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4章
210 ミレア VS ブレイブ
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「アスト、落ち着きなさいっ・・・!乱入したら失格になるわよ・・・!?」
「くっ・・・!」
アリアさんに羽交い絞めにされ、やむなく乱入を断念。
失格自体は別にいいのだが、ミレアが悲しみそうなので駄目だ。
そうこうしている間にも、ブレイブの野郎がミレアを口説いている。
「君の一回戦は見させてもらったよ?実に素晴らしい試合だった!どうしてあんないいところが一つも無い木っ端ギルドに所属しているのかは知らないが、今すぐ僕の隣に来るんだ」
「・・・・・・。」
「それが君にとっての幸せなのだし、世界の意志だ。僕という主人公が言うのだから間違いない。ああ、心配せずとも君を縛り付けている愚か者どもは神敵として僕が葬ってあげるとしよう。特にあのアストとかいうあ奴は念入りに!君ほどの女性なら末永く可愛がってあげるから安心して――――」
「―――もういいや」
ずっと黙っていたミレアだが、ブレイブの言葉を遮るようにそう呟いた。
その口調は、兄である僕も聞いたことがないくらいに冷え切っていた。
ウェザリア一同もブレイブに敵意を向けていたのだが、その怒りがどこかに吹き飛ぶぐらいに、ミレアの言葉は凍えるような冷たさをともなっていた。
いつも天真爛漫なミレアにあんな一面があったなんてな・・・。
「もういいとはどういうことだい?僕は君を―――」
「――――――発動。
『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』
『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』
『グランマグマ・フロー』『グランマグマ・フロー』『エアリアルバースト』
『エアリアルバースト』・・・<固有魔法>『ギガグラビトン・メテオ』っ!!」
「・・・は?」
いきなり闘技場が暗くなったかと思えば、上空に巨大隕石が出現した。
いや、何を言っているのか分からないかもしれないが、僕も分からないんだ。
正直自分の目を疑いたくなってくるのだが、本当に隕石なのだ。
アレを表す言葉を、僕は他に知らない。
あんな、百メートル台の大岩なんて、さ。
赤熱していることがありありと分かるそれは、轟音とともに、闘技場に落ちた。
『なあっ!?な、な、何ですかアレはっ!?
け、結界が! 創世神様が観客席に張った結界が壊れますっ!?』
『これはいかんっ!プレイヤーは自力で身を守ってくれっ!衝撃に備えてっ!!
GM権限発動!私とシステマを中心に半径一メートルの<不壊障壁>を展開っ!
闘技場内に存在するNPCの周囲にも、同様の<不壊障壁>を大至急展開だっ!』
落下し始めてから三秒後、巨大隕石が呆けていたブレイブに直撃。
斧でもダメージを通さなかった防御を抜いて、一瞬でHPを消し飛ばした。
なんか、もはやブレイブとかどうでもいいわ。
ブレイブを消し飛ばした直後に、隕石が舞台に直撃。
震度七クラスの揺れが闘技場を襲い、赤熱した隕石の破片が周囲に飛び散った。
破片といっても、一メートル台のやつもあるけどなっ!!
「「「「「「キャアアアアアアっ!?」」」」」」
突然の事態に周囲からは悲鳴の嵐だ。
既に何人か、隕石の破片が直撃して死に戻っている。
っと、こちらにも飛んできてるし!
「ちっ!『グリーンステップ』『流水』『オラクレア・ペンタグラム』っ!!」
レインやアリアさんを後ろに庇って、襲いくる隕石を破壊or受け流し。
シエラとミア? 守ってやる余裕がないから自力で回避か防御してくれっ!
一つ一つの欠片が重い上に速いっ!
加速しているのに冷や汗ものの防衛だよっ!
「でかっ!?『パープルステップ』『流水』『パワースラッシュ・ドライブ』っ!」
ガッ、キィンッ!!
やたらと大きかった破片を【精霊の剣】に氷属性を纏わせて切断。
ああ・・・手が痺れたな・・・。
《第三職業が〖舞闘家Lv11〗になりました》
《熟練度が一定に達し【魔眼】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【舞闘】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【超反応】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv19になりました》
ようやく落ち着いたので周囲を見回してみると・・・大惨事だ。
結構な人数が死に戻り、生き残った者たちも軽いパニックだ。
それくらいで済んでいるのは、あくまでもゲームだからだろうな。
中には目を輝かせている強者もいる。
あ、見覚えがあると思ったら、器用貧乏のクレアじゃないか、あれ。
『プレイヤーの皆さん、無事ですかっ!? って、舞台が跡形もなく消滅してしまいましたっ!?』
『・・・システマ。一応、勝利宣言を』
『あっ、そうですね。準々決勝第一試合は『【虹の賢者】ミレア』選手の勝利っ!
ブレイブ選手を蒸発させたあの魔法は一体何だったのでしょうかっ・・・!?』
うん、それは僕も気になる。
もはや勝敗どころではないというか、どうでもいい。
エフエスタも「一応」とか言ってたし。
「はぁぁぁ・・・なんかスッキリしたっ! 本当はアスト兄と戦うまで見せるつもりなんてなかったんだけどなぁ・・・。ま、予想通りプレイヤー以外の人的被害は無いし、委細問題なし!」
あんな恐ろしいものを僕に使おうとしたのか!?
何か恨まれるようなことしたっけか!?
