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そこに漂うだけ。3
しおりを挟む気持ちよく川で泳いでたら、人間がきた。
何かの棒で魚をとってる。
そっと近づきバケツの中を見ると、沢山のお魚おいしそう。
覗きこみすぎて、そのままバケツの中に入ると、したの方に潜ってしまった、えへへ…こういうことよくあるよね、僕。
すると、バケツが動き出す。
な、何!?
ちょこっと顔を出して見ると人間が歩きはじめてあっという間に、魔法で進んでく。
なんだか、大きな建物の中に入った。
『すごいなぁ』
はじめて見る大きな建物で、見たことないところに興味深くて、あちこちとバケツにつかまり見ていたら、バケツが降ろされて、さかなを見ようとした人間と目が合う。
ビックリして、あわてて逃げる僕。
あちこちに、進みながら逃げてく。
あるところで、正面に少女がいた。
しかも、かわった妖精達の気配も、気になってたから少女の体を登ってく。
手に抱かれたら、走りまわってたせいなのか、なんなのかわからないけど、眠くなる。
この子の側は、安心出来るなぁと、いつの間にか寝ていた僕。
次に起きたら、少女と妖精たちに見られてた
「あ、起きた」
『ほんとだ』
『固まってるね』
「はじめて、あたしはアオイです」
『ボク、ファーファ』
『マモなの』
『ぼくは、…』
「あ、待ってね」
『待つ?』
「名前あったら教えて欲しいけど、ないなら契約者とか勝手になったら、困るだろうし。明日、また森に行くし。ファーファ、川がどこにあるか分かる?」
『川の場所、わかるよ』
「それじぁ、明日そこにつれていって、また元通りに過ごすこと出来るから…」
『ぼくも、一緒にいる』
「え?」
『………』
『やっぱりね』
「ファーファ?」
『だって、アオイの側はなんだか心地良いからね』
『うん、いい』
『名前』
「え、あ、うん、考えるから待ってね」
またもや、モフッ子が増えてくけど大丈夫なのかな?
そのうちモフッ子のグループが、出来ちゃうんじゃないかと勝手に、思っちゃうじゃん。
teamM的なやつね。
適当な名前になるのはさけたかったから、ちゃんと考えよう!
でもまぁ、フィーリングも大事と思うし…ね。
「うーん」
ベッドの上で、アオイが名前を考えてると、teamモフッ子の三人での話し合いが始まる。
『ボク達がしっかりと、アオイのこと力を合わせて守ろうね』
『うん、分かった』
『アオイは、のんびりマイペースな感じでなのかな?僕の名前を一生懸命考えてくれてて嬉しいなぁ』
『アオイは、優しいし可愛いよ』
『うん、優しい』
『なんだか、楽しみだなぁ』
うーん、うーんうなってるアオイ
「庭に、栗を見たのと…ここまろみたいなまゆげで、まんまだけどマロン」
『僕、マロンかぁ。フフフ』
「カッコいい名前じゃなくてごめんよ」
ファーファもマモとマロンで話し合いをしている。
『神様とも、約束したしね』
『うん、した』
『すごい!神様とお話したの?』
『したよ』
『うん、した』
色んな話し合いして、みんながみんな動物に体をもらいこの中に入って、それぞれ生活を楽しんでいる。
そして、アオイと出合い側に居たいと思っている。
これって、偶然としても凄いよね。
例えば、僕がバケツの中の魚を、見に行こうと思わなかったら?
連れていかれて、部屋から逃げて外に出てたら?
今までと変わらない日々をまた過ごしてたはず。
でも、ただ過ごす毎日よりも
きっと、ここに居てアオイとみんなと
過ごしてく方が絶対に楽しいと思う
僕達、動物の体を貰いずっと生きていけるけど
ただ、漂うだけよりも
きっと、楽しく生きれる
充実した時間を過ごせるだろうなぁと
今から楽しみでしかたない。
これから、よろしくね。
いつも、読んで下さってありがとうございますm(._.)m
ファーファ→ボク、マモちゃん→ぼく、マロ→僕
に自分の呼び方決めました。
こんな感じで、モフッ子増えました
どうぞ、よろしくお願いしますm(._.)m
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