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Season 2
2話 覚醒の時★
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レニー様との初めての交尾を妄想していた私の膣の中はすでに愛液で濡れ濡れだ。
愛しのレニー様。ヒレで撫で撫でされたい。ヒレをシュシュって扱いてあげたら喜ぶかしら。早く交わりたいです……。
……あぁ、時間がない!早急にアキ様を搾り取らなくてはならない。毛布を剥ぎ取り私の上に乗っかかってお胸や膣に触れようとするアキ様へ、そんなものは必要ないと丁重にお断りした。時間は有限なのだ。
「さすがに一切愛撫せずに出してもらおうとする程腐った畜生ではないですよ、僕は」
「あなたはもう十分に最低な畜生ですから今さら気にしないでください!早く出してあげますから横になってください!」
「クララさん……、貴方変わりましたね?」
「恋とは人魚を変えるものなのです……」
物言いたげなアキ様を無視し、仰向けになる彼の上に跨った。快楽漬けの日々に明け暮れた私にとって、この姿勢でアキ様を射精に導く事などお手の物なのだ。
*
「あっ、アキ様っ、気持ち良いですっ、いっぱい吸ってくださいっ」
前屈みになった私のお胸が揉みしだかれ、乳首をアキ様にちゅぱちゅぱと吸われている。
跨ってすぐに膣に棒を挿れたら、いつの間にかこんな事になっていた。
快楽に弱くなった私には為す術もない。
やがて身体を起こされ、お胸から唇と手が離された。トロリと膣から溢れる愛液を指で掬い取られ、クリトリスに塗り付けられる。硬く尖った芯を優しく擦られると目の前が真っ白になった。
「あぁっ、あっ……っ!!」
「……やっぱり身体は変わっていませんね?」
……あっさり絶頂を迎えてしまった。何で?私が搾り取るはずなのでは?トロトロになった膣を下から満足気に眺めたアキ様は、ガツガツと腰を突き上げ始めた。
「やんっ、待ってっ、あんっ、あぁ!!」
……二度目もすんなりとイッてしまった。しかし、連続でイッた事で逆に冷静さを取り戻した。
負けていられない。早く搾り取らなくては。愛しのレニー様の元へ戻らなくては。私の居場所はここじゃない!!
アキ様のお汁を出すために私も意識してきゅうきゅうと膣を締め付けるが、なかなか射精しない。
「アキ様っ、早くっ、出してくださいっ」
「……クララさんっ、出すためには……っ、刺激が……っ」
「私の中っ、ダメですかっ?」
「……んっ、貴方なら、分かるでしょうっ?」
……仕方がない。アキ様の乳首を思い切りぎゅうっと抓ってあげると下からくぐもった声が聞こえ、膣の中にビュッと液が放たれた。
(よし!1回目!この調子!早く出しなさいっ!私をレニー様のところへ返して!)
今度は人差し指と親指の爪を立てて乳首をキツくきゅっと抓ってやった。
「アキ様っ!刺激ですよっ、受け取ってくださいねっ」
「痛っ!あぁっ!!」
アキ様の腰が勢いよく跳ね上がる。ドピュッと熱い感覚が下腹部に広がる。
(はい!2回目!!まだまだ溜め込んでるんでしょ?!さっさと出しなさいよっ!)
跨ったまま、腰をクイックイッと回転させる。この動きで確実に数回は出るはずだ。案の定突き上げが激しくなってきた。しかしこのまま出させたところで大した量は出ないだろうと即座に判断した。
やはりここは……。アキ様が射精しそうなタイミングを見計らって、膣から棒を引き抜いて玉を思いっ切り蹴り上げた。
「う”ぅっ!!」
一気に棒と玉が縮み上がったがこれで良い。そのまま棒を足の裏で踏み付けてやると、ビシャリとドロドロの白濁がボートの上を汚した。
(なかなか出たじゃないの。このまま出し尽くしてやる!)
