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4章
225 決勝戦 VS ミレア 前編2
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何だかんだで、解析するのは久しぶりだ。
珍しくしかめっ面をしているミレアを解析。
名前 ミレア
種族 人間 Lv32
第一職業 操嵐魔法士 Lv8
第二職業 水紋魔法士 Lv8
第三職業 闇邪魔法士 Lv7
第四職業 空間魔法士 Lv4
まず、いつの間にそんなレベル上げたんだよ・・・三つ差しか無いし。
闇邪魔法士というのは初見だが、暗闇魔法士の上位っぽい。
確か、『イヴィルアイ』という呪文アーツがあったはず。
そして、一番異色なのは、空間魔法士というやつだ。
レベルからして、他と同じ三次職だろうか。
「―――アスト兄のヘタレっ!!」
「自覚はしてるがいきなり大声で罵倒するんじゃないっ!」
「天然女誑しのくせにいざという時にはヘタレるダメ男っ!!」
「やめろおおおおおっ!!」
言わんとするところは分かる!
でもわざわざ大声で言う必要は無いだろう!?
観客に聞こえてしまうじゃないかっ!!
はぁ・・・今のうちに強化しておこう。
「『フレイムアップ』!」
「『複合詠唱』・・・<固有魔法>『オールアップ・ファイブ』!」
うげっ・・・。
一体いくつ<固有魔法>があるんだよ・・・?
スキルの【魔眼】で確認すると、オーラの量がかなり増しているので、強化系呪文アーツの複合魔法だと思われる。
それにしても、相変わらず目がチカチカするような虹色のオーラだな。
さて、試合再開といこう。
「全力でいくよアスト兄っ!
『マグネフロート』『マグネコントロール』『マグネウェーブ』
『イヴィルアイ』『ウォーターストーム』『エレキストーム』
『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』『ライトニングボルト』!」
「いきなりこれかっ!?」
ミレア自身は空中に浮遊し、僕を風圧で抑えつつ感電によるダメージ狙い!
これは流水では受け流せないし、加速しても完全回避は不可能っ・・・!
当然ではあるが、これまでの僕の戦いから戦術を練りに練っているっ!
「くっ・・・『エンドレスステップ』『ブラックステップ』『流水』っ!」
雷撃を受け流すことには成功したが、やはり感電ダメージは受け流せなかった。
HPがガリガリ削れていき、あっという間に残り八割になってしまった。
ミレアは地上に降りてきて微妙に得意顔だ。
・・・やることがえげつなさ過ぎるだろおおおっ!?
だがやられっぱなしでは終わらん!
「『アクセラレーション』『アクセルドライブ』
『ハイドウォーク』『シャドウムーブ』っ!!」
「っ、やばっ・・・!?」
ミレアは水飛沫の中に居る僕を見失ったようだ。
効果的な魔法コンボではあったが、弱点もはらんでいたということだ。
「・・・そこだねっ!『ロックウォール』!」
「―――『パワースラッシュ・DD』っ!」
「嘘っ、予測を外したっ!?
『サンダーフラッシュ』『イヴィルアイ』
『エレキスタン』『アイススタン』『トルネードウォール』!」
咄嗟に使用された阻害系魔法によって僅かに硬直させられ、強烈な雷による輝きで視界が奪われた。
阻害系魔法は急作りだけあって何とか通り抜けられるが、輝きは厄介だ。
確か、轟雷魔法Lv1アーツ『サンダーフラッシュ』だったか。
ふぅ・・・サクラとの戦いを思い出して、耳で視るっ!
「っ、見えて・・・!?『シャドウムーブ』『ディメンジョンムーブ』っ!」
「んなっ!?」
ミレアを切り裂いたと思ったのだが、途中で手ごたえが消えてしまった。
それだけならまだシャドウムーブのせいだと思えるのだが、今回は違う。
確かにミレアの肩口を切り裂いて、次に手ごたえが無くなり、最後にシャドウムーブが発動してその場から消えたのだ。
つまり、シャドウムーブが発動するまでの時間を稼いだ魔法がある。
・・・そうか。『ディメンジョンムーブ』だな?
空間魔法の呪文っぽいし、存在位相をずらすとか、そんな感じの魔法だと推測。
距離をとったミレアのHPは・・・残り八割を超えるくらい。
僕よりも少し多めだな。
第二ラウンドは、やや劣勢といったところか。
全く、加速付きのこれでも駄目とはな。
どんな思考速度と反射速度をしてるんだか・・・。
「むぅ・・・やっぱりアスト兄の行動は全然予測できないねっ!」
「そうなのか?」
「うん!完璧に計算したはずなのに、いとも容易く覆してくるんだもんっ!」
「・・・全く意図してないというか、本能的なものじゃないか?」
「その本能さえ計算してるのにっ!」
なんだそりゃあ・・・。
本当に人間なのか疑いたくなるようなことを言い出したぞ。
別に人間じゃなくとも一向に構わないけど。
「むぅ・・・アスト兄の変態っ!」
「誰が変態だ!?」
幾らミレアでも流石に怒るぞ!?
「アスト兄の・・・人でなしっ!!」
「・・・悪かったな、人でなしで」
「・・・えっ?」
何で驚いてるんだか・・・。
ミレアが一番よく分かっていることだろう?
