職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!

よっしぃ

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ダンジョンに取り残される

第66話 ヒヒイロカネの採掘

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 今僕の持っている道具では、残念ながらヒヒイロカネを採掘できませんでした。
 何せ基本はミスリル製なので、本当なら相当硬いのですがヒヒイロカネはそれ以上に硬く、実際に試してみるとほんの少し傷がつくだけで、あまり役に立ちませんでした。

 現在魚に対処している囲いは基本ミスリル製ですが、魚には有効なのでミスリル自体は非常に優れた素材です。
 しかしヒヒイロカネは伝説級の素材。
 大事な事だからもう一度、存在自体がもはや伝説級。

 市場には滅多に出回らないうえに、小指の爪ほど程度であってもヒヒイロカネが市場に出れば、城が建てられるのではないかというほど高額で取引されているとかされていないとか。

 うーん、ここは魔法ですか。

「セシル、この素材をできれば確保したいんだ。魔法でどうにかしたいと思っているんだ。」

「わかった。デルク頑張れ。」

 分かっているけれどセシルには無理なので、ここは魔法の影響を受けにくい場所へ退避してもらうしかないかな。

「じゃあ離れていてくれるかな。」
「わかった。では私は料理をしておく。」

 収納かばんがあるので、セシルは魚や肉を焼いて、収納かばんに収納してくれるようです。

 さて、どうにかなるか早速試してみましょう。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 結果から言うと、あっけなく大量のヒヒイロカネは手に入りました。
 そもそも最初はヒヒイロカネを削って採掘をしようと、そう考えたのが失敗だったようで、この周辺全てがヒヒロカネではないので、わざわざ硬いヒヒイロカネを削る必要は無い訳で。

 で、考えたのが土魔法でヒヒイロカネ以外を別の場所に移動させる、というもの。
 そもそももっと上の階層でもこれを行えばよかったのですが、魔力を沢山消費する上に、当時はそこまで魔力が無かったので出来ませんでした。

 そして魔力不足になるのがわかっていたので、こうした力技をしようという発想もなかったんです。

 ヒヒイロカネ以外の岩を移動というよりは、壁を作成するにあたり、ヒヒイロカネ以外の僕が扱える成分を壁にしてしまうという、まあ今までやってきた事をしているだけです。
 これも僕の魔力が増えたのと、土魔術のレベルが上がったおかげでしょう。今までだと確実に魔力枯渇に陥ります。

 これは今まで土魔法で壁を作ったりしたのが功を奏したのか、その要領でヒヒイロカネが埋もれている周辺を全て別の場所へ移動させる事で、ヒヒイロカネだけを選別する事に成功したんです。それも呆気なく。

 ただ、結構魔力を消費するので、そう何度も出来ませんが。

 しかしよいのでしょうか。こんなに大量のヒヒイロカネが簡単に手に入って。

 で、今更気付いたのですが、ミスリルの時もこれと同じ要領で採掘?もはや採掘と呼べるかわかりませんけど、もっと大量に、しかも簡単に早く確保できたのではないでしょうか。今更ですけど。
 ミスリルの時ならもしかしてできた?
 先程も触れましたが、力技なので、当時はレベルが足りず出来なかったはず。まあ、
 たらればですけれどね。

 魔力が枯渇すると思って実行しようとしなかったのですが、ここまで簡単にできるのならあの時出来たのでは、やっておけばよかったと思ってしまいます。

 同じ事を繰り返し考えてしまうとは僕もまだまだ、未練がましいですね。

 しかし風魔法で切り刻んだり、水魔法で削っていく方が圧倒的に魔力消費が抑えられるのも事実。
 今後の採掘はこのように力技で対処するか、効率を重視していくか悩みます。
 しかもこんな下層には今後そう何度も到達できる自信はありませんから、今のうちに貴重な素材は確保しておきたいんです。
 そして・・・・ある程度素材を確保できれば今後は鍛冶のレベルを上げ、付与のレベルを上げヒヒイロカネの魔剣を打ってみたいです。
 そこまでレベルが上がればいいですが。

 ヒヒイロカネを自在に扱えるようになるにはどれほどのレベルが必要か。
 そして精錬でいいのかな?精製?ヒヒイロカネをインゴットにするのにはやはりスキルが必要。
 錬成士のジョブになれば錬成のスキルが使えるのだったかな?
 より純度の高い素材にするには錬成士のジョブが必須。
 まだ時間はかかりますから、今後の事はもっとじっくりと考えよう。

 で、魔力の枯渇でリタイヤして休憩していると、
「出来た。デルク食べる?」

 セシルが色々料理をしてくれたようで、美味しそうな匂いが漂ってきました。
 あ、なんだか急にお腹が空いた来ました。

「ありがとう!早速いただくよ。」

 セシルも料理の腕が上達したのか、とても美味しかったです。
 きっと何度も料理をしてくれたおかげでレベルが上がったのでしょう。
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