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三章 水の怪異編
58 森羅召喚と初依頼達成
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「我求めるは、この世ならざる妖の力。
我が求めに応じ、今現世に現れ出でよ。
汝は風となりしモノ。敵を切り裂く数多の刃となれ。
限定封印解除・・・・・・森羅召喚<鎌鼬舞踊>っ!!」
長方形である緑色の<妖符>を人差し指と中指で挟み、封印を解除。
森羅召喚という召喚法で妖怪<鎌鼬>の力を引き出し、使いました。
使用したのは<鎌鼬>が使用していた四文字技<鎌鼬舞踊>
幾多もの真空波が部屋中に散りばめられ、<中位悪霊>六体を殲滅しました。
流石は<森羅召喚>ですね。
一日一度くらいしか使えないとはいえ、威力が桁違いです。
この技は、使用範囲を狭めれば狭めるほど威力が上がるようですね。
妖怪というのは、このように技を使用してきます。
基本「二文字技<風壁>」
発展「三文字技<風爪刃>」
ある程度己の特性を使いこなした妖が使う「四文字技<操風摂理>」
己の力を最大まで使いこなした妖怪が使う「五文字技<鋭爪烈風刃>」
ここからは文字数が減っていき、再び四文字に。
ある種<高位妖怪>の入口とも呼べるあやかしの名を冠した四文字技。
妖怪<鎌鼬>の場合は、今使った<鎌鼬舞踊>。
つまり、あの<鎌鼬>はそれだけ強い妖だったのです。
今更ですが、良く勝てたものです。
・・・あんな綱渡りは二度と御免ですね。
と、<白符>を飛ばして<中位悪霊>を封印。
技の検証にかまけるあまり、忘れかけていました。
なお、フォーンで森羅召喚を行うことはできません。
同様に、今の状態では<鎌鼬>で武装召喚や顕現召喚は不可能です。
このあたりは技量やら契約形式やらが関わっていますが、完全にその摂理を読み解ける日は来ないかもしれませんね。
まあ、あの鎌鼬を顕現召喚したいとは思いませんけど。
はぁ・・・とりあえずは、あやかしの名を冠した四文字技を<多尾幻扇>で使うことを目標にしましょうか。
今までよりも高い壁だそうですし。
あ、ポルターガイストが収まりましたね。
白石さんからは、風が吹いたと思ったら怪奇現象が収まった、という具合に思えるはずです。
「ふぅ・・・では、これで依頼完了ということでよろしいですか?」
「あ、はい・・・ありがとうございました。 ・・・影山さんって、こう・・・雰囲気がガラリと変わるんですね?ちょっと驚きました」
「そうでしたか・・・?」
そんなことはないと思うのですが・・・きっと勘違いですね。
怪奇現象が起きて平常心でなかった為にそう見えてしまったのでしょう。
「もしも一週間以内に同様の怪奇現象が起こるようでしたら、ご連絡を。その時はアフターサービスとして無料で解決いたしますので」
「分かりました。まあ、疑ってはいないですけどね。よく分からないけど、何か凄い力がはたらいたのは何となく分かりますし」
ご納得いただけたようで何よりです。
「では見積もりの通り、一週間後に一万四千円ということで、よろしいですか?」
「はい、それで大丈夫です。このままだと引っ越し費用が大変でしたので、本当に助かりました。ありがとうございました」
「どういたしまして、です」
初依頼は無事に成功のようです。
今回の件は簡単な依頼でしたので、お値段はお安くなっております。
時には、もっと複雑で入り組んだ事件もありますからね。
悪霊の仕業かと思えば、実は人間の仕業で、闇組織と戦闘、なんてこともザラにあるそうです。
雑貨屋であるはずの『あやかし屋』が何でも屋と呼ばれる所以ですね。
依頼を受けた以上、最後までやり切るのが正義です・・・!
