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第1章〔地球編〕
past2 那賀龍神と日下部弥生と
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那賀龍神は美女を目にすると焦る。那賀龍神は美女と会話すると緊張する。頭はかなり弱いが長身で筋肉質でナイスガイなのだが、何故か美女に緊張してしまう。まあ、例外もあるが、兎に角基本、那賀龍神は美女に弱い。
私はアースフィール。赤く輝く不死鳥モデルのWEGSだ。
「どうかしましたか?」
大きな螺旋階段は二階まで続き、二階の奥は広々としていそうだったが、一階のフロアーらしき場にいる私の頭部や、那賀龍神には見えない。見えるのは、螺旋階段の手すりを掴みながらゆっくり降りて来る女性だった。
「あっ、弥生先生」
今の今まで那賀龍神にちょっかいをかけていた男子児童が、階段から降りて来る女性に気がつき呼んだ。
弥生先生と呼ばれた女性が一階へと降り、那賀龍神の前で止まった。
黒色の長髪を首筋辺りで一つに束ね、胸元辺りに垂らしており、顔立ちもスタイルも説明しにくいが兎に角、美女であり私の知る人間でここまで美女は那賀龍神の元婚……、と話しがそれてしまったが、何にせよ、目の前の女性は那賀龍神と同じくらいの年齢の美女だった。
「あの~?」
女性が那賀龍神を見つめながら不安そうに答えた。
那賀龍神は無言のままで女性の視線から目を反らした。いや、無言と言うより緊張して言葉にできないのだ。
固まっている。この人は何故二十五歳にもなって初対面の美女に緊張して固まってしまうのか?あの時も、あの人と初めて会った時も緊張して……、あの時から何も成長してないではないか。情けない……
「トドメだぁ!くらえ~!」
沈黙を破ったのは男子児童だった。またしても那賀龍神のお尻に必殺技を食らわせたのだった。
「痛いーーーっ!!!!!!」
クリティカルヒット!児童の必殺の浣腸攻撃が先程よりも深く突き刺さったのだ。見事だ、少年。理不尽大王那賀龍神は今、息絶えた。
「こらぁ!」
美女が赤面しながら男子児童を怒る。
「だって、知らないおじさんには話しかけられたら逃げてって弥生先生が言ったじゃん」
怒られた男子児童が膨れっ面をしながら反論した。
「言ったけど、あなた、逃げてなく知らないおじさんに向かって恥ずかしいことしたのよ!」
「オレは逃げないよ!」
女性と児童の言い合いの中、那賀龍神がゆっくりと甦り、お尻を押さえながら涙目になりながら笑顔を作り、ゆっくりと女性と児童の間に入った。
「まあまあ、俺は那賀龍神です。いきなりこのビルに入ってしまい、すいません」
「えっ、な、那賀龍神?」
女性は那賀龍神の自己紹介に驚きの表情を見せた。
「先生、知ってんの?」
「当たり前じゃない」
児童の問いに女性は間髪入れずに答えた。確かに私の相棒の那賀龍神はこの地球で知らない者は、幼い児童くらいだろう。彼は世界中で最も知れ渡った能力者である。
女性の驚きに那賀龍神は照れた表情をしていた。
「彼はこの地球上で一番の能力者なんだよ」
「ふ~ん、一番強いの?」
「まあ、そうね」
女性の一言に那賀龍神は更に照れる。確かに那賀龍神は能力者であり、今現在に生きるストライダーで地球五指に入る最強の能力を持っている。それを言うと相棒である私自身も最強なのだが……
「紹介が遅れました。はじめまして、私は日下部弥生と申します」
女性は姿勢を但し、那賀龍神に挨拶をした。
「は、はじめまして、那賀龍神とも、申してあり、ます……」
那賀龍神は緊張からカミカミになりながらも同じように姿勢を但した。
「で、ここには何かご用で……」
