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第二部「創世神降臨」編
翼魔闘法と神の毒
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ヴィオラの紫とは似ても似つかない、禍々しい紫色の翼。
そこから放たれた羽、神毒の羽も、禍々しい色をしていた。
サマエライズフェザーは神の瞳で捕捉しているセイレーンたちの元へ飛んでいく。
速度は、それほど速くはない。
しばらくしてからセイレーンの元へ到達し、襲い掛かる。
セイレーンたちは高い能力値に物を言わせて軽々と回避。
しかし、サジタリウスの矢による必中効果が発動し、追尾する。
「「「「「!?」」」」」
セイレーンたちの驚愕の表情が、神の瞳で伺える。
明らかにヤバそうなそれを、何度も何度も回避するが、キリが無い。
そしてついに、一番レベルの低かった個体が羽を喰らった。
次の瞬間。
「ギャァァァァァァ!!」
羽の毒に蝕まれ、この世のモノとは思えないほどの激痛に絶叫した。
残りのセイレーンたちは、仲間の凍り付くような叫び声で、動きが止まる。
もし羽を喰らったら、自分も同じ状況になるのは、想像に難くない。
セイレーンたちの浜辺は、阿鼻叫喚になった。
高い場所へ逃げても追尾。
海の中に逃げても追尾。
破壊しようとしても出来ない。
回避してもキリがない。
セイレーンたちは、一体、また一体と減っていき、やがて、全滅した。
「・・・これはヤバい。」
流石のクロトも、頬を引き攣らせている。
何がヤバいのかというと、羽の刺さった場所が毒に浸食されていることだ。
海へ逃げたセイレーンを追尾した羽のせいで、海の水が毒水に変わりつつある。
それも、信じられないくらいに、相当速いペースで。
クロトは能力値が戻ったのを確認して、大至急、毒に侵された水を回収。
なんとか被害拡大は食い止めたが、あわや大惨事だった。
「アクア!そっちはどうかな!?」
「何とか二体だけ無事です!その二体は解体が可能だと思います!」
「了解!」
セイレーンの方も被害甚大。
あっという間に死に至らしめたのは喜ぶべきことだ。
だがしかし、解体も出来ない程に消滅してしまっていたのは頂けない。
最後の方に倒された二体はまだ無事だったので、アクアが応急処置(?)
毒に侵されている部分を無事な部分から魔法で切り離し、一部だけ入手に成功。
それでもギリギリ解体可能というのも驚きだが、危うく全滅しかけた事に驚愕だ。
クロトはセイレーンの惨状を目撃して、決断した。
「・・・今の技は、余程のことが無ければ、封印しておくべきだね。」
「そうですね・・・。万が一味方に当たったら、余りにも危険過ぎます。」
ついでに言うと、無事な部分を切り離す作業も、アクアの水神魔法だから出来た。
普通にやろうとしたら、刃や魔法が毒に浸食されて、二次被害が発生する。
そんな訳で、セイレーンの切れ端から解体を行い、素材を入手。
解体の不思議さについては、今更だろう。
ちなみに、手に入ったのは神秘結晶と神秘の皮膚、聖歌結晶、呪歌結晶。
何気に大収穫であり、解体には感謝が絶えないクロトであった。
「・・・ん?これは・・・?」
「どうかなさいましたか、クロトさん?」
「これは一体何かなと思ってね・・・。」
クロトが砂浜から拾って手に取ったのは、雫型のなにか。
アクアにも見せた後で、解析を発動。
名称・人魚の涙
美しきセイレーンを虐め抜いて涙を流させた者が獲得できる
これを所持する者は悪逆非道かつ鬼畜外道な者である
「・・・・・・。」
「・・・・・・えっと、その。」
クロトは無言のまま何も言わない。
アクアは必死にフォローしようとするも、言葉が出てこない。
クロトが悪逆非道で鬼畜外道かというと、それは違うと断言できる。
だが、結構近い部分があるのも確かなので、どう否定していいのか分からない。
故に、挙動不審でクロトを伺うことしか出来ないアクアなのであった。
「・・・そう言えば、さっき新しいスキルを習得したんだった。」
「へっ?・・・そ、そうなんですか!どんなスキル何でしょうか!?」
心の底から対応に困っていたアクア。
助かったとばかりに、クロトの露骨な話題転換に気づかない振りをして乗った。
「翼魔闘法というレアスキルだよ。色々使い勝手が良くなりそうだね。」
「翼魔闘法、ですか・・・?」
アクアは首を傾げながら詳細を尋ねた。
レアスキル「翼魔闘法」は、翼を使った戦闘に補正がかかるスキル。
クロトの使う攻撃技、「漆黒の翼刃」「純白の翼刃」「黒白の翼刃」。
他にも、「漆黒の翼壁」「純白の翼壁」「黒白の翼壁」などの防御技。
更には、攻と防の技で、絶対遮断を翼に纏わせた「漆黒の翼神」「純白の翼神」。
つい最近開発したばかりの、「漆黒の羽」「神毒の羽」などの技も含まれる。
これら全ての技が強化され、空中戦闘における機動能力が上昇。
地味に効いてくるスキルだろう。
アクアは先程のフォローも含めて、盛大にクロトを称賛する。
「凄いです!流石はクロトさん!」
クロトはアクアのわざとらしい勝算を聞いた後、こう告げた。
「アクア、わざとらし過ぎて逆に心に来るから、もうやめて?」
「すっ、すみませんでしたっ!!」
アクアは己の行動を恥じて、赤くなりながらも、誠心誠意謝罪したのだった。
「反省の感情があるなら、一つだけお願いを聞いて欲しいな。」
