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第70話
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ピンク・ポークと名乗る着ぐるみの男性・・・・声から男性だと判断したが、ずっと着ぐるみのまま、頭も着ぐるみなので中は一体どうなっている?
あと話をするなら顔ぐらい出せ、と思うが、頭を外しても置く場所がないか。
「君の言いたい事は分かる。今は外せないんだ。もしもう少し付き合ってくれるというのであれば、街中の安全な場所であれば外せられる・・・・それより地脈というのは凄いね。あっという間に魔力が回復したよ、いやあ本当に凄い!ありがとう!」
「あー、まあ別に見せなくてもいいんだ。まあその、回復できてよかったな。」
別にアンタの顔なんか見なくてもいいんだ、と言いたい。
「あ・・・・これは久しぶりに・・・・」
なんか様子が変だ・・・・そう思ったが何だ?尻、そう尻からなんか落ちてきた・・・・こげ茶色っぽい、丸っこい固形物がいくつか・・・・うわ!マジかよ。
「ああ、勘違いしていると思うがこれは便じゃない。まああまり言ってはいけないんだが、所謂秘薬の類と思ってくれ。魔力が十分に回復できたから、余剰がこうして出て来るのさ。」
あんた一体何者?
まさかの尻に視線と意識が行っていたので気付くのが遅れたが、先程感じていた気配がすぐ近くまで迫っていた。
見上げたらそこには・・・・うわ!何だこの化け物?
「驚かせて済まないね、これが饕餮、リリスが・・・・使役している・・・・寧ろ恐怖で言う事を聞かせ?尻に敷かれているだって?まあリリスに絶対服従の従魔で、俺達の移動手段だったりする。」
「眷属よ!何で未だに間違うのよ!」
「いや、色々驚きだがあんた一体者だよ?」
「あーまあ君になら話してもいいと思うが、俺は闇の勢力を追っている。あいつ等はターゲットの精神へ密かに侵入し、いつの間にか体を乗っ取ってしまうんだ。しかも悟られないよう精神に、いや自身の周囲に特殊な何かを構築し、誘導する能力があるんだ。運がよければ意識を取り戻せるようだが、この辺りにそんな人物は居なかっただろうか?気配があったので辿ったのだが、向こうのダンジョン付近で気配が絶たれていてね。で、この辺りをたまたま通ったら君が寝っ転がっていたので声を掛けたんだ。」
・・・・闇の勢力?聞いた事が無い・・・・が、あれ?もしかしてボプさんの事じゃないか?
「最近俺達精神攻撃と思われる何かをしかけられた。警戒もしていたし、調べていたんだが・・・・まんまと逃げられたところだ。」
「あーやはりこの辺りにも潜んでいたのか。だが安心してほしい。俺達は何十年も闇の勢力を探し出し、根絶させている。まあする事と言えば憑依した対象を見つけ、闇の勢力を憑依されている肉体から引き剥がし、消滅させる事なんだがな。そして助けられそうであれば、憑依されていた被害者を救済したりもする。」
うわ!やはりボプさんか。
だが行動に謎が残るよな・・・・
「ちょっと!そんな事どうでもいいからそろそろどっか行かない?魔力もいいんだけど、なんか食べたいのよ!後エリクサー拾って使いに行くよ!」
「まあ待てリリス。ああ、彼女がリリス。俺と契約している精霊だ。」
「うわ、ちっこい・・・・」
「ちっこい言うな!今胸見てちっこいて言っただろ!ゆ・る・せ・ん!」
うわ、叩かれた。
悪い人達じゃなさそうだが、あまり深くかかわるのも何だかなあ。
「リリスも調子が戻ったみたいだし、一度街へ向かうか。」
「早く行きなさいよ!」
「はいはい。」
彼等は去って行った。
何だったんだ。
そう思ったが、彼らと再会するのは思ったより早かった。
あと話をするなら顔ぐらい出せ、と思うが、頭を外しても置く場所がないか。
「君の言いたい事は分かる。今は外せないんだ。もしもう少し付き合ってくれるというのであれば、街中の安全な場所であれば外せられる・・・・それより地脈というのは凄いね。あっという間に魔力が回復したよ、いやあ本当に凄い!ありがとう!」
「あー、まあ別に見せなくてもいいんだ。まあその、回復できてよかったな。」
別にアンタの顔なんか見なくてもいいんだ、と言いたい。
「あ・・・・これは久しぶりに・・・・」
なんか様子が変だ・・・・そう思ったが何だ?尻、そう尻からなんか落ちてきた・・・・こげ茶色っぽい、丸っこい固形物がいくつか・・・・うわ!マジかよ。
「ああ、勘違いしていると思うがこれは便じゃない。まああまり言ってはいけないんだが、所謂秘薬の類と思ってくれ。魔力が十分に回復できたから、余剰がこうして出て来るのさ。」
あんた一体何者?
まさかの尻に視線と意識が行っていたので気付くのが遅れたが、先程感じていた気配がすぐ近くまで迫っていた。
見上げたらそこには・・・・うわ!何だこの化け物?
「驚かせて済まないね、これが饕餮、リリスが・・・・使役している・・・・寧ろ恐怖で言う事を聞かせ?尻に敷かれているだって?まあリリスに絶対服従の従魔で、俺達の移動手段だったりする。」
「眷属よ!何で未だに間違うのよ!」
「いや、色々驚きだがあんた一体者だよ?」
「あーまあ君になら話してもいいと思うが、俺は闇の勢力を追っている。あいつ等はターゲットの精神へ密かに侵入し、いつの間にか体を乗っ取ってしまうんだ。しかも悟られないよう精神に、いや自身の周囲に特殊な何かを構築し、誘導する能力があるんだ。運がよければ意識を取り戻せるようだが、この辺りにそんな人物は居なかっただろうか?気配があったので辿ったのだが、向こうのダンジョン付近で気配が絶たれていてね。で、この辺りをたまたま通ったら君が寝っ転がっていたので声を掛けたんだ。」
・・・・闇の勢力?聞いた事が無い・・・・が、あれ?もしかしてボプさんの事じゃないか?
「最近俺達精神攻撃と思われる何かをしかけられた。警戒もしていたし、調べていたんだが・・・・まんまと逃げられたところだ。」
「あーやはりこの辺りにも潜んでいたのか。だが安心してほしい。俺達は何十年も闇の勢力を探し出し、根絶させている。まあする事と言えば憑依した対象を見つけ、闇の勢力を憑依されている肉体から引き剥がし、消滅させる事なんだがな。そして助けられそうであれば、憑依されていた被害者を救済したりもする。」
うわ!やはりボプさんか。
だが行動に謎が残るよな・・・・
「ちょっと!そんな事どうでもいいからそろそろどっか行かない?魔力もいいんだけど、なんか食べたいのよ!後エリクサー拾って使いに行くよ!」
「まあ待てリリス。ああ、彼女がリリス。俺と契約している精霊だ。」
「うわ、ちっこい・・・・」
「ちっこい言うな!今胸見てちっこいて言っただろ!ゆ・る・せ・ん!」
うわ、叩かれた。
悪い人達じゃなさそうだが、あまり深くかかわるのも何だかなあ。
「リリスも調子が戻ったみたいだし、一度街へ向かうか。」
「早く行きなさいよ!」
「はいはい。」
彼等は去って行った。
何だったんだ。
そう思ったが、彼らと再会するのは思ったより早かった。
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