ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ

文字の大きさ
115 / 167
ランナル、男爵になる!

第115話 意識のない女性とキスをするのか?

しおりを挟む
「このままではお姉様が危ない!ランナル様早く!」

「早くお姉様と!」

「男ならそこは躊躇わないで!」

 3姉妹が俺をせかす。

 うわ!けいれんしながら泡を吹いている女性と致すのか?ちょっと勘弁。

 そう思ったが、

「ランナル様の奥方様、姉を押さえていて下さい!」

 ・・・・カチヤ達にフェリーネ王女が命令する。

「は・・・・はい!」

 カチヤが返事をし、他の2人が従う。
 まだ王女達はカチヤ達が俺の妻だと、そう思っているのか?

 一番力のあるエリーザベトが上半身を押さえつけ、カチヤとヘインチェがそれぞれ左右を。

 で・・・・3姉妹は・・・うわやめろ!

 俺の装備をはぎ取りにかかる。

 装備は言わずがもな、中に着ていた服まで。
 一寸待て!装備は関係ないはずだ!何故脱がす?

 今俺は腕輪だけ装着している状態だ。
 そして・・・・3姉妹はそのままベッドで泡拭いてる姉?のシーツをはぎ取る。

 俺が折角用意したというのに!
 相手は裸だったから俺がベッドの横に無造作に置いてあったシーツをこの女性にかけたのに!

「「「早く!」」」

 うう・・・・できるのか?

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

「助けて頂き、感謝いたします。」

 姉?と言われた女性は、それは見事に床で指を前に、礼をしてくれる。えっと、座礼という奴か?

 注)ランナルは知らないが、下座・和・最敬礼と言われる、最高の礼の作法。


 で・・・・この女性、俺の顔じゃなく、少し下を見てる・・・・あ!服!服を着ないと!というかその女性も裸じゃなく、服着て!
 あとベッドでお互い小便ををしたから大変な事になっている!お互い小便まみれ何だよ!

 特に目の前の女性は、妹達が一生懸命お腹を押して排尿を促していたんだよ!
 しかし何故裸にする必要が?

 しばしお待ちを・・・・・・・・・

 俺は元の姿にな・・・・る事なく、その女性に・・・・
 抱きつかれ、強引にまたもやベッドに。

「記憶に残るのをお願いいたします・・・・」

 いや待て小便しただけだから!

 いや待てキスしたな。

 ちょ!力強い!ほっそりしてんのに、何処にそんな力があるんだ?俺は問答無用で濃厚なキスを。
 せめて浄化で小便で汚れたベッドを綺麗にしてから・・・・

「ごゆっくり・・・・」

 誰の声か知らないが・・・最後に聞いた言葉がそれだった。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


「「「「やり過ぎました。」」」」

 今目の前には、正座をし、俺に頭を下げている4姉妹?がいる。
 俺はあの後、気絶したようだ。

 で・・・・目の前の女性4人は、カチヤ達に思いっきり睨まれている。

 一方の俺はもう、顔はゲッソリ、身体も力が入らない。それにすまんが鼻がおかしい。
 幾ら女性のとはいえ、こう何度も小便を体にかけられては臭いがな。
 俺はそう言った性癖を持ち合わっせていないからな、かなりきつかったぞ。

「・・・なあ・・・もう・・・・呪いは・・・・?」

 俺は力なく問いかける。

 それに応えたのはフェリーネ王女だ。

「ランナル様におかれましては、感謝しかありません。姉の呪いはなくなっております。」

「そうか・・・・俺は・・・・帰る・・・・」

 俺は帰ろうとしたが・・・・

「お待ち下さい!そもそもランナル様は父に会う為にここにやって来たのでは?」

「いや・・そうだが・・・もはやどうでもいい・・・・」

 早くベッドで寝たい・・・・

「カチヤ、ヘインチェ、エリーザベト帰ろう・・・・」

 気が付けば俺は3人を呼び捨てにしていた。
 カチヤは結構前からそうだったが、年上のエリーザベトさんを呼び捨てにしてしまっていた。
 ヘインチェちゃんはちゃん付けだったからいいか?

 3人は顔を見合わせる。

 どうやら女性のみで何か話し合っていたようだ。

「すぐに済みますから!会って下さい!」

 しつこく迫ってくるフェリーネ王女。

「・・・・う・・・」

 俺は膝に力が入らなくなり、その場に・・・・倒れず、エリーザベトが支えてくれる。

 流石このメンバーで一番動きのいいエリーザベトだ。
 だが何かおかしい。
「今だ、皆ランナルを持ち上げろ。」

 げ!何をする!

 俺は7人の女性に担がれ、何処かへ運ばれていった・・・・


しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~

松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。 なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。 生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。 しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。 二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。 婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。 カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。  俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。 そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・ 「俺、死んでるじゃん・・・」 目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。 新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。  元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。 冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。 底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。 そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。  部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。 ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。 『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

処理中です...