異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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4章

222 激戦を終えて

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《『アスト』のレベルが35になりました》
《能力値ポイントを2獲得しました》
《スキルポイントを1獲得しました》
《第一職業が〖上級剣士Lv12〗になりました》
《第二職業が〖火焔魔法士Lv10〗になりました》
《第三職業が〖舞闘家Lv12〗になりました》
《熟練度が一定に達し【上級投擲術】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【火焔魔法】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【気配制御】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【魔眼】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【未来視】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【集撃】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【消音】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【奇襲】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【超反応】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv20になりました》
《【金剛力】スキルが最高値になりました》
《熟練度が一定に達し【城塞】スキルがLv9になりました》
《熟練度が一定に達し【闘気】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【魔気】スキルがLv12になりました》
《熟練度が一定に達し【拡張】スキルがLv10になりました》
《スキルスロットが1つ増加しました》

《準決勝に勝利してスキルポイントを5獲得しました》


 どうやら勝ったようだ。
 自分のHPバーを見ると、残り一割を切っていた。
 サクラのHPバーは数ドットしか残っていない。

 本当にギリギリの勝利だったみたいだな。

 と、能力値ポイントは物理攻撃力に2ポイント振っておこう。

 荒くなった呼吸を整えていると、サクラがこちらに歩み寄ってきた。


「どうもです~。とっても、とっても、とーっても、楽しかったですよ~!!」

「僕の方こそ、とても楽しかったよ。最後の方は若干記憶が曖昧なんだが・・・」


 言葉に嘘は無い。
 どういう風に戦っていたのか、いまいち思い出せなのだ。

 いや、それは分かるのだが、どうやって動いていたのか、何を考えていたのか、それらがまるで思い出せない。かなり熱中していたようだ。


「おお~!実は私もです~! あ、フレンド登録しませんか~?」

「そうだな。こちらこそお願いしたいくらいだ。 ・・・またやろうな?」

「はいです~! あ、ギルド戦がありますから、そこで戦うかもしれませんね~?」

「言われてみればそうだな。楽しみにしているぞ」

「は~い!ではでは、失礼いたします~!」


 フレンド登録をすると、サクラはフラフラしながら舞台を降りていった。
 ・・・大丈夫か?


『いやー、素晴らしい戦いでしたね、エフエスタさん!』

『全くですねぇ・・・。この戦いは何度でも見直したいくらいに素晴らしかった!まるで演舞のような二人の戦いぶりは、こう・・・胸に響きました!』

『私も同感です!あれを上手く言葉で表現できない己の語彙を嘆くばかりです!』


 何やら、システマから熱い視線を感じるのだが・・・。

 それに、会場からの歓声が物凄いことになっている。
 もしかしなくても、今日一番の盛り上がりじゃないか?

 ちょっと恥ずかしいので、さっさと舞台を後に・・・おおっ?
 転びはしないものの、何だか体がふらついてしまうんだが・・・!

 サクラのことを言えないな、これは・・・。



 ▽▽▽



 彼女は生まれた頃から信じられないほどに病弱だった。

 ちょっとしたことで具合が悪くなり、死の危険に晒される。
 病室から出ることが叶わず、いつも孤独に過ごしていた。

 五歳の頃、医者からは五年生きただけでも奇跡的なのだと言われた。
 これから先、生存率は限りなくゼロに近くなると告げられた。

 それでも彼女は、生きること、ひいては外の世界に出ることを諦めなかった。
 ずっとずっと、自由に世界を駆けまわりたいと願っていた。

 そんなある日、ついに彼女に迎えが来て、息を引き取った・・・はずだった。

 一度死んだはずの彼女は、それでも諦めなかった。
 生きたいと願い、祈り、懇願し・・・・・・ついには、息を吹き返すに至った。

 その間の記憶は、殆ど残っていない。

 そして、再び己の肉体を取り戻した時、世界は全く違うものに見えていた。
 健康体になったその体で直に感じ取った、今までとは違う世界。

 そう、彼女にとって世界とは・・・音なのだ。



 〇〇〇



「ただいま戻りました~。」

「おかえりなさい、ギルドマスター。惜しかった・・・ええっ!?」

「ちょ、サクラさんっ!?」


 ギルド《桜花絢爛》のギルドマスターであるサクラは、メンバーが待つ控室に戻ったところで、バタリと倒れてしまった。
 慌ててサブマスターのルノアが受け止めたので、大事には至らない。

