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第二部「創世神降臨」編
ネタバラシとクラリエル
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新たに映った記録映像には、クラリスに手を振る人々が。
爆撃されて破壊された、既に復元しているセット。
親を探していた子供が笑顔で談笑する姿。
子を守って死んだ親が、血糊を拭きながら微妙な苦笑いを浮かべる姿。
先程の映像が映画のようなものだったのだとありありと伝わってくる。
「これは一体どういうことでございますかっ!?」
「いや、そう言われても・・・必要の無い犠牲を出す訳ないよね?」
「それはそうですし、無事だったことはとても嬉しいのでございますがっ・・・!」
クラリスは安堵やら歓喜やら怒りやらが入り混じりつつもクロトに詰め寄った。
感情がごちゃ混ぜになったことで、本能的な行動に出たようだ。
「だったら別にいいよね?被害はどこにもないんだし。」
「そういう問題ではございませんっ!!」
クラリスの主張に、アクアとマリアは苦笑するしかない。
この二人もこの映像は事前に見せられており、驚愕していたのだ。
真実を知った時は間抜け面を晒しており、未だにそのことを引きずっている。
なお、出演者やらエキストラやらセットやらは、全てミカゲ財閥の提供だ。
「ところで、さ。君のことをなんて呼べばいいのかな?」
「・・・言われてみればそうですね。」
ラファエルの体にクラリアセレスの存在。
これではどう呼ぶべきなのか判断できかねるということだ。
(ラファエルさんはどのように思われますか?)
<私としましては、主様方が不満でなければ、どのような名前でも構いません>
(そうでございますか・・・。では、間をとることにいたしましょう。)
クラリスは精神的にラファエルと相談し、そのように決めた。
そして、肝心の名前は二人の名前から取って、『クラリエル』となった。
「相談して決めた結果、私の名前は『クラリエル』となりました。
この状態で居るとき限定の名前ですが、よろしくお願いします。」
「ん、よろしくね、クラリエル。」
「よろしくお願いします、クラリエルさん。」
「わたくしからもよろしくお願い申し上げますわ、クラリエル。」
こうして、創世真天使『クラリエル』が誕生したのであった。
「さて、これでようやく・・・痴女ではなくなったね?」
「元から痴女ではございませんよっ!?」
<今は私のことでもありますから、複雑でございますね・・・>
てっきり、「降臨の準備が整った」と言われると思っていたクラリエル。
だがしかし、クロトは空気を読まなかった。
「ん?今のはラファエルの方の声かな?」
<はい、クロト様。調整が終わり、声を届けることも可能になりました>
「そっか。ご苦労さま、ラファエル。」
<勿体なきお言葉でございます・・・!>
クラリスの方は自分の口以外から自分の声が聞こえることに違和感を覚えた。
だが、直に慣れるだろうと、特に気にしない。
ラファエルの声は、念話に近いものがあり、悪影響も存在しないので問題ない。
だがここで、一つ妙なことに気づいてしまい、そのことについて尋ねた。
「クロト、とお呼びしますが、一つ伺っても宜しいですか?」
「ん?どうかした?」
「はい。実は、クロトの方に体が引き寄せられるような感覚があるのですが・・・」
ほんの僅かではあるし、無視できる程度のものでしかない。
それでも、聞いておいて損はないはずだと思い、クラリエルは尋ねたのだ。
「あ・・・それは多分、僕の体を求めているんだと思うよ・・・。」
「・・・・・・はい?」
クラリエルはその言葉の意味するところを理解し、顔を真っ赤にした。
「な、何を言っているのでございますかっ!?
