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三章 水の怪異編
82 鎌鼬と会話
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私は湧き上がる吐き気を堪えながら、どうするべきなのか必死で考えました。
考えていると、一番近くで男性に弄ばれている女性と目が合って、助けを求められたような気がしました。
結果、全員気絶させることにしました。
中には狂宴を楽しんでいる女性もいるかもしれませんが、関係ありません。
人の恋愛観に口を挟むつもりはありませんが、正直もう、この状況を一秒たりとも見ていたくないのです。
自分勝手ではありますが、やめさせるべきと判断したということです。
妖怪<鎌鼬>であれば、女性を食い物にしているこの状況を楽しめるのかもしれませんがね。
<―――流石の俺も、これぁ趣味じゃネェヨ>
取り出していた緑の<妖符>から声が聞こえました。
ただの一人思考のつもりだったのですが、聞こえていたようです。
念話になって聞こえている可能性は考慮していました。
私・・・<妖符師>と<妖符>には切っても切れない繋がりがありますからね。
でもまさか、返事が返ってくるとは・・・。
それに、内容自体も驚きです。
<貴方のような、女性を傷つけて楽しむ男でも、そう思うのですか?>
<アァ? 当たり前ダロ? 人間は妖怪を得体の知れない化け物だというけどヨ、これを見たら人間の方が、余程得体の知れない化け物に見えるゼ?>
<・・・耳に痛い言葉ですね>
私は<妖符師>として、人間に害を為す妖怪を封印しています。
それが私の仕事ですし、役割ですから。
ですが、守るべき人間だって、必ずしも善なる存在ではありません。
中にはこのように、人でありつつも地獄を生み出す者だって居るのです。
・・・それでも、私の決意が鈍るようなことはありませんが。
我が『あやかし屋』は、善なる人の為に、あらゆる悩みを解決する。そんなお店なのですから。困っている人が居るなら、一度は手を差し伸べます。
状況次第ですが、時には妖怪に味方して、人間を処分する覚悟です。
人と妖怪両方から、多大な悪感情を背負ってでも、私は最後までやり遂げますよ。
<はーん? 生意気な小娘のクセに、随分と老けた考え方してやがるナ>
<老けっ!? ・・・いえ、今は良いです。少し貴方の力を借りますね>
<チッ・・・どうせ俺に拒否権なんてネェンだから、勝手にしやがれ>
ではありがたく、そうさせて頂きましょう。
「我求めるは、この世ならざる妖の力。
我が求めに応じ、今現世に現れ出でよ。
汝は風となりしモノ。敵を切り裂く数多の刃となれ。
限定封印解除・・・・・・森羅召喚<鎌鼬舞踊>っ!!」
「「「「「「「「ギャアアアアアアアアアッ!?」」」」」」」」
認識阻害を解いて、<鎌鼬舞踊>を発動。
会場内に居た参加者たちに、一人残らず風の刃を当てて気絶させていきます。
・・・流石にこの範囲となると、制御が難しいですね。
後回しにした男性の方は、十人以上外してしまいました。
優先的に命中させた女性の方は、全員気絶させられたと思います。
なお、その場に居た悪霊たちも一網打尽です。
数は、<低位悪霊>×202 <中位悪霊>×21 <高位悪霊>×1 です。
おびただしい数の悪霊がいたものですね・・・。
こんな狂宴が定期的に行われていることを考えれば、かえって少ないくらいかもしれませんが。
<若葉っ! 高位悪霊がっ・・・!>
分かっています。
威力を分散させた故に<高位悪霊>は仕留め切れませんでしたね。
その<高位悪霊>がこちらに向かっています。
時間を掛けては居られませんので、一撃で決めましょう。
「多尾幻扇『参ノ舞・大王扇』
多尾幻扇『弐ノ舞・硬扇』
大いなる扇よ、硬き扇と掛け合わさり、その威を示せ!
――――――変則多尾幻扇『陸ノ舞・大王硬扇』っ!!」
私は式句を唱えて、<弐ノ舞>と<参ノ舞>を掛け合わせ、巨大且つ硬質の扇を繰り出しました。
この技の利点は、回避が難しく、尚且つダメージも大きいことですね。
我ながら、本当にいい技を開発できたと思っています。
まあ、式句を唱える時間が必要なので、そこが欠点ではありますが。
<・・・オイ。こいつ無茶苦茶なことやってネェか・・・?
ナンデ概念を切り離して再構成してンダヨ。絶対頭オカシイダロ・・・>
今誰か何か言いましたか?
