異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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4章

201 一回戦 VSシエラ

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「皆さん、大変お待たせ致しました!まもなく、一回戦全十六試合を同時に開始いたします!司会進行は引き続き私、システマが務めさせて頂きます!そして・・・」

「実況と解説は私、<FSO開発室局長>の「エフエスタ」が担当いたします!」


 システマの隣に座る男性、何者かと思っていたのだが・・・。
 まさかの開発局長が実況と解説!
 何それ、凄く気になるぞ。


「なお、戦闘中は参加者に音声が届かないよう設定できますので、各自設定をお願いします」


 これは、届かないように設定しておこうか?
 いや、オートの設定にして様子を見よう。駄目なら全遮断で。


「では、時間になりますので、開始したいと思います!」


 システマがそう言い放った直後、二人のアバターが各十六人に分身。
 それぞれの舞台に一組が配置された。便利だな。


「皆さん、画面に注目!ここ、Dブロック第一試合では、このカード!」


 予選  二位『【瞬刻の戦神】アスト』 《ウェザリア》
           VS
 予選三十一位『【無冠の戦姫】シエラ』 《ウェザリア》


 Dー1会場の大画面に対戦カードが表示された。


「何と、いきなり同ギルド対決ですっ!!どう思われますか、エフエスタさん?」

「いやぁ・・・同じギルドから二人というのも大変なことなんだけど、それが一回戦から対決とは、熱い展開、になるといいなぁ・・・」

「おや?それはどういう意味なのでしょうか?」

「いや、実はね、【無冠の戦姫】という二つ名は―――」

「ちょっと待って!余計な紹介は要らないよっ!?」


 いいところでシエラから妨害が入り、観客がブーイング。


「本人から切実な待ったが入りましたので、やめておきましょう!
 では、Dブロック一回戦第一試合・・・・・・開始してくださいっ!」


 試合が開始された。
 少し距離があるし、先制は僕からの投擲とさせてもらおうか。


「先手必勝!『トリプルスローイング』っ!」

「っ、これくらいならっ・・・ええええっ!?」


 僕が投げた六本のナイフ中、シエラは三本をギリギリ盾で弾いた。
 しかし、その奥に隠れて迫っていた三本をに驚愕し、体勢を崩しながら回避。


 わざわざ幻影のナイフを回避してくれたところに、本命の三本が迫る。
 気配と魔力を隠蔽されては、高レベルの察知スキルでも幻影だと察知するのは中々難しい。
 特に【気配制御】の上乗せが大きく、【気配感知】でも察知は困難だ。可能性があるとすれば【魔力感知】の方だな。

 シエラは回避も防御も出来ずに喰らった。

 ・・・咄嗟に体を傾けてクリティカルを外されてしまった。意外にやるな。

 とはいえ、今のはただの牽制と挨拶代わりだ。
 この隙に移動系スキルで接近し、近接戦へ突入する。


「どれだけ凌げるかな?『トリプルスラッシュ』『ダブルスラッシュ』っ!」

「っ、『トリプルガード』『ダブルガード』っ!」


 ちょっと驚いた。手なんて抜いてないのに凌がれてしまった。
 シエラの強さ評価を数段階上方修正する。

 ここからは本当に一切の手加減なしだ。
 手始めに、【消音】【気配隠蔽】【魔力隠蔽】【気配制御】を使用。
 そして、奇襲Lv1アーツ『ハイドウォーク』で姿を眩ます。ついでに換装も。


「っ、消えっ―――」

「―――『レッドステップ』『パワースラスト』っ!」

「しまっ、きゃあっ!?」


 剣を持つ右手方向の背後から奇襲され、クリティカルヒット三連続。
 できればこれは見せたくない手札だったんだが、予選で一度使っている以上は見せてしまってもいいのだと考えることにする。


「『シャドウムーブ』『パープルステップ』『流水』『パワースラッシュ』!」


 シエラの背後にできていた影へ移動し、反撃を受け流しつつ換装。
 一撃加え、更にクリティカルコンボを積んだ。


『シエラ選手に大ダメージ!一連の動き、何が何だか分かりませんっ!』

『今のは短期間の攻防ではあったけど、アスト選手はかなりのスキルを使用していましたね。普通頭がパンクしてもおかしくないのですが。シエラ選手もよく対応した方だと思いますよ』


 システマとエフエスタの声が頭の中に入ってきた。
 オートだと邪魔にならないタイミングで流してくれるんだな。悪くないと思う。


「はぁ・・・やっぱりアストは強いね。勝てる気がしないよ。 ・・・でも、このままでは終わらないよ!」


 シエラから強い闘志を感じ取り、再び武器を構える。
 一瞬の油断が命取りだ。


「ふぅ・・・『パワースローイング』っ!!」

「んなっ!?」


 こいつ、盾を投げやがった!?
 重量があるから直撃したらそこそこのダメージになるかも!?


