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第九話
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アンが呼んできてくれた十人ほどの使用人も、獣の死体をみてびっくりして尻もちをつく。
なんだか皆んな、おおげさよねと思う。
わたしは、矢継ぎ早に指示を出す。
血抜きはしっかりすること。
肉は臭みを取るため、ハーブでちゃんと覆って香りをつけること。
一頭は今夜の晩餐に饗して、残りは燻製や塩漬けに。
内臓は傷つけないように、気をつけて。
それと。
「旦那様用に肉の塊をいくつか取り分けて、わたしのところに持ってきてくださいな」
使用人が怪訝な顔をするので、おほほと笑う。
「収納魔法を使うと、鮮度のいい状態で保存できますのよ」
使用人は判ったのかどうか、とにかくがくがくと首を縦にふる。
「狼は食べても美味しくなさそうなんで、肉は捨てましょう。でも、毛皮はとっておいてくださいな。一頭は、わたしの外套にします」
使用人は驚いて、呟きを漏らす。
「奥さまの、外套ですか?」
わたしは、おほほと笑いながら頷く。
「頭は残して、こう肩の所にかける感じにしてくださいね」
使用人は目を白黒させながら、がくがくと頷く。
その日は、切落としにした熊肉にハーブで香りをつけキノコや豆を混ぜて煮込んだスープの、炊き出しをした。
なんか、東北でやる芋煮会てこんな感じかねと思う。
幾つか大鍋を用意し、城に出入りする全員に振る舞った。
わたしも、せっせと皆にスープをよそう。
アールヴ君やダークにエギル隊長にも、満面の笑みと共によそってあげた。
なんか、微妙な顔をして器を受け取ってたので、喜んでくれたのかよく判らない。
でも、美味しくできたよ。
他の兵士のひとたちは、それなりに喜んでくれた。
わたしにも念願のステーキを、アンがとてもいやそうな顔をして用意してくれる。
わたしは一ポンドくらいのステーキを食べられたので、それなりに満足して自室に引き上げた。
わたしは、自分の中で活性化した第一のチャクラが全身をちりちりとさせるのを感じてる。
まるで、皮膚の表面を電気が走り続けてるみたいな感じ。
それでも今朝目覚めたときみたいに、いつ暴走してもおかしくない状態からは、脱してる。
わたしは、工房にある風呂に入った。
魔法で用意した水を、火魔法で湯にしたやつ。
湯に浸りながら、自分の身体を改めて確かめる。
全身を、ぞくぞくするような力が渦巻いていた。
第一のチャクラは会陰部、要するに女性器のところにある。
そこから、エネルギーが湧き起きてくるのを感じた。
わたしは、そっとわたしのおんなの部分に手を触れる。
この世界でのわたしは、処女ではなかった。
公爵令嬢としてはいかがなものかと思うけれど、ダンジョン探索者としてはそんなもんだろうと思う。
もとの世界では子供を産んだけれど、夫とは死別してるので長い間そういう行為からは遠ざかっている。
忘れていた感覚が渇望のようなものとともに蘇り、身体の奥でじんじんと脈打ってた。
その渇望に呼応して、わたしのおんなは熱く開いてる。
わたしのその部分は、別の生き物みたいに何かを求めて蠢いてるみたい。
わたしは会陰の周辺を、そっと指でなぞってゆく。
そこは満開を過ぎた花みたいに、大きく開いてる。
わたしの花芯は大きく膨らみ、ひくひく脈打っているような気がした。
まるで男性のものを小さくして埋め込んだの? っていう感じ。
わたしは指をそっと花弁の奥へと進め、襞の中にある亀裂へ滑り込ませる。
そこはきゅうと、指に絡みつくように締め付けてきた。
わたしは、湯とは別の液体が溢れ出してくるのを感じる。
突然、電撃にうたれたようなそれでいて甘美な感覚が、脊椎を上がってゆく。
わたしは慌てて指を抜いた。
なんだか皆んな、おおげさよねと思う。
わたしは、矢継ぎ早に指示を出す。
血抜きはしっかりすること。
肉は臭みを取るため、ハーブでちゃんと覆って香りをつけること。
一頭は今夜の晩餐に饗して、残りは燻製や塩漬けに。
内臓は傷つけないように、気をつけて。
それと。
「旦那様用に肉の塊をいくつか取り分けて、わたしのところに持ってきてくださいな」
使用人が怪訝な顔をするので、おほほと笑う。
「収納魔法を使うと、鮮度のいい状態で保存できますのよ」
使用人は判ったのかどうか、とにかくがくがくと首を縦にふる。
「狼は食べても美味しくなさそうなんで、肉は捨てましょう。でも、毛皮はとっておいてくださいな。一頭は、わたしの外套にします」
使用人は驚いて、呟きを漏らす。
「奥さまの、外套ですか?」
わたしは、おほほと笑いながら頷く。
「頭は残して、こう肩の所にかける感じにしてくださいね」
使用人は目を白黒させながら、がくがくと頷く。
その日は、切落としにした熊肉にハーブで香りをつけキノコや豆を混ぜて煮込んだスープの、炊き出しをした。
なんか、東北でやる芋煮会てこんな感じかねと思う。
幾つか大鍋を用意し、城に出入りする全員に振る舞った。
わたしも、せっせと皆にスープをよそう。
アールヴ君やダークにエギル隊長にも、満面の笑みと共によそってあげた。
なんか、微妙な顔をして器を受け取ってたので、喜んでくれたのかよく判らない。
でも、美味しくできたよ。
他の兵士のひとたちは、それなりに喜んでくれた。
わたしにも念願のステーキを、アンがとてもいやそうな顔をして用意してくれる。
わたしは一ポンドくらいのステーキを食べられたので、それなりに満足して自室に引き上げた。
わたしは、自分の中で活性化した第一のチャクラが全身をちりちりとさせるのを感じてる。
まるで、皮膚の表面を電気が走り続けてるみたいな感じ。
それでも今朝目覚めたときみたいに、いつ暴走してもおかしくない状態からは、脱してる。
わたしは、工房にある風呂に入った。
魔法で用意した水を、火魔法で湯にしたやつ。
湯に浸りながら、自分の身体を改めて確かめる。
全身を、ぞくぞくするような力が渦巻いていた。
第一のチャクラは会陰部、要するに女性器のところにある。
そこから、エネルギーが湧き起きてくるのを感じた。
わたしは、そっとわたしのおんなの部分に手を触れる。
この世界でのわたしは、処女ではなかった。
公爵令嬢としてはいかがなものかと思うけれど、ダンジョン探索者としてはそんなもんだろうと思う。
もとの世界では子供を産んだけれど、夫とは死別してるので長い間そういう行為からは遠ざかっている。
忘れていた感覚が渇望のようなものとともに蘇り、身体の奥でじんじんと脈打ってた。
その渇望に呼応して、わたしのおんなは熱く開いてる。
わたしのその部分は、別の生き物みたいに何かを求めて蠢いてるみたい。
わたしは会陰の周辺を、そっと指でなぞってゆく。
そこは満開を過ぎた花みたいに、大きく開いてる。
わたしの花芯は大きく膨らみ、ひくひく脈打っているような気がした。
まるで男性のものを小さくして埋め込んだの? っていう感じ。
わたしは指をそっと花弁の奥へと進め、襞の中にある亀裂へ滑り込ませる。
そこはきゅうと、指に絡みつくように締め付けてきた。
わたしは、湯とは別の液体が溢れ出してくるのを感じる。
突然、電撃にうたれたようなそれでいて甘美な感覚が、脊椎を上がってゆく。
わたしは慌てて指を抜いた。
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