「ねぇ、アキ様、これっぽっちしか出ないんですか?ほら……っ、ほらっ、ほらっ、この玉は何のためについてるの?」
「うっ、うぅ……っ」
玉だけを踵でグニグニと踏み踏みしてあげると、ふにゃりとした棒からピュピュッと出た汁が私のつま先に少しだけかかった。
「きゃっ、足についちゃいましたよ!ちゃんとピンと勃てて自分のお腹に出しなさいっ!」
「……うぅっ、は、はいぃっ」
棒には白い液が伝っていたため、玉を足の裏全体でゴシゴシと擦ってやった。棒がまたピンと張ってきた。つま先で玉を上に引き伸ばしながら、かかってしまった液を玉に塗り付けた。その刺激で棒の先端からピュッと追加の汁がアキ様のお腹の上に飛び散った。
(あぁ、もうこんなんじゃ拉致があかない……)
ふと手に何かを握りしめていた事を思い出した。食べかけのおやつの海藻だ。
手で棒を叩くのは日常茶飯事であったが、ヒモ状のものでも叩き付けて欲しいといつだかの監禁時に言っていたから叶えてあげる事にした。
__手に持っていた海藻を棒に目掛けて振り下ろす。
ピシッ、ピシッ、ピシッ
棒がピクピクと細かく痙攣したかと思ったら、はぅぅ……っという情けない声とともに透明な液が出てきた。
(何で白い汁は出ないの?!もう搾り取った?……そんなわけないじゃない!絶対溜め込んでいるわ!)
「アキ様?何出し惜しみしてるんです?叩き付けられたかったんでしょ?ほら、早く出しなさいっ!ほら、早くっ!!」
ペチッ、ペチッ、ペチッ
「うぅ、クララさん……っ、悪くはないのですが……、海藻ではヌメヌメし過ぎて痛くないのです……」
クルーザーとボートを繋いでいた縄と同じ素材の備品のロープをおじさんに頼んで2本用意してもらった。
1本はアキ様の両手を縛り上げボートの上の方にテキトーに巻き付けた。もう1本はもちろん叩き付ける用だ。
私は最高に苛立っている。突然誘拐され、マズい液体を連日飲まされ人間にされて、快楽漬けの訳の分からない日々を何度も繰り返されてきたのだ。
アキ様は運命の彼との恋のただの障害物だ。せっかく理想の人魚と恋に落ちたのに、邪魔されてなるものか。徹底的に搾り取って、二度と出せなくしてやる。
アキ様は痛いのがお好きだ。大好きだ。ならば期待に応えてあげよう。女王が何なのかは未だによく分からないが、痛くさせるプロだというのならば、なってやろうじゃない。ロープを持った手に力を込める。
ビシッ、ビシッ、ビシッ
「……ぐぅっ!!……ぅっっ」
……とてつもなく痛そうだ。正直打った私も痛くて見てられない。とりあえず試し打ちで脇腹に打ってみたけど、擦りむけて真っ赤になっている。うわ、血が出てきたぁ……。これ、続けるの?
「……はぁっ、イイッ、イイですぅっ、最高ですぅっ!くださいっ、もっと、もっとくださいっ!」
(ひぃっ、本物だ……。本物の気持ち悪い人間だ……。えぇ……もう打ちたくないよぅ)
一気に気持ちがシュンとした。アキ様の下半身に目をやると、棒から白い汁がドクドク垂れ流れている。
(……お汁がいっぱい。……美味しそう。おやつの海藻まだちょっとしか食べてなかったんだよね。海藻もヌメヌメがアキ様の棒にくっついてシナシナになっちゃったし……)
「クララさん、食べて良いですよ」
「……えっ?!な、何を言って……」
「おやつ、途中だったんでしょう?貴方の好物でしょう?早くしないと汁が止まってしまいますよ?」
「……っ!!」
海藻のヌメヌメと汁のヌルヌルが絶妙にマッチしている。目の前にご馳走があるのに我慢など出来るだろうか?いや、出来ない。ちゅうちゅうと棒の先端から汁を吸い尽くし、最後は…………。
「痛っ!!く、クララさんっ、それ以上はっ……、い、痛っ!本当に食べないで!」
「……んくっ、んくっ、んくっ、……うぇっ」
無心で噛んでいたら口の中に血の味が広がった。
(……うぇぇ、まだ変な味がするぅ。もう結構搾り取ったし、このまま海に逃げちゃう?人間の姿でも泳げるよね?)