 ただ、意識はハッキリしているようだが、自力で立ち上がるのは難しそうだ。
 それだけ消耗しているということだろう。


「ありがとうございます~。負けちゃいましたが、とても楽しかったです~。」

「そう・・・お疲れ様。ゆっくり休んで・・・?」

「はい~!」


 ルノアの言葉に従い、サクラはFSOからログアウトしていった。


「・・・サクラ、楽しそうだった」

「そうですね。あんなギルドマスターは初めて見ました。それだけ、相手のプレイヤーも素晴らしかったということなのでしょうね」

「ん。正直、私たちには、まるで分からない世界、だったけれど・・・あの二人は、分かり合ってたと思う」


 ルノアは瞳を閉じ、試合を思い返しながらそう言葉にした。

 勿論、一進一退の素晴らしい試合であったことは分かる。
 押して押されて、引いて引かれて、コロコロ変わった試合展開だった。
 終盤の激しい攻防など、かなり動体視力の優れている自分からしても、目にも止まらぬ速度で行われていた。

 だが、分かるのはそれだけなのだ。
 あの試合で、あの二人が何を思っていたのか、普通の人間と同じ感覚しか持たないルノアには、知りようがないのである。

 ただ一つ、舞台に居た二人が通じ合っているのは分かったようだが。


「ギルド戦、《ウェザリア》は、要注意」

「正直、ギルドマスター以外でアレと戦うのは、厳しいでしょうね・・・」


 アリッサはルノアの言葉にそう返すと、深いため息を吐いたのだった。



 △△△



 観客席へ戻ろうとしたのだが、途中で眩暈がしたので、行き先を変更して控室へ。
 今は控室で横になっている。

 多分ではあるが、この眩暈の原因は試合終盤で使用したアーツ。
 加速Lv10アーツ『オーバーアクセル』だ。

 具合は良くなってきたので、横になりながら説明を読む。

 ・・・噴き出した。

 でもそれは仕方ないことだ。
 あまりにも内容が衝撃的過ぎたのだ。



【加速】Lv10アーツ『オーバーアクセル』
【アーツ発動からスキルレベル×1秒間、効果は持続する。
 使用者は光速を越えた速度で行動することが可能になる。
 光速を越えている故に、部分的に物理法則を凌駕することも可能。
 <習得条件> : 限界を超えた加速を身につけて使いこなすこと
 <使用条件> : アーツ発動時にAPを全快時の五十%消費すること
 <進化条件> : スキルポイント48(50)+???+???+???】






 名前 アスト

 種族 人間 Lv35
 第一職業 上級剣士 Lv12
 第二職業 火焔魔法士 Lv10
 第三職業 舞闘家 Lv12
 スキルポイント40

 アナザースキル
 〖加速Lv10〗

 武器系スキル
 〖上級剣術Lv13〗〖上級槍術Lv13〗
 〖上級投擲術Lv11〗

 魔法系スキル
 〖火焔魔法Lv12〗〖夢幻魔法Lv3〗

 生産系スキル
 〖中級錬金Lv19〗〖中級料理Lv15〗

 補助系スキル
 〖気配感知Lv12〗〖魔力感知Lv11〗
 〖気配制御Lv7〗〖魔眼Lv5〗

 戦闘スキル
 〖舞闘Lv13〗〖連携Lv11〗〖空中機動Lv9〗
 〖未来視Lv9〗〖疾風Lv7〗〖集撃Lv7〗
 〖消音Lv7〗〖奇襲Lv6〗〖超反応Lv7〗
 〖城塞Lv9〗
 
 称号スキル
 〖闘気Lv13〗〖魔気Lv12〗〖拡張Lv10〗

 スキルスロット31 残り7

 称号
 開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
 ジャイアントキリング レイドボス討伐者Ⅱ
 アイシスキラー 一流戦士 熟練魔法士 
 熟練生産者 器用貧乏 小金持ち
 クリティカルマスター 上級剣士 強奪者
 複合製作者 ユニーククリエイター
 魔眼所持者 瞬刻の戦神

 基礎能力値

 物理攻撃力 22(↑2)(+26)
 物理防御力 26    (+24)
 魔法攻撃力 22    (+14)
 魔法防御力 30    (+10)
 平均速力  23    (+29)

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