とはいえ、今回やるべきことはまだ残っています。
それは・・・今回起きた悪霊発生の原因排除。
都合のいいことに、丁度下の階の住人が帰ってきたことですし、行動に移ります。
「白石さん、あなたのお仕事は警察官でしたよね?」
「へ? え、ええ・・・一応警察官やってますが・・・?」
「では、少しお仕事をしてもらいますので着替えてください」
「・・・はい?」
そんな間の抜けた顔をしないでください。
移動しながら、順を追って説明しますから。
「時間がありませんので、手早くお願いいたします。仕事の範疇から少し外れるとはいえ、あまり看過したいことでもありませんので」
「あっ、ああ、分かりました。直ぐに着替えてきます・・・!」
私の真剣な表情に、これは何かあると思ってくれたようです。
走って部屋へ向かってくださいました。
目的地は一つ下・・・203号室です。
我が求めに応じ、今現世に現れ出でよ。
汝は風となりしモノ。敵を切り裂く数多の刃となれ。
限定封印解除・・・・・・森羅召喚<鎌鼬舞踊>っ!!」
長方形である緑色の<妖符>を人差し指と中指で挟み、封印を解除。
森羅召喚という召喚法で妖怪<鎌鼬>の力を引き出し、使いました。
使用したのは<鎌鼬>が使用していた四文字技<鎌鼬舞踊>
幾多もの真空波が部屋中に散りばめられ、<中位悪霊>六体を殲滅しました。
流石は<森羅召喚>ですね。
一日一度くらいしか使えないとはいえ、威力が桁違いです。
この技は、使用範囲を狭めれば狭めるほど威力が上がるようですね。
妖怪というのは、このように技を使用してきます。
基本「二文字技<風壁>」
発展「三文字技<風爪刃>」
ある程度己の特性を使いこなした妖が使う「四文字技<操風摂理>」
己の力を最大まで使いこなした妖怪が使う「五文字技<鋭爪烈風刃>」
ここからは文字数が減っていき、再び四文字に。
ある種<高位妖怪>の入口とも呼べるあやかしの名を冠した四文字技。
妖怪<鎌鼬>の場合は、今使った<鎌鼬舞踊>。
つまり、あの<鎌鼬>はそれだけ強い妖だったのです。
今更ですが、良く勝てたものです。
・・・あんな綱渡りは二度と御免ですね。
と、<白符>を飛ばして<中位悪霊>を封印。
技の検証にかまけるあまり、忘れかけていました。
なお、フォーンで森羅召喚を行うことはできません。
同様に、今の状態では<鎌鼬>で武装召喚や顕現召喚は不可能です。
このあたりは技量やら契約形式やらが関わっていますが、完全にその摂理を読み解ける日は来ないかもしれませんね。
まあ、あの鎌鼬を顕現召喚したいとは思いませんけど。
はぁ・・・とりあえずは、あやかしの名を冠した四文字技を<多尾幻扇>で使うことを目標にしましょうか。
今までよりも高い壁だそうですし。
あ、ポルターガイストが収まりましたね。
白石さんからは、風が吹いたと思ったら怪奇現象が収まった、という具合に思えるはずです。
「ふぅ・・・では、これで依頼完了ということでよろしいですか?」
「あ、はい・・・ありがとうございました。 ・・・影山さんって、こう・・・雰囲気がガラリと変わるんですね?ちょっと驚きました」
「そうでしたか・・・?」
そんなことはないと思うのですが・・・きっと勘違いですね。
怪奇現象が起きて平常心でなかった為にそう見えてしまったのでしょう。
「もしも一週間以内に同様の怪奇現象が起こるようでしたら、ご連絡を。その時はアフターサービスとして無料で解決いたしますので」
「分かりました。まあ、疑ってはいないですけどね。よく分からないけど、何か凄い力がはたらいたのは何となく分かりますし」
ご納得いただけたようで何よりです。
「では見積もりの通り、一週間後に一万四千円ということで、よろしいですか?」
「はい、それで大丈夫です。このままだと引っ越し費用が大変でしたので、本当に助かりました。ありがとうございました」
「どういたしまして、です」
初依頼は無事に成功のようです。
今回の件は簡単な依頼でしたので、お値段はお安くなっております。
時には、もっと複雑で入り組んだ事件もありますからね。
悪霊の仕業かと思えば、実は人間の仕業で、闇組織と戦闘、なんてこともザラにあるそうです。
雑貨屋であるはずの『あやかし屋』が何でも屋と呼ばれる所以ですね。
依頼を受けた以上、最後までやり切るのが正義です・・・!
とはいえ、今回やるべきことはまだ残っています。
それは・・・今回起きた悪霊発生の原因排除。
都合のいいことに、丁度下の階の住人が帰ってきたことですし、行動に移ります。
「白石さん、あなたのお仕事は警察官でしたよね?」
「へ? え、ええ・・・一応警察官やってますが・・・?」
「では、少しお仕事をしてもらいますので着替えてください」
「・・・はい?」
そんな間の抜けた顔をしないでください。
移動しながら、順を追って説明しますから。
「時間がありませんので、手早くお願いいたします。仕事の範疇から少し外れるとはいえ、あまり看過したいことでもありませんので」
「あっ、ああ、分かりました。直ぐに着替えてきます・・・!」
私の真剣な表情に、これは何かあると思ってくれたようです。
走って部屋へ向かってくださいました。
目的地は一つ下・・・203号室です。
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