チラリと海の方を見た瞬間、足に何かが引っ掛かりアキ様の身体の上に倒れてしまった。
アキ様が私の足に自身の足を引っ掛けたようだ。
「きゃっ、何するんですか?」
「クララさん、貴方の考えている事くらい分かりますよ」
「……え?何の事でしょう?」
「遠慮しないでください。貴方と僕の仲じゃないですか」
*
「あぁんっ、やんっ」
「はぁっ、はぁっ、恋とは人魚を真の女王様へと覚醒させるものなのですねっ!駄犬に餌付けされているようじゃまだまだですが……っ、……さぁ、出しますよっ、搾り尽くしてくださいっ」
「あんっ、あんっ、あぁんっ!」
なぜだか分からないが、私は両手を拘束しているはずのアキ様の上に跨がり喘がされている。足で器用に身体を動かされ、挿入されてしまったのだ。
もうやだこの人。この人本当に人間なの?ヤバい新種の何かじゃないの?
そして失礼な発言をされた気がするのは気のせい?
今しがた出し終えたばかりなのに、すぐにまた腰の突き上げが速くなる。
「あんっ、やんっ、やっ、もう、いやぁっ、またイっちゃうっ」
「はぁ、はぁ、女王様っ、ロープで僕の口も縛ってくださいっ」
「……えっ?はぁ?……あっ、やん」
「さっ、早くっ、はぁ、はぁ、早くっ」
縛らないと腰を止めてくれなかったため、渋々口をロープで縛った。これは何の意味があるのだろう?声は隙間から出るようだが、言葉を発する事が出来なくなってしまった。これで良いのだろうか?
「アキ様?縛りましたよ?あのー、この後はどうすれば……?」
「ん”ん”っ、ん”ん”、ん”!」
「はい?何をおっしゃっているのか分かりません……」
先程からロープで手と口を縛られた人間が真下で呻きながら激しく腰を振り上げている。縛った口の両口角からはダラダラ涎が流れている。
そして私はグショグショになった膣に血が滲む汁まみれの棒を上下に抜き挿しされている。湧き上がる快感に堪え切れず大きく背を仰け反らせてしまっている。
パチュッと結合するタイミングで剥き出しになったクリトリスが下から押し潰されるように甘く刺激され、悲鳴のような喘ぎを止める事が出来ない。
「ひっ、んあっ、んあっ、あぁっ、あぁっ……!!」
(気持ち良いよぉっ、……逃げたいっ、逃げたいのにぃっ)
身体に快楽を叩き込まれてしまっている私には刺激を甘受するほかないのだ。
「あぁんっ、……うぅっ、………っ」
私は自分に暗示をかける事にした。
今、真下にいるのは監禁常習変質者ではない。レニー様……、愛しのレニー様なのだ。私の初めてのボーイフレンド(確定)レニー様。初めての放卵相手(予定)レニー様。とても優しくて紳士的な彼。彼との子作りはいつかしら。
……あぁっ、早く、放卵したいっ、放精して欲しいっ、んんっ、膣がきゅんきゅんしてきたっ!!
「う”っ!う”ぅ”っ!う”う”っ!」
「あんっ、もっと出してっ!いっぱい放精してっ!!あなたとの赤ちゃんが欲しいんですぅっ」
あぁ、気持ち良い……っ!!腰が止まらない……っ!!快楽に溺れる私の視界に、金色に輝く髪が見える。私の夫(予定)レニー様っ!
