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ランナル、男爵になる!

第103話 何でこうなるのか?

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「まあ今はそれは置いておいてほしい。国王様にいつ会えばいいんだ?」

 俺はこの話題を止めたかったので本題に入る。

 気が付けば子爵様は国王様の弟?さんと話し込んでいる。

「いきなり話題を変えましたね。まあいいでしょう。明日、お父様が会って下さいます。で、本日は何処で宿泊をするのかしら?」

 ええと誰だっけ?思い出せ過去の俺!

 一話前に名前が出てるよな?


 フェリーネと言ってたっけ?


「それなんだが、今すぐ購入できる拠点が欲しい。風呂付で、だ。」

「え?今すぐ?それはどうかしら?」

「ぶっちゃけ掃除は行き届いてなくてもいいんだ。今すぐに鍵を貰えることができさえすればそれでいい。最悪風呂等も無くていい。」

「よく分かりませんが、空き家はギルドで何件か管理しています。今すぐは・・・・一応渡す事は出来ますが、掃除は多分どの物件も行き届いてませんわよ?」

「ああ、別にそれでいい。」

 ぶっちゃけゲート部屋として使うからな。
 寝るのはいつもの綺麗な部屋って訳さ。

「ランナル様におかれましては、お金は不自由してませんわよね?そうでしたらいくつかありますわよ?」

「おお!話が早くていいな!いつ案内してくれるんだ?」

「今すぐでもいいですよ?」

「おお!まじか!じゃあ頼むよ!」

 俺はこうしてフェリーネに案内してもらう事になった。

 勿論3人はついてくる。

 で、子爵様と王弟さまには双子の姉妹が付き従う事に。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

「ここはお家断絶になった貴族の住んでいた館ですわ。確か伯爵だったかしら。」

「どうしてお家断絶になったんだ?」

「さあ?忘れましたが何かお父様を怒らせたのではなかったかしら?」

 まずはこの物件をキープ。デカいな。

「ここは大通りから少し入った場所ね。大通りに比べ土地代が安く、維持管理が楽なのだけれど、その分客足が遠くてね。結局潰れて泣く泣く手放した物件ね。」

 建物自体は見た感じ状態がいいな。これもキープだな。

「逆にここは大通りに面していて、土地代が高すぎて管理が大変で、結局維持できなくて手放した物件ですわ。」

 商売するには最適だが、今の所そのような予定はないな。だが立地は良いな。気まぐれで商売するかも、一応キープしておこうか、金が足りれば、だが。

 何だかんだで5件ほど購入してしまった俺。

 それでも金が全くと言っていいほど減らん。

 SSR・LR売りまくったしな。

「貴方どれだけお金を持ってらっしゃるの?」

 そう言われ、そう言えば俺も把握していないな、とふと気が付いた。この際だから確認しておこうか。カードに金が入ってるから、見よう。

「ええ?嘘でしょ?桁が違うわね。この国の予算より多いってどうやったらこれほどのにお金が貯まるのでしょう?」

「其処はノーコメントで。」

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