「お願い、ですか・・・?」
不思議そうな顔をするアクアに、クロトが告げたお願いの内容とは・・・・・・。
そこから放たれた羽、神毒の羽も、禍々しい色をしていた。
サマエライズフェザーは神の瞳で捕捉しているセイレーンたちの元へ飛んでいく。
速度は、それほど速くはない。
しばらくしてからセイレーンの元へ到達し、襲い掛かる。
セイレーンたちは高い能力値に物を言わせて軽々と回避。
しかし、サジタリウスの矢による必中効果が発動し、追尾する。
「「「「「!?」」」」」
セイレーンたちの驚愕の表情が、神の瞳で伺える。
明らかにヤバそうなそれを、何度も何度も回避するが、キリが無い。
そしてついに、一番レベルの低かった個体が羽を喰らった。
次の瞬間。
「ギャァァァァァァ!!」
羽の毒に蝕まれ、この世のモノとは思えないほどの激痛に絶叫した。
残りのセイレーンたちは、仲間の凍り付くような叫び声で、動きが止まる。
もし羽を喰らったら、自分も同じ状況になるのは、想像に難くない。
セイレーンたちの浜辺は、阿鼻叫喚になった。
高い場所へ逃げても追尾。
海の中に逃げても追尾。
破壊しようとしても出来ない。
回避してもキリがない。
セイレーンたちは、一体、また一体と減っていき、やがて、全滅した。
「・・・これはヤバい。」
流石のクロトも、頬を引き攣らせている。
何がヤバいのかというと、羽の刺さった場所が毒に浸食されていることだ。
海へ逃げたセイレーンを追尾した羽のせいで、海の水が毒水に変わりつつある。
それも、信じられないくらいに、相当速いペースで。
クロトは能力値が戻ったのを確認して、大至急、毒に侵された水を回収。
なんとか被害拡大は食い止めたが、あわや大惨事だった。
「アクア!そっちはどうかな!?」
「何とか二体だけ無事です!その二体は解体が可能だと思います!」
「了解!」
セイレーンの方も被害甚大。
あっという間に死に至らしめたのは喜ぶべきことだ。
だがしかし、解体も出来ない程に消滅してしまっていたのは頂けない。
最後の方に倒された二体はまだ無事だったので、アクアが応急処置(?)
毒に侵されている部分を無事な部分から魔法で切り離し、一部だけ入手に成功。
それでもギリギリ解体可能というのも驚きだが、危うく全滅しかけた事に驚愕だ。
クロトはセイレーンの惨状を目撃して、決断した。
「・・・今の技は、余程のことが無ければ、封印しておくべきだね。」
「そうですね・・・。万が一味方に当たったら、余りにも危険過ぎます。」
ついでに言うと、無事な部分を切り離す作業も、アクアの水神魔法だから出来た。
普通にやろうとしたら、刃や魔法が毒に浸食されて、二次被害が発生する。
そんな訳で、セイレーンの切れ端から解体を行い、素材を入手。
解体の不思議さについては、今更だろう。
ちなみに、手に入ったのは神秘結晶と神秘の皮膚、聖歌結晶、呪歌結晶。
何気に大収穫であり、解体には感謝が絶えないクロトであった。
「・・・ん?これは・・・?」
「どうかなさいましたか、クロトさん?」
「これは一体何かなと思ってね・・・。」
クロトが砂浜から拾って手に取ったのは、雫型のなにか。
アクアにも見せた後で、解析を発動。
名称・人魚の涙
美しきセイレーンを虐め抜いて涙を流させた者が獲得できる
これを所持する者は悪逆非道かつ鬼畜外道な者である
「・・・・・・。」
「・・・・・・えっと、その。」
クロトは無言のまま何も言わない。
アクアは必死にフォローしようとするも、言葉が出てこない。
クロトが悪逆非道で鬼畜外道かというと、それは違うと断言できる。
だが、結構近い部分があるのも確かなので、どう否定していいのか分からない。
故に、挙動不審でクロトを伺うことしか出来ないアクアなのであった。
「・・・そう言えば、さっき新しいスキルを習得したんだった。」
「へっ?・・・そ、そうなんですか!どんなスキル何でしょうか!?」
心の底から対応に困っていたアクア。
助かったとばかりに、クロトの露骨な話題転換に気づかない振りをして乗った。
「翼魔闘法というレアスキルだよ。色々使い勝手が良くなりそうだね。」
「翼魔闘法、ですか・・・?」
アクアは首を傾げながら詳細を尋ねた。
レアスキル「翼魔闘法」は、翼を使った戦闘に補正がかかるスキル。
クロトの使う攻撃技、「漆黒の翼刃」「純白の翼刃」「黒白の翼刃」。
他にも、「漆黒の翼壁」「純白の翼壁」「黒白の翼壁」などの防御技。
更には、攻と防の技で、絶対遮断を翼に纏わせた「漆黒の翼神」「純白の翼神」。
つい最近開発したばかりの、「漆黒の羽」「神毒の羽」などの技も含まれる。
これら全ての技が強化され、空中戦闘における機動能力が上昇。
地味に効いてくるスキルだろう。
アクアは先程のフォローも含めて、盛大にクロトを称賛する。
「凄いです!流石はクロトさん!」
クロトはアクアのわざとらしい勝算を聞いた後、こう告げた。
「アクア、わざとらし過ぎて逆に心に来るから、もうやめて?」
「すっ、すみませんでしたっ!!」
アクアは己の行動を恥じて、赤くなりながらも、誠心誠意謝罪したのだった。
「反省の感情があるなら、一つだけお願いを聞いて欲しいな。」
「お願い、ですか・・・?」
不思議そうな顔をするアクアに、クロトが告げたお願いの内容とは・・・・・・。
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