……え?……え?
一瞬で正気を取り戻した。上下させていた腰を瞬速で止めたものの、下にいる何かを呻いた変質者の腰振りは止まらない。
「……あんっ、や、止めてっ!あんっ、ちょっと、あんっ」
ボートのすぐ近くの海面からキラキラの髪を輝かせたイケてる人魚が顔を出している。チラチラと視線を送りながら気まずそうにこちらへ話しかけてきた。
「……クララちゃん。姿が見えないからずっと探していたんだよ。……君が何で人間になっているのかよく分からないけど。君には、放卵相手がいたんだね?僕を弄んでいたのかい?危うく君に放精するところだったよ。それに、君にそんな特殊な趣味があったとはね……。そうだね……、僕なんかじゃ君を満足させる事は出来なさそうだ。はは……。……クララちゃん、本気で好きだったよ。元気な赤ちゃんが産まれるよう遠くから願ってる……」
「ま、待って!レニー様っ!!違っ、これは誤解……っ、あんっ、やんっ、ちょっ!あんっ!」
引かれてるぅっ!!そんな目で見ないでぇっ!!行かないでぇっ!!下の変態はもうイかないでバカッ!!
「この、駄犬っ!!駄犬っ!!私の夫(破談)を返してよっ!!」
「痛っ、痛っ!あぁっ、ご褒美ありがとうございますっ」
口に巻いていたロープを乱雑に取り外し、赤い液の混じったドロドロの白い粘液まみれの真っ赤に腫れ上がる棒をお望み通り、ロープで力の限り叩き付けてやった。
向こう3ヶ月分の精液をキッチリと搾り取り、全治数ヶ月の怪我を負わせてあげたらやっと海へと返してもらえた。勝負は痛み分けとなってしまった。
心に深い傷を負った私はすごすごと南の海へと出戻り、エーデルからは呆れられた。
__3ヶ月経つ前にレニー様の誤解を解きに行かなくちゃ。待っていてください、私の王子様!
ーたぶんSeason3へと続くー
愛しのレニー様。ヒレで撫で撫でされたい。ヒレをシュシュって扱いてあげたら喜ぶかしら。早く交わりたいです……。
……あぁ、時間がない!早急にアキ様を搾り取らなくてはならない。毛布を剥ぎ取り私の上に乗っかかってお胸や膣に触れようとするアキ様へ、そんなものは必要ないと丁重にお断りした。時間は有限なのだ。
「さすがに一切愛撫せずに出してもらおうとする程腐った畜生ではないですよ、僕は」
「あなたはもう十分に最低な畜生ですから今さら気にしないでください!早く出してあげますから横になってください!」
「クララさん……、貴方変わりましたね?」
「恋とは人魚を変えるものなのです……」
物言いたげなアキ様を無視し、仰向けになる彼の上に跨った。快楽漬けの日々に明け暮れた私にとって、この姿勢でアキ様を射精に導く事などお手の物なのだ。
*
「あっ、アキ様っ、気持ち良いですっ、いっぱい吸ってくださいっ」
前屈みになった私のお胸が揉みしだかれ、乳首をアキ様にちゅぱちゅぱと吸われている。
跨ってすぐに膣に棒を挿れたら、いつの間にかこんな事になっていた。
快楽に弱くなった私には為す術もない。
やがて身体を起こされ、お胸から唇と手が離された。トロリと膣から溢れる愛液を指で掬い取られ、クリトリスに塗り付けられる。硬く尖った芯を優しく擦られると目の前が真っ白になった。
「あぁっ、あっ……っ!!」
「……やっぱり身体は変わっていませんね?」
……あっさり絶頂を迎えてしまった。何で?私が搾り取るはずなのでは?トロトロになった膣を下から満足気に眺めたアキ様は、ガツガツと腰を突き上げ始めた。
「やんっ、待ってっ、あんっ、あぁ!!」
……二度目もすんなりとイッてしまった。しかし、連続でイッた事で逆に冷静さを取り戻した。
負けていられない。早く搾り取らなくては。愛しのレニー様の元へ戻らなくては。私の居場所はここじゃない!!
