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遊び人への弟子入り?
第24話 認識を阻害する腕輪
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「デルク、今後外へ行く時はこれを着けてもらおう。最も貴重な品ゆえ、デルクがここを去るまで貸すのだがな。」
トゥーニスさんが最後に見せて、渡してくれたのがこの腕輪。
<名前:認識阻害の腕輪>
<用途:装着した者の姿、ステータスが周りに正しく認識されないようにする>
<素材:金属>
<必要スキル:道具作成・錬金術・付与・空間魔法>
え?これも空間魔法なの?
なんだろう?もしかして、空気を変化させているのかな?
これ以上は調べられないので分かりませんでした。
鑑定スキルのレベルが上がればもっと詳しくわかるのかな?
認識阻害のアイテムは、その効果によって使い方に違いが出る。
今回デルクが借りたのは、姿かたち、そして自身のステータスを相手に違う認識で受け止めさせるアイテム。
全く違う顔、そして違う職業として相手に認識させるアイテム。
アイテムによってはそもそも装着者の存在を分からない様にしてしまう効果があったり、また装着者がいるのに気配が分からなくなったりと、一口に認識阻害と言っても色々あるのである。
「まあ今回は、デルクの遊び人としてのステータスを隠したいだけだからな。それには姿を変えて、名前と職業を別人として認識させる必要がある。もしデルクが知り合いに出会えば、デルクは遊び人の職業を選定時に得ていたと知る人物もいるだろう。」
同じ様なアイテムでも、差があるんだなあと。
もし追手から逃げるなら、そもそも存在を認識させないようにする必要があるはず。
なのでその時によって必要な機能が違うのですね。
「あ、その、ありがとうございます。僕はこれからどうしたらいいのでしょう?」
「ああ、デルクは採取のスキルがあるだろう?なのでな、それを生かして俺の求める素材を手に入れてほしいのだ。」
「それは何ですか?」
「薬草をいくつか、後は魔道具を作成するのに必要な草だな。これらは後でリストを渡そう。正直俺はその草の形や必要な部位を知らぬのだ。」
「わかりました。僕で役に立つかどうかは分かりませんけれど、頑張ります!」
「すまぬな・・・・それと、1人で行ってほしいのだ。ヴィーベとリニには別の事をやってもらうのでな。」
そう言って忙しそうにトゥーニスさんは去っていきました。
うーん、僕に採取ができるのでしょうか?
今までタダ飯食いでしたから、そろそろ約束の2週間が経ちますし、少なくとも今までの分ぐらいは働かないといけませんね。
・・・・
・・・
・・
・
「え?デルクは1人で採取に行くのか?」
「ええ、そうなんです。」
「ちょっと心配ね!私もついていこっか?」
ヴィーベさんとリニさんが心配そうに聞いてくれます。
「ええとその、トゥーニスさんはお2人には何かやってもらう事があると仰っていましたよ?」
「うげ!」
「何ようげって!」
「だってよ・・・・絶対ろくでもない事頼むってあの親父!」
うーん、色々大丈夫でしょうか?
トゥーニスさんが最後に見せて、渡してくれたのがこの腕輪。
<名前:認識阻害の腕輪>
<用途:装着した者の姿、ステータスが周りに正しく認識されないようにする>
<素材:金属>
<必要スキル:道具作成・錬金術・付与・空間魔法>
え?これも空間魔法なの?
なんだろう?もしかして、空気を変化させているのかな?
これ以上は調べられないので分かりませんでした。
鑑定スキルのレベルが上がればもっと詳しくわかるのかな?
認識阻害のアイテムは、その効果によって使い方に違いが出る。
今回デルクが借りたのは、姿かたち、そして自身のステータスを相手に違う認識で受け止めさせるアイテム。
全く違う顔、そして違う職業として相手に認識させるアイテム。
アイテムによってはそもそも装着者の存在を分からない様にしてしまう効果があったり、また装着者がいるのに気配が分からなくなったりと、一口に認識阻害と言っても色々あるのである。
「まあ今回は、デルクの遊び人としてのステータスを隠したいだけだからな。それには姿を変えて、名前と職業を別人として認識させる必要がある。もしデルクが知り合いに出会えば、デルクは遊び人の職業を選定時に得ていたと知る人物もいるだろう。」
同じ様なアイテムでも、差があるんだなあと。
もし追手から逃げるなら、そもそも存在を認識させないようにする必要があるはず。
なのでその時によって必要な機能が違うのですね。
「あ、その、ありがとうございます。僕はこれからどうしたらいいのでしょう?」
「ああ、デルクは採取のスキルがあるだろう?なのでな、それを生かして俺の求める素材を手に入れてほしいのだ。」
「それは何ですか?」
「薬草をいくつか、後は魔道具を作成するのに必要な草だな。これらは後でリストを渡そう。正直俺はその草の形や必要な部位を知らぬのだ。」
「わかりました。僕で役に立つかどうかは分かりませんけれど、頑張ります!」
「すまぬな・・・・それと、1人で行ってほしいのだ。ヴィーベとリニには別の事をやってもらうのでな。」
そう言って忙しそうにトゥーニスさんは去っていきました。
うーん、僕に採取ができるのでしょうか?
今までタダ飯食いでしたから、そろそろ約束の2週間が経ちますし、少なくとも今までの分ぐらいは働かないといけませんね。
・・・・
・・・
・・
・
「え?デルクは1人で採取に行くのか?」
「ええ、そうなんです。」
「ちょっと心配ね!私もついていこっか?」
ヴィーベさんとリニさんが心配そうに聞いてくれます。
「ええとその、トゥーニスさんはお2人には何かやってもらう事があると仰っていましたよ?」
「うげ!」
「何ようげって!」
「だってよ・・・・絶対ろくでもない事頼むってあの親父!」
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