変態だのなんだのは否定できても、人でなしというのは否定できん。
鬼畜だの外道だの悪魔だのも・・・まあ、半分くらいは否定できん。
見なければならないものに対して、ずっと視えないフリをしてきたんだからな。
否定できる訳が無いんだ。
珍しくしかめっ面をしているミレアを解析。
名前 ミレア
種族 人間 Lv32
第一職業 操嵐魔法士 Lv8
第二職業 水紋魔法士 Lv8
第三職業 闇邪魔法士 Lv7
第四職業 空間魔法士 Lv4
まず、いつの間にそんなレベル上げたんだよ・・・三つ差しか無いし。
闇邪魔法士というのは初見だが、暗闇魔法士の上位っぽい。
確か、『イヴィルアイ』という呪文アーツがあったはず。
そして、一番異色なのは、空間魔法士というやつだ。
レベルからして、他と同じ三次職だろうか。
「―――アスト兄のヘタレっ!!」
「自覚はしてるがいきなり大声で罵倒するんじゃないっ!」
「天然女誑しのくせにいざという時にはヘタレるダメ男っ!!」
「やめろおおおおおっ!!」
言わんとするところは分かる!
でもわざわざ大声で言う必要は無いだろう!?
観客に聞こえてしまうじゃないかっ!!
はぁ・・・今のうちに強化しておこう。
「『フレイムアップ』!」
「『複合詠唱』・・・<固有魔法>『オールアップ・ファイブ』!」
うげっ・・・。
一体いくつ<固有魔法>があるんだよ・・・?
スキルの【魔眼】で確認すると、オーラの量がかなり増しているので、強化系呪文アーツの複合魔法だと思われる。
それにしても、相変わらず目がチカチカするような虹色のオーラだな。
さて、試合再開といこう。
「全力でいくよアスト兄っ!
『マグネフロート』『マグネコントロール』『マグネウェーブ』
『イヴィルアイ』『ウォーターストーム』『エレキストーム』
『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』『ライトニングボルト』!」
「いきなりこれかっ!?」
ミレア自身は空中に浮遊し、僕を風圧で抑えつつ感電によるダメージ狙い!
これは流水では受け流せないし、加速しても完全回避は不可能っ・・・!
当然ではあるが、これまでの僕の戦いから戦術を練りに練っているっ!
「くっ・・・『エンドレスステップ』『ブラックステップ』『流水』っ!」
雷撃を受け流すことには成功したが、やはり感電ダメージは受け流せなかった。
HPがガリガリ削れていき、あっという間に残り八割になってしまった。
ミレアは地上に降りてきて微妙に得意顔だ。
・・・やることがえげつなさ過ぎるだろおおおっ!?
だがやられっぱなしでは終わらん!
「『アクセラレーション』『アクセルドライブ』
『ハイドウォーク』『シャドウムーブ』っ!!」
「っ、やばっ・・・!?」
ミレアは水飛沫の中に居る僕を見失ったようだ。
効果的な魔法コンボではあったが、弱点もはらんでいたということだ。
「・・・そこだねっ!『ロックウォール』!」
「―――『パワースラッシュ・DD』っ!」
「嘘っ、予測を外したっ!?
『サンダーフラッシュ』『イヴィルアイ』
『エレキスタン』『アイススタン』『トルネードウォール』!」
咄嗟に使用された阻害系魔法によって僅かに硬直させられ、強烈な雷による輝きで視界が奪われた。
阻害系魔法は急作りだけあって何とか通り抜けられるが、輝きは厄介だ。
確か、轟雷魔法Lv1アーツ『サンダーフラッシュ』だったか。
ふぅ・・・サクラとの戦いを思い出して、耳で視るっ!
「っ、見えて・・・!?『シャドウムーブ』『ディメンジョンムーブ』っ!」
「んなっ!?」
ミレアを切り裂いたと思ったのだが、途中で手ごたえが消えてしまった。
それだけならまだシャドウムーブのせいだと思えるのだが、今回は違う。
確かにミレアの肩口を切り裂いて、次に手ごたえが無くなり、最後にシャドウムーブが発動してその場から消えたのだ。
つまり、シャドウムーブが発動するまでの時間を稼いだ魔法がある。
・・・そうか。『ディメンジョンムーブ』だな?
空間魔法の呪文っぽいし、存在位相をずらすとか、そんな感じの魔法だと推測。
距離をとったミレアのHPは・・・残り八割を超えるくらい。
僕よりも少し多めだな。
第二ラウンドは、やや劣勢といったところか。
全く、加速付きのこれでも駄目とはな。
どんな思考速度と反射速度をしてるんだか・・・。
「むぅ・・・やっぱりアスト兄の行動は全然予測できないねっ!」
「そうなのか?」
「うん!完璧に計算したはずなのに、いとも容易く覆してくるんだもんっ!」
「・・・全く意図してないというか、本能的なものじゃないか?」
「その本能さえ計算してるのにっ!」
なんだそりゃあ・・・。
本当に人間なのか疑いたくなるようなことを言い出したぞ。
別に人間じゃなくとも一向に構わないけど。
「むぅ・・・アスト兄の変態っ!」
「誰が変態だ!?」
幾らミレアでも流石に怒るぞ!?
「アスト兄の・・・人でなしっ!!」
「・・・悪かったな、人でなしで」
「・・・えっ?」
何で驚いてるんだか・・・。
ミレアが一番よく分かっていることだろう?
変態だのなんだのは否定できても、人でなしというのは否定できん。
鬼畜だの外道だの悪魔だのも・・・まあ、半分くらいは否定できん。
見なければならないものに対して、ずっと視えないフリをしてきたんだからな。
否定できる訳が無いんだ。
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