「武器で迎撃は厳しいかっ・・・『ブレイズブラスト』!」

「甘いっ!もう一発『パワースローイング』っ!」

「っ!?」


 なんだなんだ!?
 今度は何を投げたんだ!?
 自分が使った火焔魔法のせいでよく見えん!

 だが、その答えは直ぐに出ることになった。
 なにせ、目の前に剣が迫っていたのだから。

 おい!メインウェポンを投げるって、正気か!?
 このあとどう戦うつもりだよ!

 とにもかくにも、回避。
 決して避けられない速度では・・・まさかっ!


「いくよアスト!はぁぁぁぁっ!『インパクト』っっ!!」

「格闘術っ!?っ、ぐっ・・・!!」


 盾と剣に気をとられている間に接近してきていたシエラ。
 格闘術のアーツを使用した拳を腹部に喰らい、吹き飛ばされてしまった。
 
 まともに喰らったせいで、結構ダメージが大きい・・・!

 油断などしていなかったんだが、シエラの奴、結構練習していたな?
 そうでなければ、ここまで上手く意表を突くなどできないはずだ。

 空中で体勢を整えつつ上手く着地すると、シエラがすぐ近くに迫っていた。
 移動系スキル・・・疾走の『トリプルダッシュ』あたりを無言で使ったか。
 僕の意表を突くという一点では本当によく考えられた戦い方だ。

 だが・・・これ以上好きにはさせない。
 こういうのは初見だからこそ成立するのだ。

 二度目は・・・無い!


「はあっ!『インパクト』ォ!!」

「『ブルーステップ』『流水』っ!!」

「ぅ、えっ・・・?」


 シエラは舞台上に転んだが、本人は何が起きたか分かっていないのだろうな。
 武器ではなく体を直接受け流すとこうなるのか・・・。

 武器投擲に、格闘術・・・いい経験になった。ありがとう、シエラ。


「『イエローステップ』『オラクレア・ペンタグラム』っ!」
 

 攻撃は全てクリティカルヒットとなり、シエラのHPバーは消滅。
 ポリゴンの欠片となって爆散した。


「決着っ!! 勝者・・・『【瞬刻の戦神】アスト』おおおおおっ!!」


 システマの声で勝利を確認した。
 シエラ、予想以上に強かったな・・・。


《第一職業が〖上級剣士Lv11〗になりました》
《熟練度が一定に達し【上級剣術】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【魔力隠蔽】スキルがLv19になりました》
《熟練度が一定に達し【超反応】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【鷹の目】スキルがLv18になりました》

《一回戦に勝利してスキルポイントを2獲得しました》





 名前 アスト

 種族 人間 Lv34
 第一職業 上級剣士 Lv11
 第二職業 火焔魔法士 Lv9
 第三職業 舞闘家 Lv10
 スキルポイント27

 アナザースキル
 〖加速Lv9〗

 武器系スキル
 〖上級剣術Lv13〗〖上級槍術Lv12〗
 〖上級投擲術Lv9〗

 魔法系スキル
 〖火焔魔法Lv11〗〖夢幻魔法Lv3〗

 生産系スキル
 〖中級錬金Lv19〗〖中級料理Lv15〗

 補助系スキル
 〖気配感知Lv11〗〖魔力感知Lv10〗
 〖魔力隠蔽Lv19〗〖気配制御Lv4〗
 〖魔眼Lv2〗

 戦闘スキル
 〖舞闘Lv12〗〖連携Lv10〗〖空中機動Lv9〗
 〖未来視Lv6〗〖疾風Lv6〗〖集撃Lv6〗
 〖消音Lv6〗〖奇襲Lv5〗〖超反応Lv4〗
 〖金剛力Lv18〗〖城塞Lv7〗〖鷹の目Lv18〗
 
 称号スキル
 〖闘気Lv12〗〖魔気Lv11〗〖拡張Lv8〗

 スキルスロット30 残り3

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
 ジャイアントキリング レイドボス討伐者Ⅱ
 アイシスキラー 一流戦士 熟練魔法士 
 熟練生産者 器用貧乏 小金持ち
 クリティカルマスター 上級剣士 強奪者
 複合製作者 ユニーククリエイター
 魔眼所持者 瞬刻の戦神

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