アキ様のお汁を出すために私も意識してきゅうきゅうと膣を締め付けるが、なかなか射精しない。
「アキ様っ、早くっ、出してくださいっ」
「……クララさんっ、出すためには……っ、刺激が……っ」
「私の中っ、ダメですかっ?」
「……んっ、貴方なら、分かるでしょうっ?」
……仕方がない。アキ様の乳首を思い切りぎゅうっと抓ってあげると下からくぐもった声が聞こえ、膣の中にビュッと液が放たれた。
(よし!1回目!この調子!早く出しなさいっ!私をレニー様のところへ返して!)
今度は人差し指と親指の爪を立てて乳首をキツくきゅっと抓ってやった。
「アキ様っ!刺激ですよっ、受け取ってくださいねっ」
「痛っ!あぁっ!!」
アキ様の腰が勢いよく跳ね上がる。ドピュッと熱い感覚が下腹部に広がる。
(はい!2回目!!まだまだ溜め込んでるんでしょ?!さっさと出しなさいよっ!)
跨ったまま、腰をクイックイッと回転させる。この動きで確実に数回は出るはずだ。案の定突き上げが激しくなってきた。しかしこのまま出させたところで大した量は出ないだろうと即座に判断した。
やはりここは……。アキ様が射精しそうなタイミングを見計らって、膣から棒を引き抜いて玉を思いっ切り蹴り上げた。
「う”ぅっ!!」
一気に棒と玉が縮み上がったがこれで良い。そのまま棒を足の裏で踏み付けてやると、ビシャリとドロドロの白濁がボートの上を汚した。
(なかなか出たじゃないの。このまま出し尽くしてやる!)
「ねぇ、アキ様、これっぽっちしか出ないんですか?ほら……っ、ほらっ、ほらっ、この玉は何のためについてるの?」
「うっ、うぅ……っ」
玉だけを踵でグニグニと踏み踏みしてあげると、ふにゃりとした棒からピュピュッと出た汁が私のつま先に少しだけかかった。
「きゃっ、足についちゃいましたよ!ちゃんとピンと勃てて自分のお腹に出しなさいっ!」
「……うぅっ、は、はいぃっ」
棒には白い液が伝っていたため、玉を足の裏全体でゴシゴシと擦ってやった。棒がまたピンと張ってきた。つま先で玉を上に引き伸ばしながら、かかってしまった液を玉に塗り付けた。その刺激で棒の先端からピュッと追加の汁がアキ様のお腹の上に飛び散った。
(あぁ、もうこんなんじゃ拉致があかない……)
ふと手に何かを握りしめていた事を思い出した。食べかけのおやつの海藻だ。
手で棒を叩くのは日常茶飯事であったが、ヒモ状のものでも叩き付けて欲しいといつだかの監禁時に言っていたから叶えてあげる事にした。
__手に持っていた海藻を棒に目掛けて振り下ろす。
ピシッ、ピシッ、ピシッ
棒がピクピクと細かく痙攣したかと思ったら、はぅぅ……っという情けない声とともに透明な液が出てきた。
(何で白い汁は出ないの?!もう搾り取った?……そんなわけないじゃない!絶対溜め込んでいるわ!)
