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第二部「創世神降臨」編
世界樹の根元で
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セーラはその日の深夜、世界樹の元を訪れていた。
「ユグドラシル・・・私、恋人ができたのよ?」
(・・・・・・!)
ユグドラシルからセーラに、祝福の想いが伝わった。
「ありがとう・・・。結界も戻ったし、もう心配は無さそうね・・・。」
世界樹の結界も元に戻り、原因と思しき門も閉じた。
事態は解決したと見て、非常事態宣言も解除された。
「結婚は半年くらい先。とても待ち遠しいのよね・・・。」
「それは済まなかったね、セーラ?」
「っ!?」
突然背後へ現れた気配に抱きしめられ、息をのむセーラ。
すぐにクロトだと気づいて、緊張は解けたが。
いや、今度は別の意味で緊張し始めてしまった。
「ク、クロト君っ!いつから居たのっ!?」
「恋人ができたのよ・・・というあたりからだけど?」
「最初からっ!?」
あの言葉を聞かれていたかと思うと、顔が熱くなるセーラ。
ただでさえ抱き締められて、ドキドキしているというのに。
「そ、それと、耳に息が当たって変な感じがするのっ!耳元で囁かないでっ!?」
「変な感じというと、具体的には?」
「そ、それは・・・何というか、その・・・。」
変な気分になるのは確かなのだが、どんなものかを表現するのは躊躇われる。
それを言うのは、何故かとても恥ずかしいような気がしてくるようだ。
だが、クロトは察してしまったようだ。
「へぇ・・・?エルフの耳が敏感というのは、本当の話なんだ・・・。」
「クロト君っ!その言い方だと・・・っ!」
セーラはようやく気付いた。
自分が感じてしまっているのだと。
それを自覚した瞬間、耳まで真っ赤になった。
「ひあっ・・・クロト君、どこを触って・・・ああっ!」
「どこって・・・耳?」
「やめてっ、こんなところでっ・・・!」
全くもってその通り。
こんなところで興奮するつもりは無いクロトは、言われた通りやめてあげた。
するとセーラは、何故か物足りなさを感じてしまう。
その感情を感じ取ったクロトは、再び耳元で囁く。
「セーラ・・・また今度、ゆっくり、ね?」
「ッ!?それって、つまり・・・・・・ッッ!?」
言われてみれば、恋人なのだから、そういう行為が合って当然。
頭から抜け落ちていたが、いざ想像してみると・・・余りにも恥ずかしい。
そういう行為の事は、流石に知っている。
自然とそういう情報は、耳に入って来るものだ。
だが、自分には関係ないと考え、ほとんど気にも留めなかった。
(確か、お互い裸になって・・・・・・あああっ!恥ずかしい・・・!)
やはり、セーラは相当に初心なようだ。
(でも、そういうこと、クロト君にされたい・・・!)
長く生きて来た中で、初めての感情が、セーラを支配する。
それは、愛しい男性に抱かれたいという、女性としての、一種の本能。
場所が場所なので、こちらも我慢しているが。
「・・・本当は、我慢なんて良くないんだけどね。」
「ッッ!?」
セーラは、自分の淫らな感情を見透かされたと思い、咄嗟にクロトから離れた。
それがクロトの予想通りの行動だとは知らずに。
「んっ・・・!?」
クロトは自分の方を向いたセーラにキスをした。
セーラは驚きはしたが、自然と受け入れることが出来た。
「んっ、んんっ・・・!」
周囲が静まり返っているため、二人が舌を絡める音が、よく聴こえる。
そのせいもあり、恥ずかしさで一杯のセーラだが、やめられない。
初めてのキスは、とても甘美で、やめるにやめられなかったのだ。
二人は今以上に興奮しないように気をつけながら、キスを続けたのだった。
「ねぇ、クロト君。本当に私で良かったの・・・?」
「勿論。セーラのことを、心の底から好きだからね。」
「うっ・・・。」
強い意志を宿した魅力的な瞳。
僅かに微笑みを浮かべた表情。
少しだけ照れたようなしぐさ。
余りにもまっすぐな好意。
どれ一つとっても、セーラを動揺させるには十分だった。
「でも、私は年増だし、胸も小さくて・・・。」
「あのね、そういう分かりやすい部分も魅力だけど、他にも色々あるよね?」
クロトは、セーラの魅力を一つ一つ挙げていくことに。
「綺麗な肌に、艶やかな金色の髪。そして何より、その精神性。」
「精神性・・・?」
「ああ。あの日、ここでセーラに抱きしめられて、僕は救われた。間違った道を歩むことをやめさせてくれた。」
クロトはそのことについて、感謝してもしきれない。
自分を責めることなど、所詮は逃げだったのだと思い知らされた。
全てを賭け、愛することを幸せにすることが、何より大切だと理解させられた。
結果、恋人たちを悲しませることも無くなった。
「僕は、僕を優しく包んでくれたセーラの心に、心底惚れているんだ。」
「っ・・・クロト、君・・・!」
セーラは、世界樹に寄り掛かって自分の隣に座っているクロトに、頭を預けた。
シャン・・・シャン・・・シャン・・・。
世界樹ユグドラシルは静かに揺れて、二人が幸せになるよう、強く願った。
「ユグドラシル・・・私、恋人ができたのよ?」
(・・・・・・!)
