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3章
157 ヨミとキメラ推測
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スリップ状態が消滅するまでポーションを使った後、何があったのかを尋ねた。
聞いたところによると、炎熱獅子との戦闘終了直後にキメラのような生物に襲われたらしい。消耗した状態ではとても戦えず、大ダメージと状態異常をうけながらも何とか逃走に成功し、安全地帯に逃げ込んだ、とのこと。
「それは大変だったな・・・」
「気安い同情はやめてもらいましょうか。不愉快です」
いや、僕だって消耗した経験はあるから理解できるつもりなんだが。
例えば、そうだな・・・エルダートレント戦の後で同等レベルの魔物に襲われていたら酷いことになっていただろう。
「なぁ、何でそこまで嫌われてるんだ?僕が何かしたか?」
「・・・別に何も。敵同士なのですから、馴れ合いは不要だと思ったまでです」
ポーションを受け取っておいて馴れ合いもなにも・・・・・・いや、あれは取引だから馴れ合いには含まれないのか。何その微妙な判定ライン。本当にそう考えたのかどうかは知らんけど。
「まあ、それはいいんだが、決して気安い同情という訳ではないからな?結構追い詰められた戦いも何回かあるんだから」
「・・・そうですか。口が過ぎたようです。・・・すみませんでした」
「ん、分かってくれればいいさ」
素直に謝るあたり、やっぱり悪い奴ではないよな。
少々口は悪いし敵意を向けてくる暗殺者系のレッドプレイヤーだけども。
・・・あれ?特徴を並べ立てたらやっぱり悪い奴なんじゃないかと思えてきた。
「それで、そのキメラの特徴と出現条件は分かるか?」
「特徴は・・・獅子の顔が二つあることと、蛇のような尻尾。それから、高確率で火傷を負わせる火属性のブレスを吐いてくることですね。出現条件は・・・不明です。ただ、前触れも無く現れました」
その外見と攻撃法だとキメラという表現がよく似合いそうだ。
だが、前触れもなく出現するというのはおかしな話だ。
ヨミは索敵系スキルが充実していそうだし、全く察知できないというのはおかしい。万が一戦闘後に気を抜いていたとしても見落とすとは考え辛い。そもそもそんな油断をするタイプにも見えないし。
似たような理由で隠密系スキルで隠れていたという線も無し。
それらを併用していることはあり得ても、隠密系スキルだけで全ての察知を欺けるとは到底思えない。キメラが赤い色をしていたことからもそれは確定的だ。そんなに隠密に優れたスキルを持っているなら、派手な見た目をしている訳がない。多分。
だとすると・・・他にどんな可能性があるだろうか。
「ヨミ、キメラと遭遇する前に、何か特徴的な行動をしなかったか?」
「・・・特にしていないと思いますが、無意識下でやっていた可能性はあります」
「なら、この先のエリアに入ってからは?」
「・・・・・・強いて言うならば、デミフレアレオンだけを狙い撃ちしたことでしょうかね。フレイムタイガーは微妙に相性が悪い上に、ドロップアイテムの皮は十分に集まっていましたので」
ふむ・・・・・・なるほど。
何の確信も無い推測だが、ランダムで現れたというパターンよりはあり得そうだ。
それになにより、検証可能なのだから試してみればいいのだ。
と、その前に一つ聞かなければ。
「仕留めた獅子は全部で何体だ?」
「仕留めた数・・・いちいち覚えてはいませんが、アイテムの数から逆算するに十体・・・っ!?まさか・・・!?」
「ああ。獅子だけを連続で十体仕留めるという条件がトリガーなら、そのキメラが突然現れたことにも納得がいくんじゃないか?丁度キリのいい数字だし、虎を避けるような真似は普通しないから、条件の厳しさ的にもキメラの強さに相応しいと思う」
「・・・・・・あり得そうですね。くっ・・・!」
何故そんな悔しそうな顔を・・・・・・ああ、そうか。獅子だけを狩り続けていた時に経験値効率が良かったんだろうな。それなのに、その行動の結果キメラが出てくるとなれば危なっかしくて仕方ないだろう。そう上手い話は無いということだな。
「残念だったな、ヨミ」
「っ、うるさいですね!あなたは黙っていてください!」
「はいはい」
今のはただの照れ隠しだな。
何となくパターンが分かってきたかもしれない。
だからどうということもないんだが、貶されてもイラつかないな、これは。
「さて、提案があるんだが・・・この後一緒に先へ進まないか?」
「・・・はい?正気ですか?私はレッドですよ?」
「別に、色だけで人柄が決まる訳でもあるまいに・・・。レッドじゃなくても駄目な奴はいるんだから、レッドにいい奴がいてもおかしくないだろ?」
邪悪騎士団とか、レインに絡んできた奴らとか。
そういえばあいつらどうなったんだろうな。妙に懐かしく感じた。
別に会いたいとも思わないけどさ。
「なっ・・・見え透いたお世辞はやめてもらいましょう!
あなたは、こんなことをして、一体何を企んでいるのですか!?」
「何も企んでないし・・・。そもそもヨミを名指しで褒めてはいないが?」
レッドにいい奴がいるかもしれない、とは言った。
だが、それがヨミだとは言及していない。
まあ、早とちりかと聞かれれば違うと答えるしかないんだが。
「っ?・・・・・・あっ・・・ッ~!?」
「はぁ・・・」
勘違い(?)に気づいて真っ赤になったヨミへパーティー申請を出した。
さて、受けてくれるかな?
名前 アスト
種族 人間 Lv30
第一職業 上級剣士 Lv5
第二職業 火焔魔法士 Lv4
第三職業 舞闘家 Lv5
スキルポイント12
アナザースキル
加速Lv8
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
投擲術Lv10〔Master〕隠密Lv10〔Master〕
中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
中級槍術Lv20〔Master〕気配察知Lv20〔Master〕
大発見Lv20〔Master〕分析Lv20〔Master〕
魔力察知Lv20〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
遠見Lv10〔Master〕歩法Lv10〔Master〕
聴覚強化Lv10〔Master〕触覚強化Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
火魔法耐性Lv10〔Master〕
水魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
火傷耐性Lv10〔Master〕
予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
軌道予測Lv20〔Master〕縮地Lv20〔Master〕
アクロバットLv20〔Master〕反応Lv20〔Master〕
水中歩行Lv20〔Master〕水中機動Lv20〔Master〕
梟の目Lv20〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
上級剣術Lv9 上級槍術Lv9 中級投擲術Lv17
火焔魔法Lv8 幻影魔法Lv13 中級錬金Lv16
中級料理Lv14 解体Lv18 気配感知Lv8
魔力感知Lv6 気配隠蔽Lv16 空間把握Lv18
先手Lv17 忍び足Lv18 瞬動Lv18
鷲の目Lv17 闘気Lv9 魔気Lv4 舞闘Lv9
連携Lv8 空中機動Lv6 未来視Lv4 拡張Lv1
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング レイドボス討伐者Ⅱ
アイシスキラー 一流戦士 熟練魔法士
器用貧乏 小金持ち クリティカルマスター
上級剣士 強奪者 複合製作者
ユニーククリエイター
基礎能力値
物理攻撃力 24(+26)
物理防御力 22(+24)
魔法攻撃力 22(+14)
魔法防御力 26(+10)
平均速力 23(+29)
聞いたところによると、炎熱獅子との戦闘終了直後にキメラのような生物に襲われたらしい。消耗した状態ではとても戦えず、大ダメージと状態異常をうけながらも何とか逃走に成功し、安全地帯に逃げ込んだ、とのこと。
「それは大変だったな・・・」
「気安い同情はやめてもらいましょうか。不愉快です」
いや、僕だって消耗した経験はあるから理解できるつもりなんだが。
例えば、そうだな・・・エルダートレント戦の後で同等レベルの魔物に襲われていたら酷いことになっていただろう。
「なぁ、何でそこまで嫌われてるんだ?僕が何かしたか?」
「・・・別に何も。敵同士なのですから、馴れ合いは不要だと思ったまでです」
ポーションを受け取っておいて馴れ合いもなにも・・・・・・いや、あれは取引だから馴れ合いには含まれないのか。何その微妙な判定ライン。本当にそう考えたのかどうかは知らんけど。
「まあ、それはいいんだが、決して気安い同情という訳ではないからな?結構追い詰められた戦いも何回かあるんだから」
「・・・そうですか。口が過ぎたようです。・・・すみませんでした」
「ん、分かってくれればいいさ」
素直に謝るあたり、やっぱり悪い奴ではないよな。
少々口は悪いし敵意を向けてくる暗殺者系のレッドプレイヤーだけども。
・・・あれ?特徴を並べ立てたらやっぱり悪い奴なんじゃないかと思えてきた。
「それで、そのキメラの特徴と出現条件は分かるか?」
「特徴は・・・獅子の顔が二つあることと、蛇のような尻尾。それから、高確率で火傷を負わせる火属性のブレスを吐いてくることですね。出現条件は・・・不明です。ただ、前触れも無く現れました」
その外見と攻撃法だとキメラという表現がよく似合いそうだ。
だが、前触れもなく出現するというのはおかしな話だ。
ヨミは索敵系スキルが充実していそうだし、全く察知できないというのはおかしい。万が一戦闘後に気を抜いていたとしても見落とすとは考え辛い。そもそもそんな油断をするタイプにも見えないし。
似たような理由で隠密系スキルで隠れていたという線も無し。
それらを併用していることはあり得ても、隠密系スキルだけで全ての察知を欺けるとは到底思えない。キメラが赤い色をしていたことからもそれは確定的だ。そんなに隠密に優れたスキルを持っているなら、派手な見た目をしている訳がない。多分。
だとすると・・・他にどんな可能性があるだろうか。
「ヨミ、キメラと遭遇する前に、何か特徴的な行動をしなかったか?」