「アキ様?何出し惜しみしてるんです?叩き付けられたかったんでしょ?ほら、早く出しなさいっ!ほら、早くっ!!」
ペチッ、ペチッ、ペチッ
「うぅ、クララさん……っ、悪くはないのですが……、海藻ではヌメヌメし過ぎて痛くないのです……」
クルーザーとボートを繋いでいた縄と同じ素材の備品のロープをおじさんに頼んで2本用意してもらった。
1本はアキ様の両手を縛り上げボートの上の方にテキトーに巻き付けた。もう1本はもちろん叩き付ける用だ。
私は最高に苛立っている。突然誘拐され、マズい液体を連日飲まされ人間にされて、快楽漬けの訳の分からない日々を何度も繰り返されてきたのだ。
アキ様は運命の彼との恋のただの障害物だ。せっかく理想の人魚と恋に落ちたのに、邪魔されてなるものか。徹底的に搾り取って、二度と出せなくしてやる。
アキ様は痛いのがお好きだ。大好きだ。ならば期待に応えてあげよう。女王が何なのかは未だによく分からないが、痛くさせるプロだというのならば、なってやろうじゃない。ロープを持った手に力を込める。
ビシッ、ビシッ、ビシッ
「……ぐぅっ!!……ぅっっ」
……とてつもなく痛そうだ。正直打った私も痛くて見てられない。とりあえず試し打ちで脇腹に打ってみたけど、擦りむけて真っ赤になっている。うわ、血が出てきたぁ……。これ、続けるの?
「……はぁっ、イイッ、イイですぅっ、最高ですぅっ!くださいっ、もっと、もっとくださいっ!」
(ひぃっ、本物だ……。本物の気持ち悪い人間だ……。えぇ……もう打ちたくないよぅ)
一気に気持ちがシュンとした。アキ様の下半身に目をやると、棒から白い汁がドクドク垂れ流れている。
(……お汁がいっぱい。……美味しそう。おやつの海藻まだちょっとしか食べてなかったんだよね。海藻もヌメヌメがアキ様の棒にくっついてシナシナになっちゃったし……)
「クララさん、食べて良いですよ」
「……えっ?!な、何を言って……」
「おやつ、途中だったんでしょう?貴方の好物でしょう?早くしないと汁が止まってしまいますよ?」
「……っ!!」
海藻のヌメヌメと汁のヌルヌルが絶妙にマッチしている。目の前にご馳走があるのに我慢など出来るだろうか?いや、出来ない。ちゅうちゅうと棒の先端から汁を吸い尽くし、最後は…………。
「痛っ!!く、クララさんっ、それ以上はっ……、い、痛っ!本当に食べないで!」
「……んくっ、んくっ、んくっ、……うぇっ」
無心で噛んでいたら口の中に血の味が広がった。
(……うぇぇ、まだ変な味がするぅ。もう結構搾り取ったし、このまま海に逃げちゃう?人間の姿でも泳げるよね?)
チラリと海の方を見た瞬間、足に何かが引っ掛かりアキ様の身体の上に倒れてしまった。
アキ様が私の足に自身の足を引っ掛けたようだ。
「きゃっ、何するんですか?」
「クララさん、貴方の考えている事くらい分かりますよ」
「……え?何の事でしょう?」
「遠慮しないでください。貴方と僕の仲じゃないですか」
*
「あぁんっ、やんっ」
「はぁっ、はぁっ、恋とは人魚を真の女王様へと覚醒させるものなのですねっ!駄犬に餌付けされているようじゃまだまだですが……っ、……さぁ、出しますよっ、搾り尽くしてくださいっ」
「あんっ、あんっ、あぁんっ!」
なぜだか分からないが、私は両手を拘束しているはずのアキ様の上に跨がり喘がされている。足で器用に身体を動かされ、挿入されてしまったのだ。
もうやだこの人。この人本当に人間なの?ヤバい新種の何かじゃないの?
そして失礼な発言をされた気がするのは気のせい?
今しがた出し終えたばかりなのに、すぐにまた腰の突き上げが速くなる。
「あんっ、やんっ、やっ、もう、いやぁっ、またイっちゃうっ」
「はぁ、はぁ、女王様っ、ロープで僕の口も縛ってくださいっ」
「……えっ?はぁ?……あっ、やん」
「さっ、早くっ、はぁ、はぁ、早くっ」
縛らないと腰を止めてくれなかったため、渋々口をロープで縛った。これは何の意味があるのだろう?声は隙間から出るようだが、言葉を発する事が出来なくなってしまった。これで良いのだろうか?
