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4章
188 VS神聖騎士団
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ミレアと睨み合いが続く。
初手で優勢に立てるかどうかで、三割くらいは勝負が決まる。
決して失敗できないので、お互い慎重にならざるを得ない。
・・・ミレアのあんな真剣な顔、滅多に見ないぞ。
数分間の睨み合いの末、お互いに初手を――――
『皆さんお久しぶりです。司会進行役のシステマでございます。予選開始から三時間が経過しましたので、十分間かけて大幅にエリアを縮小します!広域マップでご確認ください!』
「「っ!?」」
打とうとしていた初手を取りやめて、マップを確認。
・・・どうやらこの場所も縮小対象のようだ。
「アスト兄!決着はまたいずれ!さらばっ!」
ミレアは不完全ながらも空を駆けて、その場を離脱していった。
正直助かった。
「はぁ・・・僕も移動しよう」
縮小対象エリアから離脱して一息。
改めてマップを確認すると、先程までの半分くらいの大きさになっていた。
ここからさらに戦いが加速する予感。
ミレアとは逆方向に逃げてきたので、しばらくは遭遇しないはずだ。
「ふぅ・・・『パワースローイング』!」
「っ、何ッ!」
隠密しながら忍び寄ってきていたプレイヤーを撃破。
止めは火傷のスリップダメージだった。
次の獲物は・・・六人程固まっているこいつらにしようか。
「パワー、ぐあっ!!」
「全員、あんまり強くはなかったな・・・」
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv2になりました》
ダメージは喰らってないが【城塞】のレベルが上がった。
これ、中々上がらないよな。レベル20上限のスキルなのに。
いや、寧ろこれくらいが普通で他のスキルがおかしいのか?
何となくそんな気がする。
そういえば、この辺りはソフィアの家があったな。
個人住宅は鍵が掛かっていて入れないのだが、ちょっと寄ってみるか。
「・・・鍵が開いてしまった」
家の扉に手を振れたところ、カチャッと開錠音が鳴ったのだ。
確認してみると、扉が開いてしまった、と。
そして玄関にはアイテムが配置されていた。
【親愛の回復薬】回復アイテム レア度7
HPMPAPを50%回復する。品質8
特定の条件を満たした者だけが獲得可能。
イベント以外でも使用に問題は無い。
とんでもないアイテムを手に入れてしまった・・・。
現状ではオーバースペックにも程があるだろうよ、これ。
どうしてこんなものが手に入ったのかは・・・何となく分かるけど。
玄関から内部は侵入不可エリアだったので退散。
どのみちこれ以上中へ入るつもりはなかったけどさ。
「ここの家の扉、開いてる!中を探索だっ!」
「それはご勘弁願おうか。『トリニティ・ロード』ッ!!」
「なっ――――」
土足で上がり込んできた奴を手っ取り早く仕留めた。
人のことを言える立場ではないが、コピーとはいえ無粋に過ぎる。
《プレイヤーを百五十人撃破してスキルポイントを4手に入れました》
家の扉はきちんと閉じて施錠しておいた。
勝手に上がり込んで失礼しました。
《熟練度が一定に達し【魔力隠蔽】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【消音】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv13になりました》
「畜生!これだけの人数で戦って、何故1ポイントもHPを削れないのだっ!?」
「第一に連携不足。第二に個人の技量不足。第三にペナルティを負い過ぎ。
細かい部分を挙げていけばキリが無い程理由はあるが、大体そんなところだ」
最初、二百人ほどの集団を察知したときは何事かと思ったぞ。
闘技場の中から反応があったのだが、乱戦というには戦闘音が無かったからな。
気になって覗いてみたところ、全員が神聖騎士団のメンバーだった。
その段階では共闘ペナルティを負っていなかったが、同じ場所で休憩中という言い訳が通った結果らしい。現在はしっかりHPが減少し続けている。
「クソっ!我々の休息を阻む者に鉄槌を下せえええっ!」
「いや、休憩しようとしてた僕に襲い掛かってきたのはそっちなんだが?」
「汝の罪を裁いてやろうという我々の高潔な目的を理解しないというのか!!」
「うん。欠片も理解出来ん」
話がどうつながっているのかさえ定かではないんだもの。
これを理解できる奴なんて・・・神聖騎士団くらいじゃないか?
・・・あ、こいつらのことだった。
「下手に出ていれば調子にのりおって!奴を神敵に定める!直ちに抹殺せよ!!」
「いつ下手に出たんだよ・・・。てか、神敵って何だし」
「黙って我々に殺されれていればよいのだ!」
「会話するだけ無駄だったな・・・」
というか、会話の間にもHPがガリガリ削れているがいいのか?
二百人ともなれば、毎秒1HP以上減っているように見えるが。
「ペナルティなどとは卑怯な真似をっ!正々堂々戦わんかっ!」
「もう意味わからん・・・」
まともに戦うのも面倒だし、回避一択で。
放っておけばそのうち自滅するだろう。
《プレイヤーを二百五十人撃破してスキルポイントを4獲得しました》
ほらな?言わんこっちゃない。
HPが少なかった奴らからバタバタと倒れていき、あっという間にこれだ。
なんでこいつら、集団として成立してるんだ?
未だにリーダーが誰なのか分からないんだが・・・この中に居るのかね?
