1 / 300
職業選定
第1話 10歳になったので、教会へ職業の選定を受けに行く
しおりを挟む
この世界は10歳を過ぎると、今後の自身の職業を決められる。
決められるというのは少々おかしな話で、実際は教会で選定を受けるのだ。
だが、日頃の行いから大まかながら何になれそうなのかは皆分っており、実際はただの通過儀礼みたいなものなのだが、いざ選定を行うと本人が思ってもいなかった職業になってしまう者も少なからずいる。
ここにそんな思ってもみなかった職業を選定してしまう、1人の少年がやって来た。
名はデルク・コーネイン
どこにでもいる平凡な少年。
彼は幼い頃に両親が死に、親戚に育てられた。
しかし持ち前の明るい性格で何事にも楽しみを見出し、どんな事も楽しんで手伝っていた。
例え家の周りで雑草抜きだったとしても、下水が詰まった時の下水の掃除でも。
そして街では色々な事を率先してやってきた。
そんなデルクを街の人々はよく見ており、鍜治場に行けば、親方はデルクを見ると鍛冶を教えてくれたり、街の外へ行けば木こりが色んな草の採取方法を教えてくれたり。
皆彼の人懐っこさに、いつの間にか色々な事を教えてくれるのだが・・・・
今日を限りに、それが無くなるとはこの時デルクは思いもよらなかった。
そして、友達と思っていた同年代の連中にも馬鹿にされ、疎遠になってしまうなどどいう事は今まで考えた事もなかったが、それが現実に起ころうとしていようとは。
・・・・
・・・
・・
・
「おお皆来たか!いよいよ君達も10歳か!今日は年に1度の選定の日じゃ!しかも5年に一度の【赤の日】!皆良い職業が出るといいがな!はっはっはっ!」
そんな事を言ってるのはこの教会の責任者?
この教会の中心人物。もう50半ばのお腹の出ているいい歳したおじさんだね。
「それはいい。君達も知っていると思うが、一応説明はしないといけないのでな。其方らのここ数年の行動で、ある程度職業は決まっておるのだが、正式な職業はこの選定板に手をかざす事で決まるのだ。最大3つまでの職業をここで選択できるが、それはよほど最初の職業がありえないものだった場合にもう一度選ぶ事になるのだ。まあないと思うが可能性のある職業はやはり遊び人になってしまった場合だな。もう一度チャンスがある!だが2つの職業を持つと、成長速度が半減してしまうからお勧めはしない。もし剣聖になりたいとかふざけた希望をしておる者がおっても、戦士や剣士に選ばれても、そのまま出た職業になる事を推奨しておく。まあ剣聖なんぞなれぬと思うが、剣士が成長すれば稀に剣聖に進む事もある!何事も職業を極める事じゃな!はっはっはっ!」
この世界は基本職業が何になったかでほぼ決まる。そして職業が決まればその内スキルが発現するようになる。頑張れば10個も20個もスキルが手に入るとされているようですが、基本一つの職業で得られるスキルは最大3つほど。
で、15歳になるまで職業ごとの経験を積めば、ある程度スキルが増えるようです。
例えば戦士や剣士は最初から剣術のスキルを持っている。これを頑張って成長させれば、頑強や場合によっては盾術など、関連するスキルが増えたりする。剣を持って戦う時は、盾を併用すれば攻防一体の戦いができるし、頑強があれば多少の無茶も何とかなる。
それに職業は冒険者向けだけではありません。
まあ半数の人は冒険者向けの職業になるのですが。
中には生産向け、鍛冶や採取、裁縫などのスキルを発現させる事が出来る職業を選定する者もいます。
鍛冶の場合は鍛冶職人、採取は色々な職業で取得ができます。木こりもそうですし、薬剤師なんかも採取は必要なので需要はかなりあります。
人気のスキルみたいです。
女性は家事の職業だったり、針子の職業になる場合もあるようです。
家事ならメイドになったり貴族の館で雇ってもらえたり、針子なら裁縫スキルがあるので、布を扱う工房で働けたり。
なので僕も広く色んな職業をやってみたんだけど。
戦闘向けの職業を選定しても、生産向けの職業を選定しても困らないようにと、時間の許す限り学んでました。
まさかそれがこんな結果になるなんて、この時は思ってもみませんでした。
決められるというのは少々おかしな話で、実際は教会で選定を受けるのだ。
だが、日頃の行いから大まかながら何になれそうなのかは皆分っており、実際はただの通過儀礼みたいなものなのだが、いざ選定を行うと本人が思ってもいなかった職業になってしまう者も少なからずいる。
ここにそんな思ってもみなかった職業を選定してしまう、1人の少年がやって来た。
名はデルク・コーネイン
どこにでもいる平凡な少年。
彼は幼い頃に両親が死に、親戚に育てられた。
しかし持ち前の明るい性格で何事にも楽しみを見出し、どんな事も楽しんで手伝っていた。
例え家の周りで雑草抜きだったとしても、下水が詰まった時の下水の掃除でも。
そして街では色々な事を率先してやってきた。
そんなデルクを街の人々はよく見ており、鍜治場に行けば、親方はデルクを見ると鍛冶を教えてくれたり、街の外へ行けば木こりが色んな草の採取方法を教えてくれたり。
皆彼の人懐っこさに、いつの間にか色々な事を教えてくれるのだが・・・・
今日を限りに、それが無くなるとはこの時デルクは思いもよらなかった。
そして、友達と思っていた同年代の連中にも馬鹿にされ、疎遠になってしまうなどどいう事は今まで考えた事もなかったが、それが現実に起ころうとしていようとは。
・・・・
・・・
・・
・
「おお皆来たか!いよいよ君達も10歳か!今日は年に1度の選定の日じゃ!しかも5年に一度の【赤の日】!皆良い職業が出るといいがな!はっはっはっ!」
そんな事を言ってるのはこの教会の責任者?