というか、GM権限が使用されることも予想済みだったのかよ・・・。
この日僕は、ミレアだけは怒らせないようにしようと心に決めた。
「くっ・・・!」
アリアさんに羽交い絞めにされ、やむなく乱入を断念。
失格自体は別にいいのだが、ミレアが悲しみそうなので駄目だ。
そうこうしている間にも、ブレイブの野郎がミレアを口説いている。
「君の一回戦は見させてもらったよ?実に素晴らしい試合だった!どうしてあんないいところが一つも無い木っ端ギルドに所属しているのかは知らないが、今すぐ僕の隣に来るんだ」
「・・・・・・。」
「それが君にとっての幸せなのだし、世界の意志だ。僕という主人公が言うのだから間違いない。ああ、心配せずとも君を縛り付けている愚か者どもは神敵として僕が葬ってあげるとしよう。特にあのアストとかいうあ奴は念入りに!君ほどの女性なら末永く可愛がってあげるから安心して――――」
「―――もういいや」
ずっと黙っていたミレアだが、ブレイブの言葉を遮るようにそう呟いた。
その口調は、兄である僕も聞いたことがないくらいに冷え切っていた。
ウェザリア一同もブレイブに敵意を向けていたのだが、その怒りがどこかに吹き飛ぶぐらいに、ミレアの言葉は凍えるような冷たさをともなっていた。
いつも天真爛漫なミレアにあんな一面があったなんてな・・・。
「もういいとはどういうことだい?僕は君を―――」
「――――――発動。
『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』
『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』『ストーンメガフォール』
『グランマグマ・フロー』『グランマグマ・フロー』『エアリアルバースト』
『エアリアルバースト』・・・<固有魔法>『ギガグラビトン・メテオ』っ!!」
「・・・は?」
いきなり闘技場が暗くなったかと思えば、上空に巨大隕石が出現した。
いや、何を言っているのか分からないかもしれないが、僕も分からないんだ。
正直自分の目を疑いたくなってくるのだが、本当に隕石なのだ。
アレを表す言葉を、僕は他に知らない。
あんな、百メートル台の大岩なんて、さ。
赤熱していることがありありと分かるそれは、轟音とともに、闘技場に落ちた。
『なあっ!?な、な、何ですかアレはっ!?
け、結界が! 創世神様が観客席に張った結界が壊れますっ!?』
『これはいかんっ!プレイヤーは自力で身を守ってくれっ!衝撃に備えてっ!!
GM権限発動!私とシステマを中心に半径一メートルの<不壊障壁>を展開っ!
闘技場内に存在するNPCの周囲にも、同様の<不壊障壁>を大至急展開だっ!』
落下し始めてから三秒後、巨大隕石が呆けていたブレイブに直撃。
斧でもダメージを通さなかった防御を抜いて、一瞬でHPを消し飛ばした。
なんか、もはやブレイブとかどうでもいいわ。
ブレイブを消し飛ばした直後に、隕石が舞台に直撃。
震度七クラスの揺れが闘技場を襲い、赤熱した隕石の破片が周囲に飛び散った。
破片といっても、一メートル台のやつもあるけどなっ!!
「「「「「「キャアアアアアアっ!?」」」」」」
突然の事態に周囲からは悲鳴の嵐だ。
既に何人か、隕石の破片が直撃して死に戻っている。
っと、こちらにも飛んできてるし!
「ちっ!『グリーンステップ』『流水』『オラクレア・ペンタグラム』っ!!」
レインやアリアさんを後ろに庇って、襲いくる隕石を破壊or受け流し。
シエラとミア? 守ってやる余裕がないから自力で回避か防御してくれっ!
一つ一つの欠片が重い上に速いっ!
加速しているのに冷や汗ものの防衛だよっ!
「でかっ!?『パープルステップ』『流水』『パワースラッシュ・ドライブ』っ!」
ガッ、キィンッ!!
やたらと大きかった破片を【精霊の剣】に氷属性を纏わせて切断。
ああ・・・手が痺れたな・・・。
《第三職業が〖舞闘家Lv11〗になりました》
《熟練度が一定に達し【魔眼】スキルがLv3になりました》
《熟練度が一定に達し【舞闘】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【超反応】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv19になりました》
ようやく落ち着いたので周囲を見回してみると・・・大惨事だ。
結構な人数が死に戻り、生き残った者たちも軽いパニックだ。
それくらいで済んでいるのは、あくまでもゲームだからだろうな。
中には目を輝かせている強者もいる。
あ、見覚えがあると思ったら、器用貧乏のクレアじゃないか、あれ。
『プレイヤーの皆さん、無事ですかっ!? って、舞台が跡形もなく消滅してしまいましたっ!?』
『・・・システマ。一応、勝利宣言を』
『あっ、そうですね。準々決勝第一試合は『【虹の賢者】ミレア』選手の勝利っ!
ブレイブ選手を蒸発させたあの魔法は一体何だったのでしょうかっ・・・!?』
うん、それは僕も気になる。
もはや勝敗どころではないというか、どうでもいい。
エフエスタも「一応」とか言ってたし。
「はぁぁぁ・・・なんかスッキリしたっ! 本当はアスト兄と戦うまで見せるつもりなんてなかったんだけどなぁ・・・。ま、予想通りプレイヤー以外の人的被害は無いし、委細問題なし!」
あんな恐ろしいものを僕に使おうとしたのか!?
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というか、GM権限が使用されることも予想済みだったのかよ・・・。
この日僕は、ミレアだけは怒らせないようにしようと心に決めた。
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