「あ、その、新しくここで、は、働けない、かと……」
「へっ?ここで、働く……?でも、貴方は世界政府の……」
「辞めて来ました。お、俺は新しく生まれ変わりたくって」
ようやく那賀龍神は本題に入ると、日下部弥生は少し沈黙し考えこんだ。そうだ、ここは貴方が居る場所じゃない。諦めて帰りましょう。さぁ、日下部弥生よ、那賀龍神に引導を渡すのだ。不採用と言う引導を……
「よく見たら、あそこに浮いているのは那賀さんのWEGSですよね?」
日下部弥生は龍神の上で浮遊する私の頭部に向かって指を差すと、那賀龍神は今気づいたとばかりに驚きの表情を見せた。今頃、気が付くとは本当にバカだ。バカすぎる。
「カッコいい……」
児童が何故か私を見て目を輝かせた。
「アースフィールと言います」
「知ってますよ……」
当然、那賀龍神を知っているのなら私の事も知っているのが常識だ。私は仕方なく日下部弥生の目線へと降り、軽く挨拶をした。
「最強ストライダーに最強WEGS……、うん、採用します」
「「えっ!?」」
日下部弥生の思いもよらない発言に、珍しく那賀龍神と私の言葉が重なった。
「ちょ、ちょっと待ってください!この人には無理で「やったー!!」
私の反対意見を那賀龍神が喜びの声をあげてかき消した。
「やったね、この小学校に先生が増えたね」
「本当に~!やった~!」
日下部弥生が男子児童に言うと、児童も屈託のない笑顔で喜んだ。
「えっ?今なんて、言いました?」
「先生が増えたねって……」
那賀龍神が突然、真顔で日下部弥生に質問し、それに答えるとたちまちに那賀龍神の顔色が青くなった。
「那賀先生、ゴメンね。悪者と言って……、オレはキアト、未室希跡って言うんだ。よろしくね」
那賀先生と呼ばれた彼は、引き吊り笑いをキアトと名乗った児童と日下部弥生にし、すぐに彼女らに見られないように私に向かって鬼の形相を見せた。
そんな顔をされても……、だから、私は何度も忠告しようとしたのに……、後で八つ当たり決定だな……
というか、こんな表情をすると言うことは那賀自身、自分が頭が悪いということを認めている事だが、そんなことはこの鋼鉄の嘴が裂けても言えるはずもなかった……
私はアースフィール。赤く輝く不死鳥モデルのWEGSだ。
「どうかしましたか?」
大きな螺旋階段は二階まで続き、二階の奥は広々としていそうだったが、一階のフロアーらしき場にいる私の頭部や、那賀龍神には見えない。見えるのは、螺旋階段の手すりを掴みながらゆっくり降りて来る女性だった。
「あっ、弥生先生」
今の今まで那賀龍神にちょっかいをかけていた男子児童が、階段から降りて来る女性に気がつき呼んだ。
弥生先生と呼ばれた女性が一階へと降り、那賀龍神の前で止まった。
黒色の長髪を首筋辺りで一つに束ね、胸元辺りに垂らしており、顔立ちもスタイルも説明しにくいが兎に角、美女であり私の知る人間でここまで美女は那賀龍神の元婚……、と話しがそれてしまったが、何にせよ、目の前の女性は那賀龍神と同じくらいの年齢の美女だった。
「あの~?」
女性が那賀龍神を見つめながら不安そうに答えた。
那賀龍神は無言のままで女性の視線から目を反らした。いや、無言と言うより緊張して言葉にできないのだ。
固まっている。この人は何故二十五歳にもなって初対面の美女に緊張して固まってしまうのか?あの時も、あの人と初めて会った時も緊張して……、あの時から何も成長してないではないか。情けない……
「トドメだぁ!くらえ~!」
沈黙を破ったのは男子児童だった。またしても那賀龍神のお尻に必殺技を食らわせたのだった。
「痛いーーーっ!!!!!!」
クリティカルヒット!児童の必殺の浣腸攻撃が先程よりも深く突き刺さったのだ。見事だ、少年。理不尽大王那賀龍神は今、息絶えた。
