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極秘扱い ハイソルジャーに関する報告書
ハイソルジャー レポート
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Hateful Ideal Soldier (HⅠ-Soldier) : ハイソルジャー
特務班 宛て
ハイソルジャー レポート
主要諸元(現在解明されている範囲で)
体高 : 約200cm
幅 : 約70cm
機体重量 : 約150kg (±10kg)
フレーム形式 : 不明
主要駆動方式 : 油圧制御式
発電機型式 : (有るのかも含めて) 不明
最大出力 : 不明
蓄電池容量 : (有るのかも含めて)不明
冷却能力 : 不明
温度調節 : 同調型
基準 : 機体温度(潤滑油温度約35.0℃で最適化)
制御対象 : 機体各部毎
同調範囲 : 基準温度(制御対象毎に変動)
要 約
報告にある“大男風の機械”は、隣国が秘密裏に開発した機械化兵士と推定される。
拳銃では足止めにもならない。
強靭な機体は、破壊困難である。
痛みや疲労は感じないようだ。
戦闘力・防御力・持久力いづれも高く、とにかく止まらない。つまり死なないと言える。
戦争を行う者の目だけで見れば、これこそ理想の兵士の有り様である。
まだまだ不明な点は多いが、特務班によって速やかに調査がなされ詳細は明らかになるであろう事を期待する。
特 徴
頭部に真っ白で卵のような鉄兜を着用している大男風の機械。
着衣は黒くて上下がつながっているシンプルなデザインの戦闘服。
首周りは白色で詰襟風。肩から二の腕にかけても白色のデザインあり。個体によって二の腕の白い部分の長さに違いが認められる。長さの他にも絵柄が入っている個体もあるので、あるいは身分役職階級などの区別があるのかもしれないと推察される。
手首(手袋)及び足首(靴)も白色である。
目撃情報
もっぱら海岸付近、山奥、湖畔、その他ヒトの出足が少ない時間・場所にて目撃事例が多数報告されていたが、時間と共に人里に近付いている様子である。
目撃証言から、3体で行動しているところが目撃情報の多数を占めている。
また、3体の内1体のみ銃に似た形状の兵器で武装している事が多く報告されている。
この、銃のような形をした兵器は、白く光る球体を発射して、着弾すると目標を蒸発させるようにして破壊する性能を有しているとの報告がある。
余談になるが、この白く光る球体は、弾丸と認識して間違いないだろう。この弾丸のような発光体がなにで出来ていて、何発撃てるのかは現時点では不明である。
対処・対応について
現時点において、決まった対処・対応はないので現場の判断に任せる事とする。
明確な対処・対応の方策決定が急がれる。
報告によれば、この大男風の機械は、散弾は効果が弱かったとある。この報告によると”距離を置いてボディーを狙い散弾を発射、命中を確認するもひるむ事無く向かってきた”とのこと。
同様の事例が多くある。
ライフル銃による貫通力のある徹甲弾での頭部への攻撃が有効であったという報告が上がって来ているので、当面はこの事例を参考にして大男風の機械と戦闘になった際は頭部を狙うように通達するものである。
本件については、より多くの情報・事例報告が集まるのが待たれる。
なお、この銃撃にもひるまず向かってくるタフさは、たとえ敵だとしても、兵士としては敬意を表すべきものを感じずにはいられない。
故に今後この大男風の機械を呼ぶにあたり、最大限の皮肉を込めて“憎むべき理想の兵士(Hateful Ideal Soldier)”、少し長いので呼びやすく詰めて (HⅠ-Soldier) ハイソルジャーと呼称する事とする。
特務班 宛て
ハイソルジャー レポート
主要諸元(現在解明されている範囲で)
体高 : 約200cm
幅 : 約70cm
機体重量 : 約150kg (±10kg)
フレーム形式 : 不明
主要駆動方式 : 油圧制御式
発電機型式 : (有るのかも含めて) 不明
最大出力 : 不明
蓄電池容量 : (有るのかも含めて)不明
冷却能力 : 不明
温度調節 : 同調型
基準 : 機体温度(潤滑油温度約35.0℃で最適化)
制御対象 : 機体各部毎
同調範囲 : 基準温度(制御対象毎に変動)
要 約
報告にある“大男風の機械”は、隣国が秘密裏に開発した機械化兵士と推定される。
拳銃では足止めにもならない。
強靭な機体は、破壊困難である。
痛みや疲労は感じないようだ。
戦闘力・防御力・持久力いづれも高く、とにかく止まらない。つまり死なないと言える。
戦争を行う者の目だけで見れば、これこそ理想の兵士の有り様である。
まだまだ不明な点は多いが、特務班によって速やかに調査がなされ詳細は明らかになるであろう事を期待する。
特 徴
頭部に真っ白で卵のような鉄兜を着用している大男風の機械。
着衣は黒くて上下がつながっているシンプルなデザインの戦闘服。
首周りは白色で詰襟風。肩から二の腕にかけても白色のデザインあり。個体によって二の腕の白い部分の長さに違いが認められる。長さの他にも絵柄が入っている個体もあるので、あるいは身分役職階級などの区別があるのかもしれないと推察される。
手首(手袋)及び足首(靴)も白色である。
目撃情報
もっぱら海岸付近、山奥、湖畔、その他ヒトの出足が少ない時間・場所にて目撃事例が多数報告されていたが、時間と共に人里に近付いている様子である。
目撃証言から、3体で行動しているところが目撃情報の多数を占めている。
また、3体の内1体のみ銃に似た形状の兵器で武装している事が多く報告されている。
この、銃のような形をした兵器は、白く光る球体を発射して、着弾すると目標を蒸発させるようにして破壊する性能を有しているとの報告がある。
余談になるが、この白く光る球体は、弾丸と認識して間違いないだろう。この弾丸のような発光体がなにで出来ていて、何発撃てるのかは現時点では不明である。
対処・対応について
現時点において、決まった対処・対応はないので現場の判断に任せる事とする。
明確な対処・対応の方策決定が急がれる。
報告によれば、この大男風の機械は、散弾は効果が弱かったとある。この報告によると”距離を置いてボディーを狙い散弾を発射、命中を確認するもひるむ事無く向かってきた”とのこと。
同様の事例が多くある。
ライフル銃による貫通力のある徹甲弾での頭部への攻撃が有効であったという報告が上がって来ているので、当面はこの事例を参考にして大男風の機械と戦闘になった際は頭部を狙うように通達するものである。
本件については、より多くの情報・事例報告が集まるのが待たれる。
なお、この銃撃にもひるまず向かってくるタフさは、たとえ敵だとしても、兵士としては敬意を表すべきものを感じずにはいられない。
故に今後この大男風の機械を呼ぶにあたり、最大限の皮肉を込めて“憎むべき理想の兵士(Hateful Ideal Soldier)”、少し長いので呼びやすく詰めて (HⅠ-Soldier) ハイソルジャーと呼称する事とする。
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