ユグドラシルからセーラに、祝福の想いが伝わった。
「ありがとう・・・。結界も戻ったし、もう心配は無さそうね・・・。」
世界樹の結界も元に戻り、原因と思しき門も閉じた。
事態は解決したと見て、非常事態宣言も解除された。
「結婚は半年くらい先。とても待ち遠しいのよね・・・。」
「それは済まなかったね、セーラ?」
「っ!?」
突然背後へ現れた気配に抱きしめられ、息をのむセーラ。
すぐにクロトだと気づいて、緊張は解けたが。
いや、今度は別の意味で緊張し始めてしまった。
「ク、クロト君っ!いつから居たのっ!?」
「恋人ができたのよ・・・というあたりからだけど?」
「最初からっ!?」
あの言葉を聞かれていたかと思うと、顔が熱くなるセーラ。
ただでさえ抱き締められて、ドキドキしているというのに。
「そ、それと、耳に息が当たって変な感じがするのっ!耳元で囁かないでっ!?」
「変な感じというと、具体的には?」
「そ、それは・・・何というか、その・・・。」
変な気分になるのは確かなのだが、どんなものかを表現するのは躊躇われる。
それを言うのは、何故かとても恥ずかしいような気がしてくるようだ。
だが、クロトは察してしまったようだ。
「へぇ・・・?エルフの耳が敏感というのは、本当の話なんだ・・・。」
「クロト君っ!その言い方だと・・・っ!」
セーラはようやく気付いた。
自分が感じてしまっているのだと。
それを自覚した瞬間、耳まで真っ赤になった。
「ひあっ・・・クロト君、どこを触って・・・ああっ!」
「どこって・・・耳?」
「やめてっ、こんなところでっ・・・!」
全くもってその通り。
こんなところで興奮するつもりは無いクロトは、言われた通りやめてあげた。
するとセーラは、何故か物足りなさを感じてしまう。
その感情を感じ取ったクロトは、再び耳元で囁く。
「セーラ・・・また今度、ゆっくり、ね?」
「ッ!?それって、つまり・・・・・・ッッ!?」
言われてみれば、恋人なのだから、そういう行為が合って当然。
頭から抜け落ちていたが、いざ想像してみると・・・余りにも恥ずかしい。
そういう行為の事は、流石に知っている。
自然とそういう情報は、耳に入って来るものだ。
だが、自分には関係ないと考え、ほとんど気にも留めなかった。
(確か、お互い裸になって・・・・・・あああっ!恥ずかしい・・・!)
やはり、セーラは相当に初心なようだ。
(でも、そういうこと、クロト君にされたい・・・!)
長く生きて来た中で、初めての感情が、セーラを支配する。
それは、愛しい男性に抱かれたいという、女性としての、一種の本能。
場所が場所なので、こちらも我慢しているが。
「・・・本当は、我慢なんて良くないんだけどね。」
「ッッ!?」
セーラは、自分の淫らな感情を見透かされたと思い、咄嗟にクロトから離れた。
それがクロトの予想通りの行動だとは知らずに。
「んっ・・・!?」
クロトは自分の方を向いたセーラにキスをした。
セーラは驚きはしたが、自然と受け入れることが出来た。
「んっ、んんっ・・・!」
周囲が静まり返っているため、二人が舌を絡める音が、よく聴こえる。
そのせいもあり、恥ずかしさで一杯のセーラだが、やめられない。
初めてのキスは、とても甘美で、やめるにやめられなかったのだ。
二人は今以上に興奮しないように気をつけながら、キスを続けたのだった。
「ねぇ、クロト君。本当に私で良かったの・・・?」
「勿論。セーラのことを、心の底から好きだからね。」
「うっ・・・。」
強い意志を宿した魅力的な瞳。
僅かに微笑みを浮かべた表情。
少しだけ照れたようなしぐさ。
余りにもまっすぐな好意。
どれ一つとっても、セーラを動揺させるには十分だった。
「でも、私は年増だし、胸も小さくて・・・。」
「あのね、そういう分かりやすい部分も魅力だけど、他にも色々あるよね?」
クロトは、セーラの魅力を一つ一つ挙げていくことに。
「綺麗な肌に、艶やかな金色の髪。そして何より、その精神性。」
「精神性・・・?」
「ああ。あの日、ここでセーラに抱きしめられて、僕は救われた。間違った道を歩むことをやめさせてくれた。」
クロトはそのことについて、感謝してもしきれない。
自分を責めることなど、所詮は逃げだったのだと思い知らされた。
全てを賭け、愛することを幸せにすることが、何より大切だと理解させられた。
結果、恋人たちを悲しませることも無くなった。
「僕は、僕を優しく包んでくれたセーラの心に、心底惚れているんだ。」
「っ・・・クロト、君・・・!」
セーラは、世界樹に寄り掛かって自分の隣に座っているクロトに、頭を預けた。
シャン・・・シャン・・・シャン・・・。
世界樹ユグドラシルは静かに揺れて、二人が幸せになるよう、強く願った。
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