異世界で、生きてます。まぁ、どうにかなるのかなぁ。

こまたろ

文字の大きさ
21 / 29

そこに漂うだけ。3

しおりを挟む


気持ちよく川で泳いでたら、人間がきた。
何かの棒で魚をとってる。
そっと近づきバケツの中を見ると、沢山のお魚おいしそう。
覗きこみすぎて、そのままバケツの中に入ると、したの方に潜ってしまった、えへへ…こういうことよくあるよね、僕。

すると、バケツが動き出す。
な、何!?
ちょこっと顔を出して見ると人間が歩きはじめてあっという間に、魔法で進んでく。
なんだか、大きな建物の中に入った。

『すごいなぁ』

はじめて見る大きな建物で、見たことないところに興味深くて、あちこちとバケツにつかまり見ていたら、バケツが降ろされて、さかなを見ようとした人間と目が合う。
ビックリして、あわてて逃げる僕。
あちこちに、進みながら逃げてく。
あるところで、正面に少女がいた。
しかも、かわった妖精達の気配も、気になってたから少女の体を登ってく。
手に抱かれたら、走りまわってたせいなのか、なんなのかわからないけど、眠くなる。
この子の側は、安心出来るなぁと、いつの間にか寝ていた僕。
次に起きたら、少女と妖精たちに見られてた

「あ、起きた」
『ほんとだ』
『固まってるね』
「はじめて、あたしはアオイです」
『ボク、ファーファ』
『マモなの』
『ぼくは、…』
「あ、待ってね」
『待つ?』
「名前あったら教えて欲しいけど、ないなら契約者とか勝手になったら、困るだろうし。明日、また森に行くし。ファーファ、川がどこにあるか分かる?」
『川の場所、わかるよ』
「それじぁ、明日そこにつれていって、また元通りに過ごすこと出来るから…」
『ぼくも、一緒にいる』
「え?」
『………』
『やっぱりね』
「ファーファ?」
『だって、アオイの側はなんだか心地良いからね』
『うん、いい』
『名前』
「え、あ、うん、考えるから待ってね」

またもや、モフッ子が増えてくけど大丈夫なのかな?
そのうちモフッ子のグループが、出来ちゃうんじゃないかと勝手に、思っちゃうじゃん。
teamM的なやつね。

適当な名前になるのはさけたかったから、ちゃんと考えよう!
でもまぁ、フィーリングも大事と思うし…ね。

「うーん」

ベッドの上で、アオイが名前を考えてると、teamモフッ子の三人での話し合いが始まる。

『ボク達がしっかりと、アオイのこと力を合わせて守ろうね』
『うん、分かった』
『アオイは、のんびりマイペースな感じでなのかな?僕の名前を一生懸命考えてくれてて嬉しいなぁ』
『アオイは、優しいし可愛いよ』
『うん、優しい』
『なんだか、楽しみだなぁ』

うーん、うーんうなってるアオイ

「庭に、栗を見たのと…ここまろみたいなまゆげで、まんまだけどマロン」
『僕、マロンかぁ。フフフ』
「カッコいい名前じゃなくてごめんよ」

ファーファもマモとマロンで話し合いをしている。

『神様とも、約束したしね』
『うん、した』
『すごい!神様とお話したの?』
『したよ』
『うん、した』

色んな話し合いして、みんながみんな動物に体をもらいこの中に入って、それぞれ生活を楽しんでいる。
そして、アオイと出合い側に居たいと思っている。
これって、偶然としても凄いよね。

例えば、僕がバケツの中の魚を、見に行こうと思わなかったら?

連れていかれて、部屋から逃げて外に出てたら?

今までと変わらない日々をまた過ごしてたはず。

でも、ただ過ごす毎日よりも

きっと、ここに居てアオイとみんなと

過ごしてく方が絶対に楽しいと思う

僕達、動物の体を貰いずっと生きていけるけど

ただ、漂うだけよりも

きっと、楽しく生きれる

充実した時間を過ごせるだろうなぁと

今から楽しみでしかたない。

これから、よろしくね。








いつも、読んで下さってありがとうございますm(._.)m
ファーファ→ボク、マモちゃん→ぼく、マロ→僕
に自分の呼び方決めました。
こんな感じで、モフッ子増えました
どうぞ、よろしくお願いしますm(._.)m




しおりを挟む
感想 22

あなたにおすすめの小説

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました

らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。 そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。 しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような… 完結決定済み

「ご褒美ください」とわんこ系義弟が離れない

橋本彩里(Ayari)
恋愛
六歳の時に伯爵家の養子として引き取られたイーサンは、年頃になっても一つ上の義理の姉のミラが大好きだとじゃれてくる。 そんななか、投資に失敗した父の借金の代わりにとミラに見合いの話が浮上し、義姉が大好きなわんこ系義弟が「ご褒美ください」と迫ってきて……。 1~2万文字の短編予定→中編に変更します。 いつもながらの溺愛執着ものです。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

強い祝福が原因だった

恋愛
大魔法使いと呼ばれる父と前公爵夫人である母の不貞により生まれた令嬢エイレーネー。 父を憎む義父や義父に同調する使用人達から冷遇されながらも、エイレーネーにしか姿が見えないうさぎのイヴのお陰で孤独にはならずに済んでいた。 大魔法使いを王国に留めておきたい王家の思惑により、王弟を父に持つソレイユ公爵家の公子ラウルと婚約関係にある。しかし、彼が愛情に満ち、優しく笑い合うのは義父の娘ガブリエルで。 愛される未来がないのなら、全てを捨てて実父の許へ行くと決意した。 ※「殿下が好きなのは私だった」と同じ世界観となりますが此方の話を読まなくても大丈夫です。 ※なろうさんにも公開しています。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

処理中です...