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あるはずもない繋がり
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《パラレルワールド》それはある世界から分岐し、並行して存在する交わることのない別世界のことを言う。つまり、違う世界に住む人達が会うことは有り得ないのである。
薄暗い部屋にカーテンから漏れた光が差し込む。静けさの中を携帯のアラームが響き渡る。男はいつものようにアラームを止め、カーテンを勢いよく開ける。大きく背伸びをし、右手に持った携帯で友達からのSNSをサラッと確認した。昨夜の謎の爆発のニュースを見ながら朝食を食べ終え、電車で学校に向かった。ここは科学の発達した世界。この男はこの世界に住む高校2年生の赤沼凛太郎という。
教室で授業の準備をしていると、
「凛、おっはよ~!」
声をかけてきたのは親友の森和真だ。
「和真か、おはよ」
と何気なく返すと話は昨日のクイズ番組のことになっていった。
家に帰ると、SNSに自分宛の友達紹介が1件されていた。
「青葉日和・・・」
書かれていた名前を読み上げ、紹介人不明の文字に不安を抱きつつも、
『よろしく。俺は高校2年生の赤沼凛太郎といいます。よろしければあなたのことも教えてください。』
と送った。
~時はさかのぼり、同じ日の朝~
高校1年の青葉日和は窓から差し込む光で目が覚めた。まだ朦朧としていたが時計を見た瞬間、飛び起き、この世界での携帯を操作すると光に包まれ一瞬で制服に変わった。そして、急いで家を出る。そこは、魔法の発達した世界だった。ほうきや車が空を飛び交っていた。母親が、
「気を付けなさい」
と言うと、
「うん!行ってきま~す」
日和は、そう言うと魔法のバイクに飛び乗り大急ぎで学校へと向かった。
夜、寝る前に携帯のSNSを眺めていた。すると、紹介人不明の友達紹介が来ていた。恐る恐る開くと相手からメッセージが来ていた。内容はとても普通で日和は胸をなでおろした。
「赤沼凛太郎くんね~」
安堵した日和は
『こちらこそよろしくね!私は青葉日和、高校1年です!』
と返信した。
色々と話しているうちに、お互いのこと、お互いの好きなことなどを知り、すっかり意気投合していった。
こうして凛太郎と日和のあるはずもない繋がりが生まれたのである。
薄暗い部屋にカーテンから漏れた光が差し込む。静けさの中を携帯のアラームが響き渡る。男はいつものようにアラームを止め、カーテンを勢いよく開ける。大きく背伸びをし、右手に持った携帯で友達からのSNSをサラッと確認した。昨夜の謎の爆発のニュースを見ながら朝食を食べ終え、電車で学校に向かった。ここは科学の発達した世界。この男はこの世界に住む高校2年生の赤沼凛太郎という。
教室で授業の準備をしていると、
「凛、おっはよ~!」
声をかけてきたのは親友の森和真だ。
「和真か、おはよ」
と何気なく返すと話は昨日のクイズ番組のことになっていった。
家に帰ると、SNSに自分宛の友達紹介が1件されていた。
「青葉日和・・・」
書かれていた名前を読み上げ、紹介人不明の文字に不安を抱きつつも、
『よろしく。俺は高校2年生の赤沼凛太郎といいます。よろしければあなたのことも教えてください。』
と送った。
~時はさかのぼり、同じ日の朝~
高校1年の青葉日和は窓から差し込む光で目が覚めた。まだ朦朧としていたが時計を見た瞬間、飛び起き、この世界での携帯を操作すると光に包まれ一瞬で制服に変わった。そして、急いで家を出る。そこは、魔法の発達した世界だった。ほうきや車が空を飛び交っていた。母親が、
「気を付けなさい」
と言うと、
「うん!行ってきま~す」
日和は、そう言うと魔法のバイクに飛び乗り大急ぎで学校へと向かった。
夜、寝る前に携帯のSNSを眺めていた。すると、紹介人不明の友達紹介が来ていた。恐る恐る開くと相手からメッセージが来ていた。内容はとても普通で日和は胸をなでおろした。
「赤沼凛太郎くんね~」
安堵した日和は
『こちらこそよろしくね!私は青葉日和、高校1年です!』
と返信した。
色々と話しているうちに、お互いのこと、お互いの好きなことなどを知り、すっかり意気投合していった。
こうして凛太郎と日和のあるはずもない繋がりが生まれたのである。
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