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14章

318 客

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レヴァン 視点

格好からして冒険者なのだろう。
つまり客だ。

「お客さん!不用意に近付くと怪我しますよ!」

「すいません~!!」

「キラティア!客だぞ!」

「あい!」

キラティアは工房から出て来て客の前に行き。

「らっしゃい!!」にぱぁ!!

笑顔で迎えた。

「可愛い!!撫でていい?撫でていい?」

「あい!」

ナデナデナデナデナデナデ…

客はキラティアを凄い勢いで撫で始めた。

「むふぅ~♪」꜀(_௰_ ꜆)꜄

「お客さん!依頼は?」

「は、はい!杖です。すいません。」

終わりがなさそうだったので中断された。
あまり時間を取らせないで欲しい。
しかし杖か…見た感じ魔石が濁っているし、杖の部分もぼろぼろだ。
次に戦闘が有れば壊れる可能性が高い。
つまり買い換えた方が早い。

「お客さんこれは買い換えた方がいい。」

「そうしたいですけどお金があまり無くて…」

まぁ、そうだよな。
でなければここには来ない。
ここは修理を請け負うが限度というものがある。

「むふぅ!!」

キラティア?任せろ?

キラティアは杖から強引に魔石を取り出した。

パン!!

キラティアが強引に魔石を抜き取った為、杖で本体を強化する魔力が無くなり杖は消滅した。
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