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第三部「全能神座争奪戦」編
VS《蒼玉の武装団》序列六位&八位 サラディン&ソルブ 1
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サラディンとソルブに隠密を看破され、姿を現したクロト。
(これは・・・特殊スキルによる看破ではないね。単純にレベルによるものかな?)
目の前の二人を解析して、そのように結論付けた。
序列八位のソルブというドワーフの大男はレベル141の坊主頭。
ユニークスキル〖鎚帝術・滅8〗と〖破壊の神髄〗を所持。
序列六位のサラディンという人間の美丈夫はレベル149の金長髪。
ユニークスキル〖槍帝術・美9〗〖雷帝魔法9〗〖美の極致〗を所持。
レベル140であるグライドは「隠密」に直前まで気づかなかったが、一度存在を確認した後は普通に認識出来ていた。
一方のサラディンは、「隠密」状態であるにもかかわらず発見した。
他方ソルブは、自力で見つけられなかったが、サラディンに言われて気づいた。
クロトのレベルは129なので、レベル20差くらいを目安に何の情報も無い状態から発見できるかどうかが切り替わるのではないだろうか。
(まあ、個人差はあると思うけどね。それと、スキル構成でも変わる、か。)
一つ新たな情報を手に入れることに成功したものの、状況は悪い。
アクアを守る結界はニ十分しかもたないので、あまり時間は掛けられない故に。
それに、目の前に居る二人より序列上位の存在が三人居るのだ。
交戦するかどうかは不明だが、時間には余裕をもたせたいところだろう。
「その様子からして、君は囚われの姫君を救出しにきたようだね!だが無駄さっ!何故なら君の冒険はここで終わってしまうのだからっ!」
「フン。どうせもう手遅れだ。諦めて投降するなら許してやってもいいんだぜ? その場合は漏れなく死刑だがなっ! ハハハハハッ!!」
サラディンは金色に輝いている<幻想級>アイテムの槍を構え、ソルブも同じく大鎚を構えた。
その構え一つとっても、一角の実力者であり、紛うことなき英雄級の存在だと分かる。序列十一位や十二位の男たちとは格が違うようだ。
そんな男たちと二対一で、尚且つ隠密なし。
どれだけ厳しい戦いかは、言うまでもなく理解できることだろう。
しかしクロトは、やるべきことは変わらないとばかりに、二本の剣を構え、相対する二人の男へ簡潔に告げる。
「―――それで、別れの挨拶は済んだのかい? なら、もう始めていいかな?」
「ちっ、ほざきやがったなっ!!」
挑発にのったソルブが、その巨体からは想像できない程速く動き、間合いを一瞬で詰めた。振りかぶるは巨大な鎚で、一撃でも喰らえば即死する破壊力だ。
そんな大鎚を軽々と扱っているのは、その筋力値が優れている証拠だろう。
ドドオオオオッ!!
大鎚が叩きつけられ、建物の床が粉々に破壊された。
すなわち、クロトはギリギリで回避していたということだ。
「ちっ、外したかっ。解析が殆ど通らねぇことといい、不気味な奴だっ!」
「邪魔だよソルブ。君がそこに居たら僕の美しさを示せないではないかっ!」
「ぬあっ!?」
サラディンがソルブを押しのけてクロトに迫る。
この二人はグライドが話していた通りに仲が悪いらしい。
連携というものがほとんど存在していない。
それでも、最低限邪魔にならないように自然と戦っているのは、天賦の戦闘感覚によるところが大きいのだろう。
「見たまえっ、僕の華麗さをっ!『美麗槍・閃光』っ!」
「―――『神天龍十六夜連閃・極星』!」
超越者からしても目にも止まらぬ速度で繰り出される刺突を完全に知覚し、小刻みに動いてロングコートをはためかせながら、二本の剣で受け流す。
「僕の華麗なる技を受け流すなど、生意気な鼠だっ!大人しく僕の槍に貫かれて屍を晒したまえよっ!」
「邪魔だ邪魔だあっ!『滅豪鎚・撃滅』っ!!」
「・・・遅いね。『半転移』!」
「なんだとおおっ!?」
大鎚の軌道と速度を完全に見切ったクロトは、存在位相をズラすことで回避。
真横から振られた鎚は目標を素通りし、壁に叩きつけられた。
頑丈な壁は破壊され、ソルブはつんのめる。
その隙にクロトが攻撃しようとしたところで、サラディンが介入。
ソルブを助ける意図は無かったのだろうが、結果的にはそうなった。
「次は僕の本気を見せようっ!
世を駆け世を統べる大いなる雷よっ!
紫の輝きとともに、我が美しさを示したまえっ!
其は完璧なる美の極致―――『美雷槍・紫電』っ!!」
サラディンが発動したのは、己のユニークスキルを総動員して可能となる彼にとっての最終奥義。
紫電を纏った美しい槍は、クロトの目では見切れない速度だった。
「僕の美しさの前では全てが無意味っ!さあ死ぬがいいっ!!」
「―――悪いけど、速度には自信があるんだ。『神瞳加速』っ!」
クロトは冷静にユニークスキル〖神の瞳〗を使用。
三効果の一翼を担う御業たる、<太陽の権能>による加速を発動した。
(これは・・・特殊スキルによる看破ではないね。単純にレベルによるものかな?)