・・・と、今ので<高位悪霊>も瀕死ですね。
他の悪霊と合わせて封印しておきましょう。
早めに<白符>を作れるようになって正解でした。
「そこの君ぃっ!! 私の楽しみを邪魔するとはどういう了見だっ!! 一体どう責任をとるつもりかねっ!?」
「興が乗ってきたところだったのによぉっ!気味悪い仮面なんてつけやがって!」
「あひゃひゃひゃひゃっ!! 貴様を僕の性奴隷にしてやろう。光栄に思えっ!」
気絶を免れた男たちが私のほうへ言い寄ってきました。
少し、八つ当たりの相手になってもらいましょうか。
発散方法は簡単。
一人一撃ずつ加えていきます。
ただし、死なないギリギリまで威力を上げます。
「聞いてるのかねっ!? 大体―――」
「―――ハッ!」
「ゴボブアアッ!?」
一人目、腹部への一撃で内臓破裂を負い、重傷。
「なっ!? この方が誰だか分かって、ブハアアアアッ!?」
二人目、アッパーで顎を砕かれ気絶し、重傷。
さて、まだまだいきますよ。
最後の一人まで、決して手は抜きませんから。
考えていると、一番近くで男性に弄ばれている女性と目が合って、助けを求められたような気がしました。
結果、全員気絶させることにしました。
中には狂宴を楽しんでいる女性もいるかもしれませんが、関係ありません。
人の恋愛観に口を挟むつもりはありませんが、正直もう、この状況を一秒たりとも見ていたくないのです。
自分勝手ではありますが、やめさせるべきと判断したということです。
妖怪<鎌鼬>であれば、女性を食い物にしているこの状況を楽しめるのかもしれませんがね。
<―――流石の俺も、これぁ趣味じゃネェヨ>
取り出していた緑の<妖符>から声が聞こえました。
ただの一人思考のつもりだったのですが、聞こえていたようです。
念話になって聞こえている可能性は考慮していました。
私・・・<妖符師>と<妖符>には切っても切れない繋がりがありますからね。
でもまさか、返事が返ってくるとは・・・。
それに、内容自体も驚きです。
<貴方のような、女性を傷つけて楽しむ男でも、そう思うのですか?>
<アァ? 当たり前ダロ? 人間は妖怪を得体の知れない化け物だというけどヨ、これを見たら人間の方が、余程得体の知れない化け物に見えるゼ?>
<・・・耳に痛い言葉ですね>
私は<妖符師>として、人間に害を為す妖怪を封印しています。
それが私の仕事ですし、役割ですから。
ですが、守るべき人間だって、必ずしも善なる存在ではありません。
中にはこのように、人でありつつも地獄を生み出す者だって居るのです。
・・・それでも、私の決意が鈍るようなことはありませんが。
我が『あやかし屋』は、善なる人の為に、あらゆる悩みを解決する。そんなお店なのですから。困っている人が居るなら、一度は手を差し伸べます。
状況次第ですが、時には妖怪に味方して、人間を処分する覚悟です。
人と妖怪両方から、多大な悪感情を背負ってでも、私は最後までやり遂げますよ。
<はーん? 生意気な小娘のクセに、随分と老けた考え方してやがるナ>
<老けっ!? ・・・いえ、今は良いです。少し貴方の力を借りますね>
<チッ・・・どうせ俺に拒否権なんてネェンだから、勝手にしやがれ>
ではありがたく、そうさせて頂きましょう。
「我求めるは、この世ならざる妖の力。
我が求めに応じ、今現世に現れ出でよ。
汝は風となりしモノ。敵を切り裂く数多の刃となれ。
限定封印解除・・・・・・森羅召喚<鎌鼬舞踊>っ!!」
「「「「「「「「ギャアアアアアアアアアッ!?」」」」」」」」
認識阻害を解いて、<鎌鼬舞踊>を発動。
会場内に居た参加者たちに、一人残らず風の刃を当てて気絶させていきます。
・・・流石にこの範囲となると、制御が難しいですね。
後回しにした男性の方は、十人以上外してしまいました。
優先的に命中させた女性の方は、全員気絶させられたと思います。
なお、その場に居た悪霊たちも一網打尽です。
数は、<低位悪霊>×202 <中位悪霊>×21 <高位悪霊>×1 です。
おびただしい数の悪霊がいたものですね・・・。
こんな狂宴が定期的に行われていることを考えれば、かえって少ないくらいかもしれませんが。
<若葉っ! 高位悪霊がっ・・・!>
分かっています。
威力を分散させた故に<高位悪霊>は仕留め切れませんでしたね。
その<高位悪霊>がこちらに向かっています。
時間を掛けては居られませんので、一撃で決めましょう。
「多尾幻扇『参ノ舞・大王扇』
多尾幻扇『弐ノ舞・硬扇』
大いなる扇よ、硬き扇と掛け合わさり、その威を示せ!
――――――変則多尾幻扇『陸ノ舞・大王硬扇』っ!!」
私は式句を唱えて、<弐ノ舞>と<参ノ舞>を掛け合わせ、巨大且つ硬質の扇を繰り出しました。
この技の利点は、回避が難しく、尚且つダメージも大きいことですね。
我ながら、本当にいい技を開発できたと思っています。
まあ、式句を唱える時間が必要なので、そこが欠点ではありますが。
<・・・オイ。こいつ無茶苦茶なことやってネェか・・・?
ナンデ概念を切り離して再構成してンダヨ。絶対頭オカシイダロ・・・>
今誰か何か言いましたか?
・・・と、今ので<高位悪霊>も瀕死ですね。
他の悪霊と合わせて封印しておきましょう。
早めに<白符>を作れるようになって正解でした。
「そこの君ぃっ!! 私の楽しみを邪魔するとはどういう了見だっ!! 一体どう責任をとるつもりかねっ!?」
「興が乗ってきたところだったのによぉっ!気味悪い仮面なんてつけやがって!」
「あひゃひゃひゃひゃっ!! 貴様を僕の性奴隷にしてやろう。光栄に思えっ!」
気絶を免れた男たちが私のほうへ言い寄ってきました。
少し、八つ当たりの相手になってもらいましょうか。
発散方法は簡単。
一人一撃ずつ加えていきます。
ただし、死なないギリギリまで威力を上げます。
「聞いてるのかねっ!? 大体―――」
「―――ハッ!」
「ゴボブアアッ!?」
一人目、腹部への一撃で内臓破裂を負い、重傷。
「なっ!? この方が誰だか分かって、ブハアアアアッ!?」
二人目、アッパーで顎を砕かれ気絶し、重傷。
さて、まだまだいきますよ。
最後の一人まで、決して手は抜きませんから。
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