アストの状況
――――――――――――――――――――――――――――――――
『予選バトルロイヤル開催中!』 <残り二時間>
・参加人数 21611人
・残り人数 5003人/21611人
・撃破人数 250 与ダメージ 49550 被ダメージ 0
・広域マップ確認
・回復アイテム使用
・ランキング閲覧
・―――
――――――――――――――――――――――――――――――――
初手で優勢に立てるかどうかで、三割くらいは勝負が決まる。
決して失敗できないので、お互い慎重にならざるを得ない。
・・・ミレアのあんな真剣な顔、滅多に見ないぞ。
数分間の睨み合いの末、お互いに初手を――――
『皆さんお久しぶりです。司会進行役のシステマでございます。予選開始から三時間が経過しましたので、十分間かけて大幅にエリアを縮小します!広域マップでご確認ください!』
「「っ!?」」
打とうとしていた初手を取りやめて、マップを確認。
・・・どうやらこの場所も縮小対象のようだ。
「アスト兄!決着はまたいずれ!さらばっ!」
ミレアは不完全ながらも空を駆けて、その場を離脱していった。
正直助かった。
「はぁ・・・僕も移動しよう」
縮小対象エリアから離脱して一息。
改めてマップを確認すると、先程までの半分くらいの大きさになっていた。
ここからさらに戦いが加速する予感。
ミレアとは逆方向に逃げてきたので、しばらくは遭遇しないはずだ。
「ふぅ・・・『パワースローイング』!」
「っ、何ッ!」
隠密しながら忍び寄ってきていたプレイヤーを撃破。
止めは火傷のスリップダメージだった。
次の獲物は・・・六人程固まっているこいつらにしようか。
「パワー、ぐあっ!!」
「全員、あんまり強くはなかったな・・・」
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv2になりました》
ダメージは喰らってないが【城塞】のレベルが上がった。
これ、中々上がらないよな。レベル20上限のスキルなのに。
いや、寧ろこれくらいが普通で他のスキルがおかしいのか?
何となくそんな気がする。
そういえば、この辺りはソフィアの家があったな。
個人住宅は鍵が掛かっていて入れないのだが、ちょっと寄ってみるか。
「・・・鍵が開いてしまった」
家の扉に手を振れたところ、カチャッと開錠音が鳴ったのだ。
確認してみると、扉が開いてしまった、と。
そして玄関にはアイテムが配置されていた。
【親愛の回復薬】回復アイテム レア度7
HPMPAPを50%回復する。品質8
特定の条件を満たした者だけが獲得可能。
イベント以外でも使用に問題は無い。
とんでもないアイテムを手に入れてしまった・・・。
現状ではオーバースペックにも程があるだろうよ、これ。
どうしてこんなものが手に入ったのかは・・・何となく分かるけど。
玄関から内部は侵入不可エリアだったので退散。
どのみちこれ以上中へ入るつもりはなかったけどさ。
「ここの家の扉、開いてる!中を探索だっ!」
「それはご勘弁願おうか。『トリニティ・ロード』ッ!!」
「なっ――――」
土足で上がり込んできた奴を手っ取り早く仕留めた。
人のことを言える立場ではないが、コピーとはいえ無粋に過ぎる。
《プレイヤーを百五十人撃破してスキルポイントを4手に入れました》
家の扉はきちんと閉じて施錠しておいた。
勝手に上がり込んで失礼しました。
《熟練度が一定に達し【魔力隠蔽】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【消音】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv13になりました》
「畜生!これだけの人数で戦って、何故1ポイントもHPを削れないのだっ!?」
「第一に連携不足。第二に個人の技量不足。第三にペナルティを負い過ぎ。
細かい部分を挙げていけばキリが無い程理由はあるが、大体そんなところだ」
最初、二百人ほどの集団を察知したときは何事かと思ったぞ。
闘技場の中から反応があったのだが、乱戦というには戦闘音が無かったからな。
気になって覗いてみたところ、全員が神聖騎士団のメンバーだった。
その段階では共闘ペナルティを負っていなかったが、同じ場所で休憩中という言い訳が通った結果らしい。現在はしっかりHPが減少し続けている。
「クソっ!我々の休息を阻む者に鉄槌を下せえええっ!」
「いや、休憩しようとしてた僕に襲い掛かってきたのはそっちなんだが?」
「汝の罪を裁いてやろうという我々の高潔な目的を理解しないというのか!!」
「うん。欠片も理解出来ん」
話がどうつながっているのかさえ定かではないんだもの。
これを理解できる奴なんて・・・神聖騎士団くらいじゃないか?
・・・あ、こいつらのことだった。
「下手に出ていれば調子にのりおって!奴を神敵に定める!直ちに抹殺せよ!!」
「いつ下手に出たんだよ・・・。てか、神敵って何だし」
「黙って我々に殺されれていればよいのだ!」
「会話するだけ無駄だったな・・・」
というか、会話の間にもHPがガリガリ削れているがいいのか?
二百人ともなれば、毎秒1HP以上減っているように見えるが。
「ペナルティなどとは卑怯な真似をっ!正々堂々戦わんかっ!」
「もう意味わからん・・・」
まともに戦うのも面倒だし、回避一択で。
放っておけばそのうち自滅するだろう。
《プレイヤーを二百五十人撃破してスキルポイントを4獲得しました》
ほらな?言わんこっちゃない。
HPが少なかった奴らからバタバタと倒れていき、あっという間にこれだ。
なんでこいつら、集団として成立してるんだ?
未だにリーダーが誰なのか分からないんだが・・・この中に居るのかね?
アストの状況
――――――――――――――――――――――――――――――――
『予選バトルロイヤル開催中!』 <残り二時間>
・参加人数 21611人
・残り人数 5003人/21611人
・撃破人数 250 与ダメージ 49550 被ダメージ 0
・広域マップ確認
・回復アイテム使用
・ランキング閲覧
・―――
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