「こらぁ!」
美女が赤面しながら男子児童を怒る。
「だって、知らないおじさんには話しかけられたら逃げてって弥生先生が言ったじゃん」
怒られた男子児童が膨れっ面をしながら反論した。
「言ったけど、あなた、逃げてなく知らないおじさんに向かって恥ずかしいことしたのよ!」
「オレは逃げないよ!」
女性と児童の言い合いの中、那賀龍神がゆっくりと甦り、お尻を押さえながら涙目になりながら笑顔を作り、ゆっくりと女性と児童の間に入った。
「まあまあ、俺は那賀龍神です。いきなりこのビルに入ってしまい、すいません」
「えっ、な、那賀龍神?」
女性は那賀龍神の自己紹介に驚きの表情を見せた。
「先生、知ってんの?」
「当たり前じゃない」
児童の問いに女性は間髪入れずに答えた。確かに私の相棒の那賀龍神はこの地球で知らない者は、幼い児童くらいだろう。彼は世界中で最も知れ渡った能力者である。
女性の驚きに那賀龍神は照れた表情をしていた。
「彼はこの地球上で一番の能力者なんだよ」
「ふ~ん、一番強いの?」
「まあ、そうね」
女性の一言に那賀龍神は更に照れる。確かに那賀龍神は能力者であり、今現在に生きるストライダーで地球五指に入る最強の能力を持っている。それを言うと相棒である私自身も最強なのだが……
「紹介が遅れました。はじめまして、私は日下部弥生と申します」
女性は姿勢を但し、那賀龍神に挨拶をした。
「は、はじめまして、那賀龍神とも、申してあり、ます……」
那賀龍神は緊張からカミカミになりながらも同じように姿勢を但した。
「で、ここには何かご用で……」
「あ、その、新しくここで、は、働けない、かと……」
「へっ?ここで、働く……?でも、貴方は世界政府の……」
「辞めて来ました。お、俺は新しく生まれ変わりたくって」
ようやく那賀龍神は本題に入ると、日下部弥生は少し沈黙し考えこんだ。そうだ、ここは貴方が居る場所じゃない。諦めて帰りましょう。さぁ、日下部弥生よ、那賀龍神に引導を渡すのだ。不採用と言う引導を……
「よく見たら、あそこに浮いているのは那賀さんのWEGSですよね?」
日下部弥生は龍神の上で浮遊する私の頭部に向かって指を差すと、那賀龍神は今気づいたとばかりに驚きの表情を見せた。今頃、気が付くとは本当にバカだ。バカすぎる。
「カッコいい……」
児童が何故か私を見て目を輝かせた。
「アースフィールと言います」
「知ってますよ……」
当然、那賀龍神を知っているのなら私の事も知っているのが常識だ。私は仕方なく日下部弥生の目線へと降り、軽く挨拶をした。
「最強ストライダーに最強WEGS……、うん、採用します」
「「えっ!?」」
日下部弥生の思いもよらない発言に、珍しく那賀龍神と私の言葉が重なった。
「ちょ、ちょっと待ってください!この人には無理で「やったー!!」
私の反対意見を那賀龍神が喜びの声をあげてかき消した。
「やったね、この小学校に先生が増えたね」
「本当に~!やった~!」
日下部弥生が男子児童に言うと、児童も屈託のない笑顔で喜んだ。
「えっ?今なんて、言いました?」
「先生が増えたねって……」
那賀龍神が突然、真顔で日下部弥生に質問し、それに答えるとたちまちに那賀龍神の顔色が青くなった。
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那賀先生と呼ばれた彼は、引き吊り笑いをキアトと名乗った児童と日下部弥生にし、すぐに彼女らに見られないように私に向かって鬼の形相を見せた。
そんな顔をされても……、だから、私は何度も忠告しようとしたのに……、後で八つ当たり決定だな……
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