それでは、私があなたを好いているように聞こえてしまいます!」
「いや、そういう訳じゃないんだけど・・・。」
クロトはラファエルに生じていた不具合のこととその原因について説明した。
また、現状ではどうにもならないことと、これ以上の悪化はしないことも。
「ただ、無視できる範囲だというのは、クラリスの精神力の賜物かな?」
クロトは感心したようにそう述べた。
これは決してラファエルの精神が弱いのではない。
クラリスの精神が異常なほどに強いのだ。
「そうでございますか・・・。こればかりは仕方ありませんね・・・。」
<ご迷惑をお掛けします、創世神様>
(いえ、構いませんよ。それと、クラリスで結構です。)
同じ自分に様付けされるのはむず痒く、そういう呼び方にしてほしいらしい。
「流石だよね。クラリスのその精神力、僕は心の底から、好きだよ?」
「なあっ!?な、な・・・・・・また私を口説いているのですか!?」
「ん?そんなつもりはないけど?思った通りに褒めただけだし。」
「絶対に嘘ですよね・・・!?これで違うなどとは信じられません!」
クラリスの頬は緩んでおり、顔は赤い。
口説かれることには相変わらず慣れていないようだ。
まあ、誰も居ない神界でどうやって慣れるのか、ということになるのだが。
「うん。やっぱりその反応と表情、とっても可愛いよ、クラリエル。」
「あああああっ!?やめてくださいませっ!慣れていないんですからっ!!」
爆撃されて破壊された、既に復元しているセット。
親を探していた子供が笑顔で談笑する姿。
子を守って死んだ親が、血糊を拭きながら微妙な苦笑いを浮かべる姿。
先程の映像が映画のようなものだったのだとありありと伝わってくる。
「これは一体どういうことでございますかっ!?」
「いや、そう言われても・・・必要の無い犠牲を出す訳ないよね?」
「それはそうですし、無事だったことはとても嬉しいのでございますがっ・・・!」
クラリスは安堵やら歓喜やら怒りやらが入り混じりつつもクロトに詰め寄った。
感情がごちゃ混ぜになったことで、本能的な行動に出たようだ。
「だったら別にいいよね?被害はどこにもないんだし。」
「そういう問題ではございませんっ!!」
クラリスの主張に、アクアとマリアは苦笑するしかない。
この二人もこの映像は事前に見せられており、驚愕していたのだ。
真実を知った時は間抜け面を晒しており、未だにそのことを引きずっている。
なお、出演者やらエキストラやらセットやらは、全てミカゲ財閥の提供だ。
「ところで、さ。君のことをなんて呼べばいいのかな?」
「・・・言われてみればそうですね。」
ラファエルの体にクラリアセレスの存在。
これではどう呼ぶべきなのか判断できかねるということだ。
(ラファエルさんはどのように思われますか?)
<私としましては、主様方が不満でなければ、どのような名前でも構いません>
(そうでございますか・・・。では、間をとることにいたしましょう。)
クラリスは精神的にラファエルと相談し、そのように決めた。
そして、肝心の名前は二人の名前から取って、『クラリエル』となった。
「相談して決めた結果、私の名前は『クラリエル』となりました。
この状態で居るとき限定の名前ですが、よろしくお願いします。」
「ん、よろしくね、クラリエル。」
「よろしくお願いします、クラリエルさん。」
「わたくしからもよろしくお願い申し上げますわ、クラリエル。」
こうして、創世真天使『クラリエル』が誕生したのであった。
「さて、これでようやく・・・痴女ではなくなったね?」
「元から痴女ではございませんよっ!?」
<今は私のことでもありますから、複雑でございますね・・・>
てっきり、「降臨の準備が整った」と言われると思っていたクラリエル。
だがしかし、クロトは空気を読まなかった。
「ん?今のはラファエルの方の声かな?」
<はい、クロト様。調整が終わり、声を届けることも可能になりました>
「そっか。ご苦労さま、ラファエル。」
<勿体なきお言葉でございます・・・!>
クラリスの方は自分の口以外から自分の声が聞こえることに違和感を覚えた。
だが、直に慣れるだろうと、特に気にしない。
ラファエルの声は、念話に近いものがあり、悪影響も存在しないので問題ない。
だがここで、一つ妙なことに気づいてしまい、そのことについて尋ねた。
「クロト、とお呼びしますが、一つ伺っても宜しいですか?」
「ん?どうかした?」
「はい。実は、クロトの方に体が引き寄せられるような感覚があるのですが・・・」
ほんの僅かではあるし、無視できる程度のものでしかない。
それでも、聞いておいて損はないはずだと思い、クラリエルは尋ねたのだ。
「あ・・・それは多分、僕の体を求めているんだと思うよ・・・。」
「・・・・・・はい?」
クラリエルはその言葉の意味するところを理解し、顔を真っ赤にした。
「な、何を言っているのでございますかっ!?
それでは、私があなたを好いているように聞こえてしまいます!」
「いや、そういう訳じゃないんだけど・・・。」
クロトはラファエルに生じていた不具合のこととその原因について説明した。
また、現状ではどうにもならないことと、これ以上の悪化はしないことも。
「ただ、無視できる範囲だというのは、クラリスの精神力の賜物かな?」
クロトは感心したようにそう述べた。
これは決してラファエルの精神が弱いのではない。
クラリスの精神が異常なほどに強いのだ。
「そうでございますか・・・。こればかりは仕方ありませんね・・・。」
<ご迷惑をお掛けします、創世神様>
(いえ、構いませんよ。それと、クラリスで結構です。)
同じ自分に様付けされるのはむず痒く、そういう呼び方にしてほしいらしい。
「流石だよね。クラリスのその精神力、僕は心の底から、好きだよ?」
「なあっ!?な、な・・・・・・また私を口説いているのですか!?」
「ん?そんなつもりはないけど?思った通りに褒めただけだし。」
「絶対に嘘ですよね・・・!?これで違うなどとは信じられません!」
クラリスの頬は緩んでおり、顔は赤い。
口説かれることには相変わらず慣れていないようだ。
まあ、誰も居ない神界でどうやって慣れるのか、ということになるのだが。
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