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第三部「全能神座争奪戦」編
VS《蒼玉の武装団》序列七位 グライド
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クロトは騒ぎが起こっている中、あちこちに侵入してアクアを探していた。
その間にレイヴォルトという幹部格の男を発見して不意打ちからの一撃で抹殺。
そしてグライドに収納していた死体を投げつけて意識を逸らしたところで攻撃を仕掛けた、というのが事の顛末である。
「人の女だぁ?もしかしてあのアクアとかいう女か?だったら諦めるこったな。今頃リーダーとよろしくやっているころだろうからよっ!」
グライドは丁度その場に居合わせたので、アクアのことを知っていた。
サヴァイブが部屋に連れ込んで丸一日ほど経っていることも、当然知っている。
それから何の音沙汰もないが、自分たちのリーダーが力を出せない女に負けるはずもない故に、既に手遅れだと確信している。
彼もまた、何人もの女がサヴァイブに屈服するところを見てきたので、その結末を疑いもしていないようだ。
ニヤニヤした笑みを隠そうとしないでそう告げたグライド。
力を手に入れた者の中には、このような外道に堕ちることも珍しくない。
今回はクロトを挑発することも兼ねての発言だったが。
だがしかし、クロトは表情を変えず、心の乱れも起こさない。
それどころか話している間にもグライドを仕留めるべく動いていた。
「それとも何か?まさか自分の女は自分以外に靡かないとでも―――」
「―――<位置交換>。『神天十字閃・龍絶』」
「何っ!? ぐあああっ!!」
クロトはグライドの背後に忍び寄っていた<魔法存在>と位置を交換。
そこから<神天魔のブーツ>により急加速をし、背後から奇襲。
目の前のクロトに集中していたグライドは対応しきれずに、剣を握る右腕ごと切断された。
このコンボは初見殺しの色が強く、普通は対応できないものだ。
とはいえ、クロトは今の一撃で首を刎ねる予定だったところを途中で変更した。
グライドが僅かに反応していたのを認識して確実性をとったのだ。
レベル140の幹部格は伊達ではない。
「やっぱり、序列十一位のレイヴォルトという男とは格が違うね。同じ幹部なのに不思議だ。」
「ぐっ・・・!あいつらと一緒にすんじゃねぇ!十一位と十二位は特別任務を運よくクリアして昇格したに過ぎねぇんだよっ!」
「へぇ?シロナの捕縛命令と似たようなものかな? ま、何でもいいか。」
クロトは、予備の剣を左手で握ったグライドを見据えながら、質問を重ねる。
「ところで、アクアが居るのはどこか知ってるかい?」
「はっ!教える訳・・・ねぇだろっ!!」
グライドはクロトの背後にある建物で狙撃体勢を整えていた男、序列十二位のゼクシーズに目配せ。自分の動きに合わせて援護するように指示を出した。
そして・・・ゼクシーズの援護は飛んでこず、グライドは容易に切り刻まれた。
「がはっ・・・何故、だっ・・・!」
「ん?もしかしなくても後ろに居た奴のことかな?まあ、策士策に溺れるということで。僕も気を付けないとね。」
こともなげに、予定通りに戦いを展開させたクロト。
クロトはグライドの思惑を見越して、分身をゼクシーズの下へ送っていた。
その上で、グライドが連携して動き出すタイミングでゼクシーズを殺し、援護を入れられないようにしたのだ。
援護を期待して動いていたグライドは、クロトの剣閃を回避できずにもろに喰らった、ということだ。
クロトは止めを刺したことで絶命したグライドの死体と剣を回収し、アイテムボックスへ収納。
(グライドの反応からアクアの所在はおおよそ絞り込めた。後は、途中で遭遇する幹部格をどうするか、だね。)
話を盗み聞きしていたクロトは、残りの幹部格が五人だと把握している。その五人の内リーダーとサブリーダー、序列四位は途中で遭遇しないだろうことも。
つまり、残る有力交戦候補は二人。
序列六位のサラディンという男と、序列八位のソルブという男。
クロトはどちらもユニークスキルは所持しているだろうと推測している。
グライドも、ユニークスキル〖剣帝術・黎〗を保持していたので、そう考えるのが自然な考えだろう。
分身を消した後、再び『隠密神』を発動して、目星をつけた建物に突入を開始。
その直後に、建物内で二人の男に遭遇した。
「ちっ、何の騒ぎだっ!!ただでさえお零れをもらえずにイラついてる時によおおおっ!!」
片方は、二メートルはある巨漢であり、坊主姿の男。
「落ち着き給え、ソルブ。そんな野蛮だからモテないのだよ。」
もう片方は、背丈はクロトと同じくらいの金髪が輝く美丈夫。
「さて、この僕が華麗に、迷いこんだ憐れな鼠を排除するとしようか。」
「ちっ、俺には気づけなかったが、言われてみりゃあ分かる。そこに隠れてやがるクソ侵入者っ!姿を現しやがれっ!!」
二人の男、序列六位のサラディンと序列八位のソルブ。
