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第32話「スティンガーは、夜の空に花開く」【アキオ】
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ナツのジェットは、屋上から離れ加速する。
その進路に突然、2機のヘリが出現した。
漆黒のボディは闇に溶け込んでおり、驚くほど静かなヘリだ。
そのヘリは、ビルの狭間に隠れていたらしい。
さっきのヘリと同じように、立方体を変形させたような平面の組み合わせで構成されたボディを持っている。
けれど、今度のヘリは単座式の小型戦闘ヘリだった。
コマンチによく似ているが、より小さく一人乗りのようだ。
「ヘリみたいなトロいものじゃあ、相手にならないよ」
ナツはそういうと、機体を翻し上昇していく。
ヘリは、ボディ下部にあるウェポンベイを開くとスティンガーミサイルを発射した。
4発のスティンガーが炎の矢となって、夜の闇を貫く。
「そんなもの、あたりっこない」
ナツはさらに加速し、上昇する。
僕は強い力でシートに押し付けられ、目の前が暗くなった。
熱源探知やレーダーによる追尾では、ナツを捉えることはできない。
それでもナツの動きを追っているということは、おそらく遠隔で手動誘導されているんだろうと思う。
僕は急加速で気が遠くなっていたけれど、ナツの苛立ちを感じることが出来た。
ナツは激しく旋回して、ミサイルを引き離そうとする。
ジェットコースターを数十倍激しくした動きに僕の頭は振り回され、心臓が口から飛び出しそうな気分だ。
全身を巨人に握り締められて、ぶんぶんと振り回された気分になる。
スティンガーは、ナツの激しい動きを追うのはあきらめたのか、途中で爆発した。
爆発した4発のスティンガーは、夜の空に花開くように小さな球体を撒き散らす。
どうやらスティンガーが放たれた目的は、それらしい。
それにしてもこんな街中でクラスター弾を使用するなんて、思い切ったことをするもんだ。
後で問題になるんじゃないかと、余計なことを心配してしまう。
小さな球体はナツの機体目指して飛んでくるが、加速するナツに届かない。
しかし至近距離まできた一発のクラスター弾が、近接信管を作動させたのか、炸裂する。
さらに細かなカプセル状のものが何発も撒き散らされ、そのひとつがナツの機体に触れた。
瞬間、衝撃が僕の全身を包む。
それは、スタンガンのように電撃を発するカプセルらしい。
ナツも気を失ったらしく、失速する。
僕の意識は、闇にのみ込まれた。
その進路に突然、2機のヘリが出現した。
漆黒のボディは闇に溶け込んでおり、驚くほど静かなヘリだ。
そのヘリは、ビルの狭間に隠れていたらしい。
さっきのヘリと同じように、立方体を変形させたような平面の組み合わせで構成されたボディを持っている。
けれど、今度のヘリは単座式の小型戦闘ヘリだった。
コマンチによく似ているが、より小さく一人乗りのようだ。
「ヘリみたいなトロいものじゃあ、相手にならないよ」
ナツはそういうと、機体を翻し上昇していく。
ヘリは、ボディ下部にあるウェポンベイを開くとスティンガーミサイルを発射した。
4発のスティンガーが炎の矢となって、夜の闇を貫く。
「そんなもの、あたりっこない」
ナツはさらに加速し、上昇する。
僕は強い力でシートに押し付けられ、目の前が暗くなった。
熱源探知やレーダーによる追尾では、ナツを捉えることはできない。
それでもナツの動きを追っているということは、おそらく遠隔で手動誘導されているんだろうと思う。
僕は急加速で気が遠くなっていたけれど、ナツの苛立ちを感じることが出来た。
ナツは激しく旋回して、ミサイルを引き離そうとする。
ジェットコースターを数十倍激しくした動きに僕の頭は振り回され、心臓が口から飛び出しそうな気分だ。
全身を巨人に握り締められて、ぶんぶんと振り回された気分になる。
スティンガーは、ナツの激しい動きを追うのはあきらめたのか、途中で爆発した。
爆発した4発のスティンガーは、夜の空に花開くように小さな球体を撒き散らす。
どうやらスティンガーが放たれた目的は、それらしい。
それにしてもこんな街中でクラスター弾を使用するなんて、思い切ったことをするもんだ。
後で問題になるんじゃないかと、余計なことを心配してしまう。
小さな球体はナツの機体目指して飛んでくるが、加速するナツに届かない。
しかし至近距離まできた一発のクラスター弾が、近接信管を作動させたのか、炸裂する。
さらに細かなカプセル状のものが何発も撒き散らされ、そのひとつがナツの機体に触れた。
瞬間、衝撃が僕の全身を包む。
それは、スタンガンのように電撃を発するカプセルらしい。
ナツも気を失ったらしく、失速する。
僕の意識は、闇にのみ込まれた。
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