ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ

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男爵になる準備

第82話 成功と準備

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 俺には一つ不安要素があった。

 それは何か?つまるところ、俺が稼いだと言うべきか取得したというべきか、つまるところLRの装備だ。

 神が許可をしているが、きっと想定外だろう?

 もし機嫌を損ね、やっぱ不正じゃないか!って怒られでもしたら、よくて没収、悪くて・・・・監禁?神による、神罰とかシャレにならんしな。
 尤も日本での記憶ではそんなのないのだが、この世界では自称神が存在しているし、もしかしたらオーバーテクノロジーで何かしらの攻撃があるかもしれないから、注意が必要だ。
 場合によっては何かしらのペナリティが課せられそうだ。
 神と言うのがどのような存在なのか、その能力がいかほどなのか分からんが、一応備えはあったほうがいい。
 それに自称神から何か言われた場合にちゃんと返答をできるようにしておかないと最悪死が待っていそうだ。
 まだ死にたくはないからな。

 なので、その準備もしないといけない。

 だが今はそれどころではない!何故って?

 うう!何だか気分が高揚している!何せ遠距離の移動が、あっという間に成功したんだからな!それにこれは重要な事なんだが、そう、俺の周りは美女が3人居るのだ!

 相変わらずエリーザベトさんが俺にキスをし、ヘインチェちゃんが半ば強引に抱きつき、その所為でエリーザベトさんが無理な姿勢になっている。追い打ちをかけるように後ろに抱きつかれる気配が。

「ずるいです。」

 カチヤの声が後ろからしている。

 ああ、もう疑いなきモテ気到来!

 俺も凄い事になってんだな!


 暫らく美女3人ともみくちゃになっていたが、それも時間が経つにつれ、落ち着いてきた。

 何せ今のこの状態が、長く続くか分からないからな。手を打っておかないと。
 俺はこの異常事態に違和感を感じていたので、行動を起こす事にした。
 俺って状態異常になっていないか?
 何せ俺がいくらダンジョンで行動を共にしたとはいえ、相手の許可なくキスをするとか考えられないからだ。
 何となくそう言った雰囲気になる事もあるだろう。
 だが今回は違う。
 俺が一方的に相手を抱き寄せ、キスを強引にしてしまったからだ。
 しかもそれを抑えようと考えすらしなかった。これは明らかにおかしい。
 だが、今はそれは命には関わらないから後回しだ。

 俺はまずキスをしてくるエリーザベトさんを突き放し、2人からも距離をとる。

「ちょっと待て!今から大事な話がある!」

 4人は場所を移動する。


「なあ、俺のやっている事、分かっているだろ?神とやらの機嫌が悪くなれば、それで終わりだ。なので手を打っておきたい。」

「手を打つってどうするのだ?」

 エリーザベトさんが聞いてくる。

「ダンジョンでスキルを集め、装備だがこれもダンジョン産の装備を確保する。そして、さらにその装備のうち使わない物を売り、そお金で・・・・ガチャる!」

「結局ガチャですかあ?」
そのジト目をやめてくれヘインチェちゃん!俺にもちゃんと考えがあって言っているんだから。

「まあそう言うなヘインチェちゃん。ちょっと考えがあるんだ。」

「どういう考えかお聞かせ願えますか?」
カチヤが反応してきた。

「ああ、カチヤそれはな・・・・」

 俺の考え、それは残りの使ってないLR、これを売ってもその金でガチャれば万が一がある。
 返せと言われて手持ちにアイテムが無ければ、どうなるか分からんからな。

 なので今のうちにダンジョンの下層で稼ぎ、SSR等の装備を確保。そして不要なアイテムを売った金でひたすらガチャると言うものだ。


 さらに俺の考えではガチャ、あれは可也運に影響があると感じたから、試してみたい。それには沢山ガチャる必要がある。

「では、ポーテートのダンジョンはどうでしょう?あそこはまだ踏破されていませんから。」

「え?そうなのか?」

「ええ・・・・未だ70層辺りまでですね?それはまあ・・・・SSRフル装備での記録です。ですが、私達はLRのフル装備。親方達にもLRを貸せばあるいはいけるのでは。」

 流石に4人で挑むのは無謀らしい。
 なので、クランとして挑めば、との事だ。

 親方達も稼げてウィンウィンだろう。
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