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手折ってはいけない花
飢餓状態
「ふ…あ、ああっ」
直接的な刺激に藤の声に艶が帯びる。そこからじわじわと溢れ出した熱が、藤の体を焦れさせて知らないうちに腰が揺れていた。
だが、それを一変させる事態に突然陥る。
――ドクン
快感に身を捩っていた藤の体の奥から、それすらも蹴散らすくらいの激しい衝撃が起こったのだ。
飢餓状態だ。
"気"が足りなくなった藤の細胞の一つ一つが、飢えて食事を求めだした。秘炎の本能に奪われた藤の意識は、ただ"気"を求める事だけに向けられる。
四肢を抑えられたまま、藤が目をカッと見開く。その艶も怯えもない表情に、羽柴も怪訝な顔をした。
藤はガシッと羽柴の腕を強くつかむ。掴んだそこから勢いよく"気"が流れ込んで来た。
気持ちいい……。
恐れながらも待ちわびていた快感が、藤の体中を駆け巡る。すべて体に取り込みたい。貪って貪りつくして、気が触れたように藤はその事だけに集中していた。
「止め…止めろ。離、せ」
急に何が起こったか分からない羽柴だったが、藤に掴まれた所から自分の血液が勢いよく藤の中に流れていくような錯覚に陥っていた。同時に目の前が真っ暗になり、気持ち悪くなる。
羽柴は必死に藤を振り払った。強い力で振り払われた藤が、反動で横に転がる。だがすぐに羽柴の方を向いた藤は、今まで快感に震え怯えていた藤とはまるで別人だった。
まるで飢えた者のように、瞳をぎらつかせて羽柴にとびかかる。藤はまるでセックスを強請るかのように足を絡ませ羽柴に抱き着いた。そしてその密着したところから、また、羽柴の中の何かが勢いよく藤に吸い上げられて行き、羽柴の体から力が急激に抜けていく。
「や、止め…ろ」
恐怖に慄き藤を離そうと必死になる羽柴に、藤は嬉しそうに笑った。
「怖がらないでよ…。怖がられるとぼく、よけいに止められなくなるの」
羽柴の悲痛な声も、弱い抵抗も、藤にとっては甘美な興奮の種でしかなくなっていた。
藤は腕の力と絡みつく足にも力を込めて、全身で羽柴の"気"を吸い続けた。
「うああああぁぁぁぁぁ」
絶望と恐怖に叫ぶ羽柴のすべてを貪ろうと、藤は全身を密着させ"気"を取り込む快感に酔いしれていた。
直接的な刺激に藤の声に艶が帯びる。そこからじわじわと溢れ出した熱が、藤の体を焦れさせて知らないうちに腰が揺れていた。
だが、それを一変させる事態に突然陥る。
――ドクン
快感に身を捩っていた藤の体の奥から、それすらも蹴散らすくらいの激しい衝撃が起こったのだ。
飢餓状態だ。
"気"が足りなくなった藤の細胞の一つ一つが、飢えて食事を求めだした。秘炎の本能に奪われた藤の意識は、ただ"気"を求める事だけに向けられる。
四肢を抑えられたまま、藤が目をカッと見開く。その艶も怯えもない表情に、羽柴も怪訝な顔をした。
藤はガシッと羽柴の腕を強くつかむ。掴んだそこから勢いよく"気"が流れ込んで来た。
気持ちいい……。
恐れながらも待ちわびていた快感が、藤の体中を駆け巡る。すべて体に取り込みたい。貪って貪りつくして、気が触れたように藤はその事だけに集中していた。
「止め…止めろ。離、せ」
急に何が起こったか分からない羽柴だったが、藤に掴まれた所から自分の血液が勢いよく藤の中に流れていくような錯覚に陥っていた。同時に目の前が真っ暗になり、気持ち悪くなる。
羽柴は必死に藤を振り払った。強い力で振り払われた藤が、反動で横に転がる。だがすぐに羽柴の方を向いた藤は、今まで快感に震え怯えていた藤とはまるで別人だった。
まるで飢えた者のように、瞳をぎらつかせて羽柴にとびかかる。藤はまるでセックスを強請るかのように足を絡ませ羽柴に抱き着いた。そしてその密着したところから、また、羽柴の中の何かが勢いよく藤に吸い上げられて行き、羽柴の体から力が急激に抜けていく。
「や、止め…ろ」
恐怖に慄き藤を離そうと必死になる羽柴に、藤は嬉しそうに笑った。
「怖がらないでよ…。怖がられるとぼく、よけいに止められなくなるの」
羽柴の悲痛な声も、弱い抵抗も、藤にとっては甘美な興奮の種でしかなくなっていた。
藤は腕の力と絡みつく足にも力を込めて、全身で羽柴の"気"を吸い続けた。
「うああああぁぁぁぁぁ」
絶望と恐怖に叫ぶ羽柴のすべてを貪ろうと、藤は全身を密着させ"気"を取り込む快感に酔いしれていた。
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