「・・・特にしていないと思いますが、無意識下でやっていた可能性はあります」
「なら、この先のエリアに入ってからは?」
「・・・・・・強いて言うならば、デミフレアレオンだけを狙い撃ちしたことでしょうかね。フレイムタイガーは微妙に相性が悪い上に、ドロップアイテムの皮は十分に集まっていましたので」
ふむ・・・・・・なるほど。
何の確信も無い推測だが、ランダムで現れたというパターンよりはあり得そうだ。
それになにより、検証可能なのだから試してみればいいのだ。
と、その前に一つ聞かなければ。
「仕留めた獅子は全部で何体だ?」
「仕留めた数・・・いちいち覚えてはいませんが、アイテムの数から逆算するに十体・・・っ!?まさか・・・!?」
「ああ。獅子だけを連続で十体仕留めるという条件がトリガーなら、そのキメラが突然現れたことにも納得がいくんじゃないか?丁度キリのいい数字だし、虎を避けるような真似は普通しないから、条件の厳しさ的にもキメラの強さに相応しいと思う」
「・・・・・・あり得そうですね。くっ・・・!」
何故そんな悔しそうな顔を・・・・・・ああ、そうか。獅子だけを狩り続けていた時に経験値効率が良かったんだろうな。それなのに、その行動の結果キメラが出てくるとなれば危なっかしくて仕方ないだろう。そう上手い話は無いということだな。
「残念だったな、ヨミ」
「っ、うるさいですね!あなたは黙っていてください!」
「はいはい」
今のはただの照れ隠しだな。
何となくパターンが分かってきたかもしれない。
だからどうということもないんだが、貶されてもイラつかないな、これは。
「さて、提案があるんだが・・・この後一緒に先へ進まないか?」
「・・・はい?正気ですか?私はレッドですよ?」
「別に、色だけで人柄が決まる訳でもあるまいに・・・。レッドじゃなくても駄目な奴はいるんだから、レッドにいい奴がいてもおかしくないだろ?」
邪悪騎士団とか、レインに絡んできた奴らとか。
そういえばあいつらどうなったんだろうな。妙に懐かしく感じた。
別に会いたいとも思わないけどさ。
「なっ・・・見え透いたお世辞はやめてもらいましょう!
あなたは、こんなことをして、一体何を企んでいるのですか!?」
「何も企んでないし・・・。そもそもヨミを名指しで褒めてはいないが?」
レッドにいい奴がいるかもしれない、とは言った。
だが、それがヨミだとは言及していない。
まあ、早とちりかと聞かれれば違うと答えるしかないんだが。
「っ?・・・・・・あっ・・・ッ~!?」
「はぁ・・・」
勘違い(?)に気づいて真っ赤になったヨミへパーティー申請を出した。
さて、受けてくれるかな?
名前 アスト
種族 人間 Lv30
第一職業 上級剣士 Lv5
第二職業 火焔魔法士 Lv4
第三職業 舞闘家 Lv5
スキルポイント12
アナザースキル
加速Lv8
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
料理Lv10〔Master〕槍術Lv10〔Master〕
投擲術Lv10〔Master〕隠密Lv10〔Master〕
中級剣術Lv20〔Master〕火炎魔法Lv20〔Master〕
中級槍術Lv20〔Master〕気配察知Lv20〔Master〕
大発見Lv20〔Master〕分析Lv20〔Master〕
魔力察知Lv20〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
軽業Lv10〔Master〕瞬発Lv10〔Master〕
遠見Lv10〔Master〕歩法Lv10〔Master〕
聴覚強化Lv10〔Master〕触覚強化Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
火魔法耐性Lv10〔Master〕
水魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
火傷耐性Lv10〔Master〕
予見Lv20〔Master〕舞踏Lv20〔Master〕
受け流しLv20〔Master〕見切りLv20〔Master〕
立体機動Lv20〔Master〕疾駆Lv20〔Master〕
軌道予測Lv20〔Master〕縮地Lv20〔Master〕
アクロバットLv20〔Master〕反応Lv20〔Master〕
水中歩行Lv20〔Master〕水中機動Lv20〔Master〕
梟の目Lv20〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
上級剣術Lv9 上級槍術Lv9 中級投擲術Lv17
火焔魔法Lv8 幻影魔法Lv13 中級錬金Lv16
中級料理Lv14 解体Lv18 気配感知Lv8
魔力感知Lv6 気配隠蔽Lv16 空間把握Lv18
先手Lv17 忍び足Lv18 瞬動Lv18
鷲の目Lv17 闘気Lv9 魔気Lv4 舞闘Lv9
連携Lv8 空中機動Lv6 未来視Lv4 拡張Lv1
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング レイドボス討伐者Ⅱ
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器用貧乏 小金持ち クリティカルマスター
上級剣士 強奪者 複合製作者
ユニーククリエイター
基礎能力値
物理攻撃力 24(+26)
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