彼らは隠密状態のクロトが居る方を見据えて、そう告げたのだった。
永遠の誓いによる結界効果時間終了まで、残り二十分。
その間にレイヴォルトという幹部格の男を発見して不意打ちからの一撃で抹殺。
そしてグライドに収納していた死体を投げつけて意識を逸らしたところで攻撃を仕掛けた、というのが事の顛末である。
「人の女だぁ?もしかしてあのアクアとかいう女か?だったら諦めるこったな。今頃リーダーとよろしくやっているころだろうからよっ!」
グライドは丁度その場に居合わせたので、アクアのことを知っていた。
サヴァイブが部屋に連れ込んで丸一日ほど経っていることも、当然知っている。
それから何の音沙汰もないが、自分たちのリーダーが力を出せない女に負けるはずもない故に、既に手遅れだと確信している。
彼もまた、何人もの女がサヴァイブに屈服するところを見てきたので、その結末を疑いもしていないようだ。
ニヤニヤした笑みを隠そうとしないでそう告げたグライド。
力を手に入れた者の中には、このような外道に堕ちることも珍しくない。
今回はクロトを挑発することも兼ねての発言だったが。
だがしかし、クロトは表情を変えず、心の乱れも起こさない。
それどころか話している間にもグライドを仕留めるべく動いていた。
「それとも何か?まさか自分の女は自分以外に靡かないとでも―――」
「―――<位置交換>。『神天十字閃・龍絶』」
「何っ!? ぐあああっ!!」
クロトはグライドの背後に忍び寄っていた<魔法存在>と位置を交換。
そこから<神天魔のブーツ>により急加速をし、背後から奇襲。
目の前のクロトに集中していたグライドは対応しきれずに、剣を握る右腕ごと切断された。
このコンボは初見殺しの色が強く、普通は対応できないものだ。
とはいえ、クロトは今の一撃で首を刎ねる予定だったところを途中で変更した。
グライドが僅かに反応していたのを認識して確実性をとったのだ。
レベル140の幹部格は伊達ではない。
「やっぱり、序列十一位のレイヴォルトという男とは格が違うね。同じ幹部なのに不思議だ。」
「ぐっ・・・!あいつらと一緒にすんじゃねぇ!十一位と十二位は特別任務を運よくクリアして昇格したに過ぎねぇんだよっ!」
「へぇ?シロナの捕縛命令と似たようなものかな? ま、何でもいいか。」
クロトは、予備の剣を左手で握ったグライドを見据えながら、質問を重ねる。
「ところで、アクアが居るのはどこか知ってるかい?」
「はっ!教える訳・・・ねぇだろっ!!」
グライドはクロトの背後にある建物で狙撃体勢を整えていた男、序列十二位のゼクシーズに目配せ。自分の動きに合わせて援護するように指示を出した。
そして・・・ゼクシーズの援護は飛んでこず、グライドは容易に切り刻まれた。
「がはっ・・・何故、だっ・・・!」
「ん?もしかしなくても後ろに居た奴のことかな?まあ、策士策に溺れるということで。僕も気を付けないとね。」
こともなげに、予定通りに戦いを展開させたクロト。
クロトはグライドの思惑を見越して、分身をゼクシーズの下へ送っていた。
その上で、グライドが連携して動き出すタイミングでゼクシーズを殺し、援護を入れられないようにしたのだ。
援護を期待して動いていたグライドは、クロトの剣閃を回避できずにもろに喰らった、ということだ。
クロトは止めを刺したことで絶命したグライドの死体と剣を回収し、アイテムボックスへ収納。
(グライドの反応からアクアの所在はおおよそ絞り込めた。後は、途中で遭遇する幹部格をどうするか、だね。)
話を盗み聞きしていたクロトは、残りの幹部格が五人だと把握している。その五人の内リーダーとサブリーダー、序列四位は途中で遭遇しないだろうことも。
つまり、残る有力交戦候補は二人。
序列六位のサラディンという男と、序列八位のソルブという男。
クロトはどちらもユニークスキルは所持しているだろうと推測している。
グライドも、ユニークスキル〖剣帝術・黎〗を保持していたので、そう考えるのが自然な考えだろう。
分身を消した後、再び『隠密神』を発動して、目星をつけた建物に突入を開始。
その直後に、建物内で二人の男に遭遇した。
「ちっ、何の騒ぎだっ!!ただでさえお零れをもらえずにイラついてる時によおおおっ!!」
片方は、二メートルはある巨漢であり、坊主姿の男。
「落ち着き給え、ソルブ。そんな野蛮だからモテないのだよ。」
もう片方は、背丈はクロトと同じくらいの金髪が輝く美丈夫。
「さて、この僕が華麗に、迷いこんだ憐れな鼠を排除するとしようか。」
「ちっ、俺には気づけなかったが、言われてみりゃあ分かる。そこに隠れてやがるクソ侵入者っ!姿を現しやがれっ!!」
二人の男、序列六位のサラディンと序列八位のソルブ。
彼らは隠密状態のクロトが居る方を見据えて、そう告げたのだった。
永遠の誓いによる結界効果時間終了まで、残り二十分。
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