「アキ様?縛りましたよ?あのー、この後はどうすれば……?」
「ん”ん”っ、ん”ん”、ん”!」
「はい?何をおっしゃっているのか分かりません……」
先程からロープで手と口を縛られた人間が真下で呻きながら激しく腰を振り上げている。縛った口の両口角からはダラダラ涎が流れている。
そして私はグショグショになった膣に血が滲む汁まみれの棒を上下に抜き挿しされている。湧き上がる快感に堪え切れず大きく背を仰け反らせてしまっている。
パチュッと結合するタイミングで剥き出しになったクリトリスが下から押し潰されるように甘く刺激され、悲鳴のような喘ぎを止める事が出来ない。
「ひっ、んあっ、んあっ、あぁっ、あぁっ……!!」
(気持ち良いよぉっ、……逃げたいっ、逃げたいのにぃっ)
身体に快楽を叩き込まれてしまっている私には刺激を甘受するほかないのだ。
「あぁんっ、……うぅっ、………っ」
私は自分に暗示をかける事にした。
今、真下にいるのは監禁常習変質者ではない。レニー様……、愛しのレニー様なのだ。私の初めてのボーイフレンド(確定)レニー様。初めての放卵相手(予定)レニー様。とても優しくて紳士的な彼。彼との子作りはいつかしら。
……あぁっ、早く、放卵したいっ、放精して欲しいっ、んんっ、膣がきゅんきゅんしてきたっ!!
「う”っ!う”ぅ”っ!う”う”っ!」
「あんっ、もっと出してっ!いっぱい放精してっ!!あなたとの赤ちゃんが欲しいんですぅっ」
あぁ、気持ち良い……っ!!腰が止まらない……っ!!快楽に溺れる私の視界に、金色に輝く髪が見える。私の夫(予定)レニー様っ!
……え?……え?
一瞬で正気を取り戻した。上下させていた腰を瞬速で止めたものの、下にいる何かを呻いた変質者の腰振りは止まらない。
「……あんっ、や、止めてっ!あんっ、ちょっと、あんっ」
ボートのすぐ近くの海面からキラキラの髪を輝かせたイケてる人魚が顔を出している。チラチラと視線を送りながら気まずそうにこちらへ話しかけてきた。
「……クララちゃん。姿が見えないからずっと探していたんだよ。……君が何で人間になっているのかよく分からないけど。君には、放卵相手がいたんだね?僕を弄んでいたのかい?危うく君に放精するところだったよ。それに、君にそんな特殊な趣味があったとはね……。そうだね……、僕なんかじゃ君を満足させる事は出来なさそうだ。はは……。……クララちゃん、本気で好きだったよ。元気な赤ちゃんが産まれるよう遠くから願ってる……」
「ま、待って!レニー様っ!!違っ、これは誤解……っ、あんっ、やんっ、ちょっ!あんっ!」
引かれてるぅっ!!そんな目で見ないでぇっ!!行かないでぇっ!!下の変態はもうイかないでバカッ!!
「この、駄犬っ!!駄犬っ!!私の夫(破談)を返してよっ!!」
「痛っ、痛っ!あぁっ、ご褒美ありがとうございますっ」
口に巻いていたロープを乱雑に取り外し、赤い液の混じったドロドロの白い粘液まみれの真っ赤に腫れ上がる棒をお望み通り、ロープで力の限り叩き付けてやった。
向こう3ヶ月分の精液をキッチリと搾り取り、全治数ヶ月の怪我を負わせてあげたらやっと海へと返してもらえた。勝負は痛み分けとなってしまった。
心に深い傷を負った私はすごすごと南の海へと出戻り、エーデルからは呆れられた。
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ーたぶんSeason3へと続くー
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古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
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