムを斬り捨てていく。
 後衛の援護があるとサクサク倒せるな。
 レインの魔法制御能力が格段に上達しているので尚更に。


《熟練度が一定に達し【幻影魔法】スキルがLv8になりました》
《熟練度が一定に達し【気配隠蔽】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【先手】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【舞闘】スキルがLv9になりました》


 スライムを全て仕留めて戦闘終了。

 幻影魔法についてだが、そのまま使うだけでは察知系のスキルで看破される。
 気配察知では剣の不存在そのものを、魔力察知では幻影魔法の魔力を、それぞれ見つけられて怪しまれるということだ。
 それでも初見であればある程度の効果を期待できると思うが。

 やはり、魔力隠蔽のスキルはじきに必要になるな。
 ちゃんと覚えておこう。
 何はともあれ、先に幻影魔法をカンストさせたいところだ。

 スライムのドロップ品はポーションに使えるのでキッチリ解体して回収。

 それでは、先に進もう。










《熟練度が一定に達し【梟の目】スキルがLv19になりました》
《熟練度が一定に達し【魔気】スキルがLv3になりました》


「アストさん、あれ・・・!」

「ああ。また訳の分からん魔物だな・・・」


 イウスの町を経由した後、そこから南へ向かったのだが、こんな魔物が。



 オーバーレッドスライム Lv3
 魔物 上位種Ⅱ 格下
 スキル 火焔魔法 



 初見の魔物だが、強さ的にはそこまででもない。レインと同格だ。


「クレイアロー!クレイストーム!」

「トリプルスローイング!」


 レインは魔法で、僕は六本のナイフで先制。
 悪魔戦で八本投げたのだが、あれ以来使えていない。
 あれは火事場の馬鹿力のようなものだったのかもしれないな。

 その後、サクッと仕留めて解体を使用。



【極赤の実】素材アイテム レア度4
 とことんまで赤い色をした実。
 異常に強い火の力を感じる。



 うーん・・・少し気になることが出来たな。
 このアイテムは是非ほしい。


「レイン、これは僕が実験に使ってもいいか?」

「ええ、構いませんよ。でも、実験というと・・・?」

「ん、丁度いい時間だし、町に戻ってからだな」


 そういう訳で、一度切り上げてイウスの町へ戻る。


「そういえばレインはいつまで狩りを続けられるんだ?」

「えっと・・・私は、今日は夜中まで大丈夫ですよ・・・!」

「そうか。ならまだ大丈夫だな。
 余計なお世話かもしれないが、あまり夜更かしはしないようにな?」

「うっ・・・そうですね・・・。でも、折角アストさんと・・・」


 後半は聞こえなかったが、これ以上は言うまい。
 それでは・・・実験開始だ。

 用意するのは以前作製してそのままだった赤核玉と、今回手に入れた極赤の実。

 まずは極赤の実をすりつぶす。
 その際、水精霊の器の力を借りて綺麗な水を混ぜる。
 すると、赤というには濃すぎる液体が出来上がった。

 次に、その液体に赤核玉を投入して、馴染ませる。
 その際、火を当てて乾かすことを忘れずに。
 すると、出来上がったのは赤いマジックタブレットだ。



【マジックタブレット】使用アイテム レア度4
 とある製法により作製可能なタブレット。
 使用してから一定時間、魔法の威力を高める。
 火属性なら赤いタブレットを使用すべし。



 品質が示されていないのは以前ビッグフォーススライムからドロップしたものと同じだな。
 その理由はよく分からないままだ。


「マジックタブレット・・・以前お聞きしたアイテムですね。
 なるほど・・・このようにして作製するんですか・・・!」

「上手くいくかは分からなかったけどな。これで遠慮なくタブレットを使用できそうだ。もっとも、必要になった機会は殆ど無いけど」


 強いて言うなら、エルダートレント戦か。
 あの時は赤いタブレットを二つ使ったのだが、それでも大変だった。


「これもカラーポーションと一緒に、時機を見て販売、ですね?」

「ああ。それらの材料がそこそこウェザリアにも入るようになったし、イベントが終わったくらいで販売開始がいいかもしれないな」

「アリアさんの喜ぶ耳・・・いえ、顔が目に浮かびます」


 ああ・・・レインも気づいてたんだな、アリアさんの悪い癖。

 なお、周囲にプレイヤーは居ないが、少しボリュームを落としている。
 既にイウスを拠点に狩りを行う者もそこそこいるのだし、警戒は必要だ。

 ちなみに、値段設定については相談して決めてある。
 赤、青、黄が一本十五万ゴールド。ランダム回復の緑は一本十二万ゴールド。

 どう考えてもぼったくりな気がしてならない。
 供給量的にこれくらいが丁度良いのでは、というアリアさんの私見なのだが。
 状況によって値段を上下させることになるだろう。

 タブレットはユニークアイテムでもないので、もう少しお手頃価格になる予定。
 それでも初心者プレイヤーには購入できない値段になると思うが。


《熟練度が一定に達し【中級料理】スキルがLv14になりました》


 もう一つタブレットを作ったところで中級料理がレベルアップ。
 もう材料も無いので、今回はここまでだ。


「さて、これからフィールドで経験値を稼ぐつもりなんだが、レインも来るか?」

「はい、勿論。是非ご一緒させてください・・・!」

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