目の前の二人を解析して、そのように結論付けた。
序列八位のソルブというドワーフの大男はレベル141の坊主頭。
ユニークスキル〖鎚帝術・滅8〗と〖破壊の神髄〗を所持。
序列六位のサラディンという人間の美丈夫はレベル149の金長髪。
ユニークスキル〖槍帝術・美9〗〖雷帝魔法9〗〖美の極致〗を所持。
レベル140であるグライドは「隠密」に直前まで気づかなかったが、一度存在を確認した後は普通に認識出来ていた。
一方のサラディンは、「隠密」状態であるにもかかわらず発見した。
他方ソルブは、自力で見つけられなかったが、サラディンに言われて気づいた。
クロトのレベルは129なので、レベル20差くらいを目安に何の情報も無い状態から発見できるかどうかが切り替わるのではないだろうか。
(まあ、個人差はあると思うけどね。それと、スキル構成でも変わる、か。)
一つ新たな情報を手に入れることに成功したものの、状況は悪い。
アクアを守る結界はニ十分しかもたないので、あまり時間は掛けられない故に。
それに、目の前に居る二人より序列上位の存在が三人居るのだ。
交戦するかどうかは不明だが、時間には余裕をもたせたいところだろう。
「その様子からして、君は囚われの姫君を救出しにきたようだね!だが無駄さっ!何故なら君の冒険はここで終わってしまうのだからっ!」
「フン。どうせもう手遅れだ。諦めて投降するなら許してやってもいいんだぜ? その場合は漏れなく死刑だがなっ! ハハハハハッ!!」
サラディンは金色に輝いている<幻想級>アイテムの槍を構え、ソルブも同じく大鎚を構えた。
その構え一つとっても、一角の実力者であり、紛うことなき英雄級の存在だと分かる。序列十一位や十二位の男たちとは格が違うようだ。
そんな男たちと二対一で、尚且つ隠密なし。
どれだけ厳しい戦いかは、言うまでもなく理解できることだろう。
しかしクロトは、やるべきことは変わらないとばかりに、二本の剣を構え、相対する二人の男へ簡潔に告げる。
「―――それで、別れの挨拶は済んだのかい? なら、もう始めていいかな?」
「ちっ、ほざきやがったなっ!!」
挑発にのったソルブが、その巨体からは想像できない程速く動き、間合いを一瞬で詰めた。振りかぶるは巨大な鎚で、一撃でも喰らえば即死する破壊力だ。
そんな大鎚を軽々と扱っているのは、その筋力値が優れている証拠だろう。
ドドオオオオッ!!
大鎚が叩きつけられ、建物の床が粉々に破壊された。
すなわち、クロトはギリギリで回避していたということだ。
「ちっ、外したかっ。解析が殆ど通らねぇことといい、不気味な奴だっ!」
「邪魔だよソルブ。君がそこに居たら僕の美しさを示せないではないかっ!」
「ぬあっ!?」
サラディンがソルブを押しのけてクロトに迫る。
この二人はグライドが話していた通りに仲が悪いらしい。
連携というものがほとんど存在していない。
それでも、最低限邪魔にならないように自然と戦っているのは、天賦の戦闘感覚によるところが大きいのだろう。
「見たまえっ、僕の華麗さをっ!『美麗槍・閃光』っ!」
「―――『神天龍十六夜連閃・極星』!」
超越者からしても目にも止まらぬ速度で繰り出される刺突を完全に知覚し、小刻みに動いてロングコートをはためかせながら、二本の剣で受け流す。
「僕の華麗なる技を受け流すなど、生意気な鼠だっ!大人しく僕の槍に貫かれて屍を晒したまえよっ!」
「邪魔だ邪魔だあっ!『滅豪鎚・撃滅』っ!!」
「・・・遅いね。『半転移』!」
「なんだとおおっ!?」
大鎚の軌道と速度を完全に見切ったクロトは、存在位相をズラすことで回避。
真横から振られた鎚は目標を素通りし、壁に叩きつけられた。
頑丈な壁は破壊され、ソルブはつんのめる。
その隙にクロトが攻撃しようとしたところで、サラディンが介入。
ソルブを助ける意図は無かったのだろうが、結果的にはそうなった。
「次は僕の本気を見せようっ!
世を駆け世を統べる大いなる雷よっ!
紫の輝きとともに、我が美しさを示したまえっ!
其は完璧なる美の極致―――『美雷槍・紫電』っ!!」
サラディンが発動したのは、己のユニークスキルを総動員して可能となる彼にとっての最終奥義。
紫電を纏った美しい槍は、クロトの目では見切れない速度だった。
「僕の美しさの前では全てが無意味っ!さあ死ぬがいいっ!!」
「―――悪いけど、速度には自信があるんだ。『神瞳加速』っ!」
クロトは冷静にユニークスキル〖神の瞳〗を使用。
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