この教会の中心人物。もう50半ばのお腹の出ているいい歳したおじさんだね。
「それはいい。君達も知っていると思うが、一応説明はしないといけないのでな。其方らのここ数年の行動で、ある程度職業は決まっておるのだが、正式な職業はこの選定板に手をかざす事で決まるのだ。最大3つまでの職業をここで選択できるが、それはよほど最初の職業がありえないものだった場合にもう一度選ぶ事になるのだ。まあないと思うが可能性のある職業はやはり遊び人になってしまった場合だな。もう一度チャンスがある!だが2つの職業を持つと、成長速度が半減してしまうからお勧めはしない。もし剣聖になりたいとかふざけた希望をしておる者がおっても、戦士や剣士に選ばれても、そのまま出た職業になる事を推奨しておく。まあ剣聖なんぞなれぬと思うが、剣士が成長すれば稀に剣聖に進む事もある!何事も職業を極める事じゃな!はっはっはっ!」
この世界は基本職業が何になったかでほぼ決まる。そして職業が決まればその内スキルが発現するようになる。頑張れば10個も20個もスキルが手に入るとされているようですが、基本一つの職業で得られるスキルは最大3つほど。
で、15歳になるまで職業ごとの経験を積めば、ある程度スキルが増えるようです。
例えば戦士や剣士は最初から剣術のスキルを持っている。これを頑張って成長させれば、頑強や場合によっては盾術など、関連するスキルが増えたりする。剣を持って戦う時は、盾を併用すれば攻防一体の戦いができるし、頑強があれば多少の無茶も何とかなる。
それに職業は冒険者向けだけではありません。
まあ半数の人は冒険者向けの職業になるのですが。
中には生産向け、鍛冶や採取、裁縫などのスキルを発現させる事が出来る職業を選定する者もいます。
鍛冶の場合は鍛冶職人、採取は色々な職業で取得ができます。木こりもそうですし、薬剤師なんかも採取は必要なので需要はかなりあります。
人気のスキルみたいです。
女性は家事の職業だったり、針子の職業になる場合もあるようです。
家事ならメイドになったり貴族の館で雇ってもらえたり、針子なら裁縫スキルがあるので、布を扱う工房で働けたり。
なので僕も広く色んな職業をやってみたんだけど。
戦闘向けの職業を選定しても、生産向けの職業を選定しても困らないようにと、時間の許す限り学んでました。
まさかそれがこんな結果になるなんて、この時は思ってもみませんでした。
7
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ダンジョン経営から始める魔王討伐のすゝめ 追放された転生ダンジョンマスターが影から行う人類救済
斑目 ごたく
ファンタジー
異世界でドッペルゲンガーとして転生した、しがないサラリーマン古木海(ふるき かい)は、意外な事に魔王軍の中で順調に出世していた。
しかし順調であった筈の彼の生活は、あっさりと崩壊してしまう。
中央の魔王軍から辺境のど田舎へと追放されてしまった彼は、しかしそこで自らの天職とも言える立場を手に入れる。
ダンジョンマスターとしてダンジョンを運営し、こっそりと冒険者を強化することで人類を滅びの危機から救いたい彼は、恐ろしい部下達の目を盗みながら彼らの味方をしていく。
しかしそれらの行動は何故かいつも思いも寄らぬ方向へと転がっていき、その度に彼らは周りからの評価を高めていってしまう。
これは戦闘能力が皆無の主人公が、強大な力を秘める部下と恐ろしい上司の板ばさみに苦しめられながら、影から人類を救済していく物語。
毎週水・土 20:10更新です。
この作品は「